2025/06/27

250625川崎3-1新潟(J1 #15)

川崎3-1新潟(U等々力, 19:00KO, 20,905人)

力及ばず敗戦となった神戸戦(J1 #21)から中3日。
 ACLEのため5月6日/7日から延期されていたJ1リーグ第15節ホーム新潟戦。
 横浜FCと神戸とはホーム&アウェイを終えているが、新潟とは今季初対戦。
 そしてこの新潟戦で、全チームとの対戦が一巡する。


先発は、神戸戦から4人を変更する。
 新たに先発するのは、ジェジエウ、三浦、伊藤、J1リーグ初先発の神田。
 外れる橘田、丸山、家長、山田新はベンチに回る。

ベンチにはVW際が入り、田邉、アイダルと大島が外れた。


新潟は、J1リーグで4勝7分9敗で暫定18位。
 福岡戦(J1 #21)から中3日の日程は川崎と同じ。
 ただ、福岡戦の翌22日、今季就任した樹森大介監督との契約を解除。
 コーチだった入江徹新監督が、就任4日目で初めての指揮を執る。

2024年の対戦は、新潟の2勝1分1敗だった。
 240622新潟2-2川崎(J1 #19)
 240927川崎5-1新潟(J1 #32)
 241009新潟4-1川崎(YLC SF #1)
 241013川崎0-2新潟(YLC SF #2)

■1st half
新潟はPA近くでファウルを繰り返す。
 4分、マルシーニョが得たFKを、山本が正面左から直接狙う。
 12分、ほぼ同じ位置で伊藤達哉がFKを獲得。
 今度は脇坂が蹴ると、高い軌道で壁を越えて、バー下側に当てて先制ゴール。

新潟は詰まることも多かったが、細かくつなぐ。
 6分、右CKの流れから、谷口海斗(7)が左からシュート。
 25分、中央左から星雄次(19)がミドル。
 30分、堀米悠斗(31)の左クロスを、小野裕二(99)がボレー。

川崎は攻勢を受け止めつつ、FKで追加点。
 35分、山本の左FKをジェジエウが戻し、神田が頭で押し込んだ。

■2nd half
新潟がさらにボールを持って押し込む。
 LCB稲村隼翔(3)が組み立てて、両サイドを使う。
 左から堀米悠斗、右からダニーロ・ゴメス(11)がクロスを入れる。

GK山口のセーブを中心に、無失点で耐えていく。
 63分、稲村隼翔が持ち上がってロングシュート。
 67分、稲村の強い縦パスを、奥村仁(30)がゴール前でシュート。
 72分、奥村仁が左から中に入り込んでミドル。
 86分、秋山裕紀(6)の左クロスの流れから、太田修介(28)がシュート。
 新潟は多くのシュートを放つが、ゴールは決まらなかった。

90+1分、自陣深くからのカウンター。
 囲まれながらも山本が、右スペースに走り出す伊藤達哉にふわっとパスを通す。
 伊藤達哉の強いラストパスを、大関が完璧なトラップからゴールした。

■summary
新潟は前半、RSB藤原奏哉(25)の守備が精彩を欠いた。
 4分、12分、35分にFKを与え、そこから2失点を喫した。
 仕掛けられる局面が続いていて難しかったが、我慢したかった。

90+5分、GK田代琉我(21)のロングキックで抜け出た奥村仁(30)がゴール。
 攻勢を続けてもゴールを奪えなかった中、手数を掛けずあっさり決まった。
 とはいえ、3点差ですでにロスタイムだったので、残念ながら遅かった。


川崎は前半、バイタルまで運んでボールを動かす。
 ショートパスだけでなく、マルシーニョや伊藤達哉がドリブルで仕掛ける。
 ゴールに近い位置で得たFKから、2ゴールを奪うことができた。

神田奏真は、ACLE準決勝アルナスル戦(ACLE SF)以来、2度目の先発。
 ジェジエウの折り返したボールに、誰よりも早く反応して押し込んだ。
 アウェイのブリーラム戦(ACLE GL #5)に続いての2ゴール目。
 J1リーグで初、そして等々力で初のゴールとなった。

ジェジエウは、4月6日の町田戦(J1 #9)で左ハムストリング肉離れから復帰。
 前節神戸戦でベンチ入りしたが出場機会はなく、新潟戦で先発した。
 強く遠くに飛ばすクリアは健在で、神田のゴールをアシスト。
 79分、両足を攣って交代したが、コンディションを上げていってほしい。

次は中3日でアウェイ東京V戦(J1 #22)。
 選手を入れ替えながら、勝利したい。

■goal
12脇坂泰斗(14) 35神田奏真(38) 90+1大関友翔(16) 
90+5奥村仁(30)

■judge
山口瑠伊(98) 7.5 6分の谷口海斗、72分の奥村仁、86分の太田修介とビッグセーブを連発した。
佐々木旭(5) 6.0 10分、39分にボールカットから伊藤達哉につなぐ。攻め上がりは少な目だった。
ジェジエウ(4) 6.5 ヘッドで落として1アシスト。25分、シュートブロック。両足を攣って交代。
高井幸大(2) 6.0 51分、バイタルまで上がりマルシーニョへ縦パス。失点は奥村に抜け出される。
三浦颯太(13) 6.0 ダニーロ・ゴメスに対峙する。40分、69分に左クロス。42分、縦へドリブル。
河原創(19) 6.0 駆け巡ってスペースを削る。43分、ミドルをブロック。51分、2人連続タックル。
山本悠樹(6) 6.5 FKで神田のゴールを生む。90+1分、伊藤へループパス。90+10分、イエロー。
伊藤達哉(17) 6.5 鋭いラストパスで大関をアシスト。ゴールに向かってドリブルを仕掛け続ける。
脇坂泰斗(14) 6.5 華麗にFKをゴールに沈める。34分、中央で受け、マルシーニョに展開した。
マルシーニョ(23) 6.0 23分、河原の右クロスをヘッド。伊藤達哉とのペアでカウンターを担う。
神田奏真(38) 6.0 J1リーグ初ゴール。28分、ジェジエウの右クロスをヘッド。プレスも頑張る。

■sub
68(23)宮城天(24) 6.0 69分、三浦を縦に走らせるパス。90+4分、ドリブルから右クロス。
68(38)小林悠(11) 5.5 71分、宮城天の右クロスをヘッド。押される展開の中、守備が長かった。
79(4)丸山祐市(35) 5.5 左CBで緊急出場。いつもどおり落ち着いて新潟の攻撃に対応する。
79(19)橘田健人(8) 6.0 80分、バイタルでカット。85分、PA内でボール回収もパスをつなげず。
88(14)大関友翔(16) 6.5 伊藤達哉のラストパスをトラップして1ゴール。90+8分、ボレー。

■bench
ソンリョン(1) VW際(31) 家長昭博(41) 山田新(20) 

■coach
長谷部茂利 6.5 セットプレーから2点リードし、的確に選手交代しながら勝利した。

■referee
川俣秀 5.5 後半、安定感を失う。選手が負傷で長く倒れたままでもプレーを止めなかった。

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AT+3+10