2024/10/21

241018川崎1-1G大阪(J1 #34)

川崎1-1G大阪(U等々力, 19:00KO, 19,982人)

YBCルヴァンカップ準決勝で新潟に敗退してから、中4日。
 次週にACLEを控えて、等々力でのG大阪戦は金曜日の開催。
 雨が降り続く中で、涼しく動きやすい気候となった。

10月16日(水)、鬼木達監督の今シーズンでの退任が発表された。
 8年間の指揮で、7タイトルを獲得した鬼木監督には感謝しかない。


先発は、新潟とのルヴァン準決勝第2戦(YLC SF #2)から3人が変わる。
 新たにRSBで瀬川、ボランチで橘田、右ウィングで脇坂が先発する。
 VW際は、RSBからLSBに回ることとなった。
 先発を外れた三浦と河原はベンチ外、家長はベンチに回る。

ベンチからは、宮城天が外れている。


ガンバ大阪は、J1リーグで14勝11分8敗の5位。
 天皇杯では、ベスト4に進出している。

吹田では、ガンバが勝っている。
 240519G大阪3-1川崎(J1 #15)

■1st half
ガンバがキックオフから川崎を圧倒する。
 1分、左クロスから坂本一彩(13)がシュート。
 2分、鈴木徳真(16)の右CKを、フリーで宇佐美貴史(7)がボレー。
そして7分、鈴木がスルーパスを出し、RSB半田陸(3)が裏に抜け出す。
 ウェルトン(97)に完璧なラストパスを届けて、先制ゴールが決まった。

ガンバは1点を奪ってからは、スピードを緩める。
 リスクを抑えながら、2CB福岡将太(2)と中谷進之介(20)がゴール前を固めた。

川崎は細かくつなぎながら、左右に散らしてゴールを狙う。
 マルシーニョが20分、43分、44分と左からラストパス。
 瀬川も44分にボレーシュート、45+1分、45+2分に右クロスを入れた。

■2nd half
後半もリードされた川崎がサイドから攻めていく。
 47分にマルシーニョ、47分にエリソンが左クロス。
 52分、瀬川が右からPAに入ってシュート。

ガンバは、良く練られたセットプレーで対抗する。
 57分、自ら蹴ったFKから、宇佐美が2本続けてシュート。

67分、川崎は一気に4人を変える。
 前線に新しい4人を入れて、脇坂をボランチ、橘田をRSBに下げる。
 小林悠が常に動き続け、最終ラインを前後に揺さぶる。
 家長もパスを受けてから、いつもよりも早く展開した。
 71分、混戦から山内がPA内でシュート。

81分、丸山のロングパスをバイタルで家長が収める。
 走り込む遠野にスルーパスを届け、ラインギリギリからクロスを上げる。
 ボールはGK一森純(22)を越え、小林悠がCB福岡に競り勝って同点ゴールを決めた。

同点となってからも川崎が攻勢を続ける。
 ガンバも辛抱強く守って、ドローに終わった。

■summary
ガンバは7分にウェルトンが先制ゴールを決める。
 川崎のハイラインの裏を突いた美しいゴールだった。
 その後も全体のバランスを保ちながら、セットプレーで追加点を狙った。
 特にCKは素晴らしく、2分と69分の宇佐美、11分の中谷と決定機を作った。

CB福岡将太は、サイドを崩されても、中谷とともにゴール前を隙なく守った。
 81分に小林悠に競り負けて失点するが、それまでの内容を考えれば、責められない。


川崎はエリソンと山田新の2トップがプレスに出る。
 序盤、トップ下のスペースを空けてしまうが、その後は脇坂が埋めてガンバを抑える。
 マルシーニョを周囲が上手く使っていて、悪くない内容だった。

小林悠の同点ゴールは、素早い攻撃がもたらしたもの。
 丸山、家長、遠野と噛み合って、さらに小林悠が決定力を発揮した。
 再現性は高くないかもしれないが、観ていて面白いプレーだった。

次は中4日で、アウェイ上海申花戦(ACLE GL #3)。
 休養は長くはないが、勝ち点を持ち帰りたい。

■goal
81小林悠(11) 
7ウェルトン(97)

■judge
ソンリョン(1) 6.0 仕事は少なかった。1分、22分にシュートセーブ。89分、FKをキャッチ。
瀬川祐輔(30) 6.0 44分にボレー、45+1分と45+2分に右クロス。52分、PAに入ってシュート。
佐々木旭(5) 6.5 21分、CKからPA内シュート。読みを効かせた守備もロングパスも良かった。
丸山祐市(35) 6.0 81分、家長にロングパスを届けてゴールを生む。縦パスのミスが多かった。
VW際(31) 6.0 いつもと逆のLSB。失点は背後を狙われた。9分、20分とマルシーニョへパス。
橘田健人(8) 6.0 カウンターを防ぎ、ボール奪取を繰り返す。RSBで77分と78分に右クロス。
山本悠樹(77) 6.5 視野が広く、急所を突くパスをダイレクトで狙う。6分と90+5分にボレー。
脇坂泰斗(14) 6.0 16分、ミドル。守備のバランスに気を配った。確かなトラップで前進する。
マルシーニョ(23) 6.0 左サイドからドリブルやクロスで仕掛ける。20分、43分にラストパス。
山田新(20) 5.5 20分、43分にマルシーニョのパスをシュート。CB福岡将太に自由を奪われる。
エリソン(9) 5.5 13分、浮き球をダイレクトでシュート。45+2分、瀬川のクロスをシュート。

■sub
68(23)山内日向汰(26) 5.5 左ウィング。71分、PA内でシュート。77分、サイドチェンジ。
68(30)遠野大弥(17) 6.5 71分、強く右クロス。81分、ライン際からのクロスで1アシスト。
68(20)家長昭博(41) 6.0 前を強く意識して早くプレー。81分、遠野へパス。83分、プレス。
68(9)小林悠(11) 6.5 81分、2人のDFを高く越えて同点ゴール。絶えず動いてボールを呼ぶ。

■bench
山口瑠伊(98) 田邉秀斗(15) アイダル(44) 

■coach
鬼木達 6.0 スタートは劣勢だったが、悪くない内容だった。4人交代で同点に追い付く。

■referee
山下良美 5.0 前半は良かったが、後半は走れず、ピッチ上の事象を観察しきれなかった。

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AT+2+6