2025/10/11

251008川崎3-1柏(YLC SF #1)

川崎3-1柏(U等々力, 19:00KO, 19,505人)

2戦連続のドローとなったアウェイ京都戦(J1 #34)から中3日。
 10月の代表ウィークに入り、YBCルヴァンカップ準決勝が開催される。
 柏とのホーム&アウェイの準決勝第1戦は、水曜日の等々力で。

準々決勝から出場したYLCは、浦和に勝って準決勝に進出した。
 250903浦和1-1川崎(YLC QF #1)
 250907川崎3-2浦和(YLC QF #2)

川崎、柏ともにフル代表には選出されていない。
 細谷真大(9)は、9月の代表ウィーク2試合に招集されたが、出場なし。
 このためYLC準々決勝を欠場したが、今回は見送られた。

U-20代表には、大関と神田を派遣している。


先発は、京都戦から1人だけ変更。
 出場停止だった山本悠樹が先発し、橘田健人がベンチに回る。

ベンチには、新たに大島が入り、土屋と名願が外れる。
 大島は、7月10日の右ヒラメ筋肉離れからの復帰となった。


柏レイソルは、YLCの1stラウンド1回戦から出場して、準決勝に進出。
 沼津(J3)、福島(J3)、山口(J2)、東京V(J1)、横浜FM(J1)に勝ってきた。
 J1リーグは16勝12分5敗の3位で、川崎と同じ中3日の日程。

中川敦瑛(39)は、準々決勝2試合ともにイエローを受け、累積警告で出場停止。

2016年に川崎でプレーした原川力(40)は、ボランチで先発。
 6月に川崎から移籍した瀬川祐輔(20)は、ベンチ外。

J1リーグの対戦は、10日前の等々力で終わり、2分だった。
 250222柏1-1川崎(J1 #2)
 250928川崎4-4柏(J1 #32)

■1st half
3分、LSB三浦が左ハムストリングを負傷する。
 いきなり田邉と交代して、交代枠を使うこととなった。

川崎は速攻主体で攻め込んでいく。
10分、佐々木旭のロングパスからマルシーニョが左サイドで作って、山本悠樹に渡す。
 左45度からの山本悠樹のミドルは、山田雄士(6)に当たってゴールに吸い込まれた。

23分、山本の左CKからの波状攻撃。
 クリアをVW際が拾うと、トラップが流れて原川に寄せられたが、強烈なミドルを決めた。

2点差となっても、川崎のチャンスが続いた。
 30分、脇坂のラストパスから、エリソンがフリーでシュート。
 44分、佐々木旭のロングパスでマルシーニョが持ち込んでシュート。
  さらに続けてエリソンもシュートする。

柏は前線に5人を並べるが、今日は後方との距離が遠く、上手く運べない。
 川崎はハイラインを敷かずに、ミドルブロックを構える。
 10日前のJ1リーグ戦と異なり、PA内に潜り込めず、ミドルも難しかった。

■2nd half
ハーフタイム、柏が3人を一気に交代する。
 投入された右ウィングの山之内佑成(32)が、馬場晴也(88)や仲間隼斗(19)と組んで仕掛ける。
 左の小屋松知哉(14)も機能するようになって、サイドチェンジを使いながら攻め立てる。

運動量が落ちた川崎は、プレスに出ていけなくなる。
 河原創がカバーする範囲が広くなって、押し上げられない。
 クリアしてもほとんど柏が拾って、我慢する時間帯が続いた。

51分、山田の左クロスを垣田裕暉(18)がヘッド。
 54分、犬飼智也(13)のミドルをVW際が触って、GKソンリョンが弾く。
 59分、馬場とのワンツーパスから山之内が右クロス。
62分、山田の右クロスをGKソンリョンがパンチング。
 さらに左から小屋松が折り返し、小泉佳穂(8)が頭でゴール。1点差となる。

川崎は75分、3人を交代。
 2ボランチに大島と橘田を投入して、中盤を引き締める。
82分、大島のボールカットから、ロマニッチ、宮城天とつないで伊藤達哉がゴール。
 ただ、このプレーで大島が負傷して、ピッチを去る。
 交代枠は残っておらず、10人となり、脇坂がボランチに入る。
   数的不利となるが、橘田が何度も修正して穴を埋めて、反撃を抑えた。

■summary
柏は10日前のJ1リーグ戦ほど攻撃の迫力はなかった。
 垣田のポストでCBを引き出すプレーも上手くいかない。
 インサイドハーフ小泉と仲間が最終ラインの背後を狙うが、カバーされた。

2点リードされた後半、3人交代によって巻き返した。
 リカルド・ロドリゲス監督の手腕は見事だったが、1得点にとどまった。
 ただ、第1戦での2点差は、悲観するべき結果ではない。
 ホーム日立台での第2戦の逆襲が期待される。


川崎は前半、山本とVW際のミドルで2得点。
 30分のエリソンの決定機も決めたかったが、GK小島亨介(25)が止めた。
 後半は劣勢となるが、ベンチは選手交代に慎重だった。
 三浦の負傷で交代枠を1つ使ってはいたが、橘田を早く投入しても良かったと思われる。

次は中3日でアウェイでの第2戦(YLC SF #2)。
 単にリードを守るだけでなく、攻めながら決勝に進みたい。

■goal
10山本悠樹(6) 23VW際(31) 85伊藤達哉(17) 
62小泉佳穂(8) 

■judge
ソンリョン(1) 6.0 51分、垣田のヘッドをキャッチ。54分、左CKからの犬飼のミドルをパンチ。
VW際(31) 6.5 23分、強烈なミドルで追加点を奪う。83分、ボレー。小屋松をしっかり抑えた。
ウレモヴィッチ(22) 7.0 32分、小屋松を背後から手で倒してイエロー。垣田のポストを封じる。
佐々木旭(5) 6.5 厳しく寄せられても慌てず。10分、29分、44分にマルシーニョへロングパス。
三浦颯太(13) 5.5 3分、縦に走るが急に動きを止めて交代する。左ハムストリングを負傷したか。
河原創(19) 6.5 強く鋭いプレスで柏を追い込んだ。45+7分、60分、73分にシュートブロック。
山本悠樹(6) 7.0 1ゴール。守備の意表を突くパスで攻撃を多彩に牽引する。ドリブルも効いた。
伊藤達哉(17) 6.0 あまり攻撃に絡めていなかったが1ゴール。39分、河原創のヘッドをシュート。
脇坂泰斗(14) 6.5 流麗なトラップからのパスで前線を走らせる。30分、エリソンへラストパス。
マルシーニョ(23) 6.5 1アシスト。44分、左を走ってシュート。50分、PA内のエリソンへパス。
エリソン(9) 6.0 30分、GK1対1の決定機は外す。41分、44分にシュート。45+3分、左クロス。

■sub
6(13)田邉秀斗(15) 6.0 突然の出場でも落ち着いていた。柏の右サイドの仕掛けにじっくり対応。
61(9)ロマニッチ(91) 6.0 80分、82分に脇坂の縦パスを引き出した。ハイボールに競り勝った。
75(19)橘田健人(8) 6.5 河原創の後を受け引き締め直す。特に10人となってから献身的に活躍。
75(23)宮城天(24) 6.0 1アシスト。82分、84分にカット。82分、脇坂からの戻りをシュート。 
75(6)大島僚太(10) 5.5 85分、パスカットで負傷。その後も3分間ほどプレーするが続行不可能。

■bench
安藤駿介(21) 神橋良汰(27) 家長昭博(41) 小林悠(11) 

■coach
長谷部茂利 6.0 三浦と大島の2つのアクシデントがありながらも勝利に導く。田邉の起用が的確だった。

■referee
山本雄大 6.0 コンタクトを流しすぎる時間帯もあったが、悪くなかった。

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AT+7+7