2024/09/30

240927川崎5-1新潟(J1 #32)

川崎5-1新潟(U等々力, 19:00KO, 20,142人)

名古屋戦(J1 #31)の敗戦から中4日。
 ホームでの新潟戦は、翌週火曜日にACLEがあるため、金曜日に開催される。
 小雨が降り続いたピッチは水を含み、パススピードはあまり上がらない。

VW際は、名古屋戦でイエロー2枚により退場し、出場停止。
9月24日、バフェティンビ・ゴミス(18)が契約解除によりチームを離れた。


先発は、名古屋戦から4人が変わる。
 新たにアイダル、山本、脇坂、エリソンが先発する。
 2CBは高井とアイダルが組み、佐々木旭がLCBからRSBに回る。
 家長がベンチスタート、橘田、大島、出場停止のVW際の3人がベンチ外となった。

ベンチには、新たに丸山と田邉が入った。


アルビレックス新潟は、J1リーグで10勝9分12敗の暫定12位。
 YBCルヴァンカップで準決勝に進出し、10月に川崎との再戦が予定される。
 ボランチ宮本英治(8)は、累積警告により出場停止。

アウェイでの対戦は、ドローだった。
 240622新潟2-2川崎(J1 #19)

■1st half
川崎は山田新とエリソンが2トップで、4-4-2の布陣。
 ボールを持てば素早く前線を目指して、縦に仕掛けた。

11分、河原が中盤で奪うと、走り出す左のマルシーニョへパスを流す。
 マルシーニョがPAまで運んで、GK小島亨介(1)の飛び出しを待ってPK獲得。
14分、このPKをエリソンが決めて先制する。

17分からは波状攻撃を仕掛ける。
 マルシーニョ、河原のシュートは、GK小島が素晴らしい反応でセーブを重ねる。
 しかし、マルシーニョのラストパスから、脇坂がGK小島の逆を突いてゴールを割った。

2点差となって、新潟がようやく反撃する。
 25分からは川崎を押し込んで、多くのCKを蹴る。
 38分、三浦を抜いた長倉幹樹(27)がシュートするが、アイダルがカット。
 39分、左CKから何度もミドルを狙うが、川崎がブロックを続けた。
 多くのチャンスを作ったが、決めることはできなかった。

■2nd half
後半に入ると、川崎がビルドアップを奪って速攻を仕掛ける。
 48分には脇坂が、52分にはマルシーニョがシュート。

63分、高井が中央の山本に縦パスを入れると、マルシーニョとエリソンが左右に走り出す。
 山本がエリソンを選択すると、エリソンが左足に持ちかえて3点目のゴール。
 左のマルシーニョにCBが引き寄せられて、右のエリソンに余裕が生まれた。

ここからゴールラッシュとなる。
 65分、エリソンがCBトーマス・デン(3)から奪取し、山田新が豪快に4点目。
 73分、脇坂の右CKをエリソンが落とし、山田新が押し込んで5点目を決めた。

新潟は86分、星雄次(26)の左クロスを太田修介(11)が決めて、1点を返した。

■summary
新潟は、川崎の2トップを抑え切れなかった。
 数的同数で対峙する2CBトーマス・デンと舞行龍ジェームズ(5)が振り回される。
 中央からの速攻を食い止めることも難しく、失点を重ねた。

GK小島と2CBはつなぐことを優先していた。
 コースを消されていても簡単に蹴り出さず、ビルドアップを続ける。
 SBやボランチに無理に渡す結果となって、ボールを失い続けた。

GK小島は5失点を喫したが、奮闘した。
 14分のエリソンのPKは、コースを読んだが惜しくも止められず。
 17分と52分のマルシーニョ、17分の河原、48分の脇坂のシュートを弾き出した。


川崎の2トップは、相互にアシストしながらゴールを重ねた。
 マルシーニョと脇坂、山本も絡みながら、素早く縦に仕掛ける。
 サイドが空いていても、まずは中央突破を狙う姿勢が強かった。

大島と橘田が不在だったが、山本がボランチで活躍した。
 良い体勢でボールを持ち、早いタイミングで縦にパスを出していく。
 味方に合わないパスもあったが、63分のエリソンのゴールをアシストした。

次は中3日で、光州FC戦(ACLE GL #2)。
 初戦の蔚山戦に続いて、韓国チームとの対戦となる。
 ホーム開催となるので、勝ち点を獲得したい。

■goal
14PK,63エリソン(9) 18脇坂泰斗(14) 65,73山田新(20) 
86太田修介(11)

■judge
ソンリョン(1) 7.0 23分、谷口海斗(7)との1対1を阻止。88分、小見洋太(16)のミドルを弾く。
佐々木旭(5) 6.5 RSB。47分、ターンで抜いて右クロス。78分、1対1の小見の仕掛けを防いだ。
高井幸大(2) 6.0 27分、長倉のシュートを止める。ドリブルも効果的。54分、異議でイエロー。
アイダル(44) 6.5 周囲と合ってきた。38分、長倉の決定機を止める。58分、脇坂への縦パス。
三浦颯太(13) 6.0 6分、49分にマルシーニョへパス。押し込まれていた44分、自陣でFKを得る。
河原創(19) 7.0 11分、マルシーニョにパス。17分、53分にシュート。ボール奪取を重ねる。
山本悠樹(77) 6.0 1アシスト。前を向いて柔らかなパスを繰り出した。ワンタッチも多かった。
脇坂泰斗(14) 6.5 1ゴール。右ウィングだが、2ボランチ近くに立つ。48分、右からシュート。
マルシーニョ(23) 7.0 11分、PK獲得。1アシスト。17分、52分のシュートはGK小島が阻んだ。
エリソン(9) 7.5 2ゴール2アシスト。52分、GKへのプレスで奪取。4分、72分にもシュート。
山田新(20) 7.0 2ゴール1アシスト。CBを背負ってのポストプレーも鋭いプレスも機能させる。

■sub
65(23)遠野大弥(17) 5.5 左ウィング。投入直後に4点目が入って、守備を重視しながらプレー。
74(20)瀬川祐輔(30) 6.0 77分、佐々木旭の右クロスをオーバーヘッドするも、ポストに当たる。
74(9)小林悠(11) 5.5 90+3分、ルーズボールに競り勝つ。90+4分、瀬川のパスをPAで受ける。
85(5)田邉秀斗(15) 5.0 RSB。86分、背後を突かれて失点。90+4分、ボール奪取してキープ。
85(14)家長昭博(41) 5.0 キープ力を発揮できる展開でなかった。90+5分、自陣でFKを与える。

■bench
山口瑠伊(98) 丸山祐市(35) 

■coach
鬼木達 6.5 4-4-2で大勝に導く。大量リードも交代は遅かった。家長は休ませ、丸山を起用すべき。

■referee
中村太 6.5 際どい接触であっても適切な判断を下した。PK判定はGK小島に厳しい判定となった。

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AT+2+5