2026/10/01

260929熊本0-1川崎(YLC R64)

熊本0-1川崎(えがお健康スタジアム, 19:00KO, 6,682人)

ドローに終わった鹿島戦(J1 #8)から中9日。
 2週間の代表ウィークに入り、ルヴァンカップ(YLC)2回戦は火曜日の開催。
 アウェイ熊本戦の会場は、熊本市のえがお健康スタジアム。

Jリーグに合わせて、ルヴァンカップも2025-26シーズンから秋春制に移行する。
 正式名称もYBCルヴァンカップから、ヤマザキビスケット・ルヴァンカップとなった。

2024年からは、ルヴァンカップの大会形式が変更されている。
 20チーム参加の大会から、Jリーグ全60クラブ参加に拡大して、リーグステージはなくなった。
 完全トーナメントとなったが、すべて1試合制の天皇杯と異なり、2試合制も残る。

2024年と25年のYLCは、ACLEシードのため2試合制の準々決勝から参加した。
 新形式となって初めて、1試合制の2回戦(原則下位チームのホーム開催)から登場する。
 なお、1回戦はシードされていて、大分(J2)に勝利した熊本(J3)と対戦する。

大関友翔は、U-21代表でアジア大会に招集されている。


先発は、鹿島戦から6人が変わる。
 新たにGK山口瑠伊、山原玲音、ウレモヴィッチ、丸山祐市、河原創、持山匡佑が先発する。
 ホマーノ、橘田健人の2人はベンチに回る。
 GKブローダーセン、佐々木旭、谷口栄斗、脇坂泰斗の4人はベンチ外となった。

ベンチには、新たにGK早坂勇希、松長根、野田裕人、カイキ・ケイロスの4人が入る。
 5人の外国籍枠でみると、カイキが入り、ブローダーセンが外れている。


ロアッソ熊本は、J3リーグ3勝1敗4分、勝ち点13の7位。
 ルヴァンカップ1回戦では、大分(J2)に勝利している。
 J3リーグは代表ウィークも中断はなく、土曜日の群馬戦(J3 #8)から中2日。
 さらに川崎戦から中2日で、金曜日に滋賀戦(J3 #9)を控える厳しい日程。
 川崎とは、公式戦初対戦となる。

2026年特別大会から、片野坂知宏が監督に就任した。
 大分時代の片野坂監督は、2021年と2024年の天皇杯で川崎に勝っている。
 211212川崎1(4PK5)1大分(天皇杯 SF)
 240710川崎1-3大分(天皇杯 R32)

先発は、群馬戦から8人が変わっている。
 続けて先発するのは、薬師田澪(4)、李泰河(24)、鹿取勇斗(10)の3人。

■1st half
熊本は、5バック気味に低く構えて、川崎の速攻を警戒する。
 1ボランチ三島頌平(15)が左右に散らしていくが、全体は押し上げられない。
 7分、山原のパスを奪って、永井颯太(17)が左カットインからシュート。

川崎は、ウレモヴィッチが熊本のプレスを素直に受けてしまう。
 バックパスをGK山口瑠伊が蹴っていくが、デリキは収められない。
 それでも山本悠樹が持ち運ぶことで、バイタルまで押し込んでいく。

30分あたりからは、固められているゴール前を崩し始める。
 33分、三浦が左ポケットに走り込んでシュート。
 37分に伊藤、43分に持山がミドルを放った。

前半終了間際になって、熊本が反撃する。
 38分、永井颯太の左クロスが流れ、フリーの松田詠太郎(22)がミドル。
 44分、縦パスで抜け出した鹿取勇斗のシュートは、GK山口瑠伊が辛くも弾いた。
 さらに2本のCKを続けて、45+2分、鹿取勇斗がFKを直接狙った。

■2nd half
川崎は、急ぎすぎることなく攻め続ける。
 53分にデリキ、54分に持山、55分に丸山がシュートする。
そして58分、後半4本目の左CKから先制に成功する。
 山本のショートコーナーから、三浦を経由して山原が左クロスを入れる。
 ウレモヴィッチが大西遼太郎(3)を抑え込み、ヘッドでゴールに押し込んだ。

熊本は59分、永井が左から仕掛けて、大西遼太郎がシュート。
 63分からは、3本連続でCKを蹴った。
 その後は川崎にパスコースを塞がれて、バックパスが増えていく。
 ハーフタイムに2人、64分に2人を交代したが、4人とも中2日。
 フレッシュな選手が少なく、疲労がチームを覆ってしまう。

川崎はウレモヴィッチがPA内でボールを奪い、クロスを跳ね返す。
 ゴール前に立ちはだかり、熊本の攻撃を封じて逃げ切った。

■summary
熊本は5バックで構えながら、少ないチャンスで仕留めるプラン。
 川崎に攻められることも想定通りで、38分や44分の決定機に先制ゴールが欲しかった。
 失点直後にも押し込む時間はあったが、ゴールは奪えなかった。
 奮闘したが、J3リーグに中断がない日程も影響して、体力的にも厳しかった。


川崎は悪くない内容で、YLC初戦に勝利した。
 代表ウィークに入り、余裕ある日程ながら、ターンオーバーを施した。
 選手の組合せを変えながらも、ある程度のクオリティを保った。

ウレモヴィッチは、2025年8月の加入後初ゴール。
 ゴール前でも鉄壁な守備を見せ、頼もしかった。

持山匡佑は、脇坂泰斗が欠場したトップ下に入った。
 ボランチ脇に落ちてボールに触るが、リターンパスも多く、効果は薄かった。
 デリキとともに、前線に長く残った方が良かったと思われる。

次は中7日で、天皇杯宮崎戦(天皇杯 R32)。
 下位カテゴリ優先開催のため、会場はいちご宮崎新富サッカー場。
 10月の連戦のスタートとなるが、しっかり勝利したい。

■goal
58ウレモヴィッチ(22) 

■card
68Y石原央羅(14) 85Y三品直哉(29)
84Y山原怜音(29) 

■judge
山口瑠伊(1) 6.5 44分、鹿取勇斗との1対1の決定機をセーブ。3分、14分にシュートキャッチ。
山原怜音(29) 6.0 左クロスで1アシスト。74分、ミドル。84分、カウンターを止めてイエロー。
ウレモヴィッチ(22) 7.5 決勝ゴール。7分、63分、83分のボールカットなど、素晴らしかった。
丸山祐市(28) 6.0 45分、PA近くでファウル。47分、シュートカット。55分、ロングシュート。
三浦颯太(13) 6.0 マルシーニョと組んで左サイドを攻略する。33分、左ポケットからシュート。
河原創(19) 6.0 古巣戦でフル出場。66分、小澤秀充(37)のミドルをブロック。81分、シュート。
山本悠樹(6) 7.0 トラップの向きだけで、簡単にマークを振り切った。15分、27分にボール奪取。
伊藤達哉(17) 6.0 ゲームキャプテン。19分、左カットインシュート。37分、ターンからミドル。
持山匡佑(20) 5.5 19分、43分にシュート。ボランチ脇に下がって受けたが、工夫は少なかった。
マルシーニョ(23) 6.0 27分、ヘッド。62分、シュート。スプリントで戻ってくる守備も効いた。
デリキ(97) 5.5 48分、53分にシュート。ポストプレーを収めることができず、集中力を欠いた。

■sub
69(6)橘田健人(8) 6.5 78分、90+3分にパスカット。中盤を締め上げ、バックパスに追い込む。
79(20)家長昭博(41) 5.5 トップ下に入る。長璃喜と組み、左サイドでパス交換を細かく続ける。
79(17)山市秀翔(25) 6.0 86分、股抜きからドリブル。90+3分、カイキの落としからシュート。
79(23)長璃喜(34) 6.0 79分、90+4分にシュート。83分、家長の浮き球のパスから左クロス。
89(97)カイキ(93) 5.5 トップチームデビュー。90+1分、河原のループパスをPA内で受ける。

■bench
早坂勇希(21) 野田裕人(30) ホマーノ(4) 松長根悠仁(2)  

■coach
長谷部茂利 6.0 ターンオーバーしながら勝利。山本悠樹を交代させて、橘田健人で逃げ切った。

■referee
小屋幸栄 6.5 明確なジャッジを最後まで続ける。軽めのコンタクトはファウルを取らず。

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AT+2+4

2026/09/20

260920U-21FC東京0-0U-21川崎(U-21 #3)

U-21FC東京0-0U-21川崎(江東区夢の島競技場, 17:00KO, 1,004人)

U-21リーグ観戦記で用いる略称については、こちらを参照してください。

U-21リーグ第3節は、アウェイFC東京戦。
 ホーム鹿島戦(J1 #8)の翌日で、U-18PLE昌平高校戦(U-18PLE #14)は同日開催。

台風25号が接近していて、ピッチは豪雨に見舞われた。

夢の島競技場のメインスタンドには、中央部分に屋根がある。
 しかし、観客席は屋根に覆われない端のエリアで、観客は雨に晒された。
 屋根あり席は、関係者や報道に割り当てられたと思われるが、ほとんど空席だった。
 中央から観戦できる、屋根ありエリアを一般販売してほしいところ。


先発は、U-21清水戦(U-21 #2)から3人が変わる。
 新たに渡邉拓眞(U-18*1)、吉田琉海(U-18*1)、持山匡佑(OA24)が先発する。
 髙橋哲也(OA24/特別指定)、河原創(OA)、川村求(U-18*2)はベンチ外となった。

ベンチ入りは4名のみ。
 土肥瑠星(U-18*1)が新たに入る。
 家長昭博(OA)、藤田明日翔(U-18*3)、木村風斗(U-18*2)、廣瀬寧生(U-18*3)はベンチ外。

川村求、藤田明日翔、廣瀬寧生の3選手は、U-18PLE昌平高校戦に出場する。
木村風斗は、U-17代表でリモージュ国際大会(FRA)に参加中。


U-21FC東京は、U-21リーグで2連勝中。
 トップチームは、前日にホーム名古屋戦(J1 #8)を戦った。
 名古屋戦でベンチ入り(出場なし)の3選手が、今日先発する。

U-18PLEは、前日にアウェイ帝京長岡高校戦(U-18PLE #14)が開催された。
 前日のメンバーからは、6人がメンバー入りしている。

トップチームとU-18PLEのどちらも前日開催だったので、余裕はあるはず。
 しかし、ベンチは寂しく、GK2人とFP3人だけとなった。
 呼べる選手は残っていると思われるが、少数で試合に臨む。

■1st half
序盤、川崎が攻め続ける。
 2分に由井、4分に持山、6分に野田、9分にカイキ、10分に長がシュート。
 中でも10分、山市の右クロスからの林駿佑のヘッドは、決定的だった。

FC東京は11分、田中希和(38)がミドル。
 初めてのチャンスだったが、その後も押し込まれる。

雨は降り続け、特に長璃喜の左サイドは、湖沼のような状況。
 ボールは転がらず、突然、魔法のように静止する。
 ドリブルやパスの意味はなく、止まったボールを大きく蹴り合う。

そんな状況でも、カイキは重戦車のように縦に運ぶ。
 J1/J2で豊富な経験を持つCB大森理生(15)も、止められなかった。

■2nd half
ハーフタイムには、3台の吸水ローラーが登場する。
 両チームのゴール前、バック側の水溜まりの3か所の水を取り除いた。
 とはいえ、人力での15分間の作業では、わずかな改善に留まる。
 雨はどんどん強くなり、前半よりボールは走らなくなっていく。

FC東京は、最終ライン背後へのロングボールで盛り返す。
 50分、54分のロングボールは、GKクンヒョンが先にキャッチ。
 56分、樋口佳(63)が抜け出してシュート。

川崎は、持山匡佑が力強い動きからチャンスを作る。
 53分、74分、84分にシュート。64分、カイキへのループパス。
 前日鹿島戦で83分からプレーしたが、今日もフル出場した。

最後は豪雨となって、疲労もあって雑なプレーが増える。
 観客にも選手にも厳しすぎる環境のゲームは、スコアレスで終わった。

■summary
夢の島のピッチには、至る所に水溜まりができた。
 グラウンダーのパスは途中で止まり、浮き球パスが求められる。
 ドリブルはもちろん困難で、延期あるいは中止すべきだった。

ハイボールを蹴り続ける展開では、面白さはかなり削られる。
 FWとCBの競り合いに見応えはあったが、肉弾戦では技術は問われない。
 まともなピッチでは考えられないような、別次元のサッカーが続けられた。


FC東京は、実力差はあったものの、無失点で終えた。
FW尾谷ディヴァインチネドゥ(55)は、61分から出場。
 8月9日にリリースされた、左第2中足骨疲労骨折からの復帰戦となった。
 スピードは活きにくいピッチだったが、川崎の2CBと互角以上に渡り合った。


川崎は押し込みながらも、ゴールは奪えなかった。
 開始直後に決定機を量産したが、GK田中颯(1)の好守に阻まれる。
 その後はピッチ状態が悪くなり、ロングキックを繰り返すしかなかった。

45+3分、クリアしようとした林駿佑の軸足が滑ってしまう。
 ハーフタイムを挟んだ46分、ロングボールを蹴ると自ら倒れ込む。
 そのまま立つことはできず、担架で運ばれた。
 ピッチの水溜まりが原因で負傷したのであれば、残念なこと。

■goal


■card
54Y田中希和 60Y大森理生(15)
67Y吉田琉海(39) 90+3Y對馬羽琉(35)

■judge
クンヒョン(33/U-21) 6.0 50分、止まれずPA外まで滑ってハンド。56分、シュートキャッチ。
野田裕人(30/U-21) 6.0 6分、吉田の落としからPAに入ってシュート。76分、ロングシュート。
林駿佑(32/U-21) 6.0 10分、山市の右クロスをヘッド。ピッチの水溜まりに滑って、負傷交代。
松長根悠仁(2/OA24) 6.5 RCBからLCBに移り、對馬をサポート。雨中での肉弾戦を繰り広げる。
渡邉拓眞(31/U-18*1) 5.5 9分、59分、73分に左クロス。89分、尾谷のシュートをクリアする。
由井航太(26/U-21) 5.5 2分、ミドル。90分、シュート。相手を手で止めにいくプレーが目立つ。
山市秀翔(25/OA24) 6.0 7分、ゴール前を横切る左クロス。19分、ミドル。29分、ボレー失敗。
吉田琉海(39/U-18*1) 5.5 18分、右サイドでキープする。66分、尾谷への肘打ちでイエロー。
持山匡佑(20/OA24) 6.5 4分、53分、74分、84分にシュート。前日もプレーしたがフル出場。
長璃喜(34/U-21) 5.5 10分、ミドル。35分、ボレー失敗。水溜まりが深すぎてドリブルできず。
カイキ(93/U-21) 6.5 9分、29分にシュート。力強いスプリントで最終ラインを突破していく。

■sub
HT(34)土肥瑠星(36/U=18*1) 5.5 47分、由井のパスをヒールターン。カイキと縦に並走する。
48(32)對馬羽琉(35/U-18*1) 6.0 RCBで出場。84分、尾谷からカット。90+2分、イエロー。
77(39)加藤昊(37/U-18*2) 5.5 左ウィングに入る。78分、持山のポストからPA内に走り込む。

■bench
小村風人(21/U-18*1) 

■coach
長橋康弘 6.0 ベンチが4人だけの状況で、上手くやり繰りした。もっと選手を連れてくるべき。

■referee
高橋睦 6.0 雨中で視認性は高くなかったが、まずまずのジャッジ。

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2026/09/19

260919川崎3-3鹿島(J1 #8)

川崎3-3鹿島(U等々力, 19:00KO, 22,734人)

アウェイ水戸戦(J1 #7)にウノゼロで勝利して中6日。
 千葉戦(J1 #4)以来3週ぶりとなる等々力での鹿島戦。
 なお、清水戦(J1 #6)もホームだったが、国立競技場で開催された。
 水戸戦翌日には、麻生でU-21清水戦(U-21 #2)もあった。

大関友翔は、U-21代表でアジア大会に招集され、しばらく不在となる。


先発は、水戸戦から2人変更する。
 RSBに佐々木旭、1トップにデリキ・ラセルダが入る。
 山原玲音と持山匡佑は、ベンチに回った。

ベンチには、新たに丸山祐市と家長昭博が入った。
 家長昭博は、U-21清水戦(U-21 #2)で15分間プレーし、トップチームに復帰する。
 紺野和也、カイキ、U-21代表派遣中の大関友翔が外れた。


鹿島アントラーズは、J1リーグ4勝3敗の勝ち点12で、8位。
 火曜日にACLEニューカッスル・ジェッツ戦(ACLE GL #1)があり、中3日の日程。
 2017-22年に川崎に所属した知念慶は、6月、横浜FMに移籍した。

特別大会での対戦は、鹿島の2勝だった。
 260314鹿島1-0川崎(J1特 #6)
 260412川崎0-2鹿島(J1特 #10)

■1st half
鹿島は、2ボランチ山本悠樹と橘田健人のパス交換を封じてくる。
 2人の間を、2トップ徳田誉(34)とレオ・セアラ(9)が警戒する。
 それでも川崎は、脇坂泰斗が下がったり、LSB三浦颯太を経由して前進できた。
 PA内まで鹿島を押し込んで、細かいパスワークやドリブルで仕掛ける。

鹿島は左ウィングの鈴木優磨(40)にロングボールを蹴った。
 鈴木優磨はRSB佐々木旭と競り合うが、ポイントを作るまでに至らない。
 25分、RSB小池龍太(25)のクロスを、徳田誉が右ポストに当てるシュート。

この直後、川崎が連続してゴールを襲う。
26分、マルシーニョと山本悠樹が連続してシュート。
 続いて伊藤達哉の落としを橘田健人がフリーでシュート。
 29分、山本悠樹が中央からのFKを直接狙った。

44分、シンプルな形から鹿島が先制する。
 GK早川友基(1)のロングキックを、レオ・セアラが右の松村優太(27)に落とす。
 松村優太の折り返しを、レオ・セアラが頭で合わせて決めた。

45+3分、川崎が同点ゴール。
 脇坂泰斗が走り出すマルシーニョへ美しいループパス。
 マルシーニョは、胸トラップからボールを浮かせてGK1対1を制した。

■2nd half
ハーフタイム、鹿島は3人を交代し、2ボランチを同時に入れ替える。
 連戦の体力面と前半の内容を踏まえた判断と思われる。

54分、川崎が先にリードする。
 三浦颯太の左クロスの跳ね返りを伊藤達哉が拾う。
 少しボールを動かして、極小のモーションからゴールに突き刺した。
 GK早川友基を含め、鹿島の選手は反応できなかった。

リードされた鹿島は、じりじり押し込んで反撃に転じる。
 川崎はプレスに出れなくなり、ラインを下げて受け身になる。
67分、LSB小川諒也(7)が左ポケットにスルーパスを流し込む。
 チャヴリッチ(77)の折り返しを、レオ・セアラが豪快に同点ゴール。
さらに83分、LSB小川諒也の左クロスの跳ね返りを、柴崎岳(10)がダイレクトミドル。
 GKブローダーセンが弾くが、セカンドボールを松村優太が蹴り込んだ。

2度目のリードを許したロスタイム。
 長く攻撃を続ける中、山本悠樹が右クロスを上げる。
 前線に上がっていたホマーノが、ファーでヘッドで合わせてドローで終えた。

■summary
鹿島は、ロングボールが攻撃の中心となった。
 チャンスは少なかったものの、レオ・セアラが類稀な決定力を発揮した。
 最後は逃げ切れなかったが、押されていた内容を考えれば、ドローは悪くない。

鬼木達監督は、ゴール裏から浴びせられたブーイングに言及した。
 言葉は取り繕ったものの、「それが鹿島なのかな」と批判的にコメント。
 結果だけを求める人たちに響くはずはないが、黙っていられなかったのだろう。


川崎は良い内容を継続しながら、ゴール前での厳しさが足らずに3失点。
 ビルドアップは、山本悠樹と橘田健人が対策されても、オプションを使って問題なかった。
 中央から前進して3方向からPA内に仕掛け、多くのチャンスを作った。

デリキ・ラセルダは、献身的で柔軟なプレーを見せた。
 キープすると他のシューターを探しがちだったが、まずはシュートを狙いたい。

長璃喜は、動き出しが味方と重なった。 
 特に三浦颯太と同じ方向に走ってしまって、攻撃の選択肢を狭めた。
 マルシーニョの動きをしっかり観察して、整理してほしい。

代表ウィークに入り、次は中9日でYLC熊本戦(YLC R64)。
 しっかり休んで、引き続き良い結果を残したい。
 なお、鹿島戦翌日にはU-21FC東京戦(U-21 #3)が予定されている。

■goal
45+3マルシーニョ(23) 56伊藤達哉(17) 90+7ホマーノ(4) 
44,67レオ・セアラ(9) 83松村優太(27) 

■card
37Y山本悠樹(6) 43Yデリキ(97) 90+1Yホマーノ(4) 90+8Y伊藤達哉(17) 
28Y鬼木達(監督) 60Y三竿健斗(6) 90+9Y中後雅喜(コーチ)

■judge
ブローダーセン(49) 6.0 3失点目はミドルを外に弾けず。49分、65分、85分にシュートセーブ。
佐々木旭(5) 6.5 鈴木優磨へのロングボールを封じ込めた。45+8分、脇坂の左クロスをヘッド。
ホマーノ(4) 6.0 90+5分から前線に残りゴール。78分、シュートカット。90+1分、イエロー。
谷口栄斗(3) 6.0 34分、シュートカット。1失点目はレオ・セアラを止められず。ファウル多め。
三浦颯太(13) 6.0 8分、横パスインターセプト。45+8分、FKを直接狙う。90+3分、シュート。
橘田健人(8) 6.5 26分、伊藤達哉のヒールパスからの決定機を吹かす。パスカットを繰り返した。
山本悠樹(6) 7.0 今日も圧倒的。29分、正面FKを狙う。37分、イエロー。右クロスで1アシスト。
伊藤達哉(17) 6.5 極小のモーションで1ゴール。27分、45+5分にシュート。交代後にイエロー。
脇坂泰斗(14) 6.5 1分、30分、45+5分、71分にシュート。1アシスト。51分、FKを直接狙う。
マルシーニョ(23) 6.5 技巧的な1ゴール。26分、シュート。34分、チャージを受け足を痛める。
デリキ(97) 6.0 10分、30分、36分にシュート。ポストは安定。53分、75分はシュートしたい。

■sub
68(23)長璃喜(34) 5.0 左ウィング。プレスも速攻も味方と重なりがち。90+4分、シュート。
83(97)持山匡佑(20) 5.5 ゴール前で待ち受ける。90+1分、佐々木旭の右クロスを押し込めず。
86(8)河原創(19) 6.0 90+3分、持山へ右クロス。90+4分、ルーズを拾って長へロングパス。
86(17)家長昭博(41) 5.5 右ウィング。ゆったりプレー。90+4分の右クロスはGKがキャッチ。

■bench
山口瑠伊(1) 山原怜音(29) ウレモヴィッチ(22) 丸山祐市(28) 山市秀翔(25) 

■coach
長谷部茂利 5.5 すべての交代が失点直後で後手後手だった。長璃喜より先に河原創を起用すべき。

■referee
中村太 5.5 選手の痛がり方を見てから判定を決める。終盤はイエロー祭り。

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2026/09/14

260913U-21川崎5-1U-21清水(U-21 #2)

U-21川崎5-1U-21清水(麻生G, 17:00KO, 347人)

U-21リーグの観戦記では、次のような略称を使用します。
 "U-21" 21歳以下のトップチーム所属選手。U-18チーム(ユース)所属の選手は含めない。
  21歳以下の選手(ユース含む)を4人以上先発させなくてはならない。
 "OA" オーバーエイジ(年齢制限なし=25歳以上)の選手。6人以内(4人以内推奨)。
 "OA24" オーバーエイジ(22歳以上24歳以下)の選手。4人以内(4人以内推奨)。
 "U-18" U-18チーム(ユース)所属の選手(第2種登録)。
  もちろん21歳以下だが、トップチーム所属選手(U-21)とは区分する。
 ”U-18*3” U-18チーム(ユース)所属の3年生の選手(第2種登録)。
 ”U-18*2” U-18チーム(ユース)所属の2年生の選手(第2種登録)。
 ”U-18*1” U-18チーム(ユース)所属の1年生の選手(第2種登録)。



水戸戦(J1 #7)の翌日、U-21リーグ第2節、U-21清水戦。
 U-21リーグ初のホームゲームは、麻生グラウンドで開催される。
 練習見学エリアを立席(自由席)としてチケットが売り出されたが、すぐに完売。
 観客は347人で、キャパティシティはかなり限定的といえる。
 今夏、完成した4基の照明塔を稼働させて、17時のキックオフ。


先発は、U-21磐田戦(U-21 #1)から4人が変わる。
 新たに先発するのは、髙橋哲也(OA24/特別指定)、川村求(U-18)、河原創(OA)、長璃喜(U-21)の4人。
 関西大学4年で特別指定の髙橋哲也は、川崎での公式戦初出場初先発。

OAとして河原創が先発、家長昭博がベンチ入り。
 家長昭博は、4月9日の右腓腹筋肉離れでの長期離脱から復帰する。

前日水戸戦のメンバーでは、河原創、山市秀翔、長璃喜、カイキ・ケイロスの4人が先発。
 河原創は90分からの出場で、山市、長、カイキは出場がなかった。

U-18からの先発は、右ウィングの川村求1人。
 ベンチには、U-18から6人が入っている。
 こちらも前日、U-18プリンスリーグイースト東京V戦(U-18 PLE #13)があった。
 藤田明日翔と木村風斗がフル出場、廣瀬寧生は後半45分間の出場。
 加藤昊はベンチ入り(出場なし)、GK小村風人、對馬羽琉、川村求はベンチ外だった。

U-18の選手の背番号は、不在のトップチーム選手の背番号を使うため流動的。
 例えば木村風斗は、U-21磐田戦は34番(長璃喜)、今日は24番(宮城天)となった。
 ただ、これまでの2試合で最も小さな背番号は、16番(大関友翔)だった。
 1桁や10、11、14番などは使わないのかもしれない。


U-21清水エスパルスは、U-18の選手3人が先発する。
 さらに修徳高校3年で特別指定の舘美駿(35)も先発。
 同日16時からU-18プリンスリーグ東海の試合があり、選手が限られる。

ベンチ入りはGK1人とFP2人のみ。
 GK1人とFPのうち1人が、U-18の選手。

■1st half
カイキ・ケイロスがパワーで圧倒する。
 5分、LSB針生涼太(27)を肩で跳ね飛ばしてシュート。
 7分、由井航太のスルーパスに抜け出し、GK佐々木智太郎(30)に倒される。
 自ら獲得したPKを決めて、あっさり先制する。

清水は10分、鈴木奎吾(41)が由井航太から奪って、土居佑至(33)がシュート。
 24分には大畑凜生(97)がシュートする。

川崎は、OAの河原創が圧倒的だった。
 細かいタッチで密集をすり抜け、的確なパスで崩していく。
 味方を含む周囲と技術の差が大きく、次元が違った。

19分に野田、28分と30分に山市、34分に長、36分に川村求がシュート。
 優勢だったものの、前半は1ゴールで終えた。

■2nd half
後半も川崎が優勢を保つ。
 50分、川村求が左クロスを入れると、ゴール前に河原創が飛び込む。
 河原創があえて触らないとそのままゴールイン。リードは2点となった。

ここから川崎のミスが相次ぐ。
54分、林駿佑がGKクンヒョンからのパスに気付かない。
 舘美駿が奪うと、大畑凜生が落として杉山琥二郎(55)がシュート。
60分、野田がバックパスをミス。大畑凜生のシュートは左ポストを叩く。
そして61分、野田のトラップが大きくなり、針生涼太が奪ってカウンター。
 針生涼太の左クロスを、ファーに流れた大畑凜生がゴール。

1点差に追い詰めたが、選手を交代できない清水は失速する。
 69分、山市の右CKをニアの林駿佑がヘッドでゴール。
 78分、速いリスタートから、木村風斗がカットインしてゴラッソを沈める。
 80分には家長昭博の右クロスを廣瀬寧生が叩き込んだ。

■summary
U-21清水は、多くの選手を揃えられなかった。
 ベンチ入りがGKを含めて3人で、途中交代は1人にとどまった。
 前半は1失点で折り返したが、後半、体力差が顕著となり、失点を重ねた。

ベンチの千葉寛汰(23)は、翌々日15日に横浜FC(J2)への完全移籍が発表された。
 U-18からの昇格5年目の23歳で、OA24に該当する。
 本来は先発しているはずで、移籍交渉を踏まえて出場を回避したものと思われる。

U-18プリンスリーグ東海が同日開催で、前日開催の川崎とは条件が異なる。
トップチームは前日開催だったが、前日メンバー外の選手のみが麻生にやってきた。
 川崎はU-18もトップチームも前日メンバー入り/出場した選手を起用。
 実力差は大きかったが、これもU-21リーグの宿命ともいえる。

もちろん、光が届きにくい選手にチャンスを与えたのは清水。
 勝利が必要なリーグではなく、育成を主眼に考えると正解は難しい。


川崎は、終始圧倒することができ、圧勝した。
 家長昭博はもちろん、河原創も実績を考えればU-21リーグに見合わない。
 とはいえ、OAも認められている以上、調整目的も含めて許されている。
 OA24の山市秀翔や、U-21のカイキ・ケイロスも良いパフォーマンスだった。

髙橋哲也は、川崎での公式戦初出場で、LCBで前半のみプレー。
 守備機会は多くなかったが、落ち着いたビルドアップが印象的だった。

次のU-21リーグは、トップチーム鹿島戦(J1 #8)の翌日、アウェイFC東京戦(U-21 #3)。
 同日にU-18プレミアリーグイースト昌平高校戦(U-18 PLE #14)があり、U-18の選手の参加は限られる。
 第2節までと異なるU-18の選手を起用してほしい。

■goal
9PKカイキ(93) 50川村求(16) 69林駿佑(32) 78木村風斗(24) 80廣瀬寧生(36)
61大畑凜生(97)

■card
8Y佐々木智太郎(30) 63Yオム・ジュヨン(20)

■judge
クンヒョン(33/U-21) 6.0 10分、21分にシュートセーブ。11分、右CKをパンチ。仕事少なめ。
野田裕人(30/U-21) 5.0 19分、シュート。60分、GKへのバックパスをミスして決定機を与える。
林駿佑(32/U-21) 6.0 ゲームキャプテン。24分、大畑のシュートをブロック。ヘッドで1ゴール。
髙橋哲也(35/OA24) 6.0 14分、左CKをヘッド。20分、カイキへスルーパス。足元も良かった。
松長根悠仁(2/OA24) 5.5 味方に任せて静かなプレー。26分、左クロス。90+3分、持ち上がり。
由井航太(26/U-21) 5.5 シンプルにさばく。10分、自陣でロスト。68分、木村へループパス。
山市秀翔(25/OA24) 6.5 27分、30分にシュート。右CKで1アシスト。豊富な運動量でプレー。
川村求(16/U-18*2) 6.5 2分、ヘッド。36分、ミドル。後半に1ゴールを決めたが、疲れたか。
河原創(19/OA) 7.5 トップ下。調整目的の出場だったが、U-21リーグでは異次元の存在だった。
長璃喜(34/U-21) 6.0 34分、ヘッド。64分、シュート。ドリブルで仕掛け、左クロスを入れる。
カイキ(93/U-21) 6.5 自ら獲得のPKで1ゴール。5分、47分にシュート。清水DFに体格で圧勝。

■sub
HT(35)藤田明日翔(39/U-18*3) 5.5 ビルドアップでのパスが弱め。61分、大畑を逃して失点。
66(16)木村風斗(24/U-18*2) 6.5 廣瀬のリスタートからゴラッソを沈める。90+3分、ボレー。
66(93)廣瀬寧生(36/U-18*3) 6.5 家長の右クロスに飛び込んで1ゴール。89分、シュート。
75(19)家長昭博(41/OA) 6.5 5か月ぶりの復帰戦。76分、由井のパスからミドル。1アシスト。
86(30)對馬羽琉(20/U-18*1) 5.5 RSB。90+2分、トラップを狙い奪取。90+3分、右クロス。
86(26)加藤昊(37/U-18*2) 5.5 89分、ターンで抜け木村へ展開。90+1分、ハイボールを競る。

■bench
小村風人(21/U-18*1) 

■coach
長橋康弘 6.5 適切な時間配分で交代させて圧勝に導く。成長も調整もどちらも狙った。

■referee
宮尾駿希 6.0 抑制的なジャッジでスムーズに進行させる。PK判定も妥当。

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AT+2+3

260912水戸0-1川崎(J1 #7)

水戸0-1川崎(水戸信用金庫スタジアム, 18:00KO, 9,956人)

国立競技場での千葉戦(J1 #6)に勝利して中5日。
 J1リーグ第7節は、アウェイでの水戸戦。

会場は、水戸信用金庫スタジアム(笠松運動公園陸上競技場)。
 特別大会(J1特 #18)で使用されたケーズデンキスタジアム水戸は、J1スタジアム基準を満たしていないので、笠松での開催となった。
 川崎にとって、笠松でプレーするのは、2度目のJ1リーグ昇格を決めた2004年9月26日の対戦(2004 J2 #36)以来22年ぶりとのこと。

アクセスは、JR常磐線東海駅からのシャトルバス(無料)で15分ほど。
 東海村役場、那珂市役所、イオン東海店の3か所には、予約制駐車場(無料)が用意される。
 予約制駐車場からのシャトルバスは、いずれも無料。
 これだけのものを用意するコストが気にかかるところで、ぜひ有料化してほしい。

U-19代表活動を終え、長璃喜、関德晴、藤田明日翔(第2種)、小川尋斗(第2種)の4人が帰国。
 早速、長璃喜がベンチ入りしている。


先発は、千葉戦から4人が変わる。
 新たにホマーノ、谷口栄斗、三浦颯太、マルシーニョが先発する。
 ウレモヴィッチ、佐々木旭、紺野和也はベンチへ、丸山祐市はベンチ外となった。
 紺野和也は、千葉戦で負傷して前半のみで交代したが、欠場なくベンチ入り。

ベンチには、長璃喜とカイキ・ケイロスが入る。
 長璃喜はU-19代表活動から復帰し、カイキは加入後J1リーグ初のメンバー入り。
 デリキ・ラセルダが外れている。


水戸ホーリーホックは、J1リーグ2勝3分1敗で11位。
 アウェイYLC長野戦(YLC R128)が水曜日にあり、延長PK戦を制して中2日。
 YLC長野戦は大きくターンオーバーしていて、先発11人全員が入れ替わる。
シードの川崎と異なり、J1昇格チームの水戸は、YLC1回戦からの登場。
 8月22日から7連戦となっていて、その最終戦となる。

川崎U-18出身で日本大学4年生、特別指定の五木田季晋(87)はベンチ外。
 U-12/15出身の佐々木輝大(89)は、八戸(J2)へレンタル中。

特別大会での対戦は、川崎の1勝1PK勝だった。
 260301川崎2(4PK2)2水戸(J1特 #4)
 260524水戸1-3川崎(J1特 #18)

■1st half
川崎は無理なくビルドアップしていく。
 山本悠樹と橘田健人が前進を担うが、中央は水戸に締められがち。
 左サイドの三浦颯太とマルシーニョを経由することが多くなった。
8分、三浦颯太のマイナスの左クロスを脇坂泰斗がシュート。
 完璧なタイミングだったが、GK西川幸之介(34)が止める。

水戸を深く押し込んでから、山本悠樹に預けて仕掛ける。
 37分、山本悠樹の右クロスをマルシーニョがヘッド。
 40分、山本悠樹がドリブルでPA内に進入して、脇坂泰斗がシュート。
 45+1分、マルシーニョのパスで持山匡佑が抜け出してシュート。

水戸は4バックだが、RSB真瀬拓海(25)が高く上がり、3バック気味のビルドアップ。
 ただ、真瀬と鳥海芳樹(11)の右サイドにボールは入らず、プレスに追われた。
 42分、仙波大志(19)の右クロスを谷口海斗(22)がヘッド。
 45+1分、谷口海斗がミドル。

■2nd half
川崎は縦に早く仕掛けるカウンター主体となっていく。
 54分、57分と伊藤達哉がドリブルで運んでラストパス。

そして59分、GK西川幸之介のロングボールから、カウンター発動。
 谷口栄斗が内野航太郎(18)に競り勝って、三浦颯太が橘田健人に渡す。
 橘田健人はターンでマークを剥がして縦パスを入れる。
 脇坂泰斗がヒールで流し、抜け出した持山匡佑がシュート。
 飛び出したGK西川が弾いたが、マルシーニョがゴールに蹴り込んだ。

水戸は61分に1人、71分に3人を交代して、運動量を軸に盛り返す。
 主に左サイドから仕掛けていき、川崎を押し込んでいく。
 74分、加藤千尋(8)が落とし、舩橋佑(20)のミドルが右ポストを叩く。
 82分、大森渚生(7)の左クロスを奥村仁(30)がヘッド。
 85分、左から山本隼大(39)がシュート。
 川崎を崩し切ることはできず、追い付けなかった。

■summary
水戸は前半、多くのシュートを浴びたが、GK西川幸之介の活躍で無失点で折り返す。
 GK西川は、59分にも持山匡佑との1対1をビッグセーブ。
 マルシーニョに詰められて失点したが、素晴らしかった。

ビルドアップは、川崎のプレスに晒されて2CBから前に進めない。
 中央の内野航太郎へのロングボールは、川崎2CBに挟まれて回収された。
 ただ、左ウィングの谷口海斗は、山原怜音に競り勝てていた。
 谷口との交代で入った山本隼人を含めて、左サイドをもっと狙いたかった。


川崎は今シーズン初のクリーンシートで、勝利した。
 2CBホマーノと谷口栄斗のビルドアップは、安心して観ていられた。
 2ボランチも引き続き好調を保ち、前を向くプレーが徹底されている。

後半になると、伊藤達哉のドリブルからの速攻が光った。
 遅攻と速攻を上手く使い分けていけば、ゴールは増えていくと思われる。

持山匡佑へのロングボールは、2CB木本恭生(15)と板倉健太(17)に止められた。
 タイプ的に難しいかもしれないが、1トップ持山に直接届けるパターンも構築したい。

最初の交代が76分と遅くなって、水戸の攻勢を許した。
 2CBが2人とも交代して、大関友翔が1トップに入るなど、変則的な布陣となった。
 長璃喜は復帰したが、デリキが欠場するなどベンチの構成には難しさがある。

次は中6日でホーム鹿島戦(J1 #8)。
 大関友翔は、U-21代表でアジア大会に派遣されて、しばらく不在となる。
 良い内容を継続して、しっかり戦ってほしい。

■goal
59マルシーニョ(23) 

■card
88Y仙波大志(19)
80Yウレモヴィッチ(22) 87Yホマーノ(4) 

■judge
ブローダーセン(49) 6.0 45+1分、90+5分にシュートセーブ。50分、鳥海芳樹のクロスを弾く。
山原怜音(29) 6.0 谷口海斗や山本隼大を抑え込む。クロスの精度を上げてチャンスを作りたい。
ホマーノ(4) 6.5 85分、山本隼大のシュートブロック。87分、イエロー。足を攣り90分に交代。
谷口栄斗(3) 6.5 内野航太郎へのロングボールに競り勝つ。71分、伊藤達哉の左クロスをヘッド。
三浦颯太(13) 6.5 8分、脇坂への左クロス。47分、水戸のカウンターを遅らせる。左クロス多数。
橘田健人(8) 6.5 59分、ターンで前を向いて縦パス。単独あるいは複数でボール奪取を繰り返す。
山本悠樹(6) 6.5 何気ない動きで局面を切り裂いた。30分、ミドル。40分、PA内へのドリブル。
伊藤達哉(17) 6.0 54分、57分、76分とドリブルでカウンターを仕掛ける。65分、シュート。
脇坂泰斗(14) 6.0 8分、25分、40分、48分、55分にシュート。59分、持山匡佑へヒールパス。
マルシーニョ(23) 6.5 1ゴール。7分、40分、66分にシュート。25分、GK西川のパスをカット。
持山匡佑(20) 6.0 45+1分に決定機。59分のシュートがゴールを生む。ハイボールに競り勝てず。

■sub
76(17)紺野和也(18) 6.0 79分、右クロス。90+1分、パスカット、ドリブルから左足シュート。
76(3)ウレモヴィッチ(22) 5.0 ハイボールを跳ね返す。80分、加藤への危険なタックルで警告。
83(20)大関友翔(16) 5.5 1トップ。GKと2CBを追い回した。88分、仙波のタックルを受ける。
83(23)佐々木旭(5) 6.0 左ウィング。ロスタイムはLCBに入り、ラインを上げて守り切った。
90(4)河原創(19) 5.5 右ボランチ。90+2分、山本隼大のドリブルを奪って紺野和也へパス。

■bench
山口瑠伊(1) 山市秀翔(25) 長璃喜(34) カイキ(93) 

■coach
長谷部茂利 6.5 交代が遅く、水戸の反攻を許したが、ウノゼロで勝利した。

■referee
谷本涼 6.5 素晴らしいジャッジ。80分のウレモヴィッチへのイエローは妥当。ホマーノと仙波への2枚は厳しかった。

388,400views
AT+2+6