4-4の壮絶なドローとなったホーム柏戦(J1 #32)から中5日。
1リーグ第33節は、アウェイでの京都戦。
朝から雨が断続的に続き、試合中も降ったが、スタジアムへの往復は止んでいてくれた。
10月第1週となり、昼開催も多くなっているが、サンガスタジアムは19時キックオフ。
山本悠樹は、累積警告で出場停止。
逆に柏戦で出場停止だったエリソンが復帰する。
U-20代表で、大関と神田は引き続き不在。
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先発は、柏戦から3人が変わる。
新たにGKソンリョン、橘田健人、エリソンが起用される。
GK山口はベンチ外、山本悠樹は出場停止、ロマニッチはベンチに回る。
ベンチには、新たにGK安藤と名願斗哉が入り、野田が外れる。
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京都サンガは、J1リーグ17勝8分7敗の3位。
等々力では、京都が勝った。
250301川崎0-1京都(J1 #4)
■1st half
川崎は縦に早く運んでゴールを目指す。
8分、三浦のパスカットから、マルシーニョがロングパス。
伊藤達哉から預けられたエリソンは、あえてシュートせず。
戻された伊藤達哉は1度ターンして、コースを狙って先制ゴールを決めた。
川崎はボールを握られながら、カウンターを狙う。
28分、30分に伊藤達哉がシュートする。
京都は押し込んで、25分、26分に奥川雅也(29)へ縦パスを入れる。
そして38分。
奥川が縦に流れてパスを引き出し、最後は須貝英大(22)が押し込んだ。
■2nd half
京都はバランスを保ちながら攻め、川崎の速攻に備える。
その反面、ポジションを固定したままなので、圧力は弱まった。
川崎はカウンターを仕掛けても、複数人で囲まれて孤立する。
前半のようにはシュートできず、お互いに間合いを探る。
京都は49分のFK、55分のロングスローで川崎の油断を突く。
守備の準備が整っていないうちに、リスタートした。
59分、三浦の正面からのFKは、GK太田岳志(26)が弾く。
74分、家長とロマニッチを投入する。
家長はいつものように遅攻志向。
79分にはバイタルでシュートせず、右サイドに運ぶが、結局崩せなかった。
ロマニッチは上村主審から再三注意を受けながら、強いチャージを続ける。
84分、88分に連続してイエローを提示されて退場した。
2枚目は少し厳しかったものの妥当なジャッジで、空気を読めなかった。
数的不利となって、お互いに攻め合う。
京都は90+2分、原大智(14)の右クロスを長沢駿(88)がシュート。
川崎も90+5分、橘田の浮いた縦パスを、脇坂がダイレクトでボレー。
■summary
京都は前半、劣勢が続きながらも1失点に留めた。
ボールを長く持って押し込むが、ブロックの内側に入り込めない。
最終ラインまでが高く上がっていて、不意にロストすると厳しくなる。
マルシーニョやエリソンの速攻に対応し切れず、多くのシュートを浴びた。
サンガスタジアムでは4度目の観戦で、初のナイトゲーム。
2022年、京都がJ1に昇格して以降、3年間はすべて14時キックオフだった。
夜でも照明が明るく観戦しやすいスタジアムで、1万9千人が入場した。
帰りのJR嵯峨野線も夜なので観光客が少なく、混雑は激しくなかった。
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川崎は多くのシュートを放ちながらも1得点のみ。
悪くない内容だったが、勝てなかった。
山本悠樹の出場停止もあって、交代は3選手だけ。
最初の交代は74分で、先発陣は長めにプレーした。
YLC準決勝を控えているので、なるべく負荷を落とすべきだった。
次は中3日で、YBCルヴァンカップ準決勝第1戦のホーム柏戦(YLC SF #1)。
本来ならターンオーバーしたいが、現在の選手層では難しい。
それでも、神橋やロマニッチを起用してほしい。
■goal
38須貝英大(22)
8伊藤達哉(17)
■judge
ソンリョン(1) 6.0 難しい場面は少なかった。山口より反応は遅く感じるが、安定したプレー。
VW際(31) 6.0 7分、マルシーニョへ右クロス。サイドを綻びなく守りながら、攻め上がった。
ウレモヴィッチ(22) 6.5 高さも足元もある原大智を抑え込んだ。読みを利かせてピンチを防ぐ。
佐々木旭(5) 6.0 奥川の裏抜けから失点する。プレスを受けてもドリブルで動かしつつ前進した。
三浦颯太(13) 6.0 スペースに駆け上がる。40分、59分にボレー。61分、正面のFKを直接狙う。
河原創(19) 6.0 ブロックの周縁を固める。26分、伊藤の左クロスに飛び込む。87分、ミドル。
橘田健人(8) 6.0 24分、45分にミドルシュート。71分、決定機をブロック。78分、イエロー。
伊藤達哉(17) 7.0 今日も決定力を発揮して先制ゴール。6分、28分、30分、83分にシュート。
脇坂泰斗(14) 6.5 前線にパスを供給する。45分にシュート。90+5分、橘田の縦パスをボレー。
マルシーニョ(23) 6.0 7分、ボレー。ロングパスをスペースで受け、縦にドリブルで突き進む。
エリソン(9) 6.0 1アシスト。48分、マルシーニョのパスをシュート。単独でプレスを仕掛ける。
■sub
74(23)家長昭博(41) 5.5 速攻から遅攻に切り替える。79分、シュートせず外に運んでキープ。
74(9)ロマニッチ(91) 3.5 再三の注意にも関わらず、84分、88分の連続イエローで退場。
85(17)宮城天(24) 5.5 左ウィング。投入直後、数的不利に。87分、河原創のパスをボレー。
■bench
安藤駿介(21) 神橋良汰(27) 田邉秀斗(15) 土屋櫂大(39) 名願斗哉(29) 小林悠(11)
■coach
長谷部茂利 6.0 悪くない内容だったが、選手交代は3人だけで、時間も遅かった。
■referee
上村篤史 5.5 ロマニッチへの2枚のイエローは妥当。後半、6枚のイエローを提示。
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AT+3+6