2026/03/20

260318東京V0-2川崎(J1特 #7)

東京V0-2川崎(味の素スタジアム, 19:00KO, 15,215人)

力負けした鹿島戦(J1特 #6)から中3日。
 特別大会で唯一の平日開催は、アウェイでの東京V戦。
 味の素スタジアムは至近だが、鹿島戦からのアウェイ連戦となる。


先発は、鹿島戦から5人を変わる。
 新たにLSB松長根悠仁、山本悠樹、紺野和也、マルシーニョ、エリソンが入る。
 今季、東京Vから移籍した谷口栄斗にとって、初の古巣戦となる。

 三浦颯太、家長昭博、伊藤達哉、ロマニッチはベンチに回り、大島僚太はベンチ外。

ベンチには、GKイ・クンヒョン、林駿佑、名願斗哉、小林悠が入る。
 イ・クンヒョンは加入2年目で初のメンバー入り。
 名願斗哉と小林悠は今季初のベンチ。
 U-18から昇格の林駿佑は、開幕柏戦(J1特 #1)に続いて2度目のベンチ入り。

 GK早坂勇希、ウレモヴィッチ、大関友翔が外れた。
 ウレモヴィッチは、5人の外国籍枠から外れたものと思われる。


東京ヴェルディは、2025年のJ1リーグで17位。
 特別大会は、ここまで3勝1PK勝2敗の4位となっている。

今季、川崎から移籍した田邉秀斗(35)は、初めて先発する。
 2019-20年に所属したGK馬渡洋樹(31)は、ベンチ外。

2025年の対戦は、東京Vの1勝1分だった。
 250420川崎0-0東京V(J1 #11)
 250629東京V1-0川崎(J1 #22)

■1st half
川崎は立ち上がりから縦に早く仕掛けていく。
 2分、脇坂が右の山原からパスを受けて、左の松長根に展開する。
 7分、山本のクリアボールをエリソンが落とし、脇坂がマルシーニョへ流す。

そして9分、山本がCBの裏に動き出すエリソンへループパス。
 落としを受けたマルシーニョのラストパスを、脇坂が左足で先制ゴール。
 シュートは強くなかったが、CB井上竜太(5)が触ってGK長沢祐弥(21)の逆方向に飛んだ。

先制されたヴェルディは、徐々に押し戻していく。
 17分、ダイレクトで崩してFW白井亮丞(27)がシュート。
 22分からは、森田晃樹(10)が3本連続でCKを蹴った。
その3本目のCKから、川崎がカウンター。
 谷口のクリアをマルシーニョが競って、エリソンが力強く運んでラストパス。
 マルシーニョの決定機はGK長沢が止めたが、転がったボールをエリソンが蹴り込んだ。

2点差となっても、川崎が攻めていく。
 28分、44分にボールを引き出した脇坂が前線を走らせる。

ヴェルディは45分、田邉秀斗のダイレクトパスからチャンスを作る。
 白井亮丞のパスから新井悠太(40)がゴールを割ったが、VARでオフサイドと判定。

■2nd half
後半からヴェルディは、山見大登(11)と福田湧矢(14)を投入。
 この2人が1トップ白井亮丞の周りを細かく動き、チャンスを作る。
 53分、山見がハーフライン付近から左サイドを突破してシュート。
 72分、山見のカットインからの左クロスに、福田が飛び込む。

川崎は58分、谷口栄斗が左ハムストリングを押さえて倒れ込む。
 三浦がLSBに入り、松長根がRCBに回ったが、しっかり丸山が最終ラインを統率する。
 ヴェルディに長くボールを保持されても、混乱することはなかった。

■summary
東京Vは、残念ながら良い内容を見せられなかった。
 FW染野唯月(9)が欠場したこともあって、前線の迫力を欠いた。
 中盤の森田晃樹、平川怜(16)、齋藤功佑(8)の3人は、練度高くポジションを入れ替える。
 ただ、ボールを失う局面で脇坂を捕まえ切れず、質の高い速攻を許した。

田邉秀斗は、右ウィングで先発して、3バック左に移動した。
 いろいろな位置に顔を出し、積極的に仕掛けるが、脳震盪で途中交代となった。
 移籍後2度目の出場で、初先発。活躍を続けてほしい。


川崎はまずまずの内容で、勝利した。
 押し込まれてゴール前に張り付く時間帯もあったが、無失点で終えた。

前線3人のユニットは、6人が2班に分かれて交互に起用されている。
今日の紺野、マルシーニョ、エリソンの3人は、プレスの強度配分が適切だった。
 むやみにGK/CBまで追いすぎず、ボランチへのコースを消しながら待機する。
脇坂が前を向くと、マルシーニョとエリソンがスピードを上げる。
 丁寧にパスをつなぎ、ヴェルディの守備が整う前にPA近くまで入り込んだ。

ベンチには、GKイ・クンヒョンが入った。
 山口瑠伊と早坂勇希の2人に何らかのトラブルがあったと思われる。
 手薄な状況と思われるCBも含めて、U-18からの第2種登録を進めてほしい。

次は中3日で、国立競技場でのホーム横浜FM戦(J1特 #8)。
 谷口栄斗をはじめ負傷者は心配だが、良い内容を継続したい。

■goal
9脇坂泰斗(14) 23エリソン(9) 

■card
20Y新井悠太(40) 47Y松田陸(36)
51Y橘田健人(8) 64Y松長根悠仁(2) 

■judge
ブローダーセン(49) 5.5 ほとんど仕事はなかった。90分、松橋優安(7)のシュートをキャッチ。
山原怜音(29) 6.0 タイミング良く攻め上がり右クロスを入れる。74分、伊藤達哉へラストパス。
谷口栄斗(3) 6.5 32分、縦パスをインターセプト。安定していたが、左ハムストリングを負傷。
丸山祐市(28) 7.0 最終ラインを最後まで高く押し上げる。FW白井亮丞をきっちり封じ込める。
松長根悠仁(2) 5.5 LSBからRCBに動く。45+3分、左クロス。64分、山見を手で倒しイエロー。
橘田健人(8) 6.0 ルーズボールに素早く寄せる。田邉のドリブルをイエローで止め、早めに交代。
山本悠樹(6) 6.0 9分、エリソンへループパス。28分、紺野へロングパス。34分、直接FKを狙う。
紺野和也(18) 6.0 序盤は孤立気味で攻撃に絡めず。31分、33分にドリブル。55分、右クロス。
脇坂泰斗(14) 7.0 先制ゴール。45+3分、71分にシュート。中盤のスペースでパスを引き出した。
マルシーニョ(23) 6.5 1アシスト。23分の決定機は、GK長沢が止める。77分、ドリブルで独走。
エリソン(9) 6.5 1ゴール。55分、ボレー。周囲と協調し、強弱を使い分けたプレスを仕掛けた。

■sub
60(8)河原創(19) 5.5 85分、CKの戻りをボレー。保守的なパスを選択して、リスクを抑えた。
60(18)伊藤達哉(17) 5.5 ドリブルで前進していく。74分、右からカットインしてシュート。
60(3)三浦颯太(13) 5.5 LSB。攻め上がりは控えて、低めに位置取る。75分、85分に左クロス。
79(9)ロマニッチ(91) 5.5 81分、奪われたスローインをすぐ奪い戻す。82分、セカンドを拾う。
88(23)家長昭博(41) 5.5 右ウィング。88分、強く寄せてボール回収。89分、山原へパスを流す。
90+4(14c)名願斗哉(15) 5.5 今季初出場。トップ下に入る。短時間でボールタッチはなかった。
(c:相手チーム脳振盪交代による追加交代枠)

■bench
イ・クンヒョン(33) 林駿佑(32) 小林悠(11) 

■coach
長谷部茂利 6.5 早い攻撃で2ゴールを奪う。谷口栄斗のアクシデントに適切に対処した。

■referee
長峯滉希 6.5 バランス良く抑制的なジャッジを続ける。イエロー4枚は少し多かった。

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AT+5+5

2026/03/17

260314鹿島1-0川崎(J1特 #6)

鹿島1-0川崎(メルカリスタジアム, 15:00KO, 24,916人)

2点差を追い付きPK戦に持ち込んだ水戸戦(J1特 #4)から中12日。
 第5節町田戦がACLEのために延期され、日程が空いた。

アウェイ鹿島戦は、2025年は国立競技場で開催された。
 2024年以来となるカシマスタジアムには、ネーミングライツが導入された。
 新たに愛称が付けられ、メルカリスタジアムとなっている。

3月中旬だが暖かく、快晴に恵まれた。


先発は、水戸戦から5人と大きく変わる。
 新たに先発するのは丸山祐市、橘田健人、大島僚太、家長昭博、伊藤達哉。
 丸山と大島は、それぞれ昨年8月23日と10月8日の負傷からの復帰となる。

 大関友翔、山本悠樹、紺野和也、マルシーニョの4人はベンチスタート。
 佐々木旭はベンチ外となった。

ベンチには、新たにGK早坂勇希が入り、GK山口瑠伊と宮城天が外れた。


鹿島アントラーズは、2025年のJ1リーグ優勝。
 J1リーグ特別大会では、4勝1PK敗の勝ち点13で首位に立っている。
 2017-22年に川崎に所属した知念慶(13)は、ベンチスタート。

2025年の対戦は、1勝1敗だった。
 250511鹿島2-1川崎(J1 #16)
 250705川崎2-1鹿島(J1 #23)

■1st half
2分に大島、続けて伊藤達哉がシュートする。
序盤は川崎が攻めたが、その後、鹿島ペースとなっていく。
 8分、鈴木優磨(40)の左クロスをレオ・セアラ(9)がシュート。
 25分、FKから三竿健斗(6)が決定機を迎えるが、GKブローダーセンがセーブ。
 33分、左サイドを突破した濃野公人(22)のシュートも、ブローダーセンが止める。

川崎は終了間際になって、ようやく押し込んだ。
 42分、伊藤達哉がシュート。
 さらに45+1分にも伊藤達哉にチャンスが訪れる。
 橘田から折り返しを受け取ったが、シュート前に主審にぶつかった。

■2nd half
後半の立ち上がりは、川崎が攻めていく。
 49分、山原の右クロスをファーの脇坂がボレー。
 56分には脇坂、家長が連続シュート。

鹿島は徐々に圧力を強めながら、お互いに攻め合う。
 70分、三浦を追い込んで奪い、溝口修平(16)がミドル。
 72分、溝口の左クロスを濃野がヘッド。
 川崎も73分に橘田、77分と78分に伊藤達哉がシュート。

そして79分、柴崎岳(10)のクロスを鈴木がヘッドで左から折り返す。
 身体を回転させながらレオ・セアラが先制ゴールを決めた。
 川崎の4バックは、柴崎のクロスの段階でスライドさせられていた。
 鈴木とレオ・セアラのマークを修正できないまま、失点した。

■summary
鹿島はGK早川友基(1)から丁寧にビルドアップする。
 バイタルまで運ぶことができれば、前線が縦に動き出してコースを作り出す。
 レオ・セアラへのロングボールも、鈴木のポストプレーも勝率が高く、簡単に前進できた。
 セットプレーでも高さを活かし、跳ね返されることなくゴール前で混戦を作った。
 決定機を多く作りながらも、GKブローダーセンに阻まれていたが、最後に仕留めた。

2CB植田直通(55)とキム・テヒョン(3)を中心とした守備も、最後まで機能した。
 川崎の1対1の仕掛けを止めて、ミドルを打たれても至近でブロックする。
 GK早川が脅かされる場面はほとんどなかった。


川崎は少しずつ改善しているように感じられる。
 とはいえ、FC東京戦(J1特 #3)のような惨敗を避けただけ。
 長く劣勢が続いた内容を考えれば、妥当な敗戦だった。

丸山祐市と大島僚太2人の復帰は朗報といえる。
 持ち味を2人とも発揮して、チームに貢献していた。
2人の復帰で、今節欠場した佐々木旭を除き、戦力のほとんどが揃った。
 そのフルメンバーでも、優位を築けないのが現在の実力といえる。

降格のない特別大会なので、淡々と試合は消化されていく。
 モチベーションの維持は簡単ではないが、昨年終盤のような破綻は避けてほしい。

次は中3日でアウェイ東京V戦(J1特 #7)。
 特別大会で、唯一のミッドウィーク開催となる。
 せめて、懸命にボールを追う姿を見せてほしい。

■goal
79レオ・セアラ(9) 

■card
90+1Y田川亨介(11)

■judge
ブローダーセン(49) 6.5 25分、33分の決定機をセーブ。味方に渡らないパントキックを続ける。
山原怜音(29) 5.5 21分、チャヴリッチ(77)に抜け出される。家長と良い関係性を形作っている。
谷口栄斗(3) 6.0 後半、縦パスを鋭くインターセプト。51分、バックパスをミスしCKを与える。
丸山祐市(28) 5.5 復帰戦。劣勢にあっても周囲を鼓舞し続ける。8分、レオ・セアラに抜かれる。
三浦颯太(13) 5.5 左クロスは成功せず。70分、パスミスで決定機を招く。74分、左CKをヘッド。
橘田健人(8) 6.0 73分、ミドル。ボールカットを繰り返す。強くチャージされてもキープした。
大島僚太(10) 5.5 復帰戦。2分にミドル。6分、トラップで2人抜き。プレー時間を増やしたい。
家長昭博(41) 5.5 56分、シュート。21分、35分に自陣に戻ってファウルとなるが厳しく守る。
脇坂泰斗(14) 6.0 落ちて組み立てに参加。49分、山原の右クロスをボレー。56分、シュート。
伊藤達哉(17) 6.0 2分、42分、77分、78分にシュート。三浦とパスのタイミングが一致せず。
ロマニッチ(91) 5.5 20分、橘田のロングボールからシュート。68分のドリブルは強引だった。

■sub
60(41)マルシーニョ(23) 5.5 61分、山原の縦パスをヒール。73分、左ポケットに走りCK獲得。
66(10)山本悠樹(6) 5.5 69分、ルーズボールに競り負ける。90+5分、中央からFKを直接狙う。
83(17)紺野和也(18) 5.5 右サイドで囲まれても果敢に仕掛ける。90+5分、ターンして突破。
83(91)エリソン(9) 5.0 86分、ドリブルはキム・テヒョンにカットされる。見せ場はなかった。
83(8)大関友翔(16) 5.5 90+1分に田川に左スネを削られる。痛みを抱えつつプレーを続けた。

■bench
早坂勇希(21) 松長根悠仁(2) ウレモヴィッチ(22) 河原創(19) 

■coach
長谷部茂利 5.5 丸山と大島の復帰でクオリティは上がった。采配は後手後手で勝てなかった。

■referee
上村篤史 5.0 選手が痛がる姿を見て、巻き戻すジャッジを繰り返す。イエローは抑制的。

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2026/03/06

260301川崎2(4PK2)2水戸(J1特 #4)

川崎2(4PK2)2水戸(U等々力, 16:00KO, 22,779人)

惨敗に終わったFC東京戦(J1特 #3)から中7日。
 第4節は、日曜日16時キックオフの水戸とのホームゲーム。


先発は、FC東京戦から6人と大きく変える。
 新たに佐々木旭、山本悠樹、大関友翔、紺野和也、マルシーニョ、ロマニッチが入る。
 佐々木旭を除く5人は、FC東京戦で途中出場した5人となる。

ベンチには、先発を外れた松長根、橘田、河原、家長、伊藤達哉、エリソンの6人が回る。
 新たにGK山口が入って、GK早坂と野田がベンチ外となった。


水戸ホーリーホックは、2025年のJ2リーグ優勝。
 初のJ1リーグ昇格のタイミングで、樹森大介新監督が就任している。

川崎U-18出身で日本大学3年生、特別指定の五木田季晋(87)はベンチ外。
 第40回デンソーカップチャレンジサッカーに、関東選抜Bチームの一員として参加中。

水戸との対戦は、2023年の天皇杯以来となる。
 230712川崎2-1水戸(天皇杯 R32)

■1st half
水戸は鋭く寄せてくるが、川崎のパスワークが上回る。
 2CB谷口と佐々木が細かく持ち出しつつ、ときにロングボールを見せる。
 2ボランチ山本と大関は、脇坂を交えながらパスを引き取って展開する。
8分、紺野のシュートから、脇坂がGK1対1となってシュート。
16分、佐々木のロングパスを受けた紺野がシュート。

少しずつ運動量が落ちていくと、水戸のプレスが効き始める。
 大関は、球離れが遅くなる傾向が強く、水戸の標的となった。
 18分、31分、33分に寄せられてロストし、41分に横パスをミスしてカウンターを許す。
 山原も35分、パスコースを見つけられずボールを奪われる。

水戸は45分、長くボールを持って川崎を深く押し込む。
 大崎航詩(3)の右クロスをファーの山本隼大(39)がヘッド。
 GKブローダーセンが触るが、こぼれ球を渡邉新太(10)に拾われて、加藤千尋(8)がゴール。
45+4分にも攻められて、PA内からの山本隼大のシュートはブローダーセンが弾く。
 続く真瀬拓海(25)のシュートもブローダーセンが止めるが、加藤千尋が詰めて2点目。
 この時間帯は足が止まっていて、ブロックを組んでいたがPA内を崩された。

■2nd half
後半になると持ち直して、水戸のプレスをかいくぐる。
 51分、谷口の縦パスから紺野和也が右クロス。
 52分、マルシーニョの落としをロマニッチがボレー。
62分には前線3枚を同時に交代する。
 左に宮城天、中にエリソン、右に伊藤達哉が入った。

81分、宮城天が左カットインからシュート。
 さらに混戦から三浦が左クロスを入れると、山下優人(48)がPA内でハンド。
 このPKをエリソンが決めて、1点差とする。
そして90+4分、三浦がシンプルに左クロス。
 大森渚生(7)がクリアするところを脇坂がブロックして奪い、同点ゴール。

PK戦は、水戸2人目の多田圭佑(29)がバーに当てる。
 さらに4人目の飯田貴敬(6)をブローダーセンが止めた。

■summary
水戸は前半、ボールを握られる。
 プレスに出ていっても、前後左右に揺さぶられて走らされる。
 厳しい展開となるが運動量を落とすことなく、川崎がペースを落とすと反撃に出た。
 長くパスをつないでPA内を攻略し、45分、45+4分に2ゴールを奪った。

81分の不用意なハンドPKを含め、試合の終わり方には課題は残る。
 それでもチームの特長を上手く表現でき、悪くない内容だった。


川崎は思い切った先発の入れ替えで、FC東京戦に比べて改善した。
 佐々木旭が戻ってきて、谷口とともに長短のパスを繰り出す。
 LSB三浦を高い位置に押し出して、佐々木からパスを入れるだけで前進できた。
 中盤3人の組み合わせも期待通りで、攻撃的なプレーを続けた。

とはいえ優勢だった前半30分までに大きな決定機は作れず。
 そこから大関を始めミスが増えて、水戸の反撃を許す。
 2失点ともブローダーセンが弾いたボールに対する第一歩が遅れた。

次は中12日でアウェイ鹿島戦(J1特 #6)。
 少しでも内容を改善していきたい。

■goal
84PKエリソン(9) 90+3脇坂泰斗(14) 
45,45+4加藤千尋(8)

■penalty shootout
〇大崎航詩(3) ×多田圭佑(29) 〇大森渚生(7) ×飯田貴敬(6)
〇エリソン(9) 〇脇坂泰斗(14) 〇宮城天(24) 〇橘田健人(8)

■card
9Y山本隼大(39) 30Y真瀬拓海(25)  77Y山下優人(48)

■judge
ブローダーセン(49) 6.5 2失点とも直前のシュートを大きくはクリアできず。PK戦で1本止める。
山原怜音(29) 6.0 2分、インターセプトから紺野を経由して右クロス。57分、ロングシュート。
谷口栄斗(3) 6.0 51分に紺野、52分にマルシーニョへロングパス。64分、69分の縦パスはミス。
佐々木旭(5) 6.5 今季初出場。三浦へのパスが光る。66分、左サイドを駆け上がり大関へクロス。
三浦颯太(13) 6.0 左クロスでPKと同点ゴールを生む。ただ、多くの左クロスの精度は今ひとつ。
山本悠樹(6) 5.5 立ち位置を変えて組み立てる。パスはまだ合わない。61分、正面のFKを狙う。
大関友翔(16) 5.5 球離れが遅くなって水戸のプレスを浴びる。14分、ミドル。66分、シュート。
紺野和也(18) 6.0 8分、16分にシュート。31分、カウンターをファウルで止めたがノーカード。
脇坂泰斗(14) 6.5 8分、GK1対1からシュート。中盤でパスを引き出して前を向く。同点ゴール。
マルシーニョ(23) 5.5 中央寄りでプレー。26分に山本、38分にロマニッチのスルーパスに走る。
ロマニッチ(91) 6.0 ポストやハイボールで強さを発揮。52分、マルシーニョの落としをボレー。

■sub
62(18)伊藤達哉(17) 6.0 今季初めての右ウィング。77分、ドリブル。80分、左からミドル。
62(23)宮城天(24) 6.0 81分のシュートはエリソンに当たる。86分、カウンターからシュート。
62(91)エリソン(9) 6.0 1ゴール。86分、力強くドリブル。90+2分、山原の右クロスをヘッド。
75(6)橘田健人(8) 6.0 85分、プレスでカット。87分、猛烈なスプリントで駆け戻ってカット。
90(16)河原創(19) 5.5 90+1分、伊藤、山原と組んでショートパスで右サイドから攻める。

■bench
山口瑠伊(1) 松長根悠仁(2) ウレモヴィッチ(22) 家長昭博(41) 

■coach
長谷部茂利 5.5 序盤は優位を築くことができたが、水戸に修正されると対応できなかった。

■referee
椎野大地 5.5 接触プレーに厳しかった。イエローの提示を含めてやや川崎寄りとなった。

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2026/02/26

260221川崎1-2FC東京(J1特 #3)

川崎1-2FC東京(U等々力, 15:00KO, 22,672人)

スコアレスドローとなったアウェイ千葉戦(J1特 #2)から中5日。
 開幕からの2試合は日曜日だったが、第3節は土曜日の開催となる。

等々力でのFC東京との多摩川クラシコ。
 ただ、半年間のJ1リーグ特別大会は、開催回数にはカウントしない。
 次の第47回多摩川クラシコは、2026-27シーズンのJ1リーグ戦となる。


先発は、千葉戦から2人が変わる。
 新たに橘田健人と家長昭博が入り、山本悠樹と紺野和也がベンチに回る。

ベンチ入りを含めた20人のメンバーは変わらない。


FC東京は、開幕2試合ともにPK戦で勝っている。

川崎U-18出身の仲川輝人(39)は、ベンチスタート。
 U-15出身の高宇洋(8)は、ベンチ外。

2025年の対戦は、1勝1敗だった。
 250329FC東京0-3川崎(J1 #7)
 250920川崎0-1FC東京(J1 #30)

■1st half
FC東京が川崎を圧倒する。
 アレクサンダー・ショルツ(24)と稲村隼翔(17)の2CBがビルドアップを始める。
 2ボランチ橋本拳人(18)と常磐亨太(27)が、縦や斜めに並んでフリーを作り出す。
 両SBも使いながら川崎のプレスを呼び込み、前線へロングボールを入れる。
 アバウトなボールでもマルセロ・ヒアン(9)が収めることができた。

キックオフ直後には、ショルツのロングボールから、ヒアンがシュート。
 10分にもヒアン、14分には長倉幹樹(26)がシュートする。
攻め立てる中、先制ゴールは18分。
 遠藤渓太(22)の左クロスを長倉が落として、ヒアンが豪快に蹴り込んだ。

川崎は攻守ともに機能しない。
 ボールホルダーにプレスに出ても、寄せが緩く抜け出される。
 ロングボールを蹴らせても、ヒアンに勝てず回収できない。

31分、脇坂とのワンツーから山原がゴラッソを決めるが、正直にいえば想定外。
 両SBがサイドを崩しても、中央でクロスを待つ人が足りない。
 エリソンへのロングボールは、稲村隼翔に潰された。

38分、FC東京に再びリードを奪われる。
 伊藤達哉と三浦颯太が重なったところに、佐藤恵允(16)がスルーパス。
 フリーとなったRSB室屋成(2)が、ニアサイドにゴールを決めた。

■2nd half
57分、川崎が前線の3人を一気に交代すると、やや改善する。
 ロマニッチ、紺野和也、マルシーニョの3人は、それまでの3人よりも相手に寄せる。
 ボールを奪えずに逃げられても、すぐに走り出してポジションを直した。

とはいえ、FC東京ペースは変わらない。
 61分、ショルツの右クロスから、PA内でGK1対1となった長倉がシュート。
 67分、長友の左クロスの跳ね返りをヒアンがシュート。

73分に山本、88分に大関を投入して、1点を追う。
 89分の紺野のシュートなど圧力を強めたが、ゴールは遠かった。

■summary
FC東京は千葉と同じようなスタイルで、川崎を攻略した。
 GKの両側に2CBが大きく開きながら、SBに預けて中央で受け取る。
 それだけの動きで川崎の陣形を崩して前進することができた。

マルセロ・ヒアンのポストプレーも効果的だった。
 川崎CBとの1対1のマッチアップから、チャンスを作る。
 69分にヒアンが交代してからは圧力が弱まるが、逃げ切るのに問題はなかった。


川崎は攻守ともに精彩を欠いた。
 家長昭博と伊藤達哉、エリソンの前線3人は、守備の貢献度は高くない。
 プレスに出ても2度3度と追い直すのは難しく、バランスを崩したまま修復できない。
 橘田健人と河原創の2ボランチが、中盤で回収できなかったことも誤算だった。
 松長根悠仁はマルセロ・ヒアンを封じることができなかった。

ビハインドかつ攻撃が機能していない状況でも、選手交代は遅かった。
 1点差だったので、さらなる失点を避けたかったのかもしれない。
 とはいえ、同点ゴールを目指す姿勢はせめて見せてほしかった。

千葉戦に続いて、良い内容とはならなかった。
 2025年の最終節浦和戦(J1 #38)と同じような惨敗となった。

次は中7日で、ホーム水戸戦(J1特 #4)となる。
 改善策が準備できているのか不明だが、少しでも立て直してほしい。

■goal
31山原怜音(29)
18マルセロ・ヒアン(9) 38室屋成(2)

■card
33Y伊藤達哉(17) 59Y脇坂泰斗(14) 90Y谷口栄斗(3) 
90+3Y尾谷ディヴァインチネドゥ(55) 90+4Y長友佑都(5)

■judge
ブローダーセン(49) 6.5 1分のヒアン、61分の長倉のシュートをセーブ。先制ゴールにも触った。
山原怜音(29) 6.0 移籍後初ゴール。長友の攻め上がりに対応する。終盤は攻撃に比重を移した。
松長根悠仁(2) 4.5 ヒアンや長倉を抑え切れず。プレスに追い詰められてのロストが目立った。
谷口栄斗(3) 5.0 持ち上がっての配球が効果的。90分、長倉に抜け出されてイエローで止める。
三浦颯太(13) 5.0 積極的な左クロスは味方に合わず。伊藤達哉との受け渡しを失敗し崩された。
河原創(19) 5.5 30分、縦パスを奪われたが即時奪回する。前線が抜かれた後のカバーに奔走。
橘田健人(8) 5.5 鋭く相手に寄せるが奪えない。70分、ボレー。組み立てはもっと工夫したい。
家長昭博(41) 4.5 6分、49分と自ら要求した縦パスを受けられず。左に出張しても崩せなかった。
脇坂泰斗(14) 5.5 1アシスト。44分、右FKを直接狙う。89分、GKの縦パスを奪って紺野へ展開。
伊藤達哉(17) 4.5 33分、イエロー。50分、ドリブルを止められる。良いプレーができなかった。
エリソン(9) 5.0 前線から受けに下がっても、ポイントを作れず。41分、48分にFKを獲得する。

■sub
57(17)マルシーニョ(23) 6.0 スプリントが効いた。71分、右CKをヘッド。90+5分、シュート。
57(9)ロマニッチ(91) 5.5 62分、マルシーニョのスルーパスからシュート。ハイボールを競る。
57(41)紺野和也(18) 5.5 85分、カットインからミドル。89分、脇坂のパスを受けてシュート。
73(19)山本悠樹(6) 6.0 左ボランチ。立ち位置を巧みに変えて、ボールを引き出しリズムを生む。
88(8)大関友翔(16) 5.5 右ボランチ。90+5分、マルシーニョへスルーパス。投入は遅かったか。

■bench
早坂勇希(21) 野田裕人(30) ウレモヴィッチ(22) 宮城天(24) 

■coach
長谷部茂利 4.5 伊藤達哉と家長昭博の同時起用に失敗。劣勢の前半にリードを許すが、57分まで動かず。

■referee
高崎航地 5.5 妥当な判定。笛が遅くなる傾向があり、ピッチ上に違和感を与える。

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AT+2+6

2026/02/18

260215千葉0(8PK9)0川崎(J1特 #2)

千葉0(8PK9)0川崎(フクダ電子アリーナ, 13:00KO, 16,389人)

8ゴールが乱れ飛んだ開幕柏戦(J1特 #1)から中6日。
 第2節は、フクダ電子アリーナでの千葉戦となる。


先発は、柏戦と同じ11人で変更なし。

ベンチには、新たにGK山口瑠伊とウレモヴィッチが入る。
 GK山口瑠伊と林駿佑が外れている。


ジェフユナイテッド千葉は、2025年のJ2リーグ3位。
 J1リーグ昇格プレーオフを制し、2009年以来のJ1復帰を果たした。

2021-23年に川崎でプレーしたイサカ・ゼイン(42)は、右ウィングで先発。
 川崎U-12/15出身の猪狩祐真(33)は、ベンチスタート。

川崎とは5年ぶりの対戦となる。
 210721川崎1(4PK3)1千葉(天皇杯 R32)

■1st half
千葉はイサカ・ゼインを使って、右サイドから攻める。
 ゼインは6分、抜け出してシュート。21分、カウンターから独走してシュート。

14分に津久井匠海(8)、17分に髙橋壱晟(2)、18分に日高大(67)がシュート。
中でも最大の決定機は、15分の日高大。
 津久井匠海の左クロスを石川大地(20)が落とし、PA内で日高がフリーに。
 GK1対1からのシュートは、GKブローダーセンが触ってCKに逃れた。

川崎はボランチに余裕があり、スムーズにビルドアップ。
 伊藤達哉のドリブルで進んでいき、サイドからも突破を狙う。
25分あたりからは、川崎が流れを掴む。
 エリソンは、CBに厳しく寄せられながらも33分、37分、40分にシュート。
 36分、松長根の縦パスを伊藤達哉がフリックして、河原創がPA内でシュート。

■2nd half
後半に入っても互角に攻め合う。
千葉は52分にカルリーニョス・ジュニオ(10)、54分に津久井がシュート。
 55分にはゼイン、津久井が連続シュート。

川崎も53分、三浦の左クロスをエリソンがヘッド。
 56分にも三浦の左クロスをエリソンが落として紺野がボレー。
 58分、伊藤のループパスからエリソンがシュート。

61分、紺野と伊藤に代えて、両ウィングに家長とマルシーニョを入れる。
 左ではマルシーニョがスプリントで前進し、右では家長がキープする。
 ただ、千葉の守備を崩しきるほどの効果はなかった。

スコアレスで90分間を終えて、PK戦は千葉が先攻となった。
 8人目までは全員が成功。
 9人目は両チームとも枠を外す。
 10人目のGKブローダーセンが小林祐介(5)を止めて、家長が決めて決着した。

■summary
千葉は、事前に準備したプランを遂行できたと思われる。
 ピッチの横幅を大きく使って、川崎のプレスを分散させる。
 最終ラインの陣形は崩れることなく、決定機を与えなかった。
 前半15分前後のチャンスにゴールが生まれていれば、勝ち点3を得られたかもしれない。

イサカ・ゼインは、右サイドを駆け巡った。
 対峙する三浦の立ち位置を見ながら、駆け引きして突破する。
 スペースに走り込んで味方の縦パスを引き出すプレーも効果的だった。


川崎は決定機らしい決定機を作り出せず。
 陣形を整えるのが早い千葉に対し、柏戦のように速攻で崩せない。
 シュートまでは持ち込めたが、ブロックを崩し切れず、ゴールはなかった。
 紺野和也と伊藤達哉の両ウィングも、スペースは狭く窮屈だった。

次は中5日で、ホームFC東京戦(J1特 #3)。
 内容を改善しながら、しっかり戦いたい。

■goal


■penalty shootout
〇髙橋壱晟(2) 〇石川大地(20) 〇猪狩祐真(33) 〇河野貴志(28) 〇呉屋大翔(9)
 〇鈴木大輔(13) 〇米倉恒貴(11) 〇姫野誠(37) ×日高大(67) ×小林祐介(5)
〇ロマニッチ(91) 〇マルシーニョ(23) 〇宮城天(24) 〇橘田健人(8) 〇河原創(19)
 〇三浦颯太(13) 〇山原怜音(29) 〇谷口栄斗(3) ×松長根悠仁(2) 〇家長昭博(41)

■card
56Y久保庭良太(3) 64Y前貴之(15) 71Yカルリーニョス・ジュニオ(10)

■judge
ブローダーセン(49) 7.0 15分の日高大、17分の髙橋壱晟のシュートを弾く。PK戦で1本セーブ。
山原怜音(29) 6.0 37分、57分、77分にシュート。40分、エリソンへ右クロス。76分、FK担当。
松長根悠仁(2) 6.5 ゼインの6分、21分、55分のシュートをカット。鋭く寄せてブロックする。
谷口栄斗(3) 6.5 最終ラインを統率する。40分、山原へロングパス。90+5分、縦パスをミス。
三浦颯太(13) 5.5 ゼインと対峙。53分、56分に左クロス。73分、マルシーニョへスルーパス。
河原創(19) 6.0 中央で動き続けてスペースを埋める。36分、PA内でシュート。69分、シュート。
山本悠樹(6) 5.5 2CB間に下りて組み立てる。21分、自分のロスト後の被カウンターを追わず。
紺野和也(18) 5.5 5分、25分とドリブル失敗。8分、PA内でボールを受ける。56分、ボレー。
脇坂泰斗(14) 5.5 38分、ドリブルシュート。43分、背後から奪われる。82分、スルーパス。
伊藤達哉(17) 5.5 ドリブルで持ち上がる。49分、51分、59分にシュート。交代は早かったか。
エリソン(9) 6.0 33分、37分、40分、53分、58分にシュート。最前線で大きな存在感を発揮。

■sub
61(17)マルシーニョ(23) 5.5 スプリントで威力を発揮。73分、PA内で倒れるがノーファウル。
61(18)家長昭博(41) 5.5 攻撃を落ち着かせる。87分、クロスせずにやり直してチャンスを失う。
70(9)ロマニッチ(91) 5.5 ハイボールを競る。82分に脇坂、83分に山本からスルーパスを呼ぶ。
85(6)橘田健人(8) 5.5 左ボランチ。何度もルーズボールに駆け寄り、90+1分、90+5分に回収。
85(14)宮城天(24) 5.5 ロマニッチの左に並ぶ。プレー機会はほとんどなかった。

■bench
早坂勇希(21) ウレモヴィッチ(22) 野田裕人(30) 大関友翔(16) 

■coach
長谷部茂利 5.5 家長昭博の投入でチャンスを作れず。伊藤達哉をあと少し残しても良かったか。

■referee
長峯滉希 5.5 後半、イエロー3枚を連発。ジャッジはやや川崎に傾いていた。

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AT+2+5