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2025/01/07

250107シーズン回顧(2) 2024選手別平均採点

2024シーズン回顧(2) 2024選手別平均採点

2024シーズンの川崎フロンターレの回顧編。
 1回目(前編)に続いて、2回目(後編)は選手別の平均採点を見る。

53試合のプレー時間の合計は、5,337分。
 この時間には、前後半及び延長のロスタイムを含んでいる。
 ロスタイムは、観戦記録とフロンターレ公式サイトを参考に独自に算出。
 exdrives における各試合の採点を、出場時間に照らして各選手の年間の平均採点を計算した。

チーム全体の平均採点は、5.925点だった。
(2023年5.968、2022年5.960、2021年6.151、2020年6.073、2019年5.943、2018年5.883、2017年6.036、2016年6.028、2015年6.014、2014年5.870)。


GK、DF、MF、FWの4ポジション別に、出場時間順に並べた。
 ポジションは登録上のものでなく、実態に合わせた。
 2024シーズンは4-3-3で、サイドバックはDFに含めている。
 例えば、SBも多かった瀬川はFW、同じく橘田はMFとしている。

末尾に2024年中の代表活動を、U-18やU-15所属選手を含めてまとめた。
2024-25の移籍情報は、こちらの記事にまとめた。


8年間チームを率いた鬼木達の最後の挨拶。
福岡戦(J1 #38)


■goal keeper
チョン・ソンリョン(1) 40試合4035分出場 0ゴール0アシスト 平均採点6.31 ベンチ5試合
 上福元と競り合いながらレギュラーを死守。磐田戦(J1 #22)で転倒して勝ち点を失う。
 柏戦(J1 #24)のPKストップを始め、数多くの決定的なシュートを止め続けた。
 低迷したチームのJ1リーグ残留は、ソンリョンが直接的に失点を減らしたことが大きい。
上福元直人(99) 10試合1000分出場 0ゴール0アシスト 平均採点5.85 ベンチ19試合
 ソンリョン不在の広島戦(J1 #10)浦和戦(J1 #11)などで活躍した。
 大分戦(天皇杯 R32)のプレーを最後に湘南に移籍すると、湘南で11戦連続フル出場。
 川崎には1年半の在籍。実力的に第2GKではもったいなかったが、レギュラーを奪うには至らず。
 (2024年8月1日 湘南(J1)へ完全移籍)
山口瑠伊(98) 2試合199分出場 0ゴール0アシスト 平均採点5.98 ベンチ19試合
 (2024年8月14日 町田(J1)から期限付き移籍加入)
 上福元移籍後の8月、町田から期限付き移籍で加入し、GKの2番手に立った。
 YLC2試合に出場し、甲府戦(YLC QF #1)は良かったが、新潟戦(YLC QF #2)では4失点。
 (2025シーズン 町田(J1)から完全移籍加入)
早坂勇希(22) 1試合103分出場 0ゴール0アシスト 平均採点6.00 ベンチ16試合
 大卒3年目のシーズン、横浜FM(J1 #27)で上々のデビューを飾った。
 春にGK3番手となると、上福元移籍後、山口加入までは2番手となった。
 (2025シーズン いわき(J2)へ期限付き移籍)
安藤駿介(21) 0試合0分出場 0ゴール0アシスト 平均採点0.00 ベンチ2試合
 出場機会はなかった。
 シーズン最初の山東泰山戦(ACL R16 #1)神戸戦(FFSC)でのベンチ入りにとどまる。

■defender
佐々木旭(5) 50試合4588分出場 1ゴール4アシスト 平均採点5.99 ベンチ1試合
 離脱者が相次ぐCBでレギュラーを確保し、両SBでも獅子奮迅の働きを見せる。
 出場時間はチーム最多。浦和戦(J1 #11)で長距離ドリブルから決勝ゴール。
三浦颯太(13) 32試合2776分出場 3ゴール4アシスト 平均採点5.93 ベンチ0試合
 (2024シーズン 甲府(J2)から完全移籍加入)
 現役日本代表LSBとして加入。勢い良く駆け上がって早いタイミングでクロスを入れる。
 4月3日の横浜FM戦(J1 #6)で左膝外側半月板を負傷し、7月20日の柏戦(J1 #24)まで離脱。
ファン・ウェルメスケルケン際(31)
 34試合2682分出場 3ゴール4アシスト 平均採点5.94 ベンチ3試合

 (2024シーズン NECナイメヘン(NED)から完全移籍加入)
 甲府U-18から直接海外に出たため、29歳で初のJリーグ。神戸戦(FFSC)で決勝ゴール。
 4月の東京V戦(J1 #9)まで離脱したが、復帰後はRSBをメインに、LSBでもプレー。
高井幸大(2) 29試合2497分出場 2ゴール1アシスト 平均採点5.74 ベンチ5試合
 7月にU-23代表でオリンピックに出場すると、9月にフル代表に選出される。
 積極的に前に出る守備の精度が高まり、安定感を増す。巣立ちの時期は遠くない。
大南拓磨(3) 28試合2455分出場 0ゴール0アシスト 平均採点5.75 ベンチ1試合
 加入2年目。CBの1番手としてフル稼働を続けていたが、8月に海外移籍を果たす。
 大きな離脱もなく1年半に渡って、谷口彰悟移籍後の最終ラインを支えてくれた。
 (2024年8月20日 OHルーヴェン(BEL)へ期限付き移籍)
丸山祐市(35) 17試合1325分出場 0ゴール0アシスト 平均採点5.91 ベンチ6試合
 (2024シーズン 名古屋(J1)から完全移籍加入)
 経験豊富なCBで、頼れる存在となった。チームを鼓舞するキャプテンシーも光った。
 左大腿二頭筋と左腓腹筋の肉離れで、4月から約4か月間、離脱した。
ジェジエウ(4) 23試合1313分出場 1ゴール0アシスト 平均採点5.91 ベンチ1試合
 4月に左短内転筋と右大腿二頭筋の肉離れ、7月に右ハムストリング肉離れで約5か月間、離脱。
 復帰さえすれば、圧倒的なパワー/スピードでピンチの芽を摘み取った。
セサル・アイダル(44) 6試合509分出場 0ゴール0アシスト 平均採点5.78 ベンチ7試合
 (2024年7月30日 レッドブル・ブラガンチーノ(BRA)から期限付き移籍加入)
 大南移籍後に補強された。プレス耐性は高くなく、ビルドアップは得意でなかった。
 10月の光州戦(ACLE GL #2)でPKを与え、新潟戦(YLC SF #1)で大量失点すると、出番を失う。
 (2025シーズン レッドブル・ブラガンチーノ(BRA)から完全移籍加入)
車屋紳太郎(7) 5試合328分出場 0ゴール0アシスト 平均採点5.30 ベンチ4試合
 2023年9月の左脛骨骨挫傷/左膝外側半月板損傷で長期離脱し、7月の大分戦(天皇杯 R32)で復帰。
 ビルドアップ面の改善を期待したが、LCBに丸山とアイダルがいて出場機会は少なかった。
田邉秀斗(15) 8試合225分出場 0ゴール0アシスト 平均採点5.45 ベンチ16試合
 最終ラインの控えとして、ベンチ入りは多かったが、プレー時間は伸びなかった。
 2月の神戸戦(FFSC)7月の大分戦(天皇杯 R32)で先発するが、前半のみで交代。

■midfielder
橘田健人(8) 50試合4519分出場 3ゴール1アシスト 平均採点5.92 ベンチ0試合
 3つのPKを与えたが、中盤だけでなくゴール前でも身体を張っていたからこそ。
 1アンカーでは消極的なバックパスも目立ったが、2ボランチでは改善。SB起用も続いた。
脇坂泰斗(14) 42試合3739分出場 6ゴール7アシスト 平均採点5.86 ベンチ1試合
 チーム内アシスト王。華麗なボールタッチで中盤を突き進む。プレースキックは味方に合わず。
 11月1日の鹿島戦(J1 #35)での右ハムストリング肉離れでシーズンを終えた。
山本悠樹(77) 34試合2156分出場 2ゴール3アシスト 平均採点5.87 ベンチ2試合
 (2024シーズン G大阪(J1)から完全移籍加入)
 ベンチ外が多い時期が長かったが、9月27日の新潟戦(J1 #32)以降、ポジションを確保した。
 鹿島戦(J1 #35)山東泰山戦(ACLE GL #6)で、直接FKをゴールに沈めた。
瀬古樹(16) 29試合1719分出場 0ゴール3アシスト 平均採点6.03 ベンチ2試合
 加入3年目。気迫溢れるプレーで出場時間を伸ばしていたが、8月に海外移籍。
 プレースキックやキャプテンシーを含めて、チームにとって厳しい移籍となった。
 (2024年8月31日 ストーク・シティFC(ENG)へ完全移籍)
河原創(19) 18試合1259分出場 0ゴール0アシスト 平均採点6.14 ベンチ2試合
 (2024年8月20日 鳥栖(J1)から完全移籍加入)
 8月の加入直後から出場機会を得る。ボールに鋭く寄せて刈り取り、縦に攻撃を仕掛ける。
 中盤で大きく動き回ることで、橘田への過重な負荷を緩和させることができた。
大島僚太(10) 17試合921分出場 0ゴール2アシスト 平均採点5.91 ベンチ0試合
 2023年7月の右下腿三頭筋肉離れから、1年後の6月に復帰を果たした。
 素晴らしい技術は健在だが、スプリントは抑え目。右ハムストリング肉離れで9月に再離脱。
ゼ・ヒカルド(6) 14試合657分出場 0ゴール0アシスト 平均採点5.42 ベンチ8試合
 (2024シーズン ゴイアスEC(BRA)から完全移籍加入)
 堅い守備をこじあげるトリッキーなパスは魅惑的だったが、とにかくロストが多すぎた。
 辛抱強く起用されても改善せず、7月14日のC大阪(J1 #23)が最後のプレー機会となった。
 (2025シーズン 湘南(J1)へ期限付き移籍)
パトリッキ・ヴェロン(28) 3試合112分出場 0ゴール0アシスト 平均採点5.88 ベンチ0試合
 (2024シーズン ECバイーア(BRA)から完全移籍加入)
 19歳なので成長期待枠かと思われたが、早くも神戸戦(FFSC)で先発デビュー。
 その後、C大阪戦(J1 #8)新潟戦(J1 #19)に途中出場し、まずまずだった。
松井蓮之(25) 0試合0分出場 0ゴール0アシスト 平均採点0 ベンチ3試合
 (2024シーズン 町田(J2)への育成型期限付き移籍から復帰)
 2月の神戸戦(FFSC)とACL2試合でベンチ入りしたが、3月、早々に仙台(J2)に期限付き移籍。
 大卒から3年間で、天皇杯2試合とACL2試合に出場しただけで、J1リーグでの起用はなかった。
 (2024年3月13日 仙台(J2)へ期限付き移籍)
 (2025シーズン 仙台(J2)へ完全移籍)
由井航太(34) 0試合0分出場 0ゴール0アシスト 平均採点0 ベンチ5試合
 (2024シーズン U-18から昇格)
 ACLEの5試合でベンチ入りはしたが、出場機会はなかった。
 夏の時点で育成型期限付き移籍を選択すべきだったと思われる。
 (2025シーズン 福島(J3)へ育成型期限付き移籍)

■forward
家長昭博(41) 49試合3713分出場 9ゴール5アシスト 平均採点5.75 ベンチ0試合
 夏場はプレータイムを減らすが、衰えない技術の高さで今シーズンも重用された。
 運動量の低下は否めず、遅攻志向も強すぎるが、起用法が正しければ十分に活躍できる。
マルシーニョ(23) 49試合3188分出場 13ゴール3アシスト 平均採点6.03 ベンチ0試合
 三浦の助力を得て、左サイドを切り裂いた。ゴール前でワンタッチゴールを重ねる。
 開始5分の上海申花戦(ACLE GL #3)を含め、3度も退場。足裏で踏み付けがちな守備は要改善。
山田新(20) 53試合2996分出場 21ゴール6アシスト 平均採点6.05 ベンチ0試合
 チーム内得点王。7月の柏戦(J1 #24)からの3戦連続2ゴールで、エースの座を掴んだ。
 東京V戦(J1 #37)でハットトリック。ゴリゴリ突破も華麗なゴラッソも見せた。
遠野大弥(17) 47試合2522分出場 4ゴール6アシスト 平均採点5.89 ベンチ1試合
 前線ならどのポジションでもプレーできる器用さに磨きを掛けて、重宝される。
 駆け引きのパターンが多彩になり、消えることなくハーフスペースを作り出した。
 (2025シーズン 横浜FM(J1)へ完全移籍)
瀬川祐輔(30) 43試合2285分出場 3ゴール1アシスト 平均採点5.81 ベンチ3試合
 RSBでプレー時間を長く与えられたが、ゴール近くでの仕事がやはり魅力的だった。
 上海海港(ACLE GL #4)は2トップで先発して1ゴール。プレスを先導して勝利をもたらした。
エリソン(9) 37試合2019分出場 10ゴール4アシスト 平均採点5.97 ベンチ3試合
 (2024シーズン サンパウロFC(BRA)から完全移籍加入)
 負傷離脱を繰り返しながら、1年目のシーズンでまずまずの結果を出した。
 とにかく左足で強烈なシュートを狙ったが、周囲を使う柔軟な選択肢も持っていた。
小林悠(11) 35試合1222分出場 4ゴール2アシスト 平均採点5.90 ベンチ4試合
 途中出場が多かったが35試合に出場。出番を掴めば、ギラギラと意欲的にゴールを目指した。
 プレスでも貢献し、J1リーグで4ゴール。磐田戦(J1 #22)でスルーパスで遠野をアシスト。
山内日向汰(26) 21試合757分出場 0ゴール1アシスト 平均採点5.60 ベンチ11試合
 (2024シーズン 桐蔭横浜大学から加入)
 神戸戦(FFSC)で初出場を飾り、J1リーグデビューのFC東京(J1 #5)で初アシスト。
 コンスタントに出場機会を得ていたが、大きなインパクトを示すまではいかなかった。
バフェティエンビ・ゴミス(18) 11試合581分出場 3ゴール0アシスト 平均採点6.33 ベンチ5試合
 ハットトリックの札幌戦(J1 #13)を筆頭に、5月と6月始めに圧巻のポストプレーを見せる。
 6月以降は出場機会を減らし、9月に契約解除、11月に現役を引退した。
 (2024年9月24日 契約解除、11月11日 現役引退)
宮城天(24) 5試合127分出場 0ゴール1アシスト 平均採点5.44 ベンチ2試合
 (2024シーズン 山形(J2)への期限付き移籍から復帰)
 新潟戦(J1 #19)の90+11分、山田新の同点ゴールをアシスト。
 公式発表はなかったが、ベンチ外が続いたのはコンディション不良が原因と思われる。
神田奏真(32) 3試合18分出場 1ゴール1アシスト 平均採点6.42 ベンチ1試合
 (2024シーズン 静岡学園高校から加入)
 U-19代表で活躍していたが、チームでは11月に初のベンチ入りを果たす。
 ブリーラム戦(ACLE GL #5)で初出場初ゴール、山東泰山戦(ACLE GL #6)で初アシスト。

■特別指定
神橋良汰(36) 0試合0分出場 0ゴール0アシスト 平均採点0.00 ベンチ0試合
 早稲田大学の4年生。22歳(2002年6月16日)、193cm、93kg、左利き。
 南百合丘サッカークラブ(川崎市)、U-13からU-18まで川崎所属。
 2024年8月2日(金) 公式発表 加入内定、特別指定。
 (2025シーズン 早稲田大学から加入)

■第2種登録
土屋櫂大(39) 0試合0分出場 0ゴール0アシスト 平均採点0.00 ベンチ0試合
 U-18の3年生(5)。18歳(2006年5月12日)、181cm、74kg、右利き。
 ダビデFC(横浜市)、バディーSC(横浜市)、U-13からU-18まで川崎所属、2023年第2種登録。
 2024年2月9日(金) 公式発表 第2種登録
 2024年8月2日(金) 公式発表 加入内定
 (2025シーズン U-18から昇格)
松澤成音(40) 0試合0分出場 0ゴール0アシスト 平均採点0.00 ベンチ0試合
 U-18の2年生GK(16)。17歳(2007年11月10日)、181cm、73kg。
 府中新町FC(府中市)、U-13からU-18まで川崎所属。
 2024年8月9日(金) 公式発表 第2種登録

■rental
五十嵐太陽 山口(J2)へ育成型期限付き移籍
 2023年12月22日(金) 公式発表 育成型期限付き移籍 2024年2月1日~2025年1月31日。
 (2025シーズン 栃木SC(J3)へ育成型期限付き移籍)
永長鷹虎
 群馬(J2)へ育成型期限付き移籍
 2023年12月27日(火) 公式発表 育成型期限付き移籍 2024年2月1日~2025年1月31日(2024年7月22日解除)。
 宮崎(J3)へ育成型期限付き移籍
 2024年7月22日(月) 公式発表 育成型期限付き移籍 2024年7月22日~2025年1月31日。
 (2025シーズン 琉球(J3)へ育成型期限付き移籍)
名願斗哉 仙台(J2)へ育成型期限付き移籍
 2023年12月28日(水) 公式発表 育成型期限付き移籍 2024年2月1日~2025年1月31日。
 (2025シーズン 仙台(J2)への育成型期限付き移籍を延長)
松長根悠仁 福島(J3)へ育成型期限付き移籍
 2023年12月28日(水) 公式発表 育成型期限付き移籍 2024年2月1日~2025年1月31日。
 (2025シーズン 福島(J3)への育成型期限付き移籍を延長)
大関友翔 福島(J3)へ育成型期限付き移籍
 2023年12月28日(水) 公式発表 育成型期限付き移籍 2024年2月1日~2025年1月31日。
 (2025シーズン 川崎に復帰)
[再掲] 松井蓮之(25) 仙台(J2)へ期限付き移籍
 2024年3月13日(水) 公式発表 仙台(J2)へ期限付き移籍 2024年3月1日~2025年1月31日。
 (2025シーズン 仙台(J2)へ完全移籍)
[再掲] 大南琢磨(3) OHルーヴェン(BEL)へ期限付き移籍
 2024年8月20日(火) 公式発表 期限付き移籍 ~2025年6月30日。

■coach
鬼木達 平均採点5.55。 
 最も高い採点は7.0点で、神戸戦(FFSC)町田戦(J1 #33)だった。
 最も低い採点は3.5点で、磐田戦(J1 #2)鳥栖戦(J1 #14)新潟戦(YLC SF #2)鹿島戦(J1 #35)だった。
 (2023年5.94、2022年5.83、2021年6.15、2020年6.03、2019年5.81、2018年5.72、2017年6.12)

■referee
平均採点5.96
 (2023年5.81、2022年5.78、2021年5.98、2020年5.90、2019年5.70、2018年5.71、2017年5.72、2016年5.69、2015年5.61)



■代表活動
(フル代表)
高井幸大(2)
 2024年9月2日(月)~11日(水)。
  ワールドカップ・アジア最終予選(3次予選) 中国代表戦、バーレーン代表戦。
 2024年10月5日(土)~15日(火)
  ワールドカップ・アジア最終予選(3次予選) サウジアラビア代表戦、オーストラリア代表戦。
  10月5日(土)、町田戦(J1 #33)でのケガのため辞退。
 2024年11月11日(月)~19日(火)
  ワールドカップ・アジア最終予選(3次予選) インドネシア代表戦、中国代表戦。

(世代別代表)
高井幸大(2)
 U-23代表 2024年3月18日(月)~25日(月)。
  国際親善試合。U-23マリ代表戦、U-23ウクライナ代表戦。
 U-23代表 2024年4月7日(日)~5月3日(金)。
  U-23アジアカップ カタール2024(QAT)。
 U-23代表 2024年6月3日(月)~13日(木)。
  アメリカ遠征。U-23アメリカ代表戦*2。
 U-23代表 2024年7月11日(木)~8月11日(日)。
  第33回オリンピック競技大会(FRA)。
神田奏真(32)
 U-19代表 2024年6月1日(土)~18日(火)。
  第50回モーリスレベロトーナメント(FRA)。
 U-23代表トレーニングパートナー 2024年7月13日(土)~17日(水)。
  U-23フランス代表戦(FRA)。
 U-19代表 2024年7月22日(月)~25日(木)。
  トレーニングキャンプ(千葉)。
 U-19代表 2024年9月16日(月)~10月1日(火)。
  U-20アジアカップ 中国2025予選グループステージ(キルギス)。
  U-19トルクメニスタン代表戦、U-19ミャンマー代表戦、U-19キルギス代表戦。
 U-19代表 2024年11月11日(月)~21日(木)。
  メキシコ遠征(メキシコシティ)。
  U-19クラブ・ウニベルシダ・ナシオナル戦、U-19メキシコ代表戦、U-19ベネズエラ代表戦。
 U-19代表候補 2024年12月16日(月)~19日(木)
  国内トレーニングキャンプ(千葉)。

(期限付き移籍中 世代別代表)
大関友翔 福島(J3)へ育成型期限付き移籍中
 U-19代表 2024年3月17日(日)~27日(水)。
  ヨルダン遠征。U-19ヨルダン代表戦、U-19シリア代表戦、U-19ヨルダン代表戦。
 U-19代表 2024年6月2日(日)~11日(火)。
  第50回モーリスレベロトーナメント(FRA)。チーム事情により11日(火)で途中離脱。
 U-19代表 2024年9月16日(月)~10月1日(火)。
  U-20アジアカップ 中国2025予選グループステージ(キルギス)。
  U-19トルクメニスタン代表戦、U-19ミャンマー代表戦、U-19キルギス代表戦。
 U-19代表候補 2024年12月16日(月)~19日(木)
  国内トレーニングキャンプ(千葉)。

(第2種登録 世代別代表)
土屋櫂大(39)
 U-19代表 2024年3月17日(日)~27日(水)。
  ヨルダン遠征。U-19ヨルダン代表戦、U-19シリア代表戦、U-19ヨルダン代表戦。
 U-18代表 2024年8月18日(日)~25日(日)。
  2024 SBSカップ国際ユースサッカー(静岡)。
 U-19代表 2024年9月16日(月)~10月1日(火)。
  U-20アジアカップ2025予選グループステージ(キルギス)。
  U-19トルクメニスタン代表戦、U-19ミャンマー代表戦、U-19キルギス代表戦。
  9月19日(木)、ケガのため離脱。
 U-19代表 2024年11月11日(月)~21日(木)。
  メキシコ遠征(メキシコシティ)。
  U-19クラブ・ウニベルシダ・ナシオナル戦、U-19メキシコ代表戦、U-19ベネズエラ代表戦。
 U-19代表候補 2024年12月16日(月)~19日(木)
  国内トレーニングキャンプ(千葉)。

(登録外 世代別代表) ※生年月日順
柴田翔太郎 2006年4月17日。U-18の3年生。
 U-18代表 2024年8月18日(日)~25日(日)。
  2024 SBSカップ国際ユースサッカー(静岡)。
 U-18代表 2024年10月6日(日)~16日(水)。
  スペイン遠征。U-18スウェーデン代表戦*2、U-18アメリカ代表戦。
 (2025シーズン 明治大学へ進学)
林駿佑 2007年5月29日。U-18の2年生。
 U-17代表 2024年9月10日(火)~16日(月)
  第26回国際ユースサッカーin新潟。U-17ペルー代表戦、U-17アメリカ代表戦、新潟県選抜戦。
恩田裕太郎 2007年7月11日。U-18の2年生。
 U-18代表トレーニングパートナー。2024年8月18日(日)~21日(水)。
奥田悠真 2008年5月6日。U-18の1年生。
 U-16代表トレーニングパートナー。2024年2月24日(土)。国内トレーニング。
 U-16代表 2024年6月17日(月)~23日(日)。
  U-16インターナショナルドリームカップ(JPN)。
藤田明日翔 2008年11月22日。U-18の1年生。
 U-16代表トレーニングパートナー。2024年2月24日(土)。国内トレーニング。
 U-16代表 2024年10月15日(火)~29日(火)
  U-17アジアカップ2025予選グループステージ(カタール)。
  U-16ネパール代表戦、U-16モンゴル代表戦、U-16カタール代表戦。
 U-16代表 2024年12月8日(日)~19日(木)
  スペイン遠征。U-16スペイン代表戦*2、バレンシアCF戦。
今廣遥碧 2009年4月6日。U-15生田の3年生。
 Jリーグ選抜U-15。2024年8月2日(金)。ニューカッスル・ユナイテッドU-15(ENG)戦。
 (2025シーズン U-18へ昇格)
植木琉斗 2009年4月13日。GK。U-15生田の3年生。
 FIFA×JFA ストライカー&ゴールキーパーキャンプ。2024年10月18日(金)~20日(日)。
  Jヴィレッジ(福島県)。
 (2025シーズン U-18へ昇格)
十河晟央 2009年6月11日。U-15生田の3年生。
 U-15代表。2024年7月21日(日)~30日(火)。ウズベキスタン遠征。
 (2025シーズン U-18へ昇格)
木村風斗 2009年9月16日。U-15生田の3年生。
 U-15代表候補。2024年9月2日(月)~4日(水)。Jヴィレッジ(福島県)キャンプ。
 (2025シーズン U-18へ昇格)
笹倉拓真 2010年2月8日。U-15生田の3年生。
 U-15代表候補。2024年9月2日(月)~4日(水)。Jヴィレッジ(福島県)キャンプ。
 (2025シーズン U-18へ昇格)
中野大虎 2010年4月14日。U-15生田の2年生。
 2024ナショナルトレセンU-14後期。2024年11月21日(木)~24日(日)。
  時之栖(静岡県)キャンプ。
初音虎次郎 2010年4月21日。U-15等々力の2年生。
 2024ナショナルトレセンU-14中期。2024年9月12日(木)~15日(日)。
  Jヴィレッジ(福島県)キャンプ。
 FIFA×JFA ストライカー&ゴールキーパーキャンプ。2024年10月18日(金)~20日(日)。
  Jヴィレッジ(福島県)。
小村風人 2010年6月10日。GK。U-15生田の2年生。
 2024ナショナルトレセンU-14中期。2024年9月12日(木)~15日(日)。
  Jヴィレッジ(福島県)キャンプ。
野田永輝飛 2010年7月24日。U-15等々力の2年生。
 2024ナショナルトレセンU-14後期。2024年11月21日(木)~24日(日)。
  時之栖(静岡県)キャンプ。
吉澤映杜 2011年4月25日。U-15生田の1年生。
 U-13日韓交流戦。2024年10月28日(月)~11月2日(土)。J-GREEN堺(大阪府)。


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2025/01/04

250104シーズン回顧(1) 2024ランキング

2024シーズン回顧(1) 2024ランキング

川崎フロンターレの2024シーズンを振り返る第1回目(前編)。
 2年ぶりにタイトルのない年となり、J1リーグは8位。
 CBやSBに負傷者が相次いで、良いゲームはあっても続かなかった。


FUJIFILM SUPER CUPのスタメン。
国内での初戦。

公式戦は53試合だった。
 J1リーグ38、ACL(2023-24)2、ACLE(2024-25)6、YBCルヴァンカップ4、天皇杯2、FFSC1。

2023年も53試合で、試合数は同じ。
 2022年は49試合、2021年は53試合、2020年は41試合、2019年は50試合だった。

■J1リーグ 8位
 勝ち点52 38試合13勝13分12敗 得失点差+9
 首位神戸と勝ち点20差で、2年連続で8位となった。
 ベストイレブンの選出はなかった。
■アジア・チャンピオンズ・リーグ(ACL)2023-24 ベスト16
 2試合1勝1敗 得失点差-1
 秋春制のACL2023-24では、決勝トーナメント1回戦で山東泰山に敗退。
■アジア・チャンピオンズ・リーグ・エリート(ACLE)2024-25 GL4位
 勝ち点12 6試合4勝2敗 得失点差+7
 秋春制のACLE2024-25のグループリーグ(8試合制)は、6試合を終えて12チーム中4位。
■YBCルヴァン・カップ(YLC) ベスト4
 4試合1勝1分2敗 得失点差-4
 準々決勝から出場し、甲府に勝ったが、準決勝で新潟に敗れた。
■天皇杯 3回戦敗退
 2試合1勝1敗 得失点差0
 2回戦ソニー仙台戦(天皇杯 R64)に勝ったが、3回戦大分戦(天皇杯 R32)で敗退。
■FUJIFILM SUPER CUP 優勝★
 1試合1勝 得失点差+1
 5度目の出場で、神戸に勝って3度目の優勝を飾った。


FUJIFILM SUPER CUPの表彰式。

合計では、53試合21勝14分18敗だった。

53試合のプレー時間の合計は、5,337分。
 この時間には、前後半のロスタイムを含んでいる。
 ロスタイムは、観戦記録とフロンターレ公式サイトを参考に独自に算出。
 exdrives における各試合の採点から、出場時間に応じて各選手の平均採点を計算した。

チーム全体の平均採点は、5.925点。

過去のチーム全体の平均採点は次のとおり。
 2023年 5.968点 天皇杯優勝
 2022年 5.960点 
 2021年 6.151点 J1リーグ優勝
 2020年 6.073点 J1リーグ・天皇杯優勝
 2019年 5.943点 YBCルヴァンカップ優勝
 2018年 5.883点 J1リーグ優勝
 2017年 6.036点 J1リーグ優勝
 2016年 6.028点
 2015年 6.014点
 2014年 5.870点

■high player (season)
 53試合で1,000分以上出場した21選手で、シーズン平均採点が高かったのは次の選手。
  カッコ内は2023年、2022年の順位。
  在籍していない年は (-)、1,000分未満の出場の年は (x) とした。
 1,000分以上出場したのは、2023年は21選手(53試合)、2022年は19選手(49試合)。

1位(1位, 5位) ソンリョン(1) 40試合4035分出場 平均採点6.31 ベンチ5試合
2位(-, -) 河原創(19) 18試合1259分出場 平均採点6.14 ベンチ2試合
3位(10位, x) 山田新(20) 53試合2996分出場 平均採点6.05 ベンチ0試合
4位(5位, 3位) マルシーニョ(23) 49試合3188分出場 平均採点6.03 ベンチ0試合
5位(2位, x) 瀬古樹(16) 29試合1719分出場 平均採点6.03 ベンチ2試合


柏戦(J1 #24)でPKを止めたソンリョン。
PKを与えた橘田健人が感謝します。

チョン・ソンリョンを2年連続で最も高く評価した。
 加入9年目。上福元直人(99)とのレギュラー争いを制した。
 多くの決定機を作られた中、最後の防壁となって失点を減らした。
 exdrivesにおけるMVPは、2017年、2023年に続いて3度目。

逆に平均採点が低かったのは、21位高井幸大、20位大南拓磨、19位家長昭博。
2023年に上位だったソンリョンは1位(←1位)、瀬古樹は5位(←2位)、脇坂泰斗は16位(←3位)。

過去の exdrives におけるMVPは、次のとおり。
 2023年 ソンリョン(1) 平均採点6.21
 2022年 シミッチ(6) 平均採点6.23。
 2021年 ダミアン(9) 平均採点6.51。
 2020年 三笘薫(18) 平均採点6.40。
 2019年 ジェジエウ(4) 平均採点6.24。
 2018年 家長昭博(41) 平均採点6.25。
 2017年 ソンリョン(1) 平均採点6.32。
 2016年 小林悠(11) 平均採点6.30。
 2015年 大島僚太(16) 平均採点6.25
 2014年 中村憲剛(14) 平均採点6.25。

■play time (season)
 53試合5,337分のうち、出場時間が長かったのは次の選手。
 カッコ内は2023年、2022年の順位。

1位(19位, 8位) 佐々木旭(5) 50試合4588分出場 平均採点5.99 ベンチ1試合
2位(4位, 2位) 橘田健人(8) 50試合4519分出場 平均採点5.92 ベンチ0試合
3位(6位, 1位) ソンリョン(1) 40試合4035分出場 平均採点6.31 ベンチ5試合
4位(2位, 6位) 脇坂泰斗(14) 42試合3739分出場 平均採点5.86 ベンチ1試合
5位(3位, 5位) 家長昭博(41) 49試合3713分出場 平均採点5.75 ベンチ0試合

佐々木旭が、2位橘田健人と僅差で出場時間1位だった。
 複数ポジションで奮闘した2人の出場時間は、3位ソンリョン以下とは大きな差があった。
 2023年に1位だった山根視来は移籍した。

出場試合数では、山田新が53試合すべてに出場してトップ。
 次いで佐々木旭と橘田健人が50試合に出場した。
メンバー入り(ベンチ入り(出場なし)も含む)は、山田新が53試合(すべて出場)で1位。
 佐々木旭が51試合(出場なし1)で2位、橘田健人が50試合(すべて出場)で3位だった。
ベンチ入り(出場なし)は、上福元直人と山口瑠偉が19試合で、最も多かった。

■high game
 各試合ごとに、出場選手の採点を出場時間に応じて平均した。
 平均採点が高かったのは次の試合。

1位 241005町田1-4川崎(J1 #33) 平均採点6.514
 前線からのプレスでボール奪取して、町田が体勢を整える前にゴールを襲った。
2位 240927川崎5-1新潟(J1 #32) 平均採点6.507
 エリソンと山田新が2ゴールずつで圧勝。ただ、YLC準決勝で新潟にはリベンジを許す。
3位 240511川崎3-0札幌(J1 #13) 平均採点6.409
 バフェティエンビ・ゴミスが爆発的な活躍を見せてハットトリック。


町田戦(J1 #33)の先発メンバー。

 いずれもJ1リーグ戦の3試合を高く評価した。
 ただ、3試合ともに次の公式戦に敗れ、波に乗り切れないシーズンとなった。

■low game
 逆に平均採点が低かったのは、次の試合。

53位 240515鳥栖5-2川崎(J1 #14) 平均採点4.957
 鳥栖に少ないチャンスを確実に決められて大敗。8月に川崎に移籍する河原創も活躍。
52位 240317鹿島2-1川崎(J1 #4) 平均採点5.118
 1ボランチ山本とGK上福元の守備の弱点を突かれる。中盤の逆三角形システムの限界を感じた。
51位 241009新潟4-1川崎(YLC SF #1) 平均採点5.207
 タイトルの可能性が残されていたYLCで、準決勝アウェイ第1戦で大敗を喫した。

 低く評価したのは、3月と5月のJ1リーグ、10月のYLC。
 簡単にゴールを割られることが続いて、修正できなかった。

■high player (game)
 各試合の採点で、最も高かったのは8.0点。2回あった。

8.0 ゴミス(18) 240511川崎3-0札幌(J1 #13)
 ハットトリック。この3点がゴミスの川崎での全ゴールとなり、現役最後のゴールともなった。
8.0 山田新(20) 241130東京V4-5川崎(J1 #37)
 ロスタイム決勝ゴールを含むハット。両チームで9ゴール、ヴェルディ谷口栄斗(3)もハット。

次に高かったのは7.5点。15回あった。
 ソンリョンが6回、山田新が2回。
 橘田、上福元、佐々木旭、家長、エリソン、三浦、マルシーニョの7人が1回だった。

■low player (game)
 各試合の採点で、最も低かったのは3.0点。2回あった。

3.0 ファン・ウェルメスケルケン際(31) 240922名古屋2-0川崎(J1 #31)
 冷静さを欠いた振舞いが多く、80分、82分の連続イエローで退場。
3.0 マルシーニョ(23) 241023上海申花2-0川崎(ACLE GL #3)
 開始4分、スタンピングでレッドカード。あまりにも軽率な行為だった。

 次に低かったのは3.5点。2回あった。

3.5 高井幸大(2) 240301川崎4-5磐田(J1 #2)
 低い位置でのロストを重ねて、磐田に決定機を与える。途中交代となった。
3.5 ゼ・ヒカルド(6) 240506福岡1-1川崎(J1 #12)
 危機意識に欠けた。相手に寄せられても難しいプレーを選び、ロストを繰り返した。

■goal
 今シーズンのゴール数は89(うちPK6)。1試合あたり1.679ゴール。
 (2023年は92ゴール(うちPK9)、1試合あたり1.736ゴール)

 チーム内得点王は、山田新21ゴール(うちPK2)
 次いでマルシーニョ13、エリソン10(うちPK3)、家長9、脇坂6、遠野5。
  2023年の得点王は、脇坂泰斗13ゴール(うちPK4)。

 直接FKでのゴールは、山本悠樹による鹿島戦(J1 #35)山東泰山戦(ACLE GL #6)の2つ。
 OwnGoalはなかった。

■hat trick
 今シーズンのハットトリックは2回。(2023年は0回)
 札幌戦(J1 #13)のゴミスと、東京V戦(J1 #37)の山田新。
 いずれも採点は8.0だった。

■assist
 今シーズンのアシスト数は59(うちCK4、FK1)。(2023年は62アシスト)
 なお、ゴールした選手への直前のパスは、すべてアシストとした。

 チーム内アシスト王は、脇坂泰斗7アシスト(うちCK1)
 次いで遠野6、山田新6、家長5、佐々木旭4、エリソン4、三浦4(うちFK1)、VW際4。
  2023年のアシスト王は、脇坂泰斗12アシスト(うちCK5)。

■send off
 今シーズンの退場は5回(2023年は7回)。一発退場が2回、イエロー2枚が3回。
 内訳はJ1リーグ3回、ACLE(2024-25)2回。マルシーニョが3回と最も多かった。

マルシーニョ(23) 240317鹿島2-1川崎(J1 #4) 54分、75分にイエロー。採点5.0。
マルシーニョ(23) 240403横浜FM0-0川崎(J1 #6) 62分から出場、73分にレッド。採点4.5。
ファン・ウェルメスケルケン際(31) 240922名古屋2-0川崎(J1 #31) 45+3分から出場、80分、82分にイエロー。採点3.0。
マルシーニョ(23) 241023上海申花2-0川崎(ACLE GL #3) 5分にレッド。採点3.0。
家長昭博(41) 241105川崎3-1上海海港(ACLE GL #4) 86分、90分にイエロー。採点5.5。

■penalty kick
 今シーズンは6回PKを獲得し、9回PKを与えた。(2023年は+11/-5)
 
 獲得した6回のPKの内訳は、J1リーグ5回、ACL(2023-24)1回。
  山田新とマルシーニョが2回、エリソンと脇坂が1回獲得した。
 成功したのは6回。キッカーはエリソンが3回、山田新が2回、ゴミスが1回。
 失敗はなかった。

 与えた9回のPKの内訳は、J1リーグ6回、ACLE(2024-25)2回、天皇杯1回。
  橘田が3回、ソンリョン、三浦、マルシーニョ、瀬川、丸山、アイダルが1回与えた。
 PKストップは1回。
  ソンリョンが柏戦(J1 #24)でマテウス・サヴィオのPKを止めた。

■penalty shootout
 今シーズン、PK戦はなかった。(2023年は2試合2勝)


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2024/01/10

240110シーズン回顧(2) 2023選手別平均採点

2023シーズン回顧(2) 2023選手別平均採点

2023シーズンの川崎フロンターレの回顧編。
 1回目(前編)に続いて、2回目(後編)は選手別の平均採点を見る。

53試合のプレー時間の合計は、5,304分。
 この時間には、前後半及び延長のロスタイムを含んでいる。
 ロスタイムは、観戦記録とフロンターレ公式サイトを参考に独自に算出。
 exdrives における各試合の採点を、出場時間に照らして各選手の年間の平均採点を計算した。

チーム全体の平均採点は、5.968点だった。
(2022年5.960、2021年6.151、2020年6.073、2019年5.943、2018年5.883、2017年6.036、2016年6.028、2015年6.014、2014年5.870)。


GK、DF、MF、FWの4ポジション別に、出場時間順に並べた。
 ポジションは登録上のものでなく、実態に合わせた。
 2023シーズンは4-3-3で、サイドバックはDFに含めている。
 例えば、瀬川はFW、遠野大弥はMFとしている。
 今年からゴール及びアシスト数を記載するようにした。

末尾には、2023年中の代表活動を、U-18やU-15所属選手を含めてまとめた。
移籍情報は、こちらの記事にまとめています。


札幌戦(J1 #6)のキックオフ前円陣。


■goal keeper
チョン・ソンリョン(1) 34試合3396分出場 0ゴール1アシスト 平均採点6.21 ベンチ15試合
 開幕横浜FM戦(J1 #1)など精彩を欠き、4月に上福元にレギュラーを明け渡したが、7月に奪回。
 決定機ストップに強さを発揮し、天皇杯新潟戦柏戦のPK戦でタイトル獲得に貢献した。
上福元直人(99) 20試合1907分出場 0ゴール0アシスト 平均採点5.83 ベンチ32試合
 (2023シーズン 京都(J1)から完全移籍加入)
 特徴であるビルドアップと高いポジショニングで、3番目のCBとしてサポートした。
 浦和戦(J1 #18)名古屋戦(J1 #19)でミスから失点を喫し、レギュラーを失った。
安藤駿介(21) 0試合0分出場 0ゴール0アシスト 平均採点0.00 ベンチ7試合
 出場機会はなかった。
 第3キーパーとして、ソンリョン休養時にベンチに入った。
早坂勇希(22) 0試合0分出場 0ゴール0アシスト 平均採点0.00 ベンチ7試合
 出場機会はなかった。
 ACLでは6試合全てにベンチ入り。安藤に代わって第3キーパーとなった。

■defender
山根視来(13) 49試合4656分出場 3ゴール4アシスト 平均採点6.04 ベンチ1試合
 不動のRSB。今シーズンは守備負担が大きくなって、攻撃参加が制約された。
 ボランチに動く新しいスタイルを試みる。家長、脇坂とのトライアングルは熟成度を増した。
 (2024シーズン LAギャラクシー(USA)へ完全移籍)
大南拓磨(3) 44試合3404分出場 1ゴール3アシスト 平均採点6.10 ベンチ2試合
 (2023シーズン 柏(J1)から完全移籍加入)
 ジェジエウと車屋が相次いで負傷離脱する相次ぐ中、俊敏性で最終ラインを支えた。
 パトゥム戦(ACL GL #4)での左足首負傷から1か月で復帰し、天皇杯決勝柏戦でプレー。
登里享平(2) 38試合3311分出場 2ゴール2アシスト 平均採点5.83 ベンチ2試合
 高さとスピードで仕掛けられたが、確かな戦術眼に基づくパスや指示でチームを指揮した。
 夏場は出場時間を減らしたが、佐々木旭の負傷後、LSBでフル出場を続けた。
 (2024シーズン C大阪(J1)へ完全移籍)
車屋紳太郎(7) 26試合2326分出場 2ゴール0アシスト 平均採点6.14 ベンチ0試合
 谷口彰悟移籍後、左CBでビルドアップを担う。肉離れと骨挫傷でたびたび離脱した。
 横浜FM戦(J1 #21)のロスタイム、身体ごとゴールに飛び込んで決勝点。
山村和也(31) 30試合2214分出場 2ゴール2アシスト 平均採点5.91 ベンチ7試合
 高さと足元の技術で大きく貢献。福岡戦(J1 #30)で小林悠へ直接アシストする。
 C大阪戦(J1 #26)でPKを2つ与える。3月の右ハムストリングス肉離れで2か月離脱。
 (2024シーズン 横浜FM(J1)へ完全移籍)
高井幸大(29) 24試合2037分出場 0ゴール0アシスト 平均採点5.62 ベンチ9試合
 (2023シーズン U-18から昇格)
 U-20アジアカップとワールドカップへの派遣期間が長かったが、出場時間を伸ばす。
 G大阪戦(J1 #22)などミスもあったが、海外移籍するまでの間、十分活躍してほしい。
佐々木旭(5) 25試合1341分出場 2ゴール2アシスト 平均採点5.86 ベンチ0試合
 LSBで登里と争うが、9月の湘南戦(J1 #28)での負傷が長引き、復帰できなかった。
 天皇杯高知戦(天皇杯 R16)で決勝ゴール。短時間だがCBやアンカーでも起用される。
ジェジエウ(4) 9試合633分出場 0ゴール0アシスト 平均採点5.54 ベンチ1試合
 左膝外側半月板損傷で8か月間離脱し、2022年に続いてリハビリの期間が長くなった。
 復帰後に従前のアグレッシブな守備を試みるが、実戦感覚は戻り切らなかった。
田邉秀斗(15) 8試合630分出場 0ゴール1アシスト 平均採点5.68 ベンチ5試合
 (千葉(J2)へ育成型期限付き移籍。2023年2月1日~2024年1月31日(2023年3月13日解除))
 負傷者が相次ぐ中、千葉へのレンタルから急遽戻り、CBで3試合にフル出場。
 G大阪戦(J1 #7)での左膝負傷で4か月離脱。復帰後は、ターンオーバーで起用された。
松長根悠仁(27) 6試合365分出場 0ゴール0アシスト 平均採点5.08 ベンチ2試合
 (2023シーズン U-18から昇格)
 3月の湘南戦(J1 #3)で早々にデビューすると、3試合連続で左右のSBで出場。
 その後、水戸戦(天皇杯 R32)バイエルン戦(PSM)蔚山現代戦(ACL GL #6)でもプレー。
 (2024シーズン 福島(J3)へ育成型期限付き移籍。)


車屋紳太郎のロスタイム・ゴールで勝利した横浜FM戦(J1 #21)でのウォーターファイト。

■midfielder
脇坂泰斗(14) 46試合3806分出場 13ゴール12アシスト 平均採点6.201 ベンチ1試合
 J1リーグベストイレブン(3年連続3回目)。チーム内得点王&アシスト王。
 足元の技術で圧倒するスタイルがますます洗練された。終盤にはPKキッカーも務めた。
橘田健人(8) 45試合3439分出場 5ゴール2アシスト 平均採点5.97 ベンチ3試合
 谷口の後任としてキャプテンに就任したが、前半戦はチームも個人も悩みが深かった。
 レギュラーも失うが、秋に復調。蔚山現代戦(ACL GL #2)など重要なゴールを決めた。
瀬古樹(16) 46試合2917分出場 6ゴール3アシスト 平均採点6.196 ベンチ6試合
 劣勢にあっても強気なパスでチームを鼓舞した。古巣横浜FC戦(J1 #14)で直接FKを決める。
 秋以降に脇坂、橘田と一緒に中盤のレギュラーを確保して、チームの好調を支えた。
ジョアン・シミッチ(6) 45試合2802分出場 1ゴール2アシスト 平均採点6.12 ベンチ3試合
 アンカーでハイボールを処理して最終ラインを助け、左足のロングボールも冴える。
 出場機会が少ない時期もあったが、どんな場面でも全力でプレーしてくれた。
 (2024シーズン サントスFC(BRA)へ完全移籍)
遠野大弥(17) 46試合2023分出場 8ゴール1アシスト 平均採点5.95 ベンチ4試合
 YLC3、天皇杯2、ACL2とカップ戦で多くのゴールを決める(J1リーグは1ゴール)。
 柏戦(J1 #31)のレッドの場面も含め、トラップは大きくなってしまいがち。
大島僚太(10) 16試合822分出場 0ゴール1アシスト 平均採点5.84 ベンチ1試合
 強いスプリントを控えながらも、京都戦(J1 #11)のアシストなど魅惑的なパスを披露した。
 7月の右下腿三頭筋肉離れから復帰することなくシーズンを終える。
小塚和季(49) 10試合495分出場 0ゴール1アシスト 平均採点5.94 ベンチ2試合
 攻撃的なオプションとして終盤で起用されたが、7月に海外移籍。
 在籍3年目で、本領発揮できる状態となった直後の移籍だったことが惜しまれる。
 (水原三星(KOR)へ完全移籍。2023年7月6日公式発表)
チャナティップ(18) 6試合339分出場 1ゴール0アシスト 平均採点5.79 ベンチ3試合
 3月の代表活動や4月の右ふくらはぎ負傷もあって、プレー機会は限られた。
 1年半の在籍で、6月にパトゥム・ユナイテッドに移籍。ACLで川崎と2試合対戦した。
 (BGパトゥム・ユナイテッド(THA)へ完全移籍。2023年6月21日公式発表)
大関友翔(28) 2試合37分出場 0ゴール0アシスト 平均採点5.74 ベンチ4試合
 (2023シーズン U-18から昇格)
 バイエルン戦(PSM)蔚山現代戦(ACL GL #6)で短時間プレー。
 高卒新人同期3人に比べて、プレー機会は少なかった。
 (2024シーズン 福島(J3)へ育成型期限付き移籍。)
松井蓮之(25) 0試合0分出場 0ゴール0アシスト 平均採点0.00 ベンチ0試合
 大卒2年目は試合に絡むことができないまま、5月に町田へレンタル。
 町田では17試合に出場(先発14)、1ゴールとJ2優勝に貢献した。
 (町田(J2)へ育成型期限付き移籍。2023年5月24日~2024年1月31日)
 (2024シーズン 復帰)

■forward
家長昭博(41) 47試合3596分出場 3ゴール7アシスト 平均採点5.72 ベンチ0試合
 欠かせない戦力として高稼働が続き、気温が高い時期はあまり動けなかった。
 クロスの精度はさすがで、多くの決定機を作った。鹿島戦(J1 #2)で重圧の中、PKを決める。
宮代大聖(33) 46試合2720分出場 12ゴール5アシスト 平均採点5.77 ベンチ2試合
 (2023シーズン 鳥栖(J1)への期限付き移籍から復帰)
 3トップの中央や左で多くのプレー時間を得て、12ゴール5アシストの結果を出した。
 4-3-3に適正ポジションは見つからなかったが、それでもまずまずの活躍だった。
 (2024シーズン 神戸(J1)へ完全移籍)
瀬川祐輔(30) 43試合2104分出場 7ゴール1アシスト 平均採点6.02 ベンチ2試合
 (2023シーズン 湘南(J1)から完全移籍加入)
 1トップや左右のウィング、果てはLSBまで、多様なポジションで起用された。
 ベンチスタートが多かったが、結果を出して少しずつ先発出場の機会を掴んだ。
マルシーニョ(23) 29試合1792分出場 5ゴール4アシスト 平均採点6.13 ベンチ0試合
 押し込まれる状況にあっても、単純なクリアボールから単独突破でチャンスを作った。
 左ハムストリング肉離れでの4か月の離脱は、チームにとって大打撃だった。
山田新(20) 41試合1746分出場 6ゴール1アシスト 平均採点5.99 ベンチ3試合
 (2023シーズン 桐蔭横浜大学から加入)
 大卒新人として開幕直後からチャンスを得て、鹿島戦(J1 #2)で初ゴール。
 力強いチェイスとポストプレーはもちろん、勝利後の肉声バラバラも代名詞となった。
レアンドロ・ダミアン(9) 23試合1331分出場 5ゴール1アシスト 平均採点5.96 ベンチ2試合
 2022年8月の福岡戦(2022 J1 #26)での右足首負傷から、2022年末にブラジルで手術。
 11月の鹿島戦(J1 #33)の2ゴールでようやく復調したが、契約満了。
 (2024シーズン コリチーバ(BRA)へ完全移籍)
小林悠(11) 25試合1026分出場 5ゴール2アシスト 平均採点5.96 ベンチ6試合
 1月の左足骨折、4月と6月の右ハムストリングス肉離れがあって、復帰と離脱を繰り返した。
 京都戦(J1 #11)柏戦(J1 #15)福岡戦(J1 #30)など、印象的なゴールを決めた。
バフェティエンビ・ゴミス(18) 13試合495分出場 0ゴール3アシスト 平均採点5.87 ベンチ2試合
 (2023年8月 ガラタサライ(TUR)から完全移籍加入)
 決定機はあったがノーゴールに終わる。天皇杯決勝柏戦のPK戦も止められる。
 3アシストなどで技術の高さは見せているので、2024シーズンのゴール量産を期待したい。
名願斗哉(24) 4試合190分出場 0ゴール1アシスト 平均採点5.38 ベンチ4試合
 (2023シーズン 履正社高校から加入)
 YLC、天皇杯、ACLで1試合ずつ先発。さらにバイエルン戦で途中出場。
 左サイドのアタッカーとして、臆さずプレー。蔚山現代戦(ACL GL #6)で1アシスト。
 (2024シーズン 仙台(J2)へ育成型期限付き移籍。)
永長鷹虎(26) 4試合181分出場 0ゴール0アシスト 平均採点5.54 ベンチ1試合
 浦和戦(YLC GL #3)で先発し、右から独創的な仕掛けでチャンスを作った。
 6月にレンタルされた水戸で、J2リーグ16試合(先発4)出場1ゴール。
 U-20アジアカップとワールドカップに出場。
 (水戸(J2)へ育成型期限付き移籍。2023年6月14日~2024年1月31日)
 (2024シーズン 群馬(J2)へ育成型期限付き移籍。)

■特別指定
山内日向汰(32) 0試合0分出場 0ゴール0アシスト 平均採点0.00 ベンチ0試合
 2023年2月21日(火) 公式発表 加入内定
 2023年3月3日(金) 公式発表 特別指定
 横浜バディ(横浜市)、横浜港北SC(横浜市)出身、U-10からU-18まで川崎所属。
 桐蔭横浜大学からはゼイン、橘田、早坂、山田新に続く5年連続加入。
 (2024シーズン 桐蔭横浜大学から加入)

■第2種登録
由井航太(34) 0試合0分出場 0ゴール0アシスト 平均採点0.00 ベンチ1試合
 U-18の3年生(6)。蔚山現代戦(ACL GL #6)でベンチ入り。
 2023年3月3日(金) 公式発表 第2種登録
 2023年8月21日(月) 公式発表 加入内定
 駒林SC(横浜市)、U-10からU-18まで川崎所属。
 (2024シーズン U-18から昇格)
岡崎寅太郎(36) 0試合0分出場 0ゴール0アシスト 平均採点0.00 ベンチ1試合
 U-18の3年生(9)。バイエルン戦(PSM)でベンチ入り。
 2023年7月7日(金) 公式発表 天皇杯登録
 2023年9月8日(金) 公式発表 第2種登録
 フウガドールすみだ(東京都)、U-13からU-18まで川崎所属。
 (2024シーズン 桐蔭横浜大学へ進学)
尾川丈(37) 1試合7分出場 0ゴール0アシスト 平均採点5.50 ベンチ1試合
 U-18の3年生(10)。バイエルン戦(PSM)で出場、蔚山現代戦(ACL GL #6)でベンチ入り。
 2023年7月7日(金) 公式発表 天皇杯登録
 2023年9月8日(金) 公式発表 第2種登録
 学園東ミラクルキッズ(東京都)、U-10からU-18まで川崎所属。
 (2024シーズン 中央大学へ進学)
江原叡志(38) 0試合0分出場 0ゴール0アシスト 平均採点0.00 ベンチ1試合
 U-18の3年生(2)。バイエルン戦(PSM)でベンチ入り。
 2023年7月7日(金) 公式発表 天皇杯登録
 2023年9月8日(金) 公式発表 第2種登録
 FC ENFINI(岐阜県)、U-13からU-18まで川崎所属。
 (2024シーズン 日本大学へ進学)
土屋櫂大(39) 0試合0分出場 0ゴール0アシスト 平均採点0.00 ベンチ1試合
 U-18の2年生(5)。バイエルン戦(PSM)でベンチ入り。
 2023年7月7日(金) 公式発表 天皇杯登録
 2023年9月8日(金) 公式発表 第2種登録
 ダビデFC(横浜市)、バディーSC(横浜市)、U-13からU-18まで川崎所属。

■rental
(再掲)田邉秀斗(15)
 (千葉(J2)へ育成型期限付き移籍。2023年2月1日~2024年1月31日(2023年3月13日解除))
神谷凱士
 (甲府(J2)へ期限付き移籍。2023年2月1日~2024年1月31日)
 (2024シーズン 甲府(J2)へ完全移籍)
原田虹輝
 (長野(J3)へ育成型期限付き移籍。2023年2月1日~2024年1月31日)
 (2024シーズン 契約満了)
五十嵐太陽
 (山口(J2)へ育成型期限付き移籍。2023年2月1日~2024年1月31日)
 (2024シーズン 山口(J2)へ育成型期限付き移籍を継続。)
宮城天
 (長崎(J2)へ育成型期限付き移籍。2023年2月1日~2024年1月31日(2023年7月24日解除))
 (山形(J2)へ期限付き移籍。2023年7月25日~2024年1月31日)
 (2024シーズン 山形(J2)への期限付き移籍から復帰)
(再掲)松井蓮之(25)
 (町田(J2)へ育成型期限付き移籍。2023年5月24日~2024年1月31日)
 (2024シーズン 町田(J2)への育成型期限付き移籍から復帰)
(再掲)永長鷹虎(26)
 (水戸(J2)へ育成型期限付き移籍。2023年6月14日~2024年1月31日)
 (2024シーズン 群馬(J2)へ育成型期限付き移籍。)

■coach
鬼木達 平均採点5.94 
 最も高い採点は7.5点で、福岡戦(J1 #30)だった。
 最も低い採点は3.5点で、G大阪戦(J1 #7)だった。
 (2022年5.83、2021年6.15、2020年6.03、2019年5.81、2018年5.72、2017年6.12)

■referee
平均採点5.81
 (2022年5.78、2021年5.98、2020年5.90、2019年5.70、2018年5.71、2017年5.72、2016年5.69、2015年5.61)

■代表活動
(フル代表)
チャナティップ(18) ※川崎在籍時のみ
 タイ代表 2023年3月19日(日)~29日(水)。国際親善試合。
 タイ代表 2023年6月12日(日)~20日(火)。国際親善試合。

(世代別代表)
永長鷹虎(26)
 U-20日本代表 2023年2月20日(月)~3月15日(水)。U-20アジアカップ・ウズベキスタン。
 U-20日本代表 2023年5月11日(木)~27日(土)。U-20ワールドカップ・アルゼンチン。
高井幸大(29)
 U-20日本代表 2023年2月20日(月)~3月15日(水)。U-20アジアカップ・ウズベキスタン。
 U-20日本代表 2023年5月11日(木)~27日(土)。U-20ワールドカップ・アルゼンチン。
 U-22日本代表 2023年9月3日(日)~13日(水)。U-23アジアカップ予選。
大関友翔(28)
 U-18日本代表 2023年8月12日(土)~20日(日)。SBSカップ国際ユースサッカー。
 U-18日本代表 2023年11月12日(日)~22日(水)。スペイン遠征。
 U-18日本代表 2023年12月18日(月)~24日(日)。IBARAKI Next Generation Cup 2023。

(特別指定 世代別代表)
山内日向汰(32) 特別指定。桐蔭横浜大学の4年生。
 U-22日本代表候補 2023年4月23日(日)~26日(水)。
 (2024シーズン 桐蔭横浜大学から加入)

(第2種登録 世代別代表)
尾川丈(37) U-18の3年生。
 U-18日本代表 2023年8月12日(土)~20日(日)。SBSカップ国際ユースサッカー。
 (2024シーズン 中央大学へ進学)
土屋櫂大(39) U-18の2年生。
 U-17日本代表 2023年3月18日(土)~30日(木)。アルジェリア遠征。
 U-17日本代表候補 2023年4月27日(木)~30日(日)。トレーニングキャンプ。
 U-17日本代表 2023年6月7日(水)~7月2日(日)。U-17アジアカップ・タイ。
 U-17日本代表 2023年9月3日(日)~12日(火)。リモージュ国際大会。
 U-17日本代表 2023年10月29日(日)~11月20日(月)。U-17ワールドカップ・インドネシア。
 U-18日本代表 2023年12月18日(月)~24日(日)。IBARAKI Next Generation Cup 2023。

■(登録外 世代別代表)
濱﨑知康 U-18の3年生。
 U-19日本代表 2023年6月4日(日)~20日(火)。第49回モーリスレベロトーナメント。
 U-18日本代表 2023年11月12日(日)~22日(水)。スペイン遠征。
 U-18日本代表 2023年12月18日(月)~24日(日)。IBARAKI Next Generation Cup 2023。
 (2024シーズン 明治大学へ進学)
柴田翔太郎 U-18の2年生。
 U-17日本代表 2023年3月18日(土)~30日(木)。アルジェリア遠征。
 U-17日本代表候補 2023年4月27日(木)~30日(日)。トレーニングキャンプ。
 U-17日本代表 2023年6月7日(水)~7月2日(日)。U-17アジアカップ・タイ。
 U-17日本代表 2023年9月3日(日)~12日(火)。リモージュ国際大会。
 U-17日本代表 2023年10月29日(日)~11月20日(月)。U-17ワールドカップ・インドネシア。
加治佐海 U-18の2年生。
 U-17日本代表候補 2023年4月27日(木)~30日(日)。トレーニングキャンプ。
 U-17日本代表 2023年9月12日(火)~18日(月)。第25回国際ユースサッカーin新潟。
林駿佑 U-18の1年生。
 U-17日本代表トレーニングパートナー 2023年10月29日(日)~31日(火)。国内合宿。
奥田悠真 U-15生田の3年生。
 U-15日本代表 2023年6月26日(月)~30日(金)。韓国遠征。
 U-15日本代表候補 2023年9月4日(月)~7日(木)。国内キャンプ。
 (2024シーズン U-18に昇格)
三上瑛大 U-15生田の3年生。
 U-15日本代表候補 2023年9月4日(月)~7日(木)。国内キャンプ。
 (2024シーズン U-18に昇格)
藤田明日翔 U-15生田の3年生。
 U-15日本代表候補 2023年9月4日(月)~7日(木)。国内キャンプ。
 (2024シーズン U-18に昇格)
小川翔太 U-15生田の3年生。
 U-15日本代表候補 2023年9月4日(月)~7日(木)。国内キャンプ。
 (2024シーズン U-18に昇格)

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2024/01/06

240106シーズン回顧(1) 2023ランキング

2023シーズン回顧(1) 2023ランキング

川崎フロンターレの2023シーズンを振り返る第1回目(前編)。
 2年ぶりのタイトルとなる天皇杯優勝を飾ったが、J1リーグは8位。
 CBやFWに負傷者が相次いで、夏まで調子は上がらなかったが、秋になって復調した。


2月17日のJ1リーグ開幕戦
 横浜FM戦(J1 #1)のスタメン。

公式戦は53試合だった。
 J1リーグ34、ACL6、YBCルヴァンカップ6、天皇杯6。
 さらに7月にバイエルン・ミュンヘン戦(PSM)があった(公式戦に含めます)。

2022年は49試合で、4試合の増加。
 2021年は53試合、2020年は41試合、2019年は50試合、2018年は47試合だった。

■J1リーグ 8位
 勝ち点50 34試合14勝8分12敗 得失点差+6
 首位神戸とは勝ち点21差で、2012年以来11年ぶりの8位に沈んだ。
 2013年からの10年間はすべて6位以上で、8位以下となるのも11年ぶり。
 ベストイレブンには、脇坂が選出された。
■アジア・チャンピオンズ・リーグ(ACL) GL首位突破
 グループステージIグループ 1位 6試合5勝1分 得失点差+11
 第5戦までの5連勝で、首位でのグループステージ突破を決めた。
 ACLは秋春制で、決勝トーナメントは2024年に開催される。
■YBCルヴァン・カップ(YLC) GL敗退
 グループB 3位 6試合2勝2分2敗 得失点差+5
 GL1位浦和、2位清水と勝ち点8で並んだが、直接対決の結果で3位となりGL敗退。
■天皇杯 優勝★
 6試合4勝2分(PK2勝) 得失点差+6
 新潟戦(天皇杯 QF)柏戦(天皇杯 Final)のPK戦を勝ち抜いて優勝。
 3年ぶり2度目の天皇杯タイトルを獲得した。
 前回優勝の2020年は縮小大会で、2回戦から出場する通常大会で初優勝。
■バイエルン・ミュンヘン戦(PSM)
 1試合1敗 得失点差-1
 2023ブンデスリーガジャパンツアーとして、バイエルン・ミュンヘンと国立競技場で対戦。


柏戦(天皇杯 Final)での優勝決定直後。
合計では、53試合25勝13分(PK戦2勝)15敗だった。

53試合のプレー時間の合計は、5,303分。
 この時間には、前後半及び延長のロスタイムを含んでいる。
 ロスタイムは、観戦記録とフロンターレ公式サイトを参考に独自に算出。
 exdrives における各試合の採点から、出場時間に応じて各選手の平均採点を計算した。

チーム全体の平均採点は、5.968点。

過去のチーム全体の平均採点は次のとおり。
 2022年 5.960点 
 2021年 6.151点 J1リーグ優勝
 2020年 6.073点 J1リーグ・天皇杯優勝
 2019年 5.943点 YBCルヴァンカップ優勝
 2018年 5.883点 J1リーグ優勝
 2017年 6.036点 J1リーグ優勝
 2016年 6.028点
 2015年 6.014点
 2014年 5.870点

■high player (season)
 53試合で1,000分以上出場した21選手で、シーズン平均採点が高かったのは次の選手。
  カッコ内は2022年、2021年の順位。
  在籍していない年は (-)、1,000分未満の出場の年は (x) とした。
 1,000分以上出場したのは、2022年は19選手(49試合)、2021年は19選手(53試合)。

1位(5位, 2位) ソンリョン(1) 34試合3396分出場 平均採点6.21 ベンチ15試合
2位(x, -) 瀬古樹(16) 46試合2917分出場 平均採点6.201 ベンチ6試合
3位(13位, 13位) 脇坂泰斗(14) 46試合3806分出場 平均採点6.196 ベンチ1試合
4位(10位, 4位) 車屋紳太郎(7) 26試合2326分出場 平均採点6.14 ベンチ0試合
5位(3位, x) マルシーニョ(23) 29試合1792分出場 平均採点6.13 ベンチ0試合


新潟戦(天皇杯 QF)でPK2本を止めたGKソンリョン(1)を囲む選手たち。

チョン・ソンリョンを最も高く評価した。
 加入8年目。4月、新加入の上福元直人(99)にレギュラーを明け渡すが、7月に奪回。
 天皇杯新潟戦で2本、柏戦で1本のPKを止めてタイトル獲得に貢献した。
 exdrivesにおけるMVPは、2017年に続いて2度目。
 2位瀬古樹、3位脇坂泰斗も平均採点はソンリョンと僅差で、高く評価した。

逆に平均採点が低かったのは、21位高井幸大、20位家長昭博、19位宮代大聖。
2022年に上位だったシミッチは6位(←1位)、谷口彰悟は移籍(←2位)、マルシーニョは5位(←3位)。

過去の exdrives におけるMVPは、次のとおり。
 2022年 シミッチ(6) 平均採点6.23。
 2021年 ダミアン(9) 平均採点6.51。
 2020年 三笘薫(18) 平均採点6.40。
 2019年 ジェジエウ(4) 平均採点6.24。
 2018年 家長昭博(41) 平均採点6.25。
 2017年 ソンリョン(1) 平均採点6.32。
 2016年 小林悠(11) 平均採点6.30。
 2015年 大島僚太(16) 平均採点6.25
 2014年 中村憲剛(14) 平均採点6.25。

■play time (season)
 53試合5,304分のうち、出場時間が長かったのは次の選手。
 カッコ内は2022年、2021年の順位。

1位(4位, 2位) 山根視来(13) 49試合4656分出場 平均採点6.04 ベンチ1試合
2位(6位, 12位) 脇坂泰斗(14) 46試合3806分出場 平均採点6.196 ベンチ1試合
3位(5位, 3位) 家長昭博(41) 47試合3596分出場 平均採点5.72 ベンチ0試合
4位(2位, 10位) 橘田健人(8) 45試合3439分出場 平均採点5.97 ベンチ3試合
5位(-, -) 大南拓磨(3) 44試合3404分出場 平均採点6.10 ベンチ2試合

 山根視来が、2位脇坂以下を大きく引き離して出場時間1位。
  3年連続トップだったソンリョンは、今年はサブの時期もあって6位。

 出場試合数でも、山根が49試合でトップ。
  メンバー入り(ベンチ入り(出場なし)も含む)は、瀬古樹と上福元直人が52試合で1位。
  ベンチ入り(出場なし)は、上福元直人が32試合で、最も多かった。

■high game
 各試合ごとに、出場選手の採点を出場時間に応じて平均した。
 平均採点が高かったのは次の試合。

1位 231128川崎5-0ジョホール(ACL GL #5) 平均採点6.69
 自由自在のポジショニングで攻め続けて5得点。ACLグループステージ突破を決めた。
2位 230419川崎6-0清水(YLC GL #4) 平均採点6.59
 遠野の2ミドルから始まって6得点で圧勝。清水のターンオーバーにも助けられた。
3位 231008川崎4-2福岡(天皇杯 SF) 平均採点6.52
 先制後、ダミアンのPK失敗から追い付かれるが、ピンチを凌いでゴールを決めて勝利した。


福岡戦(天皇杯 SF)のウォーターファイト。

 いずれもカップ戦の3試合を高く評価した。
 特に天皇杯福岡戦は、タイトル獲得に向けて重要な結果となった。

■low game
 逆に平均採点が低かったのは、次の試合。

53位 230409G大阪2-0川崎(J1 #7) 平均採点5.04
 開幕6戦未勝利のG大阪に2失点で完敗。車屋が退場、田邉が左膝を痛めて長期離脱。
52位 230520横浜FC2-1川崎(J1 #14) 平均採点5.247
 横浜FCのゴラッソ2発でリードを許した。瀬古樹の直接FKで1点を返すにとどまった。
51位 230512FC東京2-1川崎(J1 #13) 平均採点5.248
 ビルドアップを封じられる。2点リードされ、宮代がゴールするが、脇坂が退場して逃げ切られた。

 低く評価したのは、4月と5月のJ1リーグの3試合。
 いずれもチーム力が低い時期で、実力で押し切られたもの。

■high player (game)
 各試合の採点で、最も高かったのは8.5点。1回あった。

8.5 ソンリョン(1) 231209川崎0(8PK7)0柏(天皇杯 Final)★
 決定機を防いで120分を無失点で終え、PK戦で1本止めて天皇杯優勝に導いた。

 次に高かったのは7.5点。13回あった。
 2回あったのは車屋紳太郎で、どちらも無失点に抑えてゴールを決めたもの。
7.5 車屋紳太郎(7) 230419川崎6-0清水(YLC GL #4)
7.5 車屋紳太郎(7) 230715横浜FM0-1川崎(J1 #21)

 1回あったのは、次の11選手。
7.5 シミッチ(6) 230429福岡1-3川崎(J1 #10) 
7.5 遠野大弥(17) 230607川崎3-1栃木C(天皇杯 R64)
7.5 瀬川祐輔(30) 230806川崎3-4G大阪(J1 #22)
7.5 ソンリョン(1) 230819広島3-2川崎(J1 #24)
7.5 マルシーニョ(23) 230915川崎1-0FC東京(J1 #27)
7.5 大南拓磨(3) 230919ジョホール0-1川崎(ACL GL #1)
7.5 橘田健人(8) 231008川崎4-2福岡(天皇杯 SF)
7.5 小林悠(11)231020川崎4-2福岡(J1 #30)
7.5 ダミアン(9) 231124川崎3-0鹿島(J1 #33)
7.5 瀬古樹(16) 231128川崎5-0ジョホール(ACL GL #5)
7.5 上福元直人(99) 231212蔚山現代2-2川崎(ACL GL #6)

■low player (game)
 各試合の採点で、最も低かったのは3.0点。3回だった。

3.0 上福元直人(99) 230701名古屋2-0川崎(J1 #19)
 クロスボールをファンブルして失点。他にもキャッチミスがあった。
3.0 山村和也(31) 230902C大阪3-0川崎(J1 #26)
 最初のオウンゴールに関与したあと、PKを2つ与えた。
3.0 遠野大弥(17) 231029柏1-1川崎(J1 #31)
 途中出場して7分後、危険なタックルを仕掛けてレッドカードで退場。

 次に低かったのは3.5点。3回あった。

3.5 車屋紳太郎(7) 230409G大阪2-0川崎(J1 #7)
 ビルドアップや守備は悪くなかったが、52分と60分の2枚のイエローで退場。
3.5 小塚和季(49) 230624浦和1-1川崎(J1 #18)
 途中出場から4分後の一発退場。水原三星(KOR)に移籍したため、川崎での最後のプレーとなる。
3.5 高井幸大(29) 230806川崎3-4G大阪(J1 #22)
 フル出場が続く中、41分にミスパスで失点、90+6分にマークを外して決勝点を許した。

■goal
 今シーズンのゴール数は92(うちPK9)。

 最も多かったのは、脇坂泰斗の13(うちPK4)で、チーム内得点王。
 次いで宮代12(うちPK2)、遠野8、瀬川7、瀬古樹6、山田新6(うちPK1)、橘田5、ダミアン5(うちPK1)、小林悠5、マルシーニョ5。

 直接FKでのゴールは、横浜FC戦(J1 #14)での瀬古樹の1つ。
 OwnGoalは3つだった。

■hat trick
 今シーズン、ハットトリックはなかった。

 最も近かったのは、鹿島戦(J1 #33)でのダミアンで、採点7.5。
 2ゴールを決めたあと、自らPKを奪取したが脇坂にキッカーを譲った。

■assist
 今シーズンのアシスト数は62。
 なお、ゴールした選手への直前のパスは、すべてアシストとした。

 最も多かったのは、脇坂泰斗の12(うちCK5)で、チーム内アシスト王。
 次いで家長7、宮代5、山根4、マルシーニョ4。

■send off
 今シーズンの退場は7回と多かった。一発退場が6回、イエロー2枚が1回。
 いずれもJ1リーグ。序盤にCBの負傷者が相次ぐ中、退場による出場停止も重なった。

ジェジエウ(4) 230217川崎1-2横浜FM(J1 #1) 87分にレッド。採点5.5。
山村和也(31) 230225鹿島1-2川崎(J1 #2) 83分にレッド。採点4.5。
車屋紳太郎(7) 230409G大阪2-0川崎(J1 #7) 52分と60分にイエロー。採点3.5。
脇坂泰斗(14) 230512FC東京2-1川崎(J1 #13) 52分にレッド。採点4.0。
小塚和季(49) 230624浦和1-1川崎(J1 #18) 78分にレッド。採点3.5。
大南拓磨(3) 230812川崎0-1神戸(J1 #23) 37分にレッド。採点4.0。
遠野大弥(17) 231029柏1-1川崎(J1 #31) 54分にレッド。採点3.0。

■penalty kick
 今シーズンは、11回PKを獲得して、5回与えた。
 
 獲得した11回の内訳は、J1リーグ7回、ACL2回、YLC1回、天皇杯1回。
 3回がマルシーニョ、2回がダミアン、1回が橘田、遠野、山田新、松長根、瀬川、宮代。
 成功したのは9回。キッカーは4回が脇坂、2回が宮代、1回がダミアン、山田新、家長。
 失敗したのは2回。キッカーはダミアンと家長だった。

 与えた5回のPKの内訳は、J1リーグ3回、ACL2回。
 2回が山村、1回がソンリョン、シミッチ、松長根だった。

■penalty shootout
 今シーズンのPK戦は2回。いずれも天皇杯で、GKソンリョンで勝利した。

 230830新潟2(3PK4)2川崎(天皇杯 QF)
 231209川崎0(8PK7)0柏(天皇杯 Final)★

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2023/01/03

230103シーズン回顧(2) 2022選手別平均採点

2022シーズン回顧(2) 2022選手別平均採点

2022シーズンの川崎フロンターレ。
1回目(前編)に続いて、2回目(後編)は選手別の平均採点を見る。


49試合のプレー時間の合計は、4,751分。
 この時間には、前後半及び延長のロスタイムを含んでいる。
 ロスタイムは、フロンターレ公式サイトを参考に独自に算出。

exdrives における各試合の採点を、出場時間に照らして各選手の年間の平均採点を計算した。

チーム全体の平均採点は、5.960点だった。
(2021年6.151、2020年6.073、2019年5.943、2018年5.883、2017年6.036、2016年6.028、2015年6.014、2014年5.870)。


2022年5月29日の京都戦(J1 #16)での円陣。
川崎はコロナ禍となってから組んでいなかったので、久しぶりの円陣。

GK、DF、MF、FWの4ポジション別に、出場時間順に並べた。
 ポジションは登録上のものでなく、実態に合わせた。
 2022シーズンは4-3-3で、サイドバックはDFに含めている。
 チャナティップ、遠野大弥はFWでも出場していたが、MFとした。

2022年中の代表活動を、ユース所属選手を含めて示します。
なお、移籍情報は随時更新していきます。

■goal keeper
チョン・ソンリョン(1) 42試合3911分出場 平均採点6.12 ベンチ0試合
 加入7年目。攻められる時間が長くなり、最後の砦としての活躍の機会が増えた。
 ホームFC東京戦(J1 #1)で大活躍したが、アウェイFC東京戦(J1 #34)ではレッドカード。
丹野研太(27) 7試合551分出場 平均採点6.00 ベンチ40試合
 第2GKとして十分な活躍。加入3年目で残念ながら契約満了となった。
 京都戦(J1 #25)では、シュートストップや安定したキャッチで勝利に貢献した。
 (2023シーズン 岩手(J3)へ完全移籍)
早坂勇希(22) 2試合96分出場 平均採点5.50 ベンチ3試合
 (2022シーズン 桐蔭横浜大学から加入)
 浦和戦(J1 #23)でFPとして初のベンチ入りを果たす。
 アジアツアーの札幌戦(PSM)ビンズンFC戦(PSM)に出場。
安藤駿介(21) 2試合92分出場 平均採点6.50 ベンチ8試合
 第3GK。浦和戦(J1 #23)ではFPとして、真剣にシュート練習に取り組む。
 アジアツアーのパトゥム戦(PSM)ビンズンFC戦(PSM)に出場。

■defender
谷口彰悟(5) 41試合3727分出場 平均採点6.18 ベンチ1試合
 J1リーグ・ベストイレブン(3年連続4回目)。カタール・ワールドカップ日本代表。
 劣勢にあっても粘り強く守り抜き、ビルドアップの起点となった。
 筑波大学から加入して9年間、川崎を支え続け、カタールに旅立つ。
 (2023シーズン アル・ラーヤン(QAT)へ完全移籍)
山根視来(13) 38試合3626分出場 平均採点5.94 ベンチ0試合
 J1リーグ・ベストイレブン(3年連続3回目)。カタール・ワールドカップ日本代表。
 代表招集が増えたことで、コンディション調整が難しく、運動量が少ない試合もあった。
佐々木旭(15) 31試合2537分出場 平均採点5.58 ベンチ3試合
 (2022シーズン 流通経済大学から加入)
 公式戦3試合目の横浜FM戦(J1 #9)でデビューし、鹿島戦(J1 #2)で初先発初ゴール。
 LSBで徐々に消極的なプレーが目立つようになり、7~8月に出場機会を失う。
 しかし、9月10日の広島戦(J1 #29)で再びチャンスを得ると確かな成長を示した。
車屋紳太郎(7) 31試合2438分出場 平均採点5.93 ベンチ0試合
 FC東京戦(J1 #1)で右肩関節脱臼で2か月間離脱した。
 復帰後はLCBとして最終ラインを支える。ドリブルで持ち上がって組み立てた。
山村和也(31) 35試合2027分出場 平均採点5.72 ベンチ10試合
 ジェジエウ、車屋不在の2~4月と10月に先発出場を続け、その後もベンチに控えた。
 スピードではなく、高さと読みの良さで守り続ける。
 清水戦(J1 #32)では2失点に関与したが、同点ゴールを決め、逆転ゴールの起点となった。
ジェジエウ(4) 15試合1125分出場 平均採点6.09 ベンチ0試合
 7月に長期離脱から復帰すると、離脱前と変わらない豪快な守備を見せる。
 横浜FM(J1 #24)のロスタイム、家長のクロスを渾身のヘッドで決勝ゴール。
 10月1日の札幌戦(J1 #31)で右指を骨折し、4週間離脱した。
登里享平(2) 15試合1016分出場 平均採点5.37 ベンチ0試合
 3月2日の浦和戦(J1 #10)で左ハムストリングスを負傷する。
 その後右大腿二頭筋肉離れを繰り返し、復帰まで4か月間を要した。
 復帰後もスプリントのスピードが上がらず、身長のアンマッチを狙われる。
田邉秀斗(30) 3試合152分出場 平均採点5.78 ベンチ1試合
 高卒2年目。札幌大学戦(天皇杯 R64)広州戦(ACL GL #2)に途中出場。
 7月に千葉(J2)に期限付き移籍すると、J2リーグで15試合連続、先発出場した。
 (千葉(J2)へ2022年7月19日から2023年1月31日までの育成型期限付き移籍)
 (2023シーズン 千葉(J2)へ2024年1月31日までの育成型期限付き移籍)


2022年8月27日の鹿島戦(J1 #27)

■midfielder
橘田健人(8) 45試合3761分出場 平均採点6.09 ベンチ1試合
 IHとアンカーで稼働し続け、プレータイムはソンリョンに次ぐ2位。
 代表入り、ヨーロッパ移籍も時間の問題と思わせるほどの活躍を見せた。
脇坂泰斗(14) 44試合2956分出場 平均採点5.86 ベンチ3試合
 J1リーグ・ベストイレブン(2年連続2回目)。J1リーグ5ゴール、ACL1ゴール、YLC1ゴール。
 日本代表(7月)。ジョホール戦(ACL GL #4)鹿島戦(J1 #27)でFKから直接ゴール。
ジョアン・シミッチ(6) 33試合2121分出場 平均採点6.23 ベンチ3試合
 橘田の台頭で、昨年から不遇な時間が長かったが、アンカーで復活した。
 ハイボールを跳ね返し、ボールを大きく追ってCBの負担を減らした。
遠野大弥(19) 44試合2104分出場 平均採点5.85 ベンチ4試合
 守備的な役割を含め、アップダウンを繰り返してチームを牽引した。
 サブも多かったが、44試合に出場。福岡戦(J1 #13)で決勝ゴール。
チャナティップ(18) 24試合1548分出場 平均採点5.77 ベンチ3試合
 (2022シーズン 札幌(J1)から完全移籍で加入)
 タイ代表。大きな期待を背負って加入したが、負傷離脱が長かった。
 狭いエリアからのドリブル突破と機を見たスルーパスが光った。
瀬古樹(16) 23試合939分出場 平均採点5.67 ベンチ9試合
 (2022シーズン 横浜FC(J1→J2)から完全移籍で加入)
 適正なポジションを見つけられず、出場時間が短く、消化不良だった。
 出場するとボールを呼び込んでチームを鼓舞した。セットプレーを任された。
大島僚太(10) 12試合707分出場 平均採点5.85 ベンチ0試合
 今シーズンも負傷が多くなり、稼働できた時間が極めて短かった。
 トラップ、パス、広い視野など異なる次元のプレーを見せた。
小塚和季(17) 18試合678分出場 平均採点5.82 ベンチ7試合
 神戸戦(J1 #11)のCKで、谷口のゴールを決勝アシスト。
 華麗なパスだけでなく、タックルやプレッシングといった泥臭い役割もこなした。
松井蓮之(25) 8試合649分出場 平均採点5.61 ベンチ3試合
 (2022シーズン 法政大学から加入)
 J1リーグとYLCではベンチ入りもできず、厳しいルーキーイヤーとなった。
 天皇杯2試合とACL2試合に出場して、当たりの強さを垣間見せた。
塚川孝輝(3) 13試合453分出場 平均採点5.67 ベンチ8試合
 序盤から複数ポジションを務め、サブ組の中でも高い序列に立っていた。
 7月にFC東京に移籍すると、IHでレギュラーを掴んだ。
 (2022年7月22日 FC東京(J1)へ完全移籍)

■forward
家長昭博(41) 45試合3508分出場 平均採点6.12 ベンチ1試合
 J1リーグ・ベストイレブン(3年連続4回目)。J1リーグ12ゴール(うちPK5ゴール)。
 運動量は少なくとも、交代させられず。圧倒的な技術力で右サイドを制圧した。
マルシーニョ(23) 43試合2757分出場 平均採点6.18 ベンチ1試合
 J1リーグ・ベストイレブン(初受賞)。J1リーグ12ゴール、ACL1ゴール、YLC2ゴール。
 爆発的なスピードだけでなく、決定力も発揮した。福岡戦(J1 #26)でハットトリック。
レアンドロ・ダミアン(9) 31試合2031分出場 平均採点6.01 ベンチ3試合
 FC東京戦(J1 #1)柏戦(J1 #8)での決勝ゴールなど、J1リーグ5ゴール、ACL2ゴール。
 8月20日の福岡戦(J1 #26)で右足首を捻り、シーズンを終えた。
知念慶(20) 38試合1914分出場 平均採点5.92 ベンチ0試合
 力強さを発揮して、ダミアンと小林悠とFWのポジションを争う。
 J1リーグ7ゴール、ACL3ゴール。天皇杯1ゴール、アジアツアー1ゴール。
 (2023シーズン 鹿島(J1)へ完全移籍)
小林悠(11) 42試合1883分出場 平均採点5.93 ベンチ3試合
 決定機を決められないシーンもあったが、J1リーグ5ゴール、ACL4ゴール。
 ダミアン離脱後の終盤、知念慶からレギュラーを奪い返した。
宮城天(24) 32試合1201分出場 平均採点5.84 ベンチ7試合
 ボールを止める美しいトラップからチャンスを作った。G大阪戦(J1 #3)でゴール。
 マルシーニョが覚醒したため、出場時間を伸ばせなかった。
 (2023シーズン 長崎(J2)へ2024年1月31日までの期限付き移籍)
五十嵐太陽(28) 4試合215分出場 平均採点6.20 ベンチ2試合
 (2022シーズン U-18から昇格)
 広州戦(ACL GL #2)でプロ初出場、車屋のゴールを初アシスト。
 アジアツアーの3試合にも出場した。
 (2023シーズン 山口(J2)へ2024年1月31日までの育成型期限付き移籍)
永長鷹虎(26) 2試合56分出場 平均採点5.93 ベンチ4試合
 (2022シーズン 興国高校から加入)
 U-19日本代表。ACLは出番がなかったが、札幌大学戦(天皇杯 R64)でプロ初出場、初ゴール。
 清水戦(J1 #32)京都戦(J1 #25)でベンチ入りを果たした。


2022年11月05日のFC東京戦(J1 #34)での円陣。

(特別指定)

山田新(32) 2試合181分出場 平均採点6.52 ベンチ0試合
 U-18出身、桐蔭横浜大学4年生。特別指定。
 コロナ禍で選手が足りなかったC大阪戦(YLC QF #1)で、チームを救ってくれた。
 アジアツアーのビンズンFC戦(PSM)にもフル出場。
 (2023シーズン 桐蔭横浜大学から加入)

名願斗哉(履正社高校3年)は9月7日(水)に加入内定。特別指定なし。

(2種登録)
松長根悠仁(34) 2試合109分出場 平均採点5.6 ベンチ0試合
 U-18の3年生。U-18日本代表。6月28日にU-18から昇格、8月5日に2種登録が発表された。
 アジアツアーのパトゥム戦(PSM)札幌戦(PSM)に出場する。
 (2023シーズン U-18から昇格)
高井幸大(29) 2試合43分出場 平均採点5.50 ベンチ2試合
 U-18の3年生。U-18、U-19日本代表。2021年に続いて2種登録。
 広州戦(ACL GL #2)でプロ初出場、パリ・サンジェルマン戦(PSM)にも出場。
 谷口が出場停止だった湘南戦(J1 #15)でベンチ入り。
 (2023シーズン U-18から昇格)
大関友翔(33) ※出場なし
 U-18の3年生。U-17日本代表。6月28日にU-18から昇格、8月5日に2種登録が発表された。
 (2023シーズン U-18から昇格)

(登録外)
山内日向汰(35) 1試合95分出場 平均採点6.50 ベンチ0試合
 U-18出身、桐蔭横浜大学の3年生。
 アジアツアーのビンズンFC戦(PSM)にLSBとIHでフル出場、1ゴール。
八田秀斗(39) 1試合91分出場 平均採点6.00 ベンチ0試合
 U-18の1年生。アジアツアーのビンズンFC戦(PSM)で左IHで先発、90分までプレー。
加治佐海(38) 1試合46分出場 平均採点6.00 ベンチ0試合
 U-18の1年生。アジアツアーのビンズンFC戦(PSM)にRSBで先発出場。
田所莉旺(37) 1試合9分出場 平均採点5.50 ベンチ0試合
 U-18の1年生。U-16日本代表。アジアツアーのビンズンFC戦(PSM)にRCBで出場。
高橋悠斗(36) 1試合4分出場 平均採点5.50 ベンチ0試合
 U-18の2年生。アジアツアーのビンズンFC戦(PSM)にLSBで出場。

(登録外 世代別日本代表)
五木田季晋 U-18の3年生。U-18日本代表。
由井航太 U-18の2年生。U-17、U-18日本代表。
濱﨑知康 GK。U-18の2年生。U-17日本代表。
柴田翔太郎 U-18の1年生。U-16日本代表。
土屋櫂大 U-18の1年生。U-16日本代表。

■rental
原田虹輝
 (2022シーズン 長野(J3)へ2023年1月31日までの期限付き移籍)
 (2023シーズン 長野(J3)へ2024年1月31日までの育成型期限付き移籍)
宮代大聖
 (2022シーズン 鳥栖(J1)へ2023年1月31日までの期限付き移籍)
 (2023シーズン 川崎に復帰)
神谷凱士
 (2022シーズン 藤枝(J3)へ2023年1月31日までの期限付き移籍)
 (2023シーズン 甲府(J2)へ2024年1月31日までの期限付き移籍)
イサカ・ゼイン
 (2022シーズン 横浜FC(J2)へ2023年1月31日までの期限付き移籍)
 (2023シーズン 山形(J2)へ完全移籍)
田中碧
 (2021-22シーズン デュッセルドルフ(GER)へ2022年6月30日までの期限付き移籍)
 (2022-23シーズン デュッセルドルフ(GER)へ完全移籍)

■coach
鬼木達 平均採点5.83 (寺田周平コーチ代行の2試合を含む。)
 最も高い評価は7.0点で、横浜FM戦(J1 #24)鹿島戦(J1 #27)FC東京戦(J1 #34)の3回。
 最も低い評価は3.5点で、湘南戦(J1 #15)だった。
 G大阪戦(J1 #21)ビンズンFC戦(PSM)は、寺田周平コーチが代行した。
 (2021年6.15、2020年6.03、2019年5.81、2018年5.72、2017年6.12)

■referee
平均採点5.78
 (2021年5.98、2020年5.90、2019年5.70、2018年5.71、2017年5.72、2016年5.69、2015年5.61)

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2023/01/01

230101シーズン回顧(1) 2022ランキング

2022シーズン回顧(1) 2022ランキング

2022シーズンの川崎フロンターレを振り返る第1回目(前編)。
 2016シーズン以来の無冠となったが、J1リーグは2位と悪くはなかった。
 ACL、YLC、天皇杯は、早期に敗退した。

2020、2021シーズンに続いて、新型コロナウイルスの大きな影響があった。
 7月下旬から、トップチーム関係者13名が相次いで感染。
 浦和戦(J1 #23)C大阪戦(YLC QF #1)では、GK3名がベンチ入り。
 ユースの選手の第2種登録を怠り、選手が足りなくなった。


2月18日のJ1リーグ開幕戦
 FC東京戦(J1 #1)

公式戦は49試合だった。
 J1リーグ34、ACL6、YBCルヴァンカップ2、天皇杯2、FXSC1。
 さらに7月にパリ・サンジェルマン戦(PSM)、11月にアジアツアー3試合があった。
 (この4試合も、公式戦に含めることとします。)

2021年は53試合だったので、4試合の減。
 ACL、YLC、天皇杯で早期に敗退したことが影響した。
 2020年は41試合、2019年は50試合、2018年は47試合、2017年は53試合だった。

■J1リーグ 2位
 勝ち点66 38試合20勝6分8敗 得失点差+23
 3連覇はできなかったが、首位横浜Fマリノスに勝ち点2差の2位。
 シーズン序盤は相手に押されながらも結果を出していた。
 1つの試合に良い内容で圧勝しても、次の試合であっさり負けることが多かった。
 札幌戦(J1 #31)に負けて、残り4試合でマリノスと勝ち点8差。
 絶体絶命の状況から4連勝して、最終節まで優勝の可能性を残した。
 山根、谷口、脇坂、家長、マルシーニョとベストイレブンに5人が選出された。
■アジア・チャンピオンズ・リーグ(ACL) GL敗退
 グループステージIグループ 2位 6試合3勝2分1敗 得失点差+13
 蔚山現代戦(ACL GL #5)に負けたことが響き、決勝トーナメントに進めなかった。
■YBCルヴァン・カップ(YLC) ベスト8
 2試合2分 得失点差0
 ベスト8から出場したルヴァンカップは、C大阪に競り負ける。
 コロナ禍で選手が揃わない中、2試合ともドローだったが、アウェイゴール差で敗退した。
 2021年にも同じようにアウェイゴール差で浦和に負け、ベスト8だった。
■天皇杯 3回戦敗退
 2試合1勝1敗 得失点差+4
 2回戦札幌大学戦(天皇杯 R64)に勝ったが、雨中の3回戦東京V戦(天皇杯 R32)で負けた。
■FUJIFILM SUPER CUP 準優勝
 1試合1敗 得失点差-1
 4度目の出場となったスーパーカップは、浦和に敗れた。
■パリ・サンジェルマン戦(PSM)
 1試合1敗 得失点差-1
 メッシ、エムバペ、ネイマールが揃い踏みしたパリ・サンジェルマンと対戦した
■アジアツアー2022
 3試合2勝1分 得失点差+4
 J1リーグ終了後、タイで2試合、ヴェトナムで1試合を行った。

合計では、49試合26勝11分12敗だった。
49試合のプレー時間の合計は、4,751分。
 この時間には、前後半のロスタイムを含んでいる。
 ロスタイムは、フロンターレ公式サイトを参考に独自に算出。
 exdrives における採点から、出場時間に応じて各選手の平均採点を計算した。

チーム全体の平均採点は、5.960点。
過去のチーム全体の平均採点は次のとおり。
 2021年 6.151点 J1リーグ優勝
 2020年 6.073点 J1リーグ・天皇杯優勝
 2019年 5.943点 YBCルヴァンカップ優勝
 2018年 5.883点 J1リーグ優勝
 2017年 6.036点 J1リーグ優勝
 2016年 6.028点
 2015年 6.014点
 2014年 5.870点

■high player (season)
 49試合で1,000分以上出場した19選手で、シーズン平均採点が高かったのは次の選手。
  カッコ内は2021年、2020年の順位。
  在籍していない年は (-)、1,000分未満の出場の年は (x) とした。

 1,000分以上出場したのは、2021年は19選手(53試合)、2020年は16選手(41試合)。

1位(10位, -) シミッチ(6) 33試合2121分出場 平均採点6.23 ベンチ3試合
2位(9位, 8位) 谷口彰悟(5) 41試合3727分出場 平均採点6.182 ベンチ1試合
3位(x, -) マルシーニョ(23) 43試合2757分出場 平均採点6.180 ベンチ1試合
4位(11位, 12位) 家長昭博(41) 45試合3508分出場 平均採点6.120 ベンチ1試合
5位(2位, 3位) ソンリョン(1) 42試合3911分出場 平均採点6.118 ベンチ0試合


ジョアン・シミッチ(6)。
 J1リーグ100試合出場セレモニー。
 10月8日の清水戦(J1 #32)

ジョアン・シミッチを最も高く評価した。
 名古屋(J1)から加入2年目。FC東京へのレンタル報道もあったが残留。
 起用されない期間もあったが、プレー機会を得ると確実な活躍を見せた。
 アンカーで背の高さを活かして献身的に動き、左足でロングパスを狙った。

逆に平均採点が低かったのは、19位登里享平、18位佐々木旭、17位山村和也。
 2021年に上位だったダミアンは8位(1位)、ソンリョンは5位(2位)、橘田健人は7位(3位)。

過去の exdrives におけるMVPは、次のとおり。
 2021年 ダミアン(9) 平均採点6.51。
 2020年 三笘薫(18) 平均採点6.40。
 2019年 ジェジエウ(4) 平均採点6.24。
 2018年 家長昭博(41) 平均採点6.25。
 2017年 ソンリョン(1) 平均採点6.32。
 2016年 小林悠(11) 平均採点6.30。
 2015年 大島僚太(16) 平均採点6.25 
 2014年 中村憲剛(14) 平均採点6.25。

■play time (season)
 49試合4,751分のうち、出場時間が長かったのは次の選手。
 カッコ内は2021年、2020年の順位。

1位(1位, 1位) ソンリョン(1) 42試合3911分出場 平均採点6.12 ベンチ0試合
2位(10位, -) 橘田健人(8) 45試合3761分出場 平均採点6.09 ベンチ1試合
3位(5位, 4位) 谷口彰悟(5) 41試合3727分出場 平均採点6.18 ベンチ1試合
4位(2位, 2位) 山根視来(13) 38試合3626分出場 平均採点5.94 ベンチ0試合
5位(3位, 8位) 家長昭博(41) 45試合3508分出場 平均採点6.12 ベンチ1試合

ソンリョンが3年連続で出場時間1位。42試合に先発出場。

出場試合数で見ると、家長昭博と橘田健人が45試合で多かった。
 次いで44試合の脇坂泰斗と遠野大弥が続く。
ベンチ入り(出場なし)も含むメンバー入りは、遠野大弥の48試合がトップ。
ベンチ入り(出場なし)は、丹野研太が40試合で、3年連続で最も多かった。

■high game
 各試合ごとに、出場選手の採点を出場時間に応じて平均した。
 平均採点が高かったのは、次の試合。

1位 220910川崎4-0広島(J1 #29) 平均採点6.69
 スキッベ新監督のもと、J1リーグ3位、YLC優勝、天皇杯準優勝と躍進した広島に圧勝。
2位 220831川崎4-0鳥栖(J1 #20) 平均採点6.66
 鳥栖のプレスをパスワークで無力化して、チャンスを与えることなく攻撃を続けた。
3位 221012川崎3-1京都(J1 #25) 平均採点6.52
 前半に2点のリードを奪うと、後半、京都が逆襲してきたが追加点を奪って快勝。


 9月10日の広島戦(J1 #29)。

 シーズン終盤の3試合を高く評価した。
 ただ、広島戦の次の名古屋戦(J1 #22)はドロー、鳥栖戦の次の湘南戦(J1 #28)は負けてしまう。
 強さを継続することができず、勝ち点を失うこととなった。

■low game
 逆に平均採点が低かったのは、次の試合。

49位 220525川崎0-4湘南(J1 #15) 平均採点4.74
 前半はソンリョンのセーブで無失点で切り抜けたが、後半はなすすべなく4失点。
48位 220402川崎1-4C大阪(J1 #6) 平均採点5.08
 セレッソのプレスを受けてボールロストを繰り返し、大量失点してしまった。
47位 220212川崎0-2浦和(FFSC) 平均採点5.18
 浦和の出足の早さに対して、仕上がり不足で動けず、対抗できなかった。

 低く評価したのはシーズン前半の3試合。
 いずれも拮抗した展開に持ち込むことができず、負けてしまった。

■high player (game)
 各試合の採点で、最も高かったのは8.5点。1回あった。

8.5 ソンリョン(1) 220218川崎1-0FC東京(J1 #1)
 24分、61分にレアンドロ(20)との1対1をビッグセーブ。さらに数多のシュートを弾いて無失点。

 次に高かったのは8.0点。2回あった。

8.0 小林悠(11) 220618川崎5-2札幌(J1 #17)
 38分間のプレーで2ゴールを決め、逆転勝利に貢献。特に69分のバイシクルは美しく完璧だった。
8.0 マルシーニョ(23) 220820福岡1-4川崎(J1 #26)
 7分、45分、64分にゴールを決めてハットトリック。素晴らしい決定力を発揮した。

 今シーズンのハットトリックは、福岡戦(J1 #26)でのマルシーニョの1回だった。

■low player (game)
 各試合の採点で、最も低かったのは3.0点。1回だった。

3.0 谷口彰悟(5) 220402川崎1-4C大阪(J1 #6)
 致命的なミスから2ゴールを許す。代表帰りの疲労もあり、精彩を欠いた。

 次に低かったのは3.5点。5回あった。

3.5 登里享平(2) 220223横浜FM4-2川崎(J1 #9)
 高さとスピードで競り負けて、マリノスに多くのゴールを許した。
3.5 佐々木旭(15) 220525川崎0-4湘南(J1 #15)
 消極的なバックパスを繰り返し、湘南のプレスを呼び込む。失点にも関与。
3.5 ソンリョン(1) 221105FC東京2-3川崎(J1 #34)
 29分、飛び出しが遅れ、アダイウトン(15)を足で止めてレッドカード。
3.5 佐々木旭(15) 220427蔚山現代3-2川崎(ACL GL #5)
 20分、バックパスを相手に渡して先制ゴールを許す。52分、手で止めて不要なイエロー。
3.5 山村和也(31) 221112パトゥム1-3川崎(PSM)
 63分、1対1でマークするコンハード(20)のゴールを許す。70分、一発レッド。

今シーズンの退場は4回。いずれも一発退場だった。
 谷口彰悟は、鳥栖戦(J1 #14)の82分にレッド。採点は4.5。
 橘田健人は、札幌戦(J1 #31)の84分にレッド。採点は5.0。
 ソンリョンは、FC東京戦(J1 #34)の29分にレッド。採点は3.5。
 山村和也は、パトゥム・ユナイテッド戦(PSM)の70分にレッド。採点は3.5。


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2021/12/30

211230シーズン回顧(2) 2021選手別平均採点

2021シーズン回顧(2) 2021選手別平均採点

2021シーズンの川崎フロンターレ。
 J1リーグを連覇して5年連続のタイトルを獲得。
 J1リーグのMVPと得点王、さらにはベストイレブン7名を輩出した。
1回目(前編)の各種ランキングに続いて、2回目(後編)は選手別の平均採点を見る。

53試合のプレー時間の合計は、5,273分。
 この時間には、前後半及び延長のロスタイムを含んでいる。
 ロスタイムは、フロンターレ公式サイトを参考に独自に算出。

exdrives における採点から、出場時間に照らし各選手の平均採点を計算した。

チーム全体の平均採点は、6.151点だった。
(2020年6.073点、2019年5.943点、2018年5.883点、2017年6.036点、2016年6.028点、2015年6.014点、2014年5.870点)。


2月20日、FUJI XEROX SUPER CUP優勝

GK、DF、MF、FWの4ポジション別に、出場時間順に並べた。
 ポジションは登録上のものでなく、実態に合わせている。
 2021シーズンは4-3-3だったので、サイドバックはDFに含めている。
  旗手玲央はLSBやFWでも出場したが、MFに含めている。
  遠野大弥については迷ったが、MFとした。
なお、移籍情報は随時更新していきます。

■goal keeper
チョン・ソンリョン(1) 47試合4690分出場 平均採点6.39 ベンチ0試合
 加入6年目。リスタートのキック能力が向上し、劣勢時のペース配分に気を配った。
 シーズン前半は攻撃される機会が少なく、ゴール前で見守るだけの試合が多かった。
 8月以降、被決定機が多くなると活躍が際立った。J1リーグ連覇に大きく貢献した。
 天皇杯2回戦長野戦(天皇杯 R64)3回戦千葉戦(天皇杯 R32)で、PK戦で勝利に導く。
丹野研太(27) 6試合583分出場 平均採点6.01 ベンチ47試合
 第2GKとして、全ての試合で控え続け、4月のソンリョン負傷時には4試合に登場。
 出場6試合で十分なパフォーマンスを見せてくれる。貴重な存在だった。
安藤駿介(21) 0試合0分出場 平均採点0 ベンチ7試合
 第3GKの立場が続いた。2017年から5年間、出場なし。
 丹野が出場した6試合と、ベンチ枠が10人のACL蔚山現代戦(ACL R16)でベンチに入り。
イ・キョンテ(40) 0試合0分出場 平均採点- ベンチ0試合
 (2021シーズン 岡山(J2)から2022年1月1日までの期限付き移籍)
 2020シーズンに続き、岡山からのレンタルとなった。
 出場もベンチ入りもなかった。ACLは外国人枠のため登録外。
 (2022シーズン 期限付き移籍満了、金海市庁FC(KOR)へ完全移籍)


11月7日の鳥栖戦(J1 #35)
 ガード・オブ・オナー(guard of honour)。駅前不動産スタジアム。

■defender
山根視来(13) 48試合4599分出場 平均採点6.03 ベンチ1試合
 ベストイレブン(2年連続2回目)。3月、日本代表に初選出され、出場を重ねる。
 不動のRSBとして右サイドに君臨した。多くのアシストを重ねる。
 連戦でパフォーマンスを落としても、わずかな休養だけで復活。
 代表で不在となるとき以外は、RSBの控えは必要なかった。
ジェジエウ(4) 43試合3650分出場 平均採点6.25 ベンチ3試合
 ベストイレブン(2年連続2回目)。離脱少なく最終ラインを支える。
 高さとスピードで守るだけでなく、攻撃でも縦パスやドリブルを仕掛けた。
 11月7日の鳥栖戦(J1 #35)で左膝前十字靭帯と内側側副靭帯を損傷。
 ブラジルに帰国して手術するため、来シーズンまで長期離脱が予想される。
谷口彰悟(5) 41試合3462分出場 平均採点6.17 ベンチ2試合
 ベストイレブン(2年連続3回目)。日本代表にコンスタントに選出される。
 左右どちらのCBでも安定していた。アンカーとしても出場機会を得た。
 8月18日の清水戦(天皇杯 R16)で負傷するが、離脱の影響は大きかった。
 9月22日の鹿島戦(J1 #32)での復帰前に、チームはルヴァンカップとACLに敗退。
登里享平(2) 38試合3387分出場 平均採点5.93 ベンチ2試合
 左鎖骨骨折から4月3日の大分戦(J1 #7)で復帰すると、LSBで先発を続ける。
 三笘薫、長谷川、マルシーニョ、宮城天と多くの左FWと組み、それぞれの特徴を活かす。
 味方のパスコースを確保する動きと、幅広いパターンのパスでチーム全体を動かした。
車屋紳太郎(7) 43試合2634分出場 平均採点6.34 ベンチ5試合
 LCBがメインとなったが、登里に代わりLSBで試合を締める役割もこなした。
 縦に持ち運ぶプレーも多く、鋭いパスで攻撃のスイッチを入れる。
 9月1日の浦和戦(YLC QF #1)で足を負傷し、1ヶ月間チームを離脱した。
山村和也(28) 31試合1757分出場 平均採点5.90 ベンチ2試合
 3月18日に左大腿二頭筋肉離れで離脱し、6月9日の長野戦(天皇杯 R64)で復帰。
 谷口、車屋が欠場していた9月を始め、安定したプレーを見せてくれる。
 9月22日の鹿島戦(J1 #32)で、投入直後に同点ゴールを決めた。
イサカ・ゼイン(15) 5試合344分出場 平均採点5.37 ベンチ5試合
 6月2日の横浜FC戦(J1 #21)で、大卒加入2年目で初出場を果たす。
 山根に代わるRSBを任されるが、守備のタスクを上手くこなせなかった。
 (2022シーズン 横浜FC(J2)へ2023年1月31日までの期限付き移籍)
神谷凱士(26) 3試合134分出場 平均採点5.65 ベンチ1試合
 ゼインと同じく、6月2日の横浜FC戦(J1 #21)で、大卒加入2年目で初出場。
 ACLでも2試合に出場し、LSBとLCBでプレー。
 (2022シーズン 藤枝(J3)へ2023年1月31日までの期限付き移籍)
田邉秀斗(30) 3試合111分出場 平均採点5.50 ベンチ1試合
 (2021シーズン 静岡学園高校から加入)
 7月11日の北京戦(ACL GL #6)でデビューを飾り、LSBで果敢に攻めた。
 浦和とのルヴァンカップ準々決勝2試合も、ミスはあったが臆さずに強気にプレー。

■midfielder
脇坂泰斗(8) 49試合3430分出場 平均採点6.06 ベンチ2試合
 ベストイレブン(初受賞)。3月、日本代表に初選出される。
 比較的早い交代が多かったが、田中碧移籍後はプレータイムを伸ばし、主力に定着。
 8番を2年間続けたが、磨かれた戦術眼に相応しい新たな番号を背負いたい。
旗手怜央(47) 38試合3361分出場 平均採点6.06 ベンチ0試合
 ベストイレブン(初受賞)。東京オリンピック日本代表。11月、フル代表に初選出。
 序盤はLSBでプレーし、登里復帰後はインサイドハーフに戻った。
 試合中に左FWにも入ることがあり、多くのポジションでプレーする。
 感情の高ぶりが激しく、試合後に号泣するシーンが多かった。
 (2022年1月 セルティック(SCO)へ完全移籍)
橘田健人(22) 43試合2955分出場 平均採点6.35 ベンチ4試合
 (2021シーズン 桐蔭横浜大学から加入)
 最初の公式戦G大阪戦(FXSC)から出番を得て、少しずつ経験を重ねた。
 7月2日のユナイテッド・シティ戦(ACL GL #3)でハットトリック。
 秋を迎えるとシミッチからポジションを奪い、アンカーで豊富な運動量を見せた。
ジョアン・シミッチ(6) 35試合2765分出場 平均採点6.14 ベンチ0試合
 (2021シーズン 名古屋(J1)から完全移籍で加入)
 アンカーでレギュラーを確保する。左足のロングキックやスルーパスで攻撃を差配する。
 身長を活かした強い守備が効いたが、両脇のスペースを使われる。右足も不得手だった。
 9月22日の鹿島戦(J1 #32)の先発を最後に、メンバー外が続いた。
田中碧(25) 21試合1876分出場 平均採点6.28 ベンチ0試合
 右インサイドハーフを主戦場として、ゴールをより意識して攻撃的にプレー。
 激しい運動量で守備のタスクもこなし、前半の快進撃の主役となった。
 5月30日の鹿島戦(J1 #17)を最後に、U-18から昇格後4年半で海外に旅立った。
 東京オリンピック日本代表(デュッセルドルフ移籍後)。
 (2022年6月 デュッセルドルフ(GER)へ2022年6月30日までの期限付き移籍)
遠野大弥(19) 38試合1492分出場 平均採点5.94 ベンチ9試合
 (2021シーズン 福岡(J2)への期限付き移籍から復帰)
 インサイドハーフやサイドFWでプレー。力強いシュートと決定力を見せる。
 J1リーグで6ゴール、ACLで1ゴール。セットプレーも担当した。
 シーズンを通じて、ボールを受ける動きや守備が整備されてきた。
塚川孝輝(3) 21試合582分出場 平均採点5.57 ベンチ4試合
 (2021シーズン 松本(J2)から完全移籍で加入)
 シミッチの交代要員として、アンカーでの出場を重ね、インサイドハーフでもプレー。
 身長を活かしたハイボール対応と、鋭いリアクションで中盤に活気をもたらした。
 2月20日のG大阪戦(FXSC)7月5日のユナイテッド・シティFC戦(ACL GL #4)と2回、脳震盪によって離脱。後者は9月14日の蔚山現代戦(ACL R16)まで復帰に2か月以上を要した。
大島僚太(10) 15試合574分出場 平均採点5.98 ベンチ1試合
 チーム始動直後に負傷して、6月26日の大邱FC戦(ACL GL #1)で復帰する。
 三笘薫と田中碧の移籍後のチームを支えるはずが、7月21日の千葉戦(天皇杯 R32)で再負傷。
 10月24日の清水戦(J1 #33)で復帰したが、年間の稼働期間はあまりにも短かった。
 とはいえ、出場すればチーム全体を変える力を見せた。
小塚和季(17) 12試合462分出場 平均採点5.72 ベンチ10試合
 (2021シーズン 大分(J1)から完全移籍で加入)
 少ないプレー時間だったが、天才的な輝きの片鱗を見せてくれた。
 動き直しと守備の強度が課題。大分戦(天皇杯 SF)のアシストは素晴らしかった。


9月29日の神戸戦(J1 #28)
 勝負の5連戦の4試合目でした。

■forward
家長昭博(41) 51試合3976分出場 平均採点6.11 ベンチ2試合
 ベストイレブン(2年連続3回目)。家長がいるところから、攻撃が始まった。
 開幕戦横浜FM(J1 #1)での2ゴールで、チームに良いスタートを切らせた。
 プレータイムもかなり長く、鬼木監督にとって欠かせない存在となっていた。
 35歳となって戻りは遅くなりがちで、RSB山根に負担を掛けていた。
レアンドロ・ダミアン(9) 48試合3450分出場 平均採点6.51 ベンチ5試合
 J1リーグMVP、得点王、ベストイレブン(いずれも初受賞)。
 加入3年目にしてブラジル代表の本領を発揮する。
 ゴラッソあり、決定力あり、多様なゴールパターンを見せ、アシストも多い。
 チェイスにも磨きがかかり、ケガも少なく、非の打ち所なく完璧だった。
小林悠(11) 42試合1837分出場 平均採点6.22 ベンチ1試合
 ダミアンの好調を受け、プレー時間は減らしたものの、J1リーグで10ゴール。
 右ウィングでは、かつての日本代表時代と同じく、窮屈さを感じさせた。
 福岡戦(J1 #26)に負けた次の札幌戦(J1 #27)で「フロンターレは死んでいない」と語る。
 G大阪戦(FXSC)鹿島戦(J1 #17)では、ロスタイム終了間際に決勝ゴールを決める。
三笘薫(18) 24試合1658分出場 平均採点6.34 ベンチ3試合
 東京オリンピック日本代表。戦術三笘として圧倒的にドリブルで切り裂いた。
 厳しいマークで封じられても、一瞬のきらめきでゴールやアシストの結果を出した。
 7月8日の大邱戦(ACL GL #5)でのプレーを最後に、川崎での1年半の活躍を終えた。
 (2021年8月 ブライトン(ENG)へ完全移籍、サンジロワーズ(BEL)へ期限付き移籍)
長谷川竜也(16) 30試合1443分出場 平均採点5.84 ベンチ6試合
 左FWで交代出場を重ね、クロスボールを入れていく。
 9月14日の蔚山現代戦(ACL R16)での交代出場以降、ベンチ外が続いてしまう。
 蔚山現代戦のPK失敗が、川崎でのラストプレーとなった。
 (2022シーズン 横浜FC(J2)へ完全移籍)
知念慶(20) 31試合1088分出場 平均採点6.11 ベンチ7試合
 (2021シーズン 大分(J1)への期限付き移籍から復帰)
 3番手のCFとして控え、プレー時間は短いながらも確かな痕跡を残す。
 ACLでは途中出場した北京戦(ACL GL #2)の2得点など、合計4ゴールを決めた。
 徳島戦(J1 #29)で2ゴール、湘南戦(J1 #30)で足を攣りながらもロスタイムに決勝ゴール。
マルシーニョ(23) 13試合869分出場 平均採点6.14 ベンチ1試合
 (2021年8月 重慶両江(CHN)から完全移籍で加入)
 8月13日に加入発表、入国後の隔離期間を経て8月30日に全体練習に合流する。
 9月18日の徳島戦(J1 #29)でデビューすると、左FWとして活躍する。
 決定力は今ひとつだが、スピードとドリブルで決定機を生み出した。
宮城天(24) 20試合834分出場 平均採点6.12 ベンチ4試合
 (2021シーズン 富山(J3)への期限付き移籍から復帰)
 6月9日の長野戦(天皇杯 R64)で、川崎でのデビュー。
 吸い付くようなトラップを武器に、三笘移籍後の左FWでプレー。
 9月22日の鹿島戦(J1 #32)の後半ロスタイム、決勝ミドルを叩き込む。


5月22日の横浜FC戦(J1 #15)
小林悠(11)のJ1リーグ300試合出場セレモニー。
 前節札幌戦(J1 #14)で達成。

(特別指定) ※出場なし
松井蓮之(31) 
 2月に加入内定、特別指定。法政大学4年生。姉は俳優の松井愛莉。
 (2022シーズン 新規加入)
早坂勇希(32)
 4月に加入内定、特別指定。桐蔭横浜大学4年生、川崎U-18出身。
 (2022シーズン 新規加入)

佐々木旭(流通経済大学4年生)は3月に加入内定。特別指定はなし。
永長鷹虎(興国高校3年生)は6月に加入内定。特別指定はなし。

(2種登録) ※出場なし
五十嵐太陽(33) 
 U-18の3年生。8月27日、U-18からの昇格と2種登録が発表された。
 (2022シーズン U-18から昇格)
高井幸大(34) 
 U-18の2年生。8月27日、2種登録が発表された。
 (2022シーズン プロ契約、2種登録)

■rental
マギーニョ
 (2021シーズン 横浜FC(J1)へ2022年1月31日までの期限付き移籍)
 (2022シーズン 契約満了)
原田虹輝
 (2021シーズン 鳥取(J3)へ2022年1月31日までの期限付き移籍)
 (2022シーズン 長野(J3)へ2023年1月31日までの期限付き移籍)
宮代大聖
 (2021シーズン 徳島(J1)へ2022年1月31日までの期限付き移籍)
 (2022シーズン 鳥栖(J1)へ2023年1月31日までの期限付き移籍)

■coach
鬼木達 平均採点6.15
 最も高い評価は7.5点で、湘南戦(J1 #30)だった。
 最も低い評価は4.5点で、鳥栖戦(J1 #35)だった。
 (2020年6.03、2019年5.81、2018年5.72、2017年6.12)

■referee
平均採点5.98
 (2020年5.90、2019年5.70、2018年5.71、2017年5.72、2016年5.69、2015年5.61)

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