2023/07/31

230729川崎0-1バイエルン・ミュンヘン(PSM)

川崎0-1FCバイエルン・ミュンヘン(国立競技場, 19:00KO, 45,289人)

J1リーグは中断期間に入り、シーズン前のヨーロッパ・クラブが来日する。
 今年は多くのチームが来日し、セルティックFC(SCO)、マンチェスター・シティ(ENG)、パリ・サンジェルマン(FRA)が、J1クラブと親善試合を行った。
 川崎は、2023ブンデスリーガジャパンツアーとして、FCバイエルン・ミュンヘン(GER)と対戦する。

ドイツのクラブとの親善試合は、2015年のボルシア・ドルトムント戦以来、8年ぶり。
 150707川崎0-6ボルシア・ドルトムント(PSM)

日程は、神戸戦(J1 #16)から中6日。
 土曜日の夜、国立競技場で開催される。


先発は、神戸戦から5人を変更する。
 小林悠が負傷から復帰して先発することとなった。

ベンチには、稼働できる選手がすべて入る。
 左膝の内側側副靭帯を手術して離脱していた田邉秀斗がベンチ入り。

外れているのは長期離脱中の大島、ジェジエウ、マルシーニョ。
 神戸戦で途中交代した車屋もベンチ外となった。

さらに、ユースから4選手がベンチに入る。
 クラブユース選手権が開催中だが、2日前に川崎U-18は敗退し、参加可能となった。


バイエルン・ミュンヘンは、ブンデスリーガ11連覇中。
 7月26日に国立競技場でマンチェスター・シティと対戦し、中2日。

■1st half
最初の5分間、川崎が速攻からチャンスを作る。
 2分に脇坂、4分に小林悠がシュートした。

その後は、バイエルンが川崎を押し込んでいく。
 ブロックを組む川崎の外側で、バイエルンがボールを回す。
 ヨズア・キミッヒ(6)が守備陣形を見ながらクサビを入れる。
 10分、11分にマティス・テル(39)が連続して決定的なシュート。

終了間際にも、バイエルンが決定機を作った。
 41分、キミッヒの右CKを、バンジャマン・パヴァール(5)がヘッド。
 43分、キミッヒがミドルシュート。
 45分、セルジュ・ニャブリ(7)の右クロスをテルがシュート。

■2nd half
お互いに多くの選手を入れ替えていく。
57分、瀬古樹から遠野への横パスが奪われて、失点する。
 2CB山村と高井の間をワンツーで抜かれ、ヨシプ・スタニシッチ(44)がゴール。

川崎はダミアン、山田新のプレスで、前半よりも可能性はあった。
 63分の橘田、65分の山田新、83分の名願と決定機を作る。

暑さの中、終盤にバイエルンが次々にゴールに迫った。
 78分、86分、89分にアリヨン・イブラヒモビッチ(48)が決定機。
 88分、90+1分にライアン・グラフェンベルフ(38)がシュート。
 90+2分にはレオン・ゴレツカ(8)がシュートした。

■summary
バイエルンは、技術の高さを見せてくれた。
 ドイツのトップチームであり、当たり前だが、川崎よりも上手かった。
 パススピード、トラップの正確さ、ボールへの寄せの鋭さ。
 特にキミッヒは、適切なポジショニングから攻撃をスタートさせた。


川崎は、多くの選手を使いながらも善戦した。
 シミッチと瀬古樹は、バイエルンに堂々と渡り合った。
 脇坂は早々に負傷交代したが、中盤は高い水準にあるといえる。

8年前のドルトムント戦と同じく、現在地が明確になった。
 スペースや時間がない中でプレーすることの難しさ。
 足元の技術ももちろんだが、素早く正確な状況判断が求められる。
 これからの川崎が目指すべき姿を感じることができた。

次は中3日で、高知ユナイテッドSC戦(天皇杯 R16)。
 高知は、G大阪、横浜FCとJ1チームを連破して波に乗っている。
 今日起用した若手を活用しながら、しっかり勝利したい。

■goal
57ヨシプ・スタニシッチ(44)

■judge
ソンリョン(1) 6.5 10分にテルへの間合いを詰め、11分にテルの至近距離のシュートをセーブ。
山根視来(13) 6.0 13分、右サイドをドリブルで突破するが奪われる。22分、43分に右クロス。
大南拓磨(3) 6.0 RCB。10分、テルのシュートをブロック。後半RSB。55分と63分に右クロス。
高井幸大(29) 6.0 崩されても最後まで良く粘っていた。36分、キミッヒのミドルをブロック。
佐々木旭(5) 5.5 6分、ニャブリに抜かれる。39分、リロイ・ザネ(10)のシュートをブロック。
シミッチ(6) 6.5 いつもと同じようにボールの受け手として機能する。パスを上手く散らした。
脇坂泰斗(14) 6.0 2分、シュート。5分、コンラット・ライマー(24)の手が頭に当たり負傷交代。
橘田健人(8) 6.0 2分、脇坂へラストパス。2度3度とプレスに走る。63分、フリーでシュート。
瀬川祐輔(30) 6.0 30分、3人に囲まれながらドリブル突破を図る。8分、31分にボール奪取。
小林悠(11) 5.5 4分、強引にシュート。33分、37分に瀬古のパスを引き出すがトラップできず。
宮代大聖(33) 5.0 左サイドに張る。22分、パスミス。39分、左サイドから仕掛けるもロスト。

■sub
18(14)瀬古樹(16) 6.5 前を目指す強気な姿勢でチームを牽引した。46分、ロングシュート。
HT(11)ダミアン(9) 5.5 55分、大南の右クロスをヘッド。GKに向かってプレスを仕掛ける。
HT(33)遠野大弥(17) 5.5 左FWと左IHでプレー。52分、シュートできず。65分、左クロス。
HT(13)山村和也(31) 5.5 RCB。簡単に抜かれることも多かったが、ゴール前を固めていた。
HT(30)山田新(20) 6.0 47分、左から入ってシュート。65分、決定的なシュートは上に外す。
HT(1)上福元直人(99) 6.0 1失点にとどめる。89分、イブラヒモビッチのシュートを止める。
63(5)登里享平(2) 6.0 味方を落ち着かせる。65分、遠野へスルーパス。72分、左クロス。
63(3)松長根悠仁(27) 5.0 RSB。余裕がなかった。70分、87分にパスミス。83分、右クロス。
63(6)名願斗哉(24) 5.5 83分の決定機は左に外す。67分、71分、90+3分にドリブルもロスト。
63(29)田邉秀斗(15) 5.5 LCB。長期離脱からの復帰戦。71分、インターセプトから前に進む。
75(17)家長昭博(41) 5.0 82分、右クロス。89分、イブラヒモビッチへの決定的なミスパス。
75(8)大関友翔(28) 6.0 デビュー戦。相手の逆を突くパスを見せる。82分、家長へスルーパス。
86(16)尾川丈(37) 5.5 U-18から唯一の出場。大関と2ボランチを組んだ。90+3分、ドリブル。

■bench
安藤駿介(21) 早坂勇希(22) 江原叡志(38) 土屋櫂大(39) 岡崎寅太郎(36)

■coach
鬼木達 6.0 多くの選手を起用しながら、破綻しなかった。欲をいえば、岡崎も使いたかった。

■referee
中村太 6.5 親善試合らしい落ち着いた雰囲気を作った。

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2023/07/27

230722神戸2-2川崎(J1 #16)

神戸2-2川崎(ノエビアスタジアム神戸, 19:00KO, 15,986人)

6月3日に予定されていたJ1リーグ第16節神戸戦。
 しかし、台風2号による新幹線運休で川崎が移動できず、延期された。
 あらためて夏の中断期間の土曜日に、代替開催される。

ロスタイムのゴールで勝利した横浜FM戦(J1 #21)から中6日。
 神戸の日中の気温は、ものすごく暑かった。
 スタジアムは海沿いで風はあるが、19時でも涼しさは控えめ。


先発は、横浜FM戦から1人変わる。
 GKにソンリョンが入り、上福元がベンチに回った。

ベンチにはダミアンが入り、GK安藤と山村が外れた。
 左足関節を捻挫していたダミアンは、6月18日の湘南戦(YLC GL #6)以来の復帰。


神戸は、J1リーグ13勝4分3敗で1位。
 延期によって、お互いにJ1リーグ17チームで最後の対戦となった。

2022年の対戦は、川崎の2勝。
 220518神戸0-1川崎(J1 #11)
 221029川崎2-1神戸(J1 #33)

■1st half
神戸は速攻からチャンスを狙った。
 14分、ジェアン・パトリッキ(26)の左クロスを武藤嘉紀(11)がシュート。
 17分、武藤のクイックスローインから佐々木大樹(22)がシュート。
ただ、GK前川黛也(1)からのビルドアップは、上手くつなげない。
 ルーズボールも川崎に拾われて、劣勢となった。

川崎は余裕を持ってビルドアップしていく。
 大迫勇也(10)や佐々木がCBにプレスに来ても、簡単にワンタッチで逃れていく。
 プレスを引き寄せてからの縦パスが有効で、2度追いできない神戸を攻略する。
 GKソンリョンからのパントキックも、山田新が受けた。

前半のうちに、川崎が2点をリードする。
 24分、山田新の左クロスから崩して、脇坂が先制ゴール。
 30分、脇坂の左CKをシミッチが折り返し、宮代が押し込んで2点目を奪った。

■2nd half
神戸は51分、汰木康也(14)を左サイドに投入して攻勢に出る。
 55分、初瀬の左クロスを家長がハンドし、PKを与える。
 大迫がPKを決めて1点差となり、直後の62分。
 汰木の右CKを、体幹を活かした力強いジャンプで大迫が同点ゴールを決めた。

川崎は2失点してから、とりあえず山田新を右サイドに動かす。
 家長を1トップとすることで、山根の守備負担を軽減する。
 さらに70分、大南を投入することで3バックに移行した。

暑さによって、両チームともに中盤を省略したプレーが増える。
 川崎は75分に橘田、90分に遠野がシュート。
 神戸は81分に汰木、84分に飯野七聖(2)がシュート。
 お互いにチャンスを作りながら、ドローに終わった。

■summary
神戸は前半、川崎の攻勢を止められなかった。
 中盤で自由なパスを許して、撤退して守る時間が続く。
 2失点したのも、仕方ない状況に追い込まれていた。

後半は、汰木の投入によって左サイドから逆襲に転じた。
 大迫のPKを含む2ゴールで、同点に持ち込んだ。
 前半の悪かった点を上手く改善し、悪くない結果を得た。


川崎は2点のリードを守れなかった。
 50分あたりから続く神戸の時間帯に、立て続けに2失点。
 時間をじっくり使って、ゲームを落ち着かせる必要があった。

ドローという結果は残念だが、内容は悪くない。
 負傷者が多い中、鬼木監督がしっかりとチームを整備している。
 山田新の1トップや、瀬古樹のIH起用によって、競争力を取り戻している。

登里は、脳振盪によりハーフタイムで退いた。
さらに76分、左ハムストリングスを気にしていた車屋も途中交代した。
 2人とも重要な選手だけに、今後の影響が気になるところ。

次は中6日でバイエルン・ミュンヘン(GER)との親善試合。
 多くの選手を起用して、戦力を蓄積したい。

■goal
59PK,62大迫勇也(10)
23脇坂泰斗(14) 30宮代大聖(33) 

■judge
ソンリョン(1) 6.0 前に出るタイミングが遅かった。84分、飯野との1対1ではコースを消した。
山根視来(13) 6.0 パトリッキは封じたが、汰木への対応が難しかった。48分、山田新へ縦パス。
高井幸大(29) 6.0 39分、CKをヘッド。大迫をしっかりと追う。70分から3バックの中央に立つ。
車屋紳太郎(7) 6.5 適切なタックルやクリアで最終ラインを引き締めていく。76分に途中交代。
登里享平(2) 6.5 インサイドに立って組み立てる。31分、武藤とぶつかって、HTに脳振盪交代。
シミッチ(6) 6.5 8分、宮代へ縦パス。1アシスト。サイドへのロングボールや鋭い縦パスを狙う。
脇坂泰斗(14) 7.0 23分、ゴール。40分、山田新の落としをボレー。トラップから前を向いた。
瀬古樹(16) 6.5 ハーフスペースに動く。5分、48分に山田新へ縦パス。23分、ロングシュート。
家長昭博(41) 6.0 神戸を押し込んでから、右で保持して崩していく。PKを与えたハンドは軽率。
山田新(20) 6.0 GKからのパントキックを回収した。5分、瀬古樹のスルーパスからシュート。
宮代大聖(33) 6.0 30分、シミッチの折り返しを頭で押し込んでゴール。8分、45分にシュート。

■sub
HT(2)佐々木旭(5) 5.5 50分、カットインからシュート。71分、酒井高徳(24)に2度止められた。
(登里は脳振盪による交代で、通常の交代とは別の取扱い。)
70(16)大南拓磨(3) 5.5 3バック右。74分、82分と大きくクリア。84分のクリアは相手に渡る。
70(20)橘田健人(8) 6.0 73分、ボールカット。75分、PA内で細かくつなぎ、惜しいシュート。
76(7)瀬川祐輔(30) 5.5 左ウィング。90+2分、抜け出したが、大﨑玲央(25)に手で止められた。
84(14)遠野大弥(17) 6.0 90分、ダミアンのポストからボレーを放つが、GK前川の正面だった。
84(33)ダミアン(9) 5.5 まずまずの復帰戦。85分、90分にDFを背負ったポストプレーを見せた。

■bench
上福元直人(99) 

■coach
鬼木達 5.5 内容は良かったが、後半、劣勢の時間帯を逃げ切れず、ドローに終わる。

■referee
木村博之 6.0 バランス良いジャッジ。家長のハンドPKは厳しい判定だが、妥当な範囲内。

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2023/07/16

230715横浜FM0-1川崎(J1 #21)

横浜FM0-1川崎(日産スタジアム, 19:00KO, 42,772人)

ミッドウィークの水戸戦(天皇杯 R32)から中2日。 
 J1リーグとしては、横浜FC戦(J1 #20)以来、1週間ぶりの開催。

陽が落ちた日産スタジアムには、蒸し暑さが残る。
 わずかに風はあるが、選手にとって厳しい気候となった。


横浜FC戦(J1 #20)からは先発1人変更。
 新たにGK上福元が入り、ソンリョンがベンチ外となる。

天皇杯水戸戦から続けて先発するのは、GK上福元、瀬古樹、宮代の3人。

横浜FC戦と比べてベンチにGK安藤、佐々木が入り、大島が外れた。
 ベンチに守備的な選手が多く、リードされた場合の選択肢は少ない。


横浜Fマリノスは、J1リーグ13勝4分3敗で暫定1位。
 水曜日に天皇杯があり、川崎と同じ中2日の日程。

等々力での開幕戦は、マリノスが勝った。
 230217川崎1-2横浜FM(J1 #1)

■1st half
マリノスは、ワンタッチを交えて上下にパスをつなぐ。
 流れるように前に運び、サイドからゴールに迫った。
 エウベル(7)のドリブルや、前線を狙ったロングパスも有効だった。
 3分、エウベルがミドルシュート。
 10分、エウベルの左クロスをヤン・マテウス(20)がシュート。
 19分、ヤン・マテウスの右クロスをエウベルがシュート。
 24分、ヤン・マテウスが登里と宮代の2人を抜いてシュート。

川崎は、家長が右サイドでボールを待ち受ける。
 LSB永戸勝也(2)が高く上がるため、家長はフリーとなっていた。
 山根と脇坂が絡みつつ、ゆっくり崩していく。
 8分、山根がミドル。
 18分、山根のパスを受けた山田新がターンしてシュート。

35分をすぎると、家長までボールを出せなくなる。
 川崎はクリアするだけとなり、マリノスが長く攻め続けた。

■2nd half
マリノスは、前半と同じような攻撃を試みる。
 しかし、みるみる運動量が落ちて、特に前線が動かなくなる。
 2ボランチ渡辺皓太(6)と藤田譲瑠チマ(16)は、パスを出せずに困ってしまう。
 早めの選手交代でテコ入れを図ったが、奏功しなかった。

川崎がマリノスを圧倒していく。
 57分、家長が永戸を抜いてラストパスを出し、瀬古がシュート。
 72分、瀬川の縦パスで、最終ラインの裏に遠野が抜け出す。
  遠野はGK一森純(1)を抜いたところで倒されて、PKを獲得する。
 しかし、73分の家長のPKは、GK一森が触ってバーに跳ね返った。

PK失敗のあとも、決定的なシュートを次々に放った。
 77分に遠野、86分に山根と佐々木、89分に橘田がシュート。
 いずれもGK一森が素晴らしいセーブを連発して、ゴールを割らせない。

ロスタイムに入って90+4分。
 遠野が右からカットインして、ポストに入った瀬川に縦パスを入れる。
 瀬川がスルーパスを大南に通すと、最後は車屋が身体ごとゴールに押し込んだ。

■summary
マリノスは前半、さすがの攻撃力を見せた。
 早いパスでオートマチックにギャップを生み出していく。
 川崎は分かっていながらも、なかなか止められない。
 ただ、決定機は作ったが、ゴールは奪えなかった。

後半になると、はっきり失速した。
 運動量が必要なサッカーなので、仕方ないところ。
 これから夏に向けて、強度を保っていくことが課題といえる。

GK一森純は、家長のPKを含め、多くのシュートを止めた。
 最後に失点したものの、称賛すべきプレーだった。


川崎は、ロスタイムのゴールで勝つことができた。
 去年のマリノス戦(2022 J1 #24)のジェジエウの決勝ゴールが思い起こされる。
 劇的な勝利となったが、後半はマリノスを上回り、良い内容だった。

前半の終盤は、マリノスに畳み掛けられて、失点してもおかしくなかった。
 クリアしかできなくなったが、ここを凌いだことが勝因といえる。

83分、大南と佐々木を入れて、3バックに移行した。
 これまでの3バックは逃げ切るための戦術だったが、今日は違った。
 右の山根、左の佐々木を高く上げて、ゴールを目指した。

次は中6日で神戸戦(J1 #16)。
 6月3日の開催予定だったが、台風2号による新幹線運休で順延されたもの。
 上位チームとの対戦が続くが、しっかり戦いたい。

■goal
90+4車屋紳太郎(7) 

■judge
上福元直人(99) 6.0 3分と19分のエウベルのシュートを止める。安定したキャッチを見せた。
山根視来(13) 6.5 8分、39分、54分、86分にシュート。エウベルや宮市亮(23)を抑え切った。
高井幸大(29) 6.0 コースなく、組み立てに苦しむ。ハイボールを競り、タックルを仕掛けた。
車屋紳太郎(7) 7.5 アンデルソン・ロペスと戦い続ける。90+4分、決勝ゴールを叩き込んだ。
登里享平(2) 6.0 9分、50分に左クロス。70分にエウベルに抜かれ、71分にロストして交代。
シミッチ(6) 6.5 42分、スルーパスをカット。78分、ボレー。狭いエリアでもパスを続けた。
脇坂泰斗(14) 6.0 9分、38分に右クロス。トラップでプレスを剥がし、CKでチャンスを作る。
瀬古樹(16) 6.0 20分、57分にミドル。中盤を支えていたが、連戦もあって早めに交代した。
家長昭博(41) 7.0 右サイドでボールを待つ。57分、永戸を完全に抜いた。73分、PKを失敗。
山田新(20) 6.0 18分、山根の縦パスを受けてシュート。速いクロスに点で合わせていった。
宮代大聖(33) 5.5 左でポイントとなった。52分、車屋のロングボールから1人抜いて運んだ。

■sub
60(16)橘田健人(8) 6.0 ドリブルで前を目指した。カバーも早かった。89分、強烈なボレー。
60(20)遠野大弥(17) 6.5 72分、GKを抜いてPKを奪取する。77分、カットインからシュート。
67(33)瀬川祐輔(30) 7.0 1トップ。72分、90+4分にスルーパス。90+6分、超ロングシュート。
83(2)佐々木旭(5) 6.0 左ウィングに入り、高い位置に立つ。85分、左クロス。86分、ボレー。
83(14)大南拓磨(3) 6.5 85分、右クロス。90+4分、GKのニアを抜くクロスで決勝アシスト。

■bench
安藤駿介(21) 山村和也(31) 

■coach
鬼木達 7.0 連戦の中、薄い選手層にあっても、3バックへのシフトチェンジで勝利に導いた。

■referee
カミス・モハメド・アルマッリ(QAT) 6.0 立ち位置がボールに近すぎたが、抑え気味で良いジャッジだった。

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2023/07/13

230712川崎2-1水戸(天皇杯 R32)

川崎2-1水戸(ケーズデンキスタジアム水戸, 19:00KO, 2,498人)

横浜FC(J1 #20)に勝利して中3日。
 ミッドウィークの天皇杯3回戦は、水戸ホーリーホック(J2)との対戦。
 天皇杯3回戦から準々決勝までは、下位カテゴリの会場優先で、水戸開催となった。

日中の水戸の気候は酷暑だった。
 ただ、風はあり、19時のキックオフまでに少し涼しくなった。

7月7日には、次のU-18の4選手を天皇杯に追加登録している。
 岡崎寅太郎(36)、尾川丈(37)、江原叡志(38)、土屋櫂大(39)。


先発は、横浜FC戦から9人と大きく変える。
 続けて先発するのは瀬古樹と宮代大聖の2人だけ。
 名願が左FWで、松長根がRSBで先発する。

ベンチには、大関が入っている。
 7月7日に登録されたU-18の4選手はベンチ外となった。


水戸は、J2リーグで7勝6分12敗の18位。
 日曜日のいわきFC戦(J2 #25)から中2日で、川崎より短い日程。
 天皇杯2回戦は、レノファ山口(J2)に勝っている。

川崎U-15出身(宮代・山田新と同学年)の安永玲央(8)が先発する。
 2017-20年、川崎に所属したタビナス・ジェファーソン(4)はベンチ。
 川崎U-15出身(GK早坂と同学年、宮代・山田新の1学年上)の髙岸憲伸(6)もベンチスタート。
 川崎からレンタル中の永長鷹虎(31)は、契約上出場できない。

2018年の天皇杯3回戦以来、5年ぶりの対戦となる。
 180711川崎1(4PK2)1水戸(天皇杯 R32)

■1st half
水戸は、プレスを強く仕掛けてこなかった。
 CB大南と山村に余裕があり、橘田や瀬古につないでいく。
 LSB佐々木旭もフリーとなって、組み立てに参加する。
 1トップの瀬川は、下がりすぎずにポストプレーをこなす。
 右FWの宮代、IHの遠野との近い関係性からチャンスを作り出した。

高い位置で水戸からボールを奪っては、ショートカウンターを狙う。
25分、瀬古が縦パスをインターセプト。
 右サイドの宮代に出し、瀬古に戻ってきたクロスを左足で先制ゴール。
このあともショートカウンターから決定機を作った。
 38分、パスを奪った名願が、PA内で2度のシュート。
 39分、瀬川の落としから、遠野がミドル。
通常のビルドアップからも、水戸を押し込んでゴールに迫る。
 32分に遠野、37分に宮代、39分に瀬川がシュート。

水戸はボールを運べなかった。
 チャンスになりそうだったのは、41分と44分の井上怜(16)の右クロスくらい。

■2nd half
後半になると、一転して水戸が反撃に出てきた。
 47分、唐山翔自(39)のシュートは、山村が触ってCKに逃れる。
 ここから水戸は連続して3本のCKを蹴った。

2トップの唐山と安藤瑞季(9)が、川崎の2CBに寄せてくる。
 ボランチへのパスコースを消し、サイドに追い込んでロングボールを蹴らせる。
 川崎は宮代を中央、瀬川を右FWとポジションを入れ替えていた。
 この布陣ではボールが収まらず、水戸が回収して攻撃を仕掛ける。
56分、井上と唐山が連続してシュート。
70分、内田優晟(49)がミドル。
78分、中央から髙岸がシュート。

川崎は押されつつも、2点目を決める。
 80分、橘田の縦パスを受けた宮代が、ドリブルしてシュート。
 DFに当たってコースが変わり、ゴールが決まった。
しかし、直後の81分、水戸が1点を返す。
 寺沼星文(23)が高井の背後を抜けて、GK1対1となってゴール。

90+1分、唐山のシュートはライン上で高井がクリアした。
山田新や瀬川が上手く時間を使いながら、逃げ切った。

■summary
水戸は、前後半で異なるプレーを見せた。
 押されていた前半は、体力を温存していたともいえる。
 仮に2失点以上失っていたら厳しかったが、最少失点で終えた。

後半は2FWが、川崎の2CBから中盤へのパスコースをふさぐ。
 サイドにパスを出させ、追い詰めてボールを奪った。

5年前の対戦では、後半ロスタイムの同点ゴールで、延長戦に持ち込んだ。
 90+1分に唐山が決めていれば、同じ展開となったかもしれない。
 残念ながら結果は出なかったが、戦略としてはベストを尽くした。


川崎は後半、押し込まれたが、90分で勝利することができた。
 優勢だった前半に1ゴールしか奪えず、緊迫した展開が続いた。
 期待していた大関のデビューも、持ち越しとなった。

1点リードの68分、車屋と高井を同時に投入した。
 鉄壁だった大南をRSBに動かしたことで、水戸にチャンスを与えてしまう。
 CBに入った高井は81分に失点に絡んだが、90+1分に決定機をクリアしてくれた。

次は中2日で横浜FM戦(J1 #21)。
 しっかり戦って勝利を目指したい。

■goal
25瀬古樹(16) 80宮代大聖(33) 
81寺沼星文(23)

■judge
上福元直人(99) 5.0 55分、バックパスを危うい処理。81分の失点では、スターセーブできず。
松長根悠仁(27) 5.0 前線にグラウンダーのパスを出す。疲労からか63分、64分にミスして交代。
大南拓磨(3) 7.0 スピードも高さも申し分なく、水戸の攻撃を封じ込めた。18分、CKをヘッド。
山村和也(31) 6.5 慌てずに貫禄のプレー。47分に唐山、78分に髙岸のシュートをブロックする。
佐々木旭(5) 5.5 8分、28分、33分に左クロス。61分に左からシュート。フル出場したかった。
橘田健人(8) 6.0 守備で素早くカバーする。宮代への縦パスで1アシスト。72分、CKをシュート。
瀬古樹(16) 7.0 25分、インターセプトから宮代経由でゴール。速くゴールを目指して牽引した。
遠野大弥(17) 6.0 32分、38分に決定的なシュート。27分、29分のボレーはヒットしなかった。
宮代大聖(33) 6.5 1ゴール1アシスト。後半の1トップよりも前半の右FWがフィットしていた。
瀬川祐輔(30) 6.0 1トップでポストプレーをこなした。13分、20分、39分、42分にシュート。
名願斗哉(24) 5.5 左FWでまずまずの働き。38分の決定機は、余裕がありすぎたか決められず。

■sub
62(17)山田新(20) 6.0 75分、左からPAに入ってクロス。90+3分、右コーナー付近でキープ。
62(24)シミッチ(6) 6.0 縦横に動き回る。72分、CKから強烈なボレー。89分、ボールを奪取。
68(5)車屋紳太郎(7) 5.5 LSB。74分、左クロス。83分、PA外で唐山を倒したがノーファウル。
68(27)高井幸大(29) 5.5 プレスに苦しむ。81分、失点に関与。90+1分、ゴール直前でクリア。
73(16)脇坂泰斗(14) 6.0 難しいパスも見事なトラップで受け止めて、マイボールを継続した。

■bench
安藤駿介(21) 大関友翔(28) 

■coach
鬼木達 6.0 車屋と高井の投入で組み替えた最終ラインが混乱した。大関は起用できなかった。

■referee
御厨貴文 6.0 分かりやすく落ち着いたジャッジ。83分の車屋のチャージはファウルだったか。

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AT+1+4

2023/07/09

230708川崎3-0横浜FC(J1 #20)

川崎3-0横浜FC(等々力, 19:00KO, 21,856人)

アウェイ3連戦最後の名古屋戦(J1 #19)から中6日。
 4週間ぶりに戻ってきた等々力で、横浜FCと対戦する。

7月6日、小塚和季が水原三星(KOR)に完全移籍することが発表された。


先発は、名古屋戦から3人が変わる。
 新たにGKソンリョン、瀬古樹、山田新が先発する。
 GK上福元、大島、遠野がベンチに回る。

ベンチには新たに山村が入り、佐々木旭が外れた。


横浜FCは、J1リーグ3勝5分11敗の16位。
 2016-21年に川崎に在籍した長谷川竜也(16)は、ベンチ外。

三ツ沢での対戦は、横浜FCが勝っている。
 230520横浜FC2-1川崎(J1 #14)

■1st half
キックオフから、横浜FCがプレスを掛けて攻め立てる。
 2分、井上潮音(20)の左CKを、岩武克弥(22)がヘッド。
 7分、小川慶治朗(50)が車屋を抜き去るが、ソンリョンが間合いを詰めて1対1を止めた。
 8分にも井上の右CKを再び岩武がシュート。

13分、ようやく川崎がボールを運んで、左CKを獲得する。
 ショートコーナーから細かくつなぎ、登里がクロス。
 ゴール前に入り込んだ山田新が押し込んで、先制ゴールを決めた。

先制した後は、川崎がボールを握り、押し込んでいく。
 横浜FCはロングボールでカウンターを狙うが、高井と車屋が対応する。

33分、脇坂が縦のスルーパスを宮代に入れる。
 PA内で受けた宮代が突破すると、山根永遠(30)に倒されてPKを獲得する。
 VARチェックはあったが、山根はボールをクリアしていたので、酷な判定だった。
 36分、宮代が自らPKを決めて、2点差となった。

43分、登里のパスミスから山下諒也(7)が決定機を迎えたが、シュートは外れた。

■2nd half
後半も川崎がボールを握り、じっくりと攻め立てる。
 48分に山田新、52分に脇坂、53分に瀬古と家長がシュートを打った。

横浜FCは62分、3人の選手交代で反撃を試みる。
 サウロ・ミネイロ(13)はさすがの推進力で、車屋と高井を苦しめた。
川崎は立て続けにイエローをもらう。
 54分に宮代、61分に脇坂、69分に車屋、71分に瀬川。
82分、大南を入れて3バックに移行すると、ようやく安定した。
 3バックのうち1人がチャレンジする余裕ができ、守りやすくなる。

89分、橘田の縦パスを受けた瀬川が2人のDFと対峙する。
 瀬川はフェイントで右に動いてから、ミドルを沈めて試合を決めた。

■summary
横浜FCは、山下諒也のスピードが脅威となった。
 5バックで引いて守りながら、カウンターを狙っていく。
 マルセロ・ヒアン(9)が先発したが、特徴を活かし切れなかった。
 サウロ・ミネイロの方が、組み合わせは良いかもしれない。

遅攻になると、ボランチの井上潮音とユーリ・ララ(4)が組み立てる。
 しかし、縦パスを中央に入れられず、サイドに回しても打開できなかった。

前半10分までの攻勢で先制できれば、勝ち点を獲得できたかもしれない。
 残念ながらゴールは奪えず、三ツ沢での勝利を再現できなかった。


川崎は新たに先発した3選手がそれぞれ活躍した。
GKソンリョンは、さすがの安定感を発揮した。
 7分の決定機阻止はもちろん、クロスボールもしっかりとキャッチ。
 華麗ではなく地味なプレーだが、GKとして絶対に必要な技術といえる。

瀬古樹は、左のインサイドハーフでプレー。
 停滞することなく、スピーディに前を目指していった。

山田新は、先制ゴールを決めた。
 宮代大聖も1トップよりもウィングが合っていると思われる。

次は中3日、水戸ホーリーホック戦(天皇杯 R32)。
 ミッドウィークの開催となるが、しっかり勝利したい。

■goal
13山田新(20) 36PK宮代大聖(33) 89瀬川祐輔(30) 

■judge
ソンリョン(1) 7.0 7分、小川との1対1をセーブ。安定したキャッチとキックで勝利に導いた。
山根視来(13) 6.0 多くの右クロスを入れる。攻め上がっても、パスはあまり出てこなかった。
高井幸大(29) 6.0 ヒアン、次いでミネイロとマッチアップ。90+6分、ブロックで足を痛める。
車屋紳太郎(7) 6.0 7分、小川にスピードで抜かれる。78分、85分と高井のカバーに奔走する。
登里享平(2) 6.0 左クロスで1アシスト。21分、ボレー。43分、パスミス。67分、左クロス。
シミッチ(6) 6.5 アンカーでフル出場。献身的に動き回り、ロングパスを交えつつ組み立てる。
脇坂泰斗(14) 6.0 33分、宮代にラストパスを通す。52分、ボレー。61分、イエローをもらう。
瀬古樹(16) 6.0 良く動いてシミッチをサポート。42分、クリアボールを追う。53分にシュート。
家長昭博(41) 6.0 29分、53分にシュート。山田新を狙ってクロス。トラップも素晴らしかった。
山田新(20) 7.0 先制ゴール。30分、48分にもシュート。家長のクロスのターゲットとなった。
宮代大聖(33) 6.5 PKを奪取して自ら決める。54分にイエローをもらった後、感情的になり交代。

■sub
67(33)瀬川祐輔(30) 6.5 1ゴール。85分、CKを追わずにシュートを許した。75分、シュート。
82(14)大南拓磨(3) 6.0 3バックの右に入った。最終ラインを見違えるように安定させた。
87(20)橘田健人(8) 6.0 88分、思い切ってロングシュート。89分に瀬川のゴールをアシスト。
87(16)遠野大弥(17) 5.5 プレーにあまり関与しなかった。

■bench
上福元直人(99) 山村和也(31) 大島僚太(10) 

■coach
鬼木達 6.0 先発3人を入れ替えて、勝利に導いた。交代は少し遅くなった。

■referee
松尾一 5.0 PK判定は微妙。イエローも抑制できず、5枚と出しすぎだった。

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2023/07/05

230701名古屋2-0川崎(J1 #19)

名古屋2-0川崎(豊田スタジアム, 18:00KO, 25,560人)

ドローとなった浦和戦(J1 #18)から中6日。
 アウェイ3連戦の最後となる名古屋戦は、雨となった。


先発は、浦和戦から1人だけ変わる。
 LCBで高井が先発し、大南がベンチスタートとなる。

ベンチには、佐々木旭が入った。
 山村と、出場停止の小塚の2人が外れている。


名古屋は、J1リーグ10勝5分3敗の3位。
 YBCルヴァンカップも、1位でグループリーグを突破した。

等々力での対戦は、名古屋が勝っている。
 230415川崎1-2名古屋(J1 #8)

■1st half
川崎がボールを握ってペースを掴む。
 名古屋のプレスは緩めで、簡単に前に運んでいく。
 10分、宮代大聖がカットインからシュート。
 24分、左から中にコースを探して、脇坂がシュート。
 名古屋の3バックが固めるPAに迫っていった。

名古屋はダイレクトパスを交えた速攻を狙う。
 7分、高井のクリアミスでキャスパー・ユンカー(77)が右から抜け出す。
 1対1でのシュートは、GK上福元が止めた。

30分あたりから、名古屋がボールホルダーに寄せ始める。
 川崎は前進できず、セカンドボールも拾えなくなった。
 35分、マテウス・カステロ(10)の左クロスをユンカーがシュート。

そして41分、マテウスの左クロスをGK上福元がキャッチミス。
 落としたボールをユンカーが蹴り込んで名古屋が先制した。

■2nd half
リードされた川崎が巻き返していく。
 シミッチ、大島、脇坂がきれいなショートパスをつなぐ。
 48分、宮代の落としから遠野がシュート。
 53分、大島の左クロスを、高井が戻して車屋がヘッド。

ただ、追加点は名古屋が奪った。
 セットプレーの流れから、左サイドで和泉竜司(7)がボールを受ける。
 宮代を華麗に抜き去ると、永井謙佑(18)とのワンツーからゴールを決めた。

川崎は選手交代で巻き返しを図る。
 山田新がPA内でポストプレーを力強く成功させる。
 しかし、ゴールは奪えなかった。

■summary
名古屋は、長谷川健太監督らしい速攻を繰り返した。
 特にユンカーが、7分、27分、35分と決定機を迎えた。
 先制ゴールはGK上福元のミスによるものだが、妥当な勝利といえる。

守備は3バックで引いて守り、プレスは仕掛けなかった。
 バイタルまで自由にプレーさせたが、GKランゲラック(1)がセーブを繰り返す。
 カウンターのための余力を残しながら、無失点に抑えた。


川崎はゴールを決めることができなかった。
 ほとんど速攻は狙わず、名古屋がブロックを組んでから攻めた。

41分、GK上福元がクロスボールをファンブルして失点。
 上福元は、33分にもユンカーのクロスをこぼした。
 GKとしての基礎的なプレーのミスは、考えられないもの。
 浦和戦でもクリアミスから失点していて、2試合連続の失点となった。

小塚の出場停止により、ベンチに攻撃的な選手が足りなかった。
 2点ビハインドの70分には、両SBを交代することとなった。
 将来性も踏まえて、名願や大関を入れておくべきと思われる。

次は中6日でホーム横浜FC戦(J1 #20)。
 勝利できなくとも、ゴールは奪ってほしい。

■goal
41キャスパー・ユンカー(77) 64和泉竜司(7)

■judge
上福元直人(99) 3.0 41分にミスで失点。33分にもキャッチミス。ビルドアップも良くなかった。
山根視来(13) 5.0 33分、35分とプレスに出すぎて背後を使われた。16分、53分には右クロス。
高井幸大(29) 5.5 31分、73分にユンカーを止める。7分、クリアミス。15分、持ち運びロスト。
車屋紳太郎(7) 6.0 細かな気配りでカウンターを防いだ。53分、高井の戻しをフリーでヘッド。
登里享平(2) 5.5 やや内側に立ちつつ、ビルドアップに参加する。遠野とは距離が離れていた。
シミッチ(6) 6.5 縦横無尽に動き回った。PA内に向かって縦パスを狙っていく。21分、ミドル。
大島僚太(10) 5.5 少しパスミスがあった。28分、ボレー。33分、上福元のファンブルをクリア。
脇坂泰斗(14) 6.0 トップ下として攻撃に絡んだ。24分、74分にゴール前で決定的なシュート。
家長昭博(41) 5.5 4分、45+1分、51分にシュート。ゆっくりしたパス交換で攻撃を組み立てる。
宮代大聖(33) 5.0 64分、和泉にあっさりと抜き去られて失点を許した。10分、44分にシュート。
遠野大弥(17) 5.5 トラップが大きくなりがちだった。7分、48分、50分、61分と多くシュート。

■sub
61(17)山田新(20) 6.0 DFを背負ったポストプレーでシュートを狙う。82分、ループシュート。
70(33)瀬川祐輔(30) 6.0 74分、右ポケットからクロス。83分、88分と大南のパスをシュート。
70(13)佐々木旭(5) 5.5 RSBとLSBでプレー。どちらのサイドでも積極的に上がって仕掛けた。
70(2)大南拓磨(3) 6.0 80分、ロングシュート。83分、右サイドで1人を抜いてクロスを入れる。
77(10)瀬古樹(16) 5.5 78分、山田新へラストパス。86分、石田凌太郎(46)の独走を遅らせた。

■bench
ソンリョン(1) 橘田健人(8) 

■coach
鬼木達 5.0 現状のベストメンバーとはいえ、ベンチに守備的な選手を揃えすぎた。

■referee
木村博之 6.5 感情的になることなく、落ち着いたジャッジ。素晴らしかった。

201,600views
AT+2+6