2025/10/08

251004京都1-1川崎(J1 #33)

京都1-1川崎(サンガスタジアム by KYOCERA, 19:00KO, 19,265人)

4-4の壮絶なドローとなったホーム柏戦(J1 #32)から中5日。
 1リーグ第33節は、アウェイでの京都戦。
 朝から雨が断続的に続き、試合中も降ったが、スタジアムへの往復は止んでいてくれた。
 10月第1週となり、昼開催も多くなっているが、サンガスタジアムは19時キックオフ。

山本悠樹は、累積警告で出場停止。
 逆に柏戦で出場停止だったエリソンが復帰する。

U-20代表で、大関と神田は引き続き不在。


先発は、柏戦から3人が変わる。
 新たにGKソンリョン、橘田健人、エリソンが起用される。
 GK山口はベンチ外、山本悠樹は出場停止、ロマニッチはベンチに回る。

ベンチには、新たにGK安藤と名願斗哉が入り、野田が外れる。


京都サンガは、J1リーグ17勝8分7敗の3位。

等々力では、京都が勝った。
 250301川崎0-1京都(J1 #4)

■1st half
川崎は縦に早く運んでゴールを目指す。
8分、三浦のパスカットから、マルシーニョがロングパス。
 伊藤達哉から預けられたエリソンは、あえてシュートせず。
 戻された伊藤達哉は1度ターンして、コースを狙って先制ゴールを決めた。

川崎はボールを握られながら、カウンターを狙う。
 28分、30分に伊藤達哉がシュートする。

京都は押し込んで、25分、26分に奥川雅也(29)へ縦パスを入れる。
そして38分。
 奥川が縦に流れてパスを引き出し、最後は須貝英大(22)が押し込んだ。

■2nd half
京都はバランスを保ちながら攻め、川崎の速攻に備える。
 その反面、ポジションを固定したままなので、圧力は弱まった。

川崎はカウンターを仕掛けても、複数人で囲まれて孤立する。
 前半のようにはシュートできず、お互いに間合いを探る。

京都は49分のFK、55分のロングスローで川崎の油断を突く。
 守備の準備が整っていないうちに、リスタートした。
59分、三浦の正面からのFKは、GK太田岳志(26)が弾く。

74分、家長とロマニッチを投入する。
 家長はいつものように遅攻志向。
 79分にはバイタルでシュートせず、右サイドに運ぶが、結局崩せなかった。

ロマニッチは上村主審から再三注意を受けながら、強いチャージを続ける。
 84分、88分に連続してイエローを提示されて退場した。
 2枚目は少し厳しかったものの妥当なジャッジで、空気を読めなかった。

数的不利となって、お互いに攻め合う。
 京都は90+2分、原大智(14)の右クロスを長沢駿(88)がシュート。
 川崎も90+5分、橘田の浮いた縦パスを、脇坂がダイレクトでボレー。

■summary
京都は前半、劣勢が続きながらも1失点に留めた。
 ボールを長く持って押し込むが、ブロックの内側に入り込めない。
 最終ラインまでが高く上がっていて、不意にロストすると厳しくなる。
 マルシーニョやエリソンの速攻に対応し切れず、多くのシュートを浴びた。

サンガスタジアムでは4度目の観戦で、初のナイトゲーム。
 2022年、京都がJ1に昇格して以降、3年間はすべて14時キックオフだった。
 夜でも照明が明るく観戦しやすいスタジアムで、1万9千人が入場した。
 帰りのJR嵯峨野線も夜なので観光客が少なく、混雑は激しくなかった。


川崎は多くのシュートを放ちながらも1得点のみ。
 悪くない内容だったが、勝てなかった。

山本悠樹の出場停止もあって、交代は3選手だけ。
 最初の交代は74分で、先発陣は長めにプレーした。
 YLC準決勝を控えているので、なるべく負荷を落とすべきだった。

次は中3日で、YBCルヴァンカップ準決勝第1戦のホーム柏戦(YLC SF #1)。
 本来ならターンオーバーしたいが、現在の選手層では難しい。
 それでも、神橋やロマニッチを起用してほしい。

■goal
38須貝英大(22)
8伊藤達哉(17) 

■judge
ソンリョン(1) 6.0 難しい場面は少なかった。山口より反応は遅く感じるが、安定したプレー。
VW際(31) 6.0 7分、マルシーニョへ右クロス。サイドを綻びなく守りながら、攻め上がった。
ウレモヴィッチ(22) 6.5 高さも足元もある原大智を抑え込んだ。読みを利かせてピンチを防ぐ。
佐々木旭(5) 6.0 奥川の裏抜けから失点する。プレスを受けてもドリブルで動かしつつ前進した。
三浦颯太(13) 6.0 スペースに駆け上がる。40分、59分にボレー。61分、正面のFKを直接狙う。
河原創(19) 6.0 ブロックの周縁を固める。26分、伊藤の左クロスに飛び込む。87分、ミドル。
橘田健人(8) 6.0 24分、45分にミドルシュート。71分、決定機をブロック。78分、イエロー。
伊藤達哉(17) 7.0 今日も決定力を発揮して先制ゴール。6分、28分、30分、83分にシュート。
脇坂泰斗(14) 6.5 前線にパスを供給する。45分にシュート。90+5分、橘田の縦パスをボレー。
マルシーニョ(23) 6.0 7分、ボレー。ロングパスをスペースで受け、縦にドリブルで突き進む。
エリソン(9) 6.0 1アシスト。48分、マルシーニョのパスをシュート。単独でプレスを仕掛ける。

■sub
74(23)家長昭博(41) 5.5 速攻から遅攻に切り替える。79分、シュートせず外に運んでキープ。
74(9)ロマニッチ(91) 3.5 再三の注意にも関わらず、84分、88分の連続イエローで退場。
85(17)宮城天(24) 5.5 左ウィング。投入直後、数的不利に。87分、河原創のパスをボレー。

■bench
安藤駿介(21) 神橋良汰(27) 田邉秀斗(15) 土屋櫂大(39) 名願斗哉(29) 小林悠(11)

■coach
長谷部茂利 6.0 悪くない内容だったが、選手交代は3人だけで、時間も遅かった。

■referee
上村篤史 5.5 ロマニッチへの2枚のイエローは妥当。後半、6枚のイエローを提示。

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AT+3+6