2015/08/31

150829川崎1-3鹿島(J1 #26)

川崎1-3鹿島(等々力, 19:00KO, 22,632人)

アウェイで2連敗して、久しぶりの等々力。
鹿島はトニーニョ・セレーゾ監督が退任し、石井正忠新監督となって5連勝中。
セレーゾ時代、6月27日のアウェイ(J1 #17)は、2-3で川崎が勝っている。

先発メンバーは湘南戦(J1 #25)から3名が代わった。
マイア、山本、車屋が入り、森谷、小宮山、武岡が外れる。
中村を1列上げ、山本と大島がボランチを組む。
最終ラインは明確な4バックとなった。

■1st half
川崎はパスが回る。
中央からもサイドからもバランス良く攻撃。
鹿島は守りを固めながら、人数を絞ってカウンターを狙う。

30分ごろまで川崎がやや押していたが、その後、鹿島に少しだけ有利な判定が続く。
ここから鹿島がペースを握り、川崎はボールを持てなくなる。
鹿島にパスコースをふさがれ、迷ってタッチ数を増やすと詰められる。
顔を見せることが少なくなり、ボールを失って早い攻撃を浴びた。

守りでは中盤が空いてしまって、MF柴崎岳(20)にフリーで持たれる。
44分にはMFカイオ(7)にミドルを打たれたが、最終ラインは崩されなかった。

■2nd half
47分、川崎にビッグチャンス。
ゴール前で大久保が、ファウル気味だがDFファン・ソッコ(14)に競り勝つ。
GKと1対1となるが、GK曽ヶ端準(21)にブロックされる。
こぼれたところを続いてマイアがミドルを打つが、これも曽ヶ端がクリア。

51分、車屋がFW土居聖真(8)に左サイドで抜かれ、山本がカバーに出ていく。
空いたバイタルにカイオが走りこみ、土居からマイナスのパスが入ってミドルシュート。
きれいなゴールがゴール左隅に決まった。

続いて58分、MF遠藤康(25)がミドルシュート。
このシュートをFW金崎夢生(33)が触って軌道を変え、バーに当たる。
こぼれたボールを金崎が拾って反転シュート。
詰めていたGK新井も止めることができず、2点目を決められた。

この場面、エウシーニョや山本はオフサイドをアピール。
オンボールなのに、動きを止めるのは残念。
井川だけはボールを拾った金崎に向かっていた。

2点差となって、60分、山本に代えて中野を投入。
中村をボランチに下げ、中野は左のウィングに入った。
車屋の前のスペースを鹿島に再三使われていたが、中野が埋める。

続いて66分、マイアに代えて小林が入る。
小林は7月15日の鳥栖戦(J1 #19)以来の復帰となった。

鹿島は時間を使いはじめ、川崎は少しずつ攻勢を強める。
いくつかのゴールチャンスをオフサイドやファウルで潰すが、84分。
高い位置でボールを奪ってショートカウンター。
小林から大久保、最後はエウシーニョにダイレクトパスがつながってゴール。

1点差としたが、ロスタイムに再び失点。
MF山村和也(4)のシュートがFW赤﨑秀平(18)に当たり、ボールを拾った赤﨑がゴール。
山村のシュート時点では車屋が残っていて、赤﨑のオフサイドが取れなかった。

■summary
前半途中から霧雨が強くなり、気温が低くなった。
どちらのチームもそれほど疲弊せず、質の高いゲームとなった。

鹿島の2点目、3点目は偶然の要素が強かった。
ただ、これ以外にも決定機を多く作られていた。
川崎はタッチ数が多くなり、鹿島を崩すことができなかった。
結果は妥当だった。

川崎はこれで3連敗。8月は4試合で勝ちがなく、1分3敗。
次の試合は9月に入り、天皇杯の2回戦。
2011年から2013年途中まで川崎にいた谷尾昂也が所属する松江シティFCとの対戦。
メンバーは落とすこととなるが、試合は落とさないようにしたいところ。

■goal
84エウシーニョ(18)
51カイオ(7) 58金崎夢生(33) 90+3赤﨑秀平(18)

■judge
新井章太(30) 5.0 ゴールを守れなかった。特に2失点目は止めるチャンスが大きかった。
エウシーニョ(18) 5.5 久しぶりにゴールを決めるが、守備に追われていた。
井川祐輔(4) 5.5 積極的な守備を見せたが、ラインを統率し切れなかった。
谷口彰悟(5) 5.0 ボールに飛び込んでも触れずにピンチを招く。パス出しは的確。
車屋紳太郎(20) 4.5 鹿島に狙われる。守備で数的不利を作られて破綻していた。
山本真希(6) 5.5 中盤を引き締め、アンカーとしてパス交換もまずまずだった。
大島僚太(16) 5.5 前半は良かったが、後半は逡巡してパスのタイミングが遅かった。
中村憲剛(14) 5.0 簡単なプレーでミスパスが出た。ワンタッチ多く、テンポは作った。
マイア(10) 5.5 下がって受けて前へのドリブルを見せた。徐々に良くなってきている。
大久保嘉人(13) 5.5 アシストは決めたが、21分、47分のチャンスにゴールを決められなかった。
杉本健勇(9) 5.0 シュートが弱く、当たらなかった。後半は動きが鈍くなり、守備に戻らなかった。

■sub
60(6)中野嘉大(22) 5.5 低い位置でドリブルを見せたが、前節ほどの輝きはなかった。
66(10)小林悠(11) 5.5 復帰戦。少しキレがなかったが、ポイントを作っていた。

■bench
西部洋平(21) 小宮山尊信(8) 武岡優斗(17) 森谷賢太郎(19) 船山貴之(15)

■coach
風間八宏 5.0 山本のボランチは機能したが、3枚目の交代枠を使わないのは残念。船山か森谷を起用すべき。

■referee
木村博之 5.0 前半は川崎に厳しく、後半は鹿島にイエローを連発した。偏りが見られた。

2015/08/27

150822湘南2-1川崎(J1 #25)

湘南2-1川崎(Shonan BMWスタジアム平塚, 19:00KO, 14,136人)

神戸戦(J1 #24)に負け、中6日で迎えるアウェイ湘南戦。
湘南とは、6月7日にホームで対戦(J1 #15)
判定に救われつつロスタイムのゴールで2-1で勝利している。

先発メンバーは、神戸戦と変わらない。
大久保の左右には、杉本と森谷が入る。
中野が先発するとの報道もあったが、ベンチスタートとなった。

■1st half
湘南がキックオフ直後にパスミスし、杉本がボールを持つ。
そのままカウンターとなり、パス交換から大久保がミドルシュートを決める。
開始20秒のあっけない先制点となった。

試合が落ち着く前の11分。
新井がキャッチしたボールをスローでつなぐ。
湘南のプレスでPAのサイドまで押し込まれ、中村の横パスがずれる。
武岡がトラップしきれず、ゴール前のFW藤田祥史(11)が拾ってゴール。

得点も失点も単純なミスで生まれた。
決定機を決めた大久保と藤田の技術は光ったが、過程は美しくなかった。

その後も湘南は献身的にプレスに来る。
川崎はトラップすると詰められるので、ダイレクトパスを多用。
失点はしたものの、新井は怖がることなく引き続きボールをDFに付けていた。

湘南の攻撃は、サイドに展開してのクロスが主体。
中央でしっかりマークできていて、怖さはなかった。

■2nd half
後半、川崎が少し押し気味の展開。
57分に中野がプロデビューを飾る。
フリーになってもパスが来ない場面もあったが、積極的にドリブルを仕掛けた。

65分過ぎから、お互いに運動量が少なくなる。
中盤での組み立てが省略され、ゴール前に早くボールが入るようになる。
湘南のプレスも緩んできたため、チャンスが生まれる。
同点なので慌てることはなかったが、中村が攻撃でも守備でも前に出ていく。
バランスが崩れ、大島の左右に大きなスペースが生まれる。

76分、湘南がカウンター。
川崎は前掛かりになっていて、ボールを失っても中盤が戻れない。
守備陣形を整えることができず、最終ラインだけでの対応となった。
MF古林将太(5)が右サイドを疾駆して、マイナスのクロス。
ゴール前でフリーとなったFWアリソン(18)がヘッドでゴール。
湘南は疲れてはいたものの、カウンターで力を発揮した。

残りの時間帯、船山を投入して同点を狙う。
船山、杉本、井川が大きなチャンスを迎えるが、ゴールは決まらなかった。

■summary
チャンスは作れていて、神戸戦より悪くはなかった。
後半、ゴールを狙いすぎてバランスを崩し、湘南にワンチャンスを突かれた。
少し落ち着いて、守備にも比重を残しておくべき時間帯だったように思える。

連敗となり、タイトルは厳しい状況。
年間3位あるいは4位を狙うのが現実的なところとなってきた。

小林、田坂と攻撃陣をケガで欠き、レナト、角田が移籍したが、内容はひどくはなっていない。
結果は出ていないが、昨年の夏の失速時よりは戦えている。

中野が途中出場でプロデビュー。
筑波大学出身のルーキーで、車屋とは同学年。
左FWに入り、スコアを動かすことはできなかったが、面白い仕掛けを見せた。
デビューが8月になったのが不思議と思えるようなプレーを披露していた。

■goal
11藤田祥史(11) 76アリソン(18)
1大久保嘉人(13)

■judge
新井章太(30) 6.0 失点に繋がっても引き続きボールをつなぐ。2ゴールともに難しかった。
武岡優斗(17) 5.5 難しいトラップをミスして失点に関与。右クロスの精度は今ひとつ。
井川祐輔(4) 5.5 カウンターに苦しんだ。90+2分、迎えた決定機をGKに当てる。
谷口彰悟(5) 5.0 パスワークが良くなかった。守備ではスライディングのタイミングが早い。
エウシーニョ(18) 5.5 中央に入ってドリブルを仕掛ける。あまり機能していなかった。
小宮山尊信(8) 5.5 左サイドで良い攻め上がり。ボールを受けてからは攻められなかった。
大島僚太(16) 6.0 トラップから小さなドリブルで相手を避ける。イエローは不要だった。
中村憲剛(14) 5.0 1失点目に関与。ロングボールは良かった。後半、バランスを崩した。
森谷賢太郎(19) 5.0 15分のミドルはうまく当たらず、54分のFKは壁。動きも少なかった。
大久保嘉人(13) 6.5 先制点。64分と81分に杉本に決定機を与えるラストパスを供給。
杉本健勇(9) 6.0 得点をアシスト。後半、決定機を多く迎えたが、決められなかった。

■sub
57(19)中野嘉大(22) 6.0 待望のデビュー。ドリブルで攻撃にアクセントを生んでいた。
79(8)船山貴之(15) 5.5 交代直後の1対1をGKに当ててしまう。いつものパターン。

■bench
西部洋平(21) 實藤友紀(2) 車屋紳太郎(20) 山本真希(6) マイア(10)

■coach
風間八宏 5.5 交代枠を残したが、手は尽くした。結果が出なかった。

■judge
上田益也 5.5 ファウルの判断は妥当だったが、イエローカードを簡単に出しすぎた。

2015/08/18

150816神戸2-0川崎(J1 #24)

神戸2-0川崎(ノエビアスタジアム神戸, 18:00KO, 15,451人)

ドローに終わった山形戦(J1 #23)から中3日。
日曜日の18時キックオフ。
週末のアウェイ遠征としては厳しいスケジュール。
今年は山形戦(J1 #3)も日曜日19時からのアウェイだった。

メンバーは前節から船山、マイアが外れ、杉本、森谷が入る。
前線を2枚代えている。
三好と板倉はU-19代表に招集中で欠場。

選手紹介では、2012シーズンまで在籍していた大久保に、神戸サポから大きな拍手。
素晴らしいこと。

スタジアムは可動式の屋根で覆われているが、風も入り、暑すぎることはない。
ピッチは、見るからにまだら模様でボコボコ。
この状況を受けて、神戸の次のホームはユニバー記念競技場での開催に変更になっている。


■1st half
川崎はピッチ状態に苦しむ。
パスがずれて、ボールをなかなか回せない。

2分、GK新井のクリアボールをMF森岡亮太(10)に拾われてそのままループ。
新井が飛び出していて危なかったが、外してくれた。

10分すぎからは川崎がピッチに慣れてきて、少しずつ押し込む。
大島と中村には厳しくマークがつくが、この先のバイタルは空いている。
ただ、全体的に押し上げるスピードが遅く、攻撃に厚みがない。

神戸はロングボールでカウンターを仕掛ける。
このピッチでは現実的な戦術といえる。
FWレアンドロ(11)のポストプレーが効いていた。

41分、チャンスをあまり作れなかった神戸のCK。
DFチョン・ウヨン(16)がニアに入れて、レアンドロがバックヘッド。
武岡がマークしていたものの、きれいに決められた。

■2nd half
川崎は1点を追いかけて攻勢に出る。
67分、マイアのFKを谷口が頭で合わせるが、バーに嫌われる。
74分には中村のループパスで杉本がGKと1対1となるが、右に外してしまう。
2つのプレーはどちらも決定的だったが、決めることができなかった。

神戸は時間を使いながらのプレー。
ボールを奪うとカウンターで前線の選手を走らせる。
井川を中心に守っていたが、83分、FW渡邉千真(19)に2点目を決められてしまう。
ゴール前で3対2の数的不利を作られて、渡邉がフリーになってしまった。

81分にもレアンドロがバーに当て、奮闘していた守備陣もこのあたりが限界。
ロスタイムにもMF増山朝陽(20)に決定的なシュートを打たれた。
新井が止めてくれたが、カウンターに苦しみ続けた。

■summary
ピッチは悪かったが、それでも決定機を作れていた。
神戸が中盤ではプレスに来なかったため、PA内までボールを運べた。
ただ、最後のところでDFに引っかかることが多かった。

ゴール前の密集エリアで、ピッチ状況でボールがずれると対処できなかった。
交代出場した選手も生かせず、山形戦に続いて残念な結果となった。
同点を狙って前掛かりになって、2点目を失った。
神戸のカウンターを何度も浴び、最終ラインが疲弊してしまった。

ボコボコになったピッチを後に、帰りは大雨となった。
内容は悪くはなかったが、結果は出なかった。

■goal
41レアンドロ(11) 83渡邉千真(19)

■judge
新井章太(30) 6.0 2分にクリアミス。良くシュートを止めた。2失点ともに仕方がない。
武岡優斗(17) 5.5 先制点はレアンドロの技術に対処できず。カウンターを良く防いだ。
井川祐輔(4) 6.5 カウンターを浴びながらも、粘り強くボールホルダーに対処した。
谷口彰悟(5) 6.0 67分のヘッドは決めたい。トラップがやや大きく、相手に寄せられた。
エウシーニョ(18) 5.5 14分、大久保のクロスをシュート。自由に動き、バランスとれず。
小宮山尊信(8) 5.5 左サイドから森谷と組み立てた。車屋が入って右SBに回った。
大島僚太(16) 6.5 ドリブルでバイタルを突いた。跳ねるボールを見事にトラップした。
中村憲剛(14) 5.5 前にボールを配給したが、出ていっても戻らずバイタルを空けた。
森谷賢太郎(19) 5.5 左FWで出場。ギャップを生んだが、徐々に運動量が落ちていった。
大久保嘉人(13) 6.0 ミドルシュートの当たりが戻ってきた。ファウルのもらい方も巧み。
杉本健勇(9) 6.0 ポストも上手くこなし、ハイボールも競り勝つ。チャンスに決められず。

■sub
65(19)マイア(10) 5.5 67分の谷口へのFKは良かったが、荒れたピッチに苦しんだ。
78(17)車屋紳太郎(20) 5.0 85分、ボールを失ってイエロー。貢献できなかった。
88(8)船山貴之(15) 5.5 登場が遅すぎる。ロスタイムを含め6分間で何もできなかった。

■bench
西部洋平(21) 實藤友紀(2) 山本真希(6) 中野嘉大(22)

■coach
風間八宏 5.5 入れ替えた前線は機能したが、ビハインドの状況で交代策が当たらなかった。

■referee
山本雄大 6.5 ファイルが少し多かったが、ゲームの流れを崩さなかった。

2015/08/13

150812川崎0-0山形(J1 #23)

川崎0-0山形(等々力, 19:00KO, 19,154人)

日本代表の東アジアカップによる2週間の中断を挟み、J1再開。
山形とはアウェイで1-0で敗戦し(J1 #3)ナビスコでは1-1(YNC GL #5)だった。
J1年間順位はここまで最下位の山形だが、川崎は未勝利。

前節松本戦(J1 #22)のメンバーから、右ふくらはぎ肉離れで田坂が外れる。
代わりに中断期間に新規加入したアルトゥール・マイアが先発した。
日本代表に参加し、成都から帰ってきた谷口も出場する。

三好と板倉はU-18代表に参加中。
次の神戸戦(J1 #24)まで出場できない。

少し風はあるものの、湿度が高く、厳しい気候となった。

■1st half
山形はフリーの選手にボールをつないでくる。
守りもラインを高目に設定し、自陣に引きこもることがなかった。
16分にはロメロ・フランク(24)が決定機を迎えるなど、よい攻撃ができていた。

川崎は縦に早い攻撃。
横パスやバックパスが少なく、前にボールを運ぶ意識が強い。
ボランチがフリーで持てたため、タッチ数少なく前にボールを出していた。
前線に高さがないため、ロングボールはキープしにくい。

暑さのせいで両チームとも鈍い動き。
45分、小宮山が放ったGKとの1対1からのシュートが大きなチャンスだった。

■2nd half
後半は4バックにして、エウシーニョが高い位置取りとなる。
先に山形の足が止まり、マークが緩む。
ただ、川崎も攻撃時の動きが少なく、足元に付けるパスが多くなる。

それでもいくつかの決定機を迎えるが、ゴールは決まらない。
54分の船山のオーバーヘッドは完璧だったが、GK山岸範宏(1)がビッグセーブ。

57分に杉本、83分に森谷を投入し、攻撃的な交代策を重ねる。
いくらか活性化できたが、局面は大きく変わらない。
80分の杉本のシュートも、山岸に防がれてしまう。

時間が進むにつれて、中盤に空いたスペースが大きくなる。
簡単にゴール前までボールが運ばれて、展開が目まぐるしい。
山形もチャンスを作るようになったが、なんとか失点は免れる。
ただ、川崎のゴールも決まらなかった。

■summary
暑さが影響して、コンパクトさがなく大味なゲームとなってしまった。
チャンスは少ないながらも作れていたが、決めることができなかった。
守備陣も危ない場面はあったが、ゴールを許さなかった。
若干、川崎が優勢だったが、スコアレスドローは妥当な結果といえる。

アルトゥール・マイアのデビュー戦。
良いFKを見せてくれたが、フィットするのはこれからといったところ。

珍しく3枚の交代枠を使い切ったが、最後、船山を車屋に代えた。
同点の状況で、FWを下げて守備的な選手を投入した。
三好の不在などが影響しているものと思われるが、いい動きを見せていたので船山は最後まで残してほしかった。

■goal


■judge
新井章太(30) 6.5 プレー機会は少なかったが、61分のシュートストップなどで無失点。
武岡優斗(17) 6.5 右サイドに開いてボールを受けた。クロス供給で決定機を演出。
井川祐輔(4) 6.5 中央を固める。セーフティなプレーを多く選択する。安定していた。
谷口彰悟(5) 6.5 代表帰りでの出場となった。最終ラインからボランチにボールを運んだ。
エウシーニョ(18) 5.5 中央寄りの位置取りだったが、スペースが少なかった。
小宮山尊信(8) 6.0 パスを交換しながら左サイドを攻略。45分のシュートは惜しかった。
大島僚太(16) 6.0 チームの起点となった。パスだけでなく積極的にシュートしたい。
中村憲剛(14) 6.0 フリーでボールを受けることができた。パスを前線に供給する。
船山貴之(15) 6.5 攻守に動き回った。54分の豪快なオーバーヘッドは決めたかった。
大久保嘉人(13) 5.5 12分、シュート。キープ力を活かす。消えている時間帯が多かった。
マイア(10) 5.5 30分、39分とFKを任された。球離れも早く、これから良くなりそう。

■sub
58(10)杉本健勇(9) 6.5 ハイボール処理もポストも良かった。80分に素晴らしいシュート。
82(13)森谷賢太郎(19) 6.0 よく走って貢献したが、結果は出せなかった。
88(15)車屋紳太郎(20) 5.5 89分、杉本にスルーパスを出した。

■bench
西部洋平(21) 實藤友紀(2) 山本真希(6) 中野嘉大(22)

■coach
風間八宏 6.0 結果は出せなかったが、1枚目2枚目の交代は的確だった。

■referee
東城穣 6.5 偏りなく納得性の高いジャッジだった。