新潟戦(J1 #32)に大勝して、J1リーグ残留が見えてきた。
大会はACLEに変わり、中3日で火曜日のホームゲーム、光州FC戦。
先発は、新潟戦から6人と大きく変える。
新たにVW際、橘田、瀬川、遠野、家長、小林悠が先発する。
佐々木旭、河原、脇坂、山田新、エリソン、マルシーニョはベンチに回る。
蔚山戦(ACLE GL #1)と比べると、新たに田邉がベンチに入り、大島が外れた。
光州FCは、2023シーズンのKリーグ3位で、ACLEに出場。
2010年に創設されたチームにとって初の国際大会で、川崎と初めて対戦する。
ACLEの第1戦は、ホームで横浜FMに7-3で勝っている。
■1st half
光州は、マンツーマンでタイトに寄せてくる。
川崎を追い込み、苦し紛れの縦パスのカットを狙った。
19分、高井が縦パスをヤシル・アサニ(7)に渡してしまう。
アサニがキム・ジンホ(27)にラストパスを送ると、アイダルが倒してPKを与える。
このPKをアサニが決めて、先制を許した。
先制後も光州のプレスは効き続ける。
26分、VW際の縦パスを奪い、ガブリエル・ティグロン(11)のシュートはバーに当たる。
川崎は、ようやく40分あたりから反撃する。
右ウィングの瀬川が、マークを引き連れて中央に動くことで、光州を崩す。
40分、遠野が左からカットインしてシュート。
45分、山本のスルーパスから、瀬川がGK1対1のシュート。
2本のシュートとも、GKキム・ギョンミン(1)がセーブした。
■2nd half
後半、イエローを受けていたアイダルを、佐々木旭に変える。
LCBに入った佐々木旭がドリブルを交えて運ぶことで、ビルドアップは改善した。
光州のプレスも時間の経過とともに弱くなり、川崎が攻めていく。
53分、VW際の右クロスを、ゴール前の瀬川がシュート。
59分、遠野の左クロスを、瀬川がヘッド。
川崎は、山田新、河原、エリソン、マルシーニョと主力を次々に投入する。
前線で互角に競り合えるようになり、山本の縦パスに抜け出すプレーも増えてくる。
76分と90+2分にマルシーニョ、77分にエリソンがPA内からシュート。
ゴールに迫ることはできたが、最後まで割れずに試合を終えた。
■summary
光州は、マンマークで川崎のビルドアップを阻害した。
名古屋戦(J1 #31)の守り方を参考にしたのかもしれない。
パスコースを消して高い位置で奪い、そのままゴールを目指す。
19分のPKを得たプレーに続き、26分、46分と川崎のパスミスから決定機を作った。
体力的にマンマークは厳しく、少しずつ寄せが遅れていく。
川崎にチャンスを作られるが、GKキム・ギョンミンを中心にゴールを守り切った。
川崎は前線を中心に、大きくターンオーバーした。
ACLEのグループステージは、12チーム中8チームが勝ち抜けるレギュレーション。
第1戦の蔚山戦に勝利したため、光州戦で無理する必要はなかった。
家長を2トップに起用した以上、プレスは控え目にすべきだった。
小林悠を先頭にプレスを仕掛けても、家長がマークを外してパスを通される。
光州のマンマークが落ち着いてくることは想定できたはず。
主力をベンチに残したので、待ち受ける守備を選んでも良かったと思われる。
次は中3日でアウェイ町田戦(J1 #33)。
光州戦で休んだ選手たちを起用し、勝ち点を得たい。
■goal
21PKヤシル・アサニ(7)
■judge
ソンリョン(1) 5.5 12分、27分の決定機をセーブ。46分、クリアボールを相手に渡してしまう。
VW際(31) 5.5 50分台に活躍を見せ、右クロスを5本入れる。55分には続けて2本のシュート。
高井幸大(2) 5.0 19分、余裕ある状況で縦パスをミス。35分、CKをヘッド。終盤は前線に残る。
アイダル(44) 4.5 PKを与える。さらにそのPKを蹴る際、イエローをもらう。前半のみで交代。
三浦颯太(13) 5.5 52分に小林悠、55分に家長へパス。88分の左クロスは山田新に少し合わず。
橘田健人(8) 5.5 マンマークを剥がすのに苦労していた。67分からRSBへ。88分、左足ミドル。
山本悠樹(77) 6.0 45分に瀬川、90+2分にマルシーニョへ芸術的なラストパス。83分、ボレー。
瀬川祐輔(30) 6.0 右から中に動いてプレスを崩す。45分、GK1対1でシュート。59分、ヘッド。
遠野大弥(17) 5.5 36分、ポスト。40分、左からカットインしミドル。59分、瀬川へラストパス。
家長昭博(41) 5.0 2トップ。省エネモードが長かったがフル出場。37分、ロストしても追わず。
小林悠(11) 5.5 34分、山本のパスからシュート。56分にゴールを揺らしたが、ファウルの判定。
■sub
HT(44)佐々木旭(5) 6.5 LCB。持ち出しつつ組み立てる。79分、ドリブルからロングシュート。
67(11)山田新(20) 5.5 71分と74分にPA内でポストプレー。81分、家長の左クロスをシュート。
67(31)河原創(19) 6.0 パスを出したあとスペースに動く。69分、縦パスを受けて瀬川に届ける。
74(30)マルシーニョ(23) 6.0 76分にシュート。90+2分、山本のパスを胸で受けてシュート。
74(17)エリソン(9) 6.0 77分、橘田の右クロスをヘッド。続くシュートは右ポストに当たった。
■bench
山口瑠伊(98) 早坂勇希(22) 田邉秀斗(15) 丸山祐市(35) 山内日向汰(26) 由井航太(34) 脇坂泰斗(14)
■coach
鬼木達 4.5 家長の2トップ起用は成功せず。選手の特性に合わせた戦術を選択すべき。
■referee
モハナド・サレー(IRQ) 5.0 ジャッジに一貫性がなく、判断がバラバラとなってしまった。
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AT+2+6