2023/08/31

230830新潟2(3PK4)2川崎(天皇杯 QF)

新潟2(3PK4)2川崎(デンカビッグスワンスタジアム, 19:00KO, 10,287人)

3連敗を辛くもドローで止めた札幌戦(J1 #25)から中3日。
 天皇杯準々決勝は、ミッドウィークのアウェイ新潟戦。

今年の天皇杯では、J1チームとの初対戦となる。
 230607川崎3-1栃木C(天皇杯 R64)
 230712川崎2-1水戸(天皇杯 R32)
 230802川崎1-0高知(天皇杯 R16)


先発は、札幌戦から4人を変更する。
 新たに登里、瀬古樹、宮代、マルシーニョが先発する。
 シミッチ、小林悠、瀬川はベンチへ、佐々木旭はベンチ外となる。

ベンチには山田新が入って、ダミアンが外れた。


新潟は、J1リーグで7勝7分11敗の15位。
 鹿島戦(J1 #25)から中3日で、川崎と同じ日程。
 先発11人全員を入れ替える大きなターンオーバーを行ってきた。

3月の対戦は、新潟が勝っている。
 230311新潟1-0川崎(J1 #4)

8月11日、森璃太(44)の来季加入と特別指定が発表された。
 早稲田大学4年生で、川崎U-18出身。
 今日はメンバーに入っていない。

■1st half
川崎が圧倒的にボールを保持していく。
 半分どころか、コートの2/3あたりまで新潟を押し込んだ。
 家長がボールを持てる展開だが、ブロックを組む新潟を崩しきれない。
 8分、宮代の落としから脇坂がドリブルで運んでシュート。

新潟はバックパスを繰り返していたが、川崎のミスからカウンターを仕掛ける。
 29分、大南のロストから、松田詠太郎(22)がシュート。
 続く30分、家長のパスミスから、谷口海斗(7)が見事にゴールを決めた。

先制した新潟は、ロングボールを入れていく。
 37分、グスタボ・ネスカウ(23)をスペースに走らせる。
 45+6分、三戸舜介(14)の右クロスをグスタボがヘッド。

川崎は失点後、パス回しに焦りが見られた。
 41分、GK阿部航斗(21)のパスミスを拾った宮代がロングシュート。

■2nd half
家長が右サイドからクロスを何度も入れていく。
 右足は上手く飛ばなかったが、左足のクロスが素晴らしかった。
 49分、51分と小林悠の頭に合わせる。
 そして67分、ファーサイドの落下点で瀬古樹が押し込んで同点とした。

新潟は、前半よりチャンスを作れるようになる。
 47分、ショートカウンターから三戸がシュート。
 62分、星雄次(19)の右CKを、秋山裕紀(6)がヘッド。

同点とされたあと、新潟が長くボールを持ち続ける。
 72分、ダニーロ・ゴメス(17)のミドルは、GKソンリョンが弾く。
 90+1分にもダニーロ・ゴメスがシュートしたが、GKソンリョンが防いだ。
 川崎はゴール前での対応が多くなったが、持ちこたえた。

■extra time
延長前半になっても、新潟がミスなくボールを持った。
 川崎は味方にパスを渡せず、遠くに蹴っていくだけとなった。
 103分、ダニーロ・ゴメスと秋山が連続してシュート。

延長後半、山村を入れて3バックとする。
 106分、ロングボールに競り勝った山田新がシュート。
 108分、山村がボールを持ち上がって、右サイドの小林悠に展開する。
  小林悠がクロスを入れると、山田新がトラップからシュートを決めた。

リードされた新潟は、ロングボールをゴール前に放り込む。
 川崎は山村を中心に凌いでいたが、120+1分、三戸の右クロス。
 GKソンリョンが触れず、早川史哉(18)がヘッドで同点ゴール。

■penalty shootout
2021年の天皇杯準決勝大分戦以来のPK戦となった。
 211212川崎1(4PK5)1大分(天皇杯 SF)

新潟の3人目、ダニーロ・ゴメスをGKソンリョンがセーブ。
 川崎の5人目、山田新は決めれば勝てていたが、GK阿部航斗が止める。
 しかし、新潟の5人目の高宇洋(8)をGKソンリョンが再び止めた。

川崎 ○小林悠(11) ○瀬川祐輔(30) ○山村和也(28) ○遠野大弥(17) ×山田新(20)
新潟 ○鈴木孝司(9) ○三戸舜介(14) ×ダニーロ・ゴメス(17) ○堀米悠斗(31) ×高宇洋(8)

■summary
新潟は大きくターンオーバーして、前半は押された。
 GK阿部から細かくビルドアップしたが、チャンスは速攻から。
 川崎のCBを背走させることで、谷口の先制ゴールが生まれた。

後半に追い付かれ、延長でリードされたが、最後に同点ゴール。
 劇的な展開が繰り広げられ、観客を大きく沸かせた。
 PK戦で敗退することとなったが、素晴らしい内容だった。

今年のJ1リーグは、降格枠は1つだけ。
 新潟は現在15位で、最下位湘南と勝ち点11差。
 それでもターンオーバーを実施して、J1リーグ残留に重きを置いた。
 必ずしも選手層が厚くない中でも善戦したのは、松橋力蔵監督の力量といえる。


PK2本を止めたGKチョン・ソンリョン(1)を囲む川崎フロンターレの選手たち。

川崎は、良い時間と悪い時間がくっきり分かれた。
 プレスで余裕がなくなると、弱気なプレーが多くなる。
 ミスが出てしまうと、新潟のカウンターを浴びた。

120+1分、GKソンリョンが三戸のクロスを処理していれば、勝てたはず。
 大きなミスとなったが、PK戦で2本止めて勝利を呼び戻した。

次は中2日で、C大阪戦(J1 #26)。
 アウェイが続き、厳しい日程だが、良い結果を得たい。

■goal
30谷口海斗(7) 120+1早川史哉(18)
67瀬古樹(16) 108山田新(20) 

■judge
ソンリョン(1) 6.5 良いプレーを続けていたが、120+1分のミスで失点。PK戦では鬼神の働き。
山根視来(13) 6.0 28分、45分にシュート。クロスや縦パスを入れていく。守備でも破綻なし。
大南拓磨(3) 6.0 29分にロスト。30分、谷口に吹き飛ばされて失点。シュートブロックで貢献。
車屋紳太郎(7) 6.0 劣勢の時間帯も粘り強く耐える。87分、遠野のロストをカバーしてイエロー。
登里享平(2) 6.5 5分、17分、61分に左クロス。32分、松田のカウンターをタックルで止める。
橘田健人(8) 6.0 2分、瀬古樹に縦パスを入れる。22分、鋭いダッシュを仕掛けボールを奪った。
脇坂泰斗(14) 6.0 8分、ドリブルシュート。48分、右サイドからPAに入る。CKやFKもまずまず。
瀬古樹(16) 6.5 1ゴール。予測良くボールをカット。早いタイミングで前にパスを入れていく。
家長昭博(41) 6.0 30分、横パスをミスして失点。49分、51分と小林悠に右クロス。1アシスト。
宮代大聖(33) 5.5 2分、22分とPA内で受ける。41分、GKのパスミスを拾ってロングシュート。
マルシーニョ(23) 5.5 10分、左クロス。35分、ドリブルで突破を狙う。38分に負傷して交代。

■sub
39(23)瀬川祐輔(30) 6.0 56分、106分にシュート。75分、ボール奪取して小林へラストパス。
HT(33)小林悠(11) 6.5 49分、51分にヘッド。75分、倒れ込みながらシュート。1アシスト。
81(8)遠野大弥(17) 5.0 87分、ポスト失敗。98分、PA内へのドリブル。113分、FKを獲得する。
87(41)山田新(20) 6.5 106分、パントに競り勝ってシュート。1ゴール。PK戦では止められる。
87(14)シミッチ(6) 5.5 95分、ボールを奪って小林悠へ入れる。走り回って広い範囲を守った。
exHT(16)山村和也(31) 6.0 3バックの中央に入る。110分、アーリークロスをクリア。

■bench
上福元直人(99) 

■coach
鬼木達 6.0 押される時間帯も長かったが、適切な選手交代で勝ち上がった。

■referee
荒木友輔 6.5 ストレスの少ないジャッジ。とても良かった。

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AT+6+7+1+3

2023/08/29

230826川崎2-2札幌(J1 #25)

川崎2-2札幌(等々力, 19:00KO, 19,257人)

3連敗となった広島戦(J1 #24)から中6日。
 等々力は良い天候だったが、観客は2万人を割った。
 結果がなかなか出ない中、少なくない影響があるのかもしれない。


先発は、広島戦から5人が変わる。
 出場停止だった大南と、負傷から復帰する車屋がCBを組む。
 LSBには佐々木旭が入り、最終ラインは3人が変わった。
 中盤に橘田、1トップに小林悠が入る。
山村と瀬古樹はベンチスタート、高井、登里、山田新はベンチ外となる。

ベンチには、新たにダミアンが入る。


札幌は、J1リーグで7勝7分10敗の13位。
アウェイでは、川崎が勝っている。
 230401札幌3-4川崎(J1 #6)

8月16日に大分(J2)から完全移籍してきたGK高木駿(51)が先発。
 高木は、2012-16年に川崎に所属していた。

■1st half
札幌が圧倒的に攻め続ける前半となった。
 マンマークでパスコースを消して、ビルドアップを封じる。
 荒野拓馬(27)の采配で速攻を織り交ぜながら、攻略していく。

川崎はブロックを組んで耐える時間が続いた。
 2分の荒野、16分と22分の福森晃斗(5)とミドルシュートを浴びる。

27分、橘田が与えた右サイドのFKを、福森が蹴った。
 壁に当たって戻ったところを、スパチョーク(49)が素晴らしいボレーを決めた。

リードしても、札幌の優勢は変わらない。
 35分、あっさりと川崎を崩して追加点を奪った。
 スパチョークの左クロスを、ゴール前の駒井善成(14)が合わせた。

川崎は、ボールをほとんど運べなかった。
 小林悠は、ボールに触る機会がほとんどなかったほど。
 クロスを入れるのが精一杯で、シュートすらできなかった。

■2nd half
ハーフタイムで、瀬古樹とマルシーニョを投入する。
 それぞれ持ち味を出していくが、札幌はマンマークを続ける。

51分、車屋が持ち上がってマルシーニョへルーズなパスを入れる。
 マルシーニョが競り勝って抜け出すが、岡村大八(50)がタックル。
 岡部主審は最初はノーファウルと判定したが、VARで岡村は退場となった。

1人多くなった川崎は、ようやくチャンスを作る。
 56分、脇坂の右FKを車屋がヘッド。
 63分、山根がロングシュート。
それでも札幌は、GK高木からしっかりとパスをつなぐ。
 右サイドからルーカス・フェルナンデス(7)が仕掛けていった。

67分、札幌に大きなミスが出てしまう。
 GK高木がパスを出すが、宮澤裕樹(10)が見ていなかった。
 マルシーニョが奪うと、脇坂が中央からゴールを決める。

71分には、マルシーニョが左ポケットからクロス。
 山根がダイレクトで折り返すと、詰めていた佐々木旭が押し込んだ。

同点となっても、川崎が攻勢を続ける。
 決定機も作ったが、勝ち越すことはできなかった。

■summary
札幌は前半、素晴らしい内容だった。
 厳しくマンマークを続け、岡村の退場まで川崎を完全に封じた。
 シュートを1本も許さないまま、2点をリードした。

51分、タックルを仕掛けた岡村の判断は仕方ない。
 マルシーニョを止めるのは難しく、VARで退場となった。

10人となってから川崎の攻撃を許したが、2点にとどめた。
 悪くないドローだが、前半を考えればもったいなかった。


川崎は3連敗中の良い内容が消えて、完全に封じられた。
 CBからのパスコースを作れず、ビルドアップできなかった。

GKやCBが無理に蹴ったロングボールを、小林悠は収めることができない。
 今日の1トップは、競り合える山田新やダミアンが適任だった。
 少なくとも、前半途中で瀬川と小林悠を入れ替えることはできたはず。
 2ゴールを許し、劣勢のまま前半を終えてしまった。

夏場なので、札幌が走れなくなれば、勝負できる素地はあった。
 ただ、あまりにも攻撃が機能しなかったので、ゴールを奪えない可能性も高かった。
 岡村の退場によって救われたが、それまで何もできなかったのは残念だった。

次は中3日で新潟戦(天皇杯 QF)。
 勝利から遠ざかったまま、重要な一戦を迎える。
 内容はともかくとして、勝ち上がらなくてはならない。

■goal
67脇坂泰斗(14) 71佐々木旭(5) 
27スパチョーク(49) 35駒井善成(14)

■judge
ソンリョン(1) 6.0 前半、多くの決定機を止める。ビルドアップとパントは難しい状況だった。
山根視来(13) 6.0 1アシスト。63分、ミドル。73分、イエロー。後半は右クロスを入れていく。
大南拓磨(3) 5.5 プレスの標的となって、追い込まれては蹴らされた。PA内はしっかり固めた。
車屋紳太郎(7) 5.5 後半、持ち上がって起点となる。56分、FKをヘッド。90+11分にはミドル。
佐々木旭(5) 6.0 同点ゴール。攻守ともにルーカス・フェルナンデスに苦しんだ。腰を痛め交代。
シミッチ(6) 5.5 厳しいマークに遭いながらも縦パスを狙った。22分、フェイスガードを外す。
脇坂泰斗(14) 6.5 38分、左クロス。わずかなコースを狙って1ゴール。87分、宮代へ縦パス。
橘田健人(8) 5.5 プレスから逃げずに前を目指した。76分からはLSBに入った。83分、ボレー。
家長昭博(41) 5.0 15分、左クロス。いつもより守備に傾注していた。67分、79分に右クロス。
小林悠(11) 5.0 GKやCBのパントを受けられず。特徴が発揮できない展開で、80分までプレー。
瀬川祐輔(30) 5.0 8分、GK高木にプレス。19分、カウンターから左クロス。守備に追われる。

■sub
HT(30)マルシーニョ(23) 7.0 ランニングで打開していく。1アシスト。86分、88分にシュート。
HT(6)瀬古樹(16) 6.0 88分、ミドル。続けてマルシーニョへラストパス。90+7分、右クロス。
76(5)遠野大弥(17) 5.5 78分、荒野からタックルでボールを奪う。79分、81分にシュート。
80(11)宮代大聖(33) 5.5 87分、ターンからシュート。90+9分、混戦の中からシュート。
90(41)ダミアン(9) 5.5 PA内でCBを背負う。ただ、自身のプレー機会はほとんどなかった。

■bench
上福元直人(99) 山村和也(31) 

■coach
鬼木達 5.0 札幌のマンマークに手を打てなかった。采配が奏功したドローとはいえない。

■referee
岡部拓人 4.5 不安定なジャッジが続いた。岡村の退場を当初ノーファウルと判断する。

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AT+3+11

2023/08/22

230819広島3-2川崎(J1 #24)

広島3-2川崎(エディオンスタジアム広島, 19:00KO, 21,771人)

2連敗となった神戸戦(J1 #23)から中6日、アウェイ広島戦。
 広島市は、市内中心部に新サッカースタジアムを建設中で、来年オープン。
 郊外に立地するエディオンスタジアムでの対戦は、原則として今年が最後となる。

川崎は8月8日、FWバフェティンビ・ゴミス(18)の獲得を発表した。
 15日に来日、18日に選手登録が終わったばかりで、今日はメンバー外。
 また、神戸戦で退場した大南は、出場停止となっている。


先発は、神戸戦から2人が変わる。
 鼻骨骨折で神戸戦を欠場したシミッチと、高井が新たに先発する。
 出場停止の大南とベンチスタートの橘田が外れている。


広島は、J1リーグ10勝4分9敗で8位。
 中5日で、川崎より短い日程となっている。

等々力では、川崎が勝っている。
 230611川崎1-0広島(J1 #17)

■1st half
広島は鋭くプレスを仕掛けてくる。
 川崎の左サイドに追い込んで、多くの人数で囲んでボールを奪った。
 2分、7分、14分と良い位置で獲得したFKを蹴ってきた。
 15分、満田誠(11)の左CKを、ピエロス・ソティリウ(11)が右足ボレーで先制する。

先制後、広島はプレスを少し弱める。
 川崎の中盤に余裕が生まれたことで、攻めていった。
 24分、シミッチがワンタッチで芸術的なスルーパス。
 完全に抜け出した瀬川の左クロスを、脇坂が合わせて同点とした。

とてもハイレベルな前半だった。
 33分、川村拓夢(8)のミドルは、GKソンリョンが弾いて左ポストを叩く。
 35分にも川村がフリーのシュートするが、GKソンリョンがセーブ。

川崎も41分、シミッチの縦パスから、脇坂がターンしてミドル。
一進一退のまま、前半を終えた。

■2nd half
後半、蒸し暑さの中、どちらのチームも疲労は否めない。
 そんな中、動きが少ない川崎は、パスを回せなくなっていく。
 逆に広島は、持ち味であるプレスでミスを誘って、カウンターを仕掛けた。
 55分、マルコス・ジュニオール(10)の左クロスを加藤陸次樹(51)がダイレクトボレー。
 57分、中野就斗(15)の右クロスから加藤が決定的なシュート。

川崎はなんとか決定機を凌いでいたが、60分に失点する。
 マルコス・ジュニオールが、左サイドを単独でドリブル突破してそのままゴールした。

川崎は反撃の芽が掴めなかったが、71分、橘田のドライブから同点とする。
 脇坂がヒールで落として、山根がダイレクトで蹴り込んだ。

再び同点となって、両チームともゴールを目指していく。
 90+7分、宮代のパスを奪われると、マルコス・ジュニオールがダイレクトでスルーパス。
 抜け出した満田誠が、GKソンリョンとの1対1を制した。

■summary
広島は、満田誠が素晴らしかった。
 決勝ゴールと1アシストはもちろんだが、シンプルかつ的確なパスをつないでいた。
 右膝前十字靭帯部分損傷で欠場していた間、チームの調子が上がらなかったのも理解できる。

ミヒャエル・スキッベ監督は、勝てない時期もありつつも、良いチームを仕上げている。
 新スタジアムに多くの観客を集めるには、魅惑的なサッカーが必要だと思われる。
 それに値するサッカーを築いていて、今日も素晴らしい内容だった。
 広島の街に、紫色のユニフォームが目立つことを願っている。


川崎は、G大阪戦(J1 #22)と同じくロスタイムで失点して3連敗。
 結果は出ていないが、悲観すべきことはない。
 期待を持てなかったシーズン前半とはまったく内容が異なる。

中盤にはシミッチが鼻骨骨折から復帰して、まずまずだった。
 橘田も前向きなプレーが増えてきて、クオリティを上げている。

次は中6日でホーム札幌戦(J1 #25)。
 ロースコアではなく、ゴールを奪い合う派手なゲームを期待したい。

■goal
15ピエロス・ソティリウ(11) 60マルコス・ジュニオール(10) 90+7満田誠(11)
24脇坂泰斗(14) 71山根視来(13) 

■judge
ソンリョン(1) 7.5 14分、33分、35分、57分、85分と決定的なシュートを止める。別格だった。
山根視来(13) 6.0 1ゴール。15分、ソリティウを抑えられず。52分、タックルで奪ってクロス。
高井幸大(29) 5.0 疲労しても集中力を保っていたい。45+3分、CKをヘッド。54分、イエロー。
山村和也(31) 5.5 スピード勝負は苦しいが、高さが効いた。21分、左サイドを上がっていく。
登里享平(2) 5.5 バランスを取る。9分、瀬川へループパス。35分、1対1で中野の突破を許した。
シミッチ(6) 6.0 フェイスガード着用で復帰。24分、瀬川へスルーパス。41分、脇坂へ縦パス。
脇坂泰斗(14) 7.0 1ゴール1アシスト。41分、左足でミドル。66分、ドリブルで中央突破する。
瀬古樹(16) 6.0 11分、ミドル。大きく動いてチームを助けた。60分、自陣のミスパスから失点。
家長昭博(41) 5.0 キープする機会が少なかった。51分、瀬川のラストパスはトラップできず。
山田新(20) 6.0 荒木隼人(4)を背負ってパントを受ける。49分、ドリブル。51分、ボール奪取。
瀬川祐輔(30) 6.5 多彩なプレー。パスやクロス、ポストもきちんとこなす。守備も頼もしい。

■sub
65(20)宮代大聖(33) 5.0 79分と90+5分、PA内で競る。90+7分、味方につなげず失点を招く。
65(41)マルシーニョ(23) 6.0 87分、90+1分にドリブル。88分、瀬川のパスからシュート。
65(6)橘田健人(8) 6.0 中盤に活力を与える。プレスを受けても前を目指した。復調が著しい。
73(16)遠野大弥(17) 5.5 左インサイドハーフ。79分、縦にドリブルしてラストパスを狙う。
86(2)佐々木旭(5) 5.5 LSB。越道草太(32)とマッチアップする。

■bench
上福元直人(99) 小林悠(11) 

■coach
鬼木達 6.0 ベストの采配を尽くしたが、結果は出なかった。小林悠を起用してほしかった。

■referee
松尾一 6.5 ストレスの少ないジャッジで、スペクタクルなゲームを見事に演出した。

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2023/08/15

230812川崎0-1神戸(J1 #23)

川崎0-1神戸(等々力, 19:00KO, 20,845人)

ゴールの奪い合いとなったG大阪戦(J1 #22)から中5日。
 お盆休みに入って、金曜日「山の日」からの3連休の中日の土曜日開催。


先発は、G大阪戦から4人を変更する。
 新たに山村、瀬古樹、山田新、瀬川が先発する。
 高井とマルシーニョがベンチ、シミッチとダミアンがベンチ外となった。

ベンチには、新たに小林悠が入っている。


神戸は、J1リーグ13勝5分4敗の1位。
アウェイでの対戦は、ドローだった。
 230722神戸2-2川崎(J1 #16)

■1st half
神戸は中盤を省略してロングボールを入れる。
 2CBマテウス・トゥーレル(3)と本多勇喜(15)が、とにかく前線に蹴っていく。
 アンカーの齊藤未月(16)が機動力を活かしてセカンドボールを拾う。

川崎はじわじわと押し込んでいく。
 瀬川が左サイドで前後左右に動いてギャップを作る。
 瀬古樹が早いタイミングでパスを入れ、神戸のラインを押し下げた。

34分、脇坂のミドルを本多がブロックすると、そのままロングボールを蹴る。
 大迫勇也(10)のポストで抜け出したジェアン・パトリッキ(26)を、大南が手で倒してしまう。
 PKとイエローが示されるが、VARでPA外と判定され、大南はレッドカードとなった。
 このFKを大迫が直接決めて、神戸が先制した。

■2nd half
後半、10人となった川崎が攻める展開となる。
 パス回しを続ける余裕はないので、ダイレクトにゴールを目指す。
 もちろん1人少ないので、いつもよりボールは失いがちだった。

脇坂と瀬古樹のダブルボランチが、ドリブルを交えて組み立てる。
 中盤で上下動を繰り返すことで、数的不利をカバーした。

神戸はゆったりと時間を使って体力を温存する。
 足も止まってきたが、リードしているため無理なプレーは避けた。

77分、登里の左クロスを脇坂がフリーで合わせたのが最大の決定機。
 90+5分にはマルシーニョの突破、CKから高井のヘッドもあったが、ゴールは決まらなかった。

■summary
神戸は大迫の直接FKで勝利した。
 CBからシンプルにロングボールを蹴って、大迫に委ねる戦術が奏功した。
 10人になった川崎に押されていたが、想定の範囲内だったと思われる。
 もし同点にされたとしても、ペースを上げて逆襲する余裕を残していた。

ベテランが多く運動量が少ない中、齊藤未月が生命線となっていた。
 負荷が大きすぎるくらいだったが、見事にスペースを埋めて勝利に貢献した。


川崎はガンバ戦に続く連敗となった。
 シミッチが欠場し、神戸のロングボールをCBが直接対応することとなった。
 34分の大南のエラーは、カウンターのリスク管理ができなかったことによる。
 全員攻撃は川崎の良さとはいえ、SBのどちらかが戻っていれば、対処できたと思われる。

大南が退場したため、急遽CBに高井を投入して、橘田を下げた。
 脇坂と瀬古樹が2人で奮闘したが、強度を保つために家長を外す采配も考えられた。

81分、佐々木旭を投入して、アンカーに配置した。
 登里を残したので、3バックとするのかと思ったが、4バックを維持した。
 本職のシミッチ不在による起用だが、佐々木はアンカーを器用にこなした。
 いろいろなポジションを経験しながら、成長を続けてほしい。

次は中6日でアウェイ広島戦(J1 #24)。
 結果は出ていないが、内容は決して悪くない。
 前向きな姿勢のまま、良いプレーを継続したい。

■goal
39大迫勇也(10)

■judge
ソンリョン(1) 5.5 大迫のFKは初動が遅れて失点。45+3分、90+2分の決定機をビッグセーブ。
山根視来(13) 5.5 34分、パトリッキに抜け出された。57分、ボールカット。73分、右クロス。
山村和也(31) 6.0 危うい場面もありつつ高さを活かして守る。ビルドアップもスムーズだった。
大南拓磨(3) 4.0 37分に退場。パトリッキへの接触は軽率だった。17分、カウンターを止める。
登里享平(2) 6.0 瀬川と組んで、左サイドを崩した。46分、ドリブル。77分、脇坂へ左クロス。
橘田健人(8) 6.0 2分、右クロス。良く動いていたが、大南の退場に伴い戦術的な交代となった。
脇坂泰斗(14) 7.0 自陣から前線まで動き続けて、鬼気迫るプレー。77分、決定的なシュート。
瀬古樹(16) 6.5 脇坂と並んでチームを牽引する。53分、ドリブル突破で抜け出すカウンター。
家長昭博(41) 5.0 59分、瀬川への左クロス。10人になってからは運動量の少なさが際立った。
山田新(20) 6.0 CBを背負いながらポストプレーを成功させる。79分、左からPA内に持ち込む。
瀬川祐輔(30) 6.5 左サイドで躍動する。15分、17分、59分にシュート。クロスも多く入れた。

■sub
38(8)高井幸大(29) 6.0 右CBで緊急出場も落ち着いたプレー。90+5分、脇坂の左CKをヘッド。
71(41)遠野大弥(17) 5.5 76分、神戸陣内での即時奪回。77分、強烈なジャンピングボレー。
81(20)宮代大聖(33) 5.0 山田新に代わり1トップに入る。しかし、効果的なプレーはなかった。
81(16)佐々木旭(5) 5.5 アンカーに入った。85分、ミドル。88分、GKのファンブルをクリア。
81(30)マルシーニョ(23) 6.0 良くボールに絡んだ。90+5分、GKのパントを受けてシュート。

■bench
上福元直人(99) 小林悠(11) 

■coach
鬼木達 6.0 10人となっても攻め続けた。悪くなかったが、残念な結果となった。

■referee
西村雄一 6.0 適切に試合をコントロールした。大南のレッドカードは妥当。

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AT+5+8

2023/08/09

230806川崎3-4G大阪(J1 #22)

川崎3-4G大阪(等々力, 19:00KO, 20,162人)

高知ユナイテッドSC戦(天皇杯 R16)から中3日。
 等々力に戻るのは7月8日の横浜FC戦(J1 #20)以来で、久しぶり。


先発は、高知戦から3人が変わる。
 新たに脇坂、マルシーニョ、ダミアンが先発する。
  脇坂は、バイエルン戦(PSM)で負傷交代し、高知に帯同しなかった。
  マルシーニョは、5月18日の左ハムストリング肉離れからの復帰となる。
 瀬古樹、宮代がベンチ、小林悠がベンチ外となった。

ベンチからは、山村が外れている。


ガンバ大阪は、J1リーグで7勝5分9敗の13位。
 シーズン序盤は低迷していたが、このところ復調している。
ルヴァンカップは、グループリーグ1位でベスト8に進出。
 天皇杯は、2回戦で高知ユナイテッドSCに負けた。
 そのためミッドウィークの試合はなく、日程は空いている。

吹田では、G大阪が勝っている。
 230409G大阪2-0川崎(J1 #7)

■1st half
序盤は川崎が、ガンバのプレスを抜け出して攻めていく。
 4分、ダミアンがオーバーヘッド。
 8分、ダミアンの落としを山根がシュート。

しかし、先制したのはガンバだった。
 13分、ファン・アラーノ(47)が右サイドからクロスを入れる。
 中央のイッサム・ジェバリ(11)は空振りするが、ボールが左サイドの石毛秀樹(48)に渡る。
 トラップした石毛が、ニアサイドのポストに強く当てるゴールを決めた。

27分、登里のループパスから脇坂が同点ゴールを決める。
しかし、このあとはガンバが優勢となっていく。
29分、シミッチが石毛にタックルしてPKを与え、41分、高井のパスミスを奪われて失点。

ガンバは、的確なポジションで攻撃を封じて、セカンドボールを拾った。
 川崎は体力差からミスが相次いで、リードされる。

■2nd half
川崎は早めに選手交代を仕掛けて、2点差を追う。
 ハーフタイムに入った瀬川が、獅子奮迅の働きを見せた。
 50分、PA内で髙尾瑠(13)から奪ってシュート。
 71分、右スローインからの脇坂のアシストで1点目のゴール。
 74分、山田新、瀬古樹、佐々木が3連続シュート。
  3本ともGK東口順昭(1)が止めたが、最後に瀬川が2点目のゴールを決めた。

同点となっても、川崎の攻撃が続いた。
 76分、瀬川の左クロスに山田新が飛び込んでシュート。
 79分、脇坂のスルーパスから山根がシュート。

ガンバは防戦一方となったが、ロスタイムにチャンスを迎える。
 90+5分、高井のロストから、食野亮太郎(8)がシュート。
 ここで得た山本悠樹(29)の左CKを、ダワン(23)がヘッドで決勝ゴールを決めた。

■summary
ガンバは、前半に体力差を活かしてリードを奪った。
 特に守備の立ち位置が素晴らしく、安定して戦えていた。
 山本悠樹がシミッチを消すことで、川崎の攻撃を抑えていた。

攻撃では、イッサム・ジェバリ(11)のポストプレーが光った。
 トップから少し落ちてボールを受け、ミスなくさばいていた。

シーズン序盤に低迷したが、ダニエル・ポヤトス監督を解任しなかった。
 戦術が浸透するまで我慢強く待ち、今となって成果を得つつある。


東口順昭(1)と家長昭博(41)のユニフォーム交換。1986年生まれで、ガンバ大阪ジュニアユース同期。

川崎は、日程的な不利の影響を覆すことができなかった。
 特に前半は出足が鈍く、ガンバがセカンドボールを拾っていた。
 シミッチは、高知戦で62分間と短めのプレーだったが、良くはなかった。
 高井もフル出場が続いていて、複数の決定的なミスが出てしまった。

マルシーニョは、久しぶりの復帰戦となった。
 左サイドを簡単に突破できる個の推進力は健在だった。
 ロングボールを入れるだけで、決定機を作れる戦力が戻ってきた。

結果は出なかったが、攻撃は機能していて、内容的には優勢だった。
 高知戦でターンオーバーしなかった以上、敗戦は残念だが仕方ない。

次は、中5日で神戸戦(J1 #23)。
 内容も求めながら、結果も得たい。

■goal
27脇坂泰斗(14) 71,75瀬川祐輔(30) 
13石毛秀樹(48) 30PKイッサム・ジェバリ(11) 41ファン・アラーノ(47) 90+6ダワン(23)

■judge
ソンリョン(1) 5.5 19分、ジェバリの強烈なミドルを弾き出す。石毛の先制ゴールには触りたい。
山根視来(13) 6.5 ダミアンに当ててPA内に入り込んだ。79分、瀬古のスルーパスからシュート。
大南拓磨(3) 5.5 追い込まれて蹴ったロングボールを、味方につないだ。73分、自陣でミスパス。
高井幸大(29) 3.5 良いプレーもあったが、41分、ミスパスから失点。90+6分、決勝点を許す。
登里享平(2) 6.0 27分、ループパスで完璧なアシスト。CBの背後を狙うFWにスルーパスを出す。
シミッチ(6) 4.5 動きの俊敏性に欠け、山本を剥がせなかった。30分、タックルでPKを与える。
脇坂泰斗(14) 7.0 27分、同点ゴール。71分にアシスト。スルーパスもセットプレーも効いた。
橘田健人(8) 6.0 積極的に前を向くプレーが増えてきた。58分、アンカーに移ると動き回った。
家長昭博(41) 5.5 左サイドへの出張が多かった。67分にヘッドとボレー。動きは少なかった。
ダミアン(9) 5.5 4分、オーバーヘッド。52分、シュート。強力なポストプレーで拠点を作った。
マルシーニョ(23) 6.0 1分、左クロス。22分、24分とカウンター。縦への推進力は変わらない。

■sub
HT(23)瀬川祐輔(30) 7.5 圧巻の2ゴール。50分、PA内で奪ってシュート。76分、左クロス。
58(2)佐々木旭(5) 6.0 積極的に上がって仕掛けた。62分、71分に左クロス。86分、ミドル。
58(6)瀬古樹(16) 6.5 ターンで相手を抜いて展開する。64分、ミドル。攻撃スピードを高めた。
63(9)山田新(20) 6.0 76分、瀬川の左クロスに飛び込む。CBを押し下げて、スペースを作った。
88(41)遠野大弥(17) 5.5 家長に代わって右FWに入る。90分、自陣でFKをクリアした。

■bench
上福元直人(99) 宮代大聖(33) 

■coach
鬼木達 5.5 先発の選択に失敗したが、後半、巻き返すことができた。

■referee
谷本涼 5.5 ガンバ寄りの判定が続いたが、妥当な範囲といえる。副審2人のミスが目立った。

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AT+3+10

2023/08/04

230802川崎1-0高知(天皇杯 R16)

川崎1-0高知(春野総合運動公園陸上競技場, 19:00KO, 7,243人)

天皇杯4回戦は、JFLの高知ユナイテッドSC戦。
 高知市の春野総合運動公園陸上競技場で開催される。
 天皇杯4回戦は、下位カテゴリの会場優先となっている。

バイエルン・ミュンヘン戦(PSM)から中3日。
 ただ、バイエルン戦は親善試合で、多くの選手は45分程度の出場だった。

今年の天皇杯では、2つ勝ち上がっている。
 230607川崎3-1栃木C(天皇杯 R64)
 230712川崎2-1水戸(天皇杯 R32)


先発は、ベストメンバーを揃えてきた。
 直前の公式戦の神戸戦(J1 #16)と比べると、3人が変わっている。
 新たに先発するのは、大南、橘田、負傷明けの小林悠。
 山田新はベンチへ、それぞれ負傷交代した脇坂(バイエルン戦)と車屋(神戸戦)はベンチ外。

ベンチも実績あるメンバーが選ばれた。
 名願、大関、松長根といった若手は入らなかった。


高知ユナイテッドSCは、JFLで6勝3分7敗の11位。
 FCマルヤス岡崎戦(JFL #18)から中2日。
 炎天下の15時キックオフだったため、体力的に厳しい日程。

天皇杯では、ベルガロッソいわみ(中国リーグ)、G大阪(J1)、横浜FC(J1)に勝った。
 4回戦に進出した16チームのうち、唯一のJFLチーム。

■1st half
川崎が圧倒的にボールを支配する。
 高知は5バックで深く構えて、ファウルしないで耐えていく。
 中央からPA内までは進んだが、良い形でシュートができない。
 8分、瀬古がぐっと曲がるミドル、16分、シミッチの縦パスから橘田がミドル。

サイドからのクロスには5バックが付ききれず、川崎のFWがフリーとなる。
 35分、左に流れた山根のクロスを、小林悠がヘッド。
 42分、山根の右クロスを、宮代がゴール前で完全フリーでヘッド。

高知はカウンターを狙っていく。
 ボールを持つたびに、スタンドが沸き立ち、チームを後押しした。
 18分、樋口叶(7)の左クロスに小林心(26)が飛び込むが、届かなかった。

■2nd half
川崎は前半と同じようにじっくり攻めていく。
 52分に瀬古、56分と70分に宮代がシュートする。

スコアレスのまま時間が進み、川崎が高く押し上げていく。
その分、背後のスペースが広くなり、高知のカウンターが効いてくる。
 48分、東家聡樹(28)が右から、橋本峻輝(17)が左からクロス。
 59分、大南の背後を取られ、中央突破から東家がシュート。
  GKソンリョンが弾いたボールを小林心が詰めるが、高井がブロック。
 67分、橋本がミドルシュート。
 76分、東家が左からシュートしたが、高井が止める。

そして80分。
 瀬古の右CKを瀬川が動かして、山田新がジャンピングボレー。
 GK上田樹(31)が弾いたが、佐々木旭がヘッドで押し込んだ。

1点をリードしてからは、川崎はリスクを抑える。
 2CBが持ち上がることなく、山根も低い位置を保つ。
 高知はカウンターを封じられると、攻める手段がなかった。

■summary
高知は5バックでしっかり守った。
 サイドのスペースは締めず、川崎にボールを持たせる。
 中央から崩されかけても、シュートに至る前に止めた。

不利な日程もあって、ほとんどが川崎の攻撃の時間だった。
 それでも、最後までスペースを空けなかったのは素晴らしかった。
 カウンター攻撃も機能していて、ゴールに迫ることができた。

先制することができれば、異なる結果になったかもしれない。
 G大阪、横浜FCを連破したことも、理解できる内容だった。


高知ユナイテッドSCの試合後の円陣。
 中央右の白いシャツが吉本岳史監督。

川崎はベストメンバーを揃えたが、苦しんだ。
 得点できないまま時間が経っていき、難しくなっていく。
 CB大南と高井がカウンターに対応するが、いくつかゴール前まで運ばれた。
 なんとか、佐々木旭のゴールで勝つことができた。

次は中3日でG大阪戦(J1 #22)。
 良い内容で、しっかりと勝ちたい。

■goal
80佐々木旭(5)

■judge
ソンリョン(1) 6.0 27分、スルーパスをキャッチ。52分、高井と意思疎通できずお見合いする。
山根視来(13) 6.5 35分、42分、68分と鋭いクロスから決定機を作る。カウンターにも気を配る。
大南拓磨(3) 6.5 25分、瀬古のFKをヘッド。59分、東家の独走を許す。ビルドアップを担った。
高井幸大(29) 7.0 59分、小林心のシュートをブロックする。76分にも東家のシュートを止めた。
登里享平(2) 6.5 左サイドでフリーに。38分、肩で小林心を止める。55分、74分に左クロス。
シミッチ(6) 6.5 動き回ってパスを呼び、ロングパスや縦パスでリズムを作る。早めに交代した。
瀬古樹(16) 6.0 8分、曲がるミドル。52分、宮代の落としをシュート。攻めるパスを多く出す。
橘田健人(8) 6.0 16分、正面から鋭いミドル。56分、宮代にパスを入れる。62分からアンカー。
家長昭博(41) 6.0 クロスを多く入れていく。56分、オーバーヘッド。71分、ボレー。フル出場。
小林悠(11) 6.0 35分、山根の左クロスをファーを狙うヘッド。43分、家長の右クロスをヘッド。
宮代大聖(33) 6.0 18分、自陣タックルで回収。42分、決定的ヘッド。56分、70分にシュート。

■sub
62(6)遠野大弥(17) 6.0 79分、家長の左クロスをヘッド。87分、右クロス。90+2分、ミドル。
62(11)瀬川祐輔(30) 6.0 68分にヘッド。71分、家長へ左クロス。80分、山田新に落とした。
77(2)佐々木旭(5) 6.5 浮き上がったボールを頭で押し込む決勝ゴール。78分に2本の左クロス。
77(33)山田新(20) 6.5 80分、佐々木のゴールを生む強烈なボレー。87分、PA内でシュート。

■bench
上福元直人(99) 山村和也(31) ダミアン(9) 

■coach
鬼木達 6.0 難しい展開とはなったが、ウノゼロで勝利。若手にもチャンスを与えたかった。

■referee
小屋幸栄 6.5 バランス良いジャッジ。流しすぎにも思えたが、素晴らしかった。

203,200views
AT+2+3