2024/07/14

240710川崎1-3大分(天皇杯 R32)

川崎1-3大分(レゾナックドーム大分, 19:00KO, 4,056人)

4戦連続のドローとなった磐田戦(J1 #22)から中3日。
 天皇杯4回戦は、下位カテゴリのチーム優先のため、大分(J2)のホームスタジアムで開催される。
 2023年から昭和電工の社名変更に伴い、レゾナックドーム大分に名称が変わった。


先発は、磐田戦から9人と大きくを変える。
 連続して先発する2人は、大南と遠野。
 新たにGK上福元、瀬川、車屋、田邉、ヒカルド、山本、家長、山田新、山内が先発する。
 車屋は、昨年9月24日の湘南戦(2023 J1 #28)での左膝負傷から復帰する。

 先発を外れた佐々木旭、瀬古樹、小林悠、マルシーニョの4人はベンチに回る。
 GKソンリョン、VW際、高井、脇坂、大島の5人は、ベンチ外となった。

ベンチには、新たにGK早坂、負傷離脱から戻ったエリソンが入った。


大分は、J2リーグで6勝10分7敗の14位。
 天皇杯2回戦では、鹿児島(J2)に勝っている。
 今季から、片野坂知宏が3年ぶりに監督に復帰した。

川崎との対戦は、2021年の天皇杯準決勝以来。
 川崎はJ1リーグとの2冠となる天皇杯連覇を狙ったが、PK戦で敗れた。
 211212川崎1(4PK5)1大分(天皇杯 SF)

■1st half
川崎はゆったりとボールを持つ。
 久しぶりの復帰となる車屋が、工夫しながらビルドアップを担った。

大分は5バック3ボランチで、ブロックを組んだ。
 プレスは控え目で、2FW伊佐耕平(11)と鮎川峻(21)も低い位置に構える。
 そして、しっかり守ってから、伊佐と鮎川を狙ってカウンターを仕掛ける。
 9分、茂平(16)の右からのラストパスを、保田堅心(26)がシュート。
 15分、保田がカウンターからミドル。
 20分、保田が中央でドリブルからミドル。

川崎はブロックの外側でボールを回すが、その内側を攻められない。
 家長が右サイドでキープするが、次の攻め手を探せない。
 ヒカルドのトリッキーなプレーで前進できても、すぐに穴を塞がれた。
 45+2分、山本の右CKを大南がヘッドで合わせたのが、唯一の決定機だった。

■2nd half
後半も同じように川崎がボールを持ち、大分が待ち受ける展開となる。
 ただ、大分の速攻を途中で止められなくなり、多くのチャンスを作られる。
 54分、松岡颯人(36)の左クロスを伊佐がシュート。

61分、カウンターから松尾勇佑(27)が右クロス。
 佐々木旭が触ってコースが変わり、オウンゴールとなってしまう。
続いて63分、保田が車屋に寄せられながら力強くドリブルで運ぶ。
 そのままPA内まで持ち込んで、ゴールを決めた。
78分、PAまで戻ったマルシーニョが相手を倒してPKを与える。
 このPKを鮎川が決めて、3点差とされる。

89分、エリソンが1点を返したが、追い付くことは困難だった。

■summary
大分はコンパクトに整えられた5バック3ボランチで、しっかり守った。
 川崎がミドルシュートを狙えば、素早く寄せてカットする。
 ブロック内に入られてもスライドしながら複数人で囲み、シュートを許さない。
 そして速攻から次々と決定機を作り、後半3ゴールを奪った。
 トーナメントらしい戦い方を徹底することで、快勝した。


川崎はボールを持っていても、有効な攻撃手段がなかった。
 FWのポストプレーやサイドからのクロス、ポケットへの走り込みなどを試みた。
 しかし、選択肢が少ない中で仕掛けるため、崩せなかった。
 ブロックの外側で戸惑い続けて、精度の低いプレーでボールを失った。

天皇杯4回戦敗退は、東京Vに敗れた2022年以来2年ぶり。
 2022年はJ1リーグ3連覇を狙って、最終的に2位となったシーズン。
 そのため、天皇杯というタイトルを失った喪失感は大きかった。

しかし、今年は天皇杯に注力する余裕はなかった。
 空いた日程を活かし、J1リーグ残留に向けて全力を注がなくてはならない。
 欲をいえば、9月にYBCルヴァンカップが始まるまでに、J1リーグ残留争いから抜け出したい。
 そうなって初めて、ACLEを含めたカップ戦2つを狙うことができる。

次は中3日でC大阪戦(J1 #23)。
 天皇杯でのターンオーバーを活かし、内容は悪くとも勝ち点を確保したい。

■goal
89エリソン(9) 
61OwnGoal 63保田堅心(26) 78PK鮎川峻(21)

■judge
上福元直人(99) 6.0 9分、保田との1対1をセーブ。3失点ともに止めるチャンスは少なかった。
瀬川祐輔(30) 5.5 RSBながら家長を追い越しPA内にも進出。49分、ヘッド。58分、シュート。
大南拓磨(3) 5.5 45+2分、51分、69分にCKをヘッド。縦パスを狙った。74分、股抜きを許す。
車屋紳太郎(7) 4.5 復帰戦。後半は体力的に難しく、2失点目では保田のスピードに突破される。
田邉秀斗(15) 5.5 36分、CKの守りで接触して倒れる。ピッチに戻ったが、脳震盪の疑いで交代。
ヒカルド(6) 5.5 独特のリズムで縦パスを入れる。31分、ヒールで相手を抜いてからラストパス。
山本悠樹(77) 5.5 8分、ミドル。22分、29分に山田新への縦パス。CKでは大南を多く狙った。
遠野大弥(17) 5.0 トップ下で左右に動き回った。19分、ミドル。休養させるべきだったかも。
家長昭博(41) 5.0 敵陣でのキープはできたが、その先までは攻められない。15分、パスミス。
山田新(20) 5.0 良い形ではパスを受けることができなかった。47分、GK1対1でニアを狙った。
山内日向汰(26) 5.0 22分、左から横断して右の家長へパス。ドリブルするスペースがなかった。

■sub
HT(15c)佐々木旭(5) 5.0 オウンゴールは仕方ない。サイドラインに沿ったパスを出した。
(c:脳振盪の疑いによる交代)
59(26)マルシーニョ(23) 4.5 77分、自陣まで戻るがPKを与える。左からの仕掛けも不発。
59(17)橘田健人(8) 5.5 65分、右サイドをカバー。81分、85分にアーリークロスを入れる。
68(77)小林悠(11) 5.5 エリソンに頭でつなぎ1アシスト。89分、オフサイドだったがボレー。
68(20)エリソン(9) 6.0 動きは重そうだったが、1ゴール。89分、PA左で佐々木旭に落とす。
68(6)瀬古樹(16) 5.5 攻撃を牽引しようとするが、荷は重かった。76分、ロングシュート。

■bench
早坂勇希(22) 

■coach
鬼木達 4.5 大分のブロックを崩す方策を指示できず。2失点後の3人同時交代は効果がなかった。

■referee
岡部拓人 6.0 接触プレーは少なかったが、分かりやすい判定を続けた。

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2024/07/10

240706磐田2-2川崎(J1 #22)

磐田2-2川崎(ヤマハスタジアム, 18:30KO, 13,153人)

3戦連続ドローとなった広島戦(J1 #21)から中6日。
 2年ぶりのヤマハスタジアムで、まだ陽が残る18時30分キックオフとなった。


先発は、広島戦から3人を変える。
 新たに大南、大島、小林悠が先発する。
 大島は長期離脱からの復帰3試合目で初先発。
 橘田と山田新がベンチに回り、ジェジエウはベンチ外となる。

ベンチには、田邉、山本、家長、山内の4人が新たに入る。
 家長は2試合欠場していたが、戦列に復帰する。
 代わりにヒカルド、ゴミス、宮城天の3人が外れた。


磐田は、J1リーグで6勝5分10敗の16位。
 15位川崎と勝ち点23で並んでいる。

ホーム等々力では両チームに9ゴールが生まれ、磐田が勝った。
 240301川崎4-5磐田(J1 #2)

■1st half
磐田のプレスは強くなく、川崎が押し込んでいく。
 6分に脇坂、10分に瀬古樹、14分に小林悠がシュートする。

LSB佐々木旭が2CB大南と高井の横に立ち、3バック気味で組み立てる。
 右サイドのスペースを脇坂と遠野が空け、ここをRSBのVW際が上がる。
 VW際は、RCB大南からのパスを受けて、多くの右クロスを入れた。

磐田は1トップのマテウス・ペイショット(99)にロングボールを当てる。
 20分、金子翔太(40)のミドルは、大南がブロックする。
 しかし、ジャーメイン良(11)の足元にボールが流れ、先制ゴールを決められた。

川崎は失点後もボールを持ち続けるが、磐田のブロックを崩せない。
 佐々木旭も左からクロスを入れたが、跳ね返された。

■2nd half
大島に代わって投入された橘田がチームを牽引する。
 暑さの中で低下するチームの運動量を補うべく、ピッチを走り回った。

51分、瀬古樹が低い位置から持ち上がり、磐田の守備を動かす。
 橘田の縦パスから小林悠がスルーパスを出し、遠野が同点ゴールを決めた。
 瀬古樹を起点に3つのパスが縦につながった素晴らしいゴールだった。

同点となったあとも、川崎が攻めていく。
 55分、小林悠がシュートし、さらに脇坂がボレー。
 58分、マルシーニョがオーバーヘッド。
 71分、山内の折り返しから、佐々木旭がミドル。

そして、81分に逆転ゴールが生まれる。
 左ショートコーナーから山内がミドルを狙って、DFに跳ね返される。
 戻ったボールを橘田が拾って、地を這うようなミドルをゴール左に決めた。

リードを奪ってからも、川崎が優位に進めていく。
 磐田は早く攻めようとするが、守備陣が上手く対応していく。

しかし、90+2分。
 佐々木旭のバックパスを蹴ろうとしたGKソンリョンが、まさかの転倒。
 詰めていた山田大記(10)が同点ゴールを決めた。

■summary
磐田は圧倒的にボールを持たれながらも、ドローに持ち込んだ。
 特に2点目は川崎のミスによるもので、ラッキーだった。
 勝ち点で並んでいる川崎に負けなかったことは、重要な結果といえる。

金子翔太(40)は、1点目を生むミドルを放った。
 川崎がVW際にパスを出すたびに、金子が何度もスプリントして間合いを詰めた。
 金子がスペースを埋めなければ、磐田は容易く崩壊したと思われる。
 61分に交代するまで、厳しいタスクを十分に果たした。


川崎は、久しぶりの勝利を目前にしながらドローに終わった。
 4戦連続ドローとはいえ、終始、磐田を攻め立てていて、悪くなかった。
 大島を先発させて、後半に橘田を投入する交代策も機能した。

GKソンリョンは、スパイクが芝に引っ掛かって転倒した。
 失点後、プレーが再開しても悄然としたままで、90+6分のFK対応にも不安があった。
 考えられないミスだったが、いつもの姿を早く取り戻してほしい。

次は中3日で、天皇杯大分戦(天皇杯 R32)。
 J2リーグ降格も考えられる現状なので、大きくターンオーバーしたい。

■goal
20ジャーメイン良(11) 90+2山田大記(10)
51遠野大弥(17) 80橘田健人(8) 

■judge
ソンリョン(1) 4.0 23分、レオ・ゴメス(16)の強烈ミドルをセーブ。ロスタイムに痛恨の転倒。
VW際(31) 6.5 フリーで受けて右クロスを入れる。32分、カットイン。61分、PA内でクリア。
大南拓磨(3) 6.0 右ワイドのVW際にパスを届ける。72分、ジャーメインのシュートをブロック。
高井幸大(2) 6.0 32分、ジャーメインからカット。ファウルもあったがFWに入る縦パスを狙う。
佐々木旭(5) 6.0 42分、72分にシュート。60分、ドリブルで前へ。多彩なパターンで仕掛けた。
瀬古樹(16) 6.5 CB脇に落ちて、磐田のプレスを抜けながら組み立てる。10分、33分にミドル。
大島僚太(10) 5.5 3分、ミドル。12分、14分にダイレクトパス。無駄に動かず、ゆったり歩く。
脇坂泰斗(14) 6.0 6分、32分、55分にミドル。39分、GKまでプレス。トップ下から仕掛けた。
遠野大弥(17) 6.5 GK川島永嗣(1)を制して同点ゴール。11分、ミドル。バイタルで動き回る。
小林悠(11) 6.5 素晴らしいラストパスで1アシスト。14分のシュートは、左ポストに弾かれた。
マルシーニョ(23) 6.0 カウンターで陣地を大きく回復した。58分、オーバーヘッドでシュート。

■sub
HT(10)橘田健人(8) 7.0 走り回って中盤を制圧した。1点目の起点となり、80分に逆転ミドル。
68(11)山田新(20) 5.5 79分、83分にボールキープからFK獲得。シュートはなかった。
68(23)山内日向汰(26) 6.0 80分、ミドル。85分、87分にPA内をドリブルで仕掛ける。
75(17)家長昭博(41) 5.5 ピッチを自由に移動する。90+4分、橘田の落としからシュート。
81(16)山本悠樹(77) 5.5 丁寧かつシンプルなパスをつなぐ。85分、山田新への縦パス。

■bench
上福元直人(99) 田邉秀斗(15) 

■coach
鬼木達 6.0 ベストの采配で内容も良かったが、結果は出なかった。

■referee
御厨貴文 6.5 最後まで冷静さを保ち、バランスの良いジャッジを続けた。

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2024/06/30

240629川崎1-1広島(J1 #21)

川崎1-1広島(U等々力, 19:00KO, 22,393人)

水曜日の湘南戦(J1 #20)から中2日。
 6月終盤で暑さも増す中、詰まった日程で広島戦を迎える。


先発は、湘南戦から3人を変更する。
 新たにジェジエウ、瀬古樹、遠野が先発する。
 外れた大南とヒカルドはベンチ、山内はベンチ外となった。

ベンチには、新たにゴミスが入り、田邉が外れた。
 家長は、湘南戦から2試合続けて欠場する。


広島は、J1リーグで8勝9分3敗の5位。
 ドローが多いが、ここまで3敗はJ1リーグ最少。
 川崎と同じ中2日だが、6月の4週すべての水曜日に試合が組まれた。
 6月9試合目(9連戦)となり、6月6試合目の川崎より日程は厳しい。

6月、川村拓夢(8)がFCレッドブル・ザルツブルク(AUS)、野津田岳人(7)がPGパトゥム・ユナイテッド(THA)に移籍した。

2か月前のアウェイでの対戦は、ドローだった。
 240428広島2-2川崎(J1 #10)

■1st half
広島は強めのプレスを仕掛けてくる。
 3トップが寄せて、さらに後方から加勢する形で、川崎の2CBに迫る。
 4分、GKソンリョンから高井へのパスをFW大橋祐紀(77)がカット。
 FWドウグラス・ヴィエイラ(9)が決定機を迎えたが、シュートは橘田がブロック。

川崎はいろいろなパターンを駆使してプレスを抜ける。
 瀬古樹がCB/SB間に落ちてきて、パスコースを増やす。
 さらに高井、VW際、佐々木旭がドリブルで持ち上がった。

中盤までボールを運んでからは、縦パスを中心として早く攻める。
 サイドに渡ると、時間をかけずにシンプルにクロスを入れる。

23分、佐々木旭の左クロスからの連続攻撃。
 右で遠野が拾って、瀬古樹がカットインから左足ミドル。
 東俊希(24)に当たったボールはGK大迫敬介(1)が弾いたが、マルシーニョが押し込んだ。

25分にも山田新との2人のカウンターから、マルシーニョがミドル。

■2nd half
後半になって、1点を追う広島が押し込んでくる。
 サイドからGK/CB間に早いクロスを入れ、ゴールを狙う。
 48分に加藤陸次樹(51)、70分に大橋、78分にピエロス・ソティリウ(20)がクロスに飛び込んだ。

川崎はブロックを組んで耐えながら、時間を進めていく。
 62分に小林悠、65分に宮城天と続けて入れて、交代回数は残り1回。
 82分に大南と大島を入れて、3バック2トップにして逃げ切りを図る。

ただ、大島は負傷明けでスプリントは控え気味で、守備の貢献度は高くない。
 86分、フリーの状況からロングボールを蹴り出し、時間を作れなかった。

広島に押し込まれ続けて、88分、満田誠(11)が同点ゴール。
 ジェジエウがミドルをブロックしたが、GKソンリョンの逆を突いて失点した。

交代枠を使い果たした中、ロスタイムにはジェジエウを前線に上げる。
 90+4分、VW際の右クロスを小林悠がボレーしたが、入らなかった。

■summary
広島は、体力的な差もあって、押される時間が長くなった。
 失点後は反撃に出るものの、川崎のブロックを崩せなかった。
 しかし、88分の満田の一撃でドローに持ち込み、悪くない結果となった。

ミヒャエル・スキッベ監督は、選手を固定しがちな傾向がある。
 9連戦、さらに中2日なのに、先発はドウグラス・ヴィエイラ1人しか変えなかった。
 さすがに運動量は少な目で、ある程度ターンオーバーすべきと思われる。


川崎は前半から押し込む時間も長く、良い内容だった。
 遅攻だけでなく、早くシュートやクロスに持ち込む意識が高かった。
 5位広島を相手に、互角以上に戦うことができた。

82分の交代策は、疑問が残る。
 大南を入れて3バックとして逃げ切りを図りつつ、同時に大島を投入。
 しかし、復帰直後の大島は、守りに入るのであれば選ぶべきでなかった。
 ベンチに残したゴミスやヒカルドであれば、高さもあるので守りやすかったと思われる。

新潟戦(J1 #19)から3戦連続のドロー。
 勝ててはいないが、チーム状況は上向いている。
 次のアウェイ磐田戦(J1 #22)では、勝ち点3を獲得したい。

■goal
23マルシーニョ(23) 
88満田誠(11)

■judge
ソンリョン(1) 5.5 4分、高井へのパスミスから決定機を招く。70分、78分にシュートを止める。
VW際(31) 6.0 48分、加藤のシュートをカット。90+4分、小林へ右クロス。ドリブルも効果的。
ジェジエウ(4) 6.0 35分、大橋のヘッドを止める。78分、ゴール前でクリア。90+5分、前線へ。
高井幸大(2) 6.0 広島の縦パスを積極的に前に出てインターセプト。40分、大橋に抜け出される。
佐々木旭(5) 6.5 14分、ミドル。左サイドを上がりクロスを入れる。90分、宮城へヒールパス。
橘田健人(8) 5.5 5分、ドウグラスの決定機をブロック。89分、ドロップボール再開で気を抜く。
瀬古樹(16) 6.5 23分、ミドルでゴールを生む。ボール近くに寄せていってパスコースを作った。
脇坂泰斗(14) 6.0 6分にドリブル、18分にトラップから前進。44分、満田にボール奪取される。
遠野大弥(17) 5.5 28分、山田新に当ててミドル。78分、疲れているはずだが鋭くプレスに出る。
山田新(20) 5.5 中野就斗(15)とマッチアップ。36分、脇坂のロングボールをキープし、FK獲得。
マルシーニョ(23) 6.5 1ゴール。25分、ミドル。55分、浮き球で塩谷司(33)を抜いてドリブル。

■sub
62(20)小林悠(11) 6.0 71分、ミドル。90+4分、右クロスをボレー。90+8分にもシュート。
65(23)宮城天(24) 5.5 左FW。67分、インターセプトから左クロス。90分、FKを獲得する。
82(14)大南拓磨(3) 5.5 3バックの右に入って中央を固める。プレー機会は少なかった。
82(17)大島僚太(10) 5.0 86分、フリーなのに大きく蹴った。90+8分、相手をかわしてパス。

■bench
上福元直人(99) ヒカルド(6) ゴミス(18) 

■coach
鬼木達 5.0 3バックで守りに入るなら、大島を選択すべきでなかった。62分と65分に1人ずつ続けての交代で選択肢を狭めた。

■referee
今村義朗 4.5 あいまいな基準が混乱を招く。自らの感情をコントロールできなかった。

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2024/06/29

240626川崎1-1湘南(J1 #20)

川崎1-1湘南(U等々力, 19:00KO, 20,720人)

ドローとなったアウェイ新潟戦(J1 #19)から中3日。
 J1リーグは後半戦に入り、2巡目の対戦の初戦となる湘南戦。


先発は、新潟戦から7人と大きく変えた。
 新たにVW際、高井、ヒカルド、橘田、脇坂、山田新、山内が先発する。
 瀬古樹、遠野、小林悠がベンチに回り、瀬川、ジェジエウ、山本、家長はベンチ外。

ベンチには、大島が入った。
 大島は、2023年7月8日の横浜FC戦(2023 J1 #20)での負傷(出場なし)から復帰する。


湘南は、J1リーグ3勝6分10敗の18位。

2018-19年に川崎に所属した鈴木雄斗(37)が先発する。
 同じく2019-20年に所属したGK馬渡洋樹(21)はベンチスタート。

アウェイでの開幕戦は、川崎が勝った。
 240224湘南1-2川崎(J1 #1)

■1st half
川崎は、湘南の3バックの脇のスペースを狙っていく。
 左はマルシーニョ、右は山内がここに走り込んでボールを引き出した。
 サイド深くから中に仕掛けて、シュートチャンスを作った。

16分、山田新、佐々木旭、脇坂が3本連続シュート。
21分、山内の右クロスを山田新がシュート。
 GKソン・ボムグン(1)が止めまくって、ゴールが決まらない。

湘南はFWルキアン(11)と鈴木章斗(29)へのロングボールを狙う。
 しかし、精度は高くなく、2CB高井と大南が簡単に抑え込んだ。
 川崎のプレスが鋭く、ビルドアップできない状況が続く。

26分、左ウィングの小野瀬康介(88)が負傷交代する。
  急遽投入された畑大雅(3)が、山内に狙われたスペースを落ち着かせた。

■2nd half
湘南は4バックに移行し、ビルドアップを改善する。
 川崎のプレスが緩んだこともあって、ルキアンまでボールが届いた。
 ハーフコートに押し込むことも増えて、互角の展開に持ち込んだ。

ただ、先制ゴールは川崎に生まれた。
 62分、山内のパスを山田新が右ポケットに流れて受ける。
 山田新は、CB舘幸希(4)をなぎ倒すように抜いてラストパス。
 ゴール前で待ち受けたマルシーニョがゴールに蹴り込んだ。

湘南は引き続きボールは持てるものの、チャンスは作れない。
 しかし、78分に田中聡(5)のゴラッソで同点とする。
 田中聡は、小さなモーションから素晴らしいミドルを決めた。

同点とされた川崎は反撃を狙う。
 小林悠がワンタッチのポストプレーで崩していく。
 90+7分、前線に出た高井がボレー。

■summary
湘南は前半、攻め込まれたが、GKソン・ボムグンの好セーブもあって無失点。
 後半、先制されたが、田中聡のゴラッソで追い付くことができた。
 チャンスはほとんど作れていなかったので、ドローは悪くない結果といえる。


川崎はターンオーバーが効き、湘南から次々とボールを奪った。
 ゴールが1つしか生まれずに勝てなかったが、良い内容だった。

VW際は、積極的にミドルを狙った。
 枠を大きく外すことも少なく、60分にはクロスバーに当てた。
 16分に左ポストに当てたLSB佐々木旭とともに、攻撃を牽引した。

大島僚太は、実に1年ぶりのプレーとなった。
 らしくないミスもあったが、少しずつ感覚を取り戻してほしい。

次は中2日でホーム広島戦(J1 #21)。
 ターンオーバーの成果を出しつつ、悪くない内容を継続したい。

■goal
62マルシーニョ(23) 
78田中聡(5)

■judge
ソンリョン(1) 6.0 58分、鈴木雄斗のミドルを弾いた。失点は手で触ったが、及ばなかった。
VW際(31) 6.5 4分、8分、52分、60分、64分とミドルを狙った。24分、山内へループパス。
大南拓磨(3) 6.0 広大なスペースをスピードで埋めた。90+5分、ルキアンを倒してイエロー。
高井幸大(2) 6.0 ルキアンへのロングボールを跳ね返した。90+7分、前線に上がってボレー。
佐々木旭(5) 6.5 16分、左ポストに当てるボレー。ロングパスやインターセプト、クロスも光る。
ヒカルド(6) 6.0 ワンタッチを交えつつ、丁寧に配球する。68分には球離れが遅くなってロスト。
橘田健人(8) 5.5 24分、ミドル。31分、畑の突破を止める。ビルドアップでは隠れがちだった。
脇坂泰斗(14) 5.5 多くのFK、CKを蹴った。16分に中央からミドル。45分、山内へスルーパス。
山内日向汰(26) 6.0 右のスペースを突いた。10分、23分にシュート。クロスも数多く入れる。
山田新(20) 6.5 16分、21分、77分に決定的なシュート。強力なドリブル突破から1アシスト。
マルシーニョ(23) 6.0 1ゴール。左サイドを駆け上がった。15分、23分に山内にラストパス。

■sub
67(26)遠野大弥(17) 5.5 79分、カットインからミドル。87分、宮城天のパスをPA内で受ける。
67(23)宮城天(24) 5.0 左サイドからの単独の仕掛けは防がれる。77分、山田新にパスを出す。
73(31)田邉秀斗(15) 5.5 81分、脇坂の左CKをヘッド。90分、90+1分に左クロスを入れる。
80(20)大島僚太(10) 5.0 久しぶりの復帰戦。88分、田邉のパスをロストし、イエローで止める。
80(5)小林悠(11) 6.0 少し落ちる形のポストを成功させる。90+8分、脇坂のクロスに飛び込む。

■bench
上福元直人(99) 瀬古樹(16) 

■coach
鬼木達 5.5 良い内容ながらも仕留めきれず。瀬古樹を起用すべきだった。

■referee
清水勇人 6.0 妥当なジャッジを続ける。浜本祐介副審のオフサイド判定は怪しかった。

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AT+3+9

2024/06/26

240622新潟2-2川崎(J1 #19)

新潟2-2川崎(デンカビッグスワンスタジアム, 18:00KO, 33,885人)

完敗に終わった神戸戦(J1 #18)から中5日。
 J1リーグ前半戦の最後となる、アウェイ新潟戦。
 ここまで5勝5分8敗の14位で、低空飛行が続いている。


先発は、神戸戦から5人を変更する。
 新たに先発するのは、瀬川、瀬古樹、山本、小林悠、マルシーニョ。
 外れた高井はベンチスタート、脇坂、ゴミス、山内はベンチ外となった。
 また、橘田は、イエローカード累積4枚のため出場停止となっている。

 小林悠は、4月28日の広島戦(J1 #10)で負傷交代して以来の復帰となる。

ベンチには、新たにパトリッキ・ヴェロン、宮城天が入った。


新潟は、J1リーグ5勝5分8敗の15位。
 川崎U-18で山内・宮城天と同期の森璃太(24)は、ベンチ外。

2023年の対戦は、新潟の2勝1分(うちPK戦1敗)だった。
 230311新潟1-0川崎(J1 #4)
 230830新潟2(3PK4)2川崎(天皇杯 QF)
 230929川崎2-3新潟(J1 #29)

■1st half
川崎が勢い良くプレスを仕掛けていく。
 遠野とマルシーニョが走り回って、高い位置でボールを奪う。
 そこから早くゴールを目指すことで、チャンスを作った。

15分、左サイドでマルシーニョとパス交換した佐々木旭がクロスを入れる。
さらに17分、同じような形で左サイドを崩した。
 左ポケットから佐々木旭が折り返し、マルシーニョが蹴り込んで先制する。

先制後も、川崎は左サイドから仕掛けていく。
 28分、佐々木旭がインターセプトから運んでいってミドル。
 34分、マルシーニョがRSB藤原奏哉(25)を抜いて左クロス。

新潟は30分を過ぎたあたりから仕掛けていく。
 33分、CKからの舞行龍ジェームズ(5)のシュートは、ライン上で遠野がクリアした。

■2nd half
後半になると、川崎のプレスが緩んでくる。
 新潟は2CBがボランチに預けて、縦に攻めていく。
 川崎が寄せてきた背後のスペースを突いていった。

60分、新潟が右サイドからPAに入れて、奥村仁(30)がシュート。
61分、大南のクリアボールを藤原奏哉(25)が合わせ、同点とされる。

川崎が若干の優位を保ったままのロスタイム。
90+7分、新潟が右スローインからPA内に入っていく。
 舞行龍ジェームズのシュートを、鈴木孝司(9)がヒールで動かして逆転ゴール。

土壇場でリードを許した川崎は、パワープレイに出る。
 前線にジェジエウを上げ、CKではGKソンリョンも上がった。
90+11分、GKソンリョンの長いFK。
 ゴール前の競り合いから宮城天が折り返して、山田新が同点ゴールを決めた。

■summary
新潟はプレスを受けて、上手くビルドアップできなかった。
 それでも安易にロングボールに逃げることなく、2CBからつないだ。
 2ボランチが前を向くことができれば、攻撃の起点となることができた。

2ゴールは、いずれも川崎の守備をしっかりと崩した。
 ペースを握られた時間は長かったが、チャンスを確実に仕留めた。


川崎は、橘田の出場停止もあって、瀬古樹と山本の2ボランチを採用した。
 遠野と小林悠が2トップを組んで、家長とマルシーニョがサイドに立った。

小林悠が統率するプレスが効いていた。
 個人が単独で追うのではなく、チーム全体でボールを追い込んだ。
 複数人で囲んでボール奪取できたことも大きかった。

なによりも、ゴールを目指す姿勢が強く感じられた。
 覇気なく敗戦した神戸戦は残念だったが、新潟戦は見違えた。
 仮に山田新の同点ゴールがなく、負けていたとしても満足できたと思われる。

次は中3日でホーム湘南戦(J1 #20)。
 橘田が出場停止から復帰するが、2ボランチを継続してほしい。

■goal
61藤原奏哉(25) 90+7鈴木孝司(9) 
17マルシーニョ(23) 90+11山田新(20) 

■judge
ソンリョン(1) 6.0 12分、秋山裕紀(6)のミドルを弾く。22分と60分にシュートをキャッチ。
瀬川祐輔(30) 5.5 対峙する谷口海斗(7)に右サイドを崩される。57分、カウンターを止める。
ジェジエウ(4) 6.0 思い切りよく前に飛び出して、ボールを処理する。57分、PA内でカット。
大南拓磨(3) 6.0 安定して守っていた。71分、山本のFKをヘッド。79分、シュートブロック。
佐々木旭(5) 6.5 1アシスト。28分、49分にシュート。多彩なパターンでサイドを攻略する。
山本悠樹(77) 6.0 丁寧にパスをつないだ。43分、ロングシュート。83分、2本の右クロス。
瀬古樹(16) 6.5 CBからボールを引き出して組み立てる。縦や斜めのワンタッチパスで打開した。
家長昭博(41) 5.5 6分、シュート。周囲に頼られる機会が少なく、存在感は発揮できなかった。
マルシーニョ(23) 6.5 佐々木旭とのコンビが冴えて1ゴール。15分、54分、73分にシュート。
遠野大弥(17) 6.0 GKへのプレスから自陣での守備まで走りまくる。多くのミドルを狙った。
小林悠(11) 6.0 プレスを統率する。13分、48分にGKパントをキープ。シュートはなかった。

■sub
66(11)山田新(20) 6.5 1ゴール。70分、73分、90+1分にドリブルで進撃。83分、ヘッド。
79(23)宮城天(24) 6.0 左FWに入る。83分にインターセプト、85分にシュート。1アシスト。
79(41)ヴェロン(28) 5.5 プレスを活性化。83分、山本のクロスをヘッド。90+11分、ミドル。
87(77)ヒカルド(6) 6.0 身長を活かしてハイボールを競る。ミスなくパスをつないだ。
87(30)田邉秀斗(15) 5.5 LSBで出場。90+1分、左クロス。90+5分、ドリブル。

■bench
上福元直人(99) 高井幸大(2) 

■coach
鬼木達 6.0 勝てなかったが、攻める姿勢を見せてくれた。良い内容だった。

■referee
笠原寛貴 6.0 若干川崎に有利な場面もあったが、おおむね適切だった。

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AT+5+16