2024/10/06

241005町田1-4川崎(J1 #33)

町田1-4川崎(町田GIONスタジアム, 15:00KO, 12,753人)

ホームACLE光州戦(ACLE GL #2)にウノゼロで敗れて、中3日。
 毎週2試合の連戦が続く中、土曜日のアウェイ町田戦。
 雨が降り続いたが、暑くも寒くもなく、観戦にはちょうど良い気候。

野津田での公式戦は、川崎ホームの新潟戦(2001 J2 #43)以来、23年ぶり。
 当時、等々力は2002年ワールドカップのキャンプ地となるため改修中だった。
 ただし、結局誘致に失敗して、等々力はキャンプ地になっていない。
 なお、野津田にとって、この試合がJリーグ公式戦初開催だった。


先発は、ターンオーバーした光州戦から6人が変わる。
 新たに佐々木旭、河原、脇坂、山田新、エリソン、マルシーニョの6人が先発する。
 このうち脇坂を除く5人は、1点を追う展開となった光州戦に途中出場した。
 外れた橘田、瀬川、家長、遠野、小林悠の5人がベンチスタート、アイダルはベンチ外となった。

1週前の新潟戦(J1 #32)からは、アイダルが先発から外れ、VW際が入る。
 VW際は出場停止だったので、フルメンバーに戻す形となった。

ベンチには、GK早坂が入った。
 町田からレンタル中のGK山口は、契約上出場できない。


町田ゼルビアは、J1リーグで17勝8分7敗の3位。
 首位広島と勝ち点3差、2位神戸と勝ち点2差で、優勝を争っている。
 日程は中6日となっている。

2018-20年に川崎に所属した下田北斗(18)は、ベンチ外。

等々力では、町田が勝った。
 240407川崎0-1町田(J1 #7)

■1st half
町田は右ウィングの相馬勇紀(7)、左ウィングの藤本一輝(22)を使う。
 13分、LSB杉岡大暉(22)からのロングボールで、藤本が抜け出す。
 藤本がVW際と高井を引き寄せ、フリーの中島裕希(30)が美しく先制ゴールを決めた。

17分にも、仙頭啓矢(8)の縦パスをミッチェル・デューク(15)がフリック。
 高井と佐々木旭の間で、再び中島がフリーとなってシュート。

川崎は脇坂が低めに立ち、CBからのパスコースを用意する。
 ボールを奪えば、縦に速く攻めていってゴールに迫る。

28分、右サイドで山田新が囲まれながらもパスをつなぐ。
 中央で受けた山本が、左サイドのマルシーニョへダイレクトパスを届ける。
 マルシーニョはRSB林幸多郎(26)と対峙して、インナーラップする三浦に優しくラストパス。
 三浦は、1対1となった低い姿勢のGK谷晃生(1)の頭上を打ち抜いた。

38分、GK谷のキックミスを、脇坂がダイレクトで山田新にラストパス。
 山田新のループシュートはGKを越え、RCB望月ヘンリー海輝(33)も間に合わなかった。

逆転した川崎が攻勢を続ける。
 33分に山田新、34分、41分にエリソン、45+3分に脇坂と続けて河原がシュート。

■2nd half
48分、マルシーニョがPA内に走り込むエリソンへラストパス。
 飛び出したGK谷は、エリソンを倒してPKを与えてしまう。
 エリソンが新潟戦のPKと同じくゴール左側に決めて、リードを広げる。

2点差となっても、川崎の攻撃は止まらない。
 決定機をシンプルに作って、多くのシュートをGK谷に浴びせる。
 71分、三浦の左ポケットからのラストパスをマルシーニョが合わせた。

■summary
町田は先制することはできたが、4失点。
 GK谷晃生は、雨が降り続く中、多く浴びたシュートをパンチングでセーブ。
 しかし、2失点目をパスミスから、3失点目をPKを与えて失った。
 GK谷は、33分にもVW際にパスを渡していて、川崎のプレスに苦しんだ。

28分に同点ゴールを許してからは、ほとんどチャンスを作れなかった。
 後半、次々と選手を入れ替えたが、ゴールを奪う可能性は低かった。


川崎は、新潟戦に続いて、山田新とエリソンの2トップが強力に攻撃を牽引。
 ボール奪取すると、マルシーニョを含めて3人が縦に走り出す。
 中盤の3人と佐々木旭からパスを送り出して、町田が体勢を整える前にゴールを襲った。
 シーズン終盤になって、ようやく最適解を見つけ出した。

J1リーグでは、11勝10分11敗の暫定10位。
 星を五分に戻し、残留の可能性もかなり高くなった。

次は中3日、YLC準決勝の第1戦、アウェイ新潟戦(YLC SF #1)。
 第1戦はターンオーバーし、ホーム第2戦に今日のメンバーで勝負を掛けたい。
 もちろん第1戦も重要なので、ドロー以上の結果を持ちかえりたい。

■goal
13中島裕希(30)
28三浦颯太(13) 38山田新(20) 50PKエリソン(9) 71マルシーニョ(23)

■judge
ソンリョン(1) 5.5 失点はニアを抜かれた。仕事は少なかったが、クロスはがっちりとキャッチ。
VW際(31) 6.0 13分、縦ポンで藤本に抜け出されて失点。45+3分、56分、61分にシュート。
高井幸大(2) 5.5 13分と17分に中島に自由を与えた。28分、ピッチに自ら座り込み、負傷交代。
佐々木旭(5) 7.0 LCBからRCBに移ってプレー。ロングパスを狙い続けて、プレスを無効化した。
三浦颯太(13) 7.5 長距離を走って同点ゴール。41分、インターセプトからクロス。1アシスト。
河原創(19) 6.5 ボールを狩り続け、速攻の起点となった。35分、45+3分、78分にシュート。
山本悠樹(77) 6.5 創造的なスルーパスを入れ続ける。70分、マルシーニョと重なってシュート。
脇坂泰斗(14) 7.0 山田新へ完璧なアシスト。26分、45+3分、46分、56分、78分にシュート。
マルシーニョ(23) 7.5 1ゴール1アシスト。左からの仕掛けは破壊力抜群。パスでPKを獲得する。
山田新(20) 6.5 滞空時間の長いループでゴール。LCB昌子源(3)に挑み、多くのシュートを放つ。
エリソン(9) 6.5 奪取したPKを決める。4分、オーバーヘッド。34分、41分、82分にシュート。

■sub
31(2)丸山祐市(35) 6.0 緊急出場。高さを活かしながら落ち着いて守る。最後は足を攣っていた。
79(23)遠野大弥(17) 5.5 左ウィング。90+1分、河原のクロスに飛び込むが、惜しくも届かず。
79(77)橘田健人(8) 6.0 左ボランチで試合を終わらせる。80分、プレスバックでボールカット。
79(20)家長昭博(41) 5.5 2トップ。下りて組み立てる。83分、左からシュート。85分、縦パス。
86(9)小林悠(11) 5.5 90分、右からループシュート。90+3分、遠野のクロスをシュート。

■bench
早坂勇希(22) 瀬川祐輔(30) 

■coach
鬼木達 7.0 先制点は許したが、圧倒的な攻撃力で圧勝した。選手交代も完璧だった。

■referee
今村義朗 6.0 いつもと異なり感情に流されなかった。PK判定は町田に厳しいが、妥当な範囲内。

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AT+5+6