退場者が2人出たこともあって勝った神戸戦(J1 #25)から中3日。
味の素スタジアムで、第44回多摩川クラシコが開催される。
キックオフ直前、"FIREWORKS NIGHT"として花火が打ち上げられた。
ピッチサイドでも派手に打ち上げて、キックオフ後10分あたりまでピッチに煙が充満した。
盛り上げるための企画であるはずが、観戦を阻害する結果となった。
来週のFC東京-東京V戦(J1 #27)でも開催するようなので、改善してほしい。
8月9日、U-18の2年生GK、松澤成音(40)が第2種登録された。
湘南(J1)に移籍したGK上福元直人の補充と思われる。
夏の移籍期間は8月21日までなので、今後、GKの獲得があるかもしれない。
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先発は、神戸戦から1人が変わる。
U-23代表から戻った高井が先発して、大南がベンチ外となる。
ベンチの7人は、神戸戦と変わらない。
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FC東京は、J1リーグで10勝7分8敗の7位。
川崎U-18出身の仲川輝人(39)、川崎U-15出身の高宇洋(8)が先発する。
かつて川崎に在籍した原川力(40)は、ベンチスタート。
等々力では、川崎が勝っている。
240330川崎3-0FC東京(J1 #5)
■1st half
FC東京は、RSB白井康介(99)を軸として、右サイドから仕掛ける。
仲川輝人(39)やディエゴ・オリヴェイラ(9)が右に寄って、数的有利を作り出す。
5分、高宇洋(8)の右クロスをファーの遠藤渓太(22)がシュート。
12分、橘田が触ったボールがディエゴに流れて決定機となったが、GKソンリョンがセーブ。
序盤の攻勢が落ち着くと、FC東京のビルドアップは川崎の網に引っかかる。
14分、高のパスを橘田がカットし、川崎が長くボールを動かす。
大島がPA内のマルシーニョに優しいパスを届けて、RCB土肥幹太(32)を引き出す。
マルシーニョが土肥を転がしてからクロスを入れると、下がりながら山田新がヘッドで決めた。
20分、先制点と同じように長くボールを持って、FC東京を押し込む。
最後にVW際が右クロスを入れ、2CBの間で山田新が再びヘッドを決めた。
2点をリードした川崎は、ゆったりモードに移行する。
無理に早くゴールを目指すことなく、じっくり時間を使っていく。
大島を中心に、橘田や脇坂、そして家長が絡みながらボールを動かした。
FC東京は引き続き速攻を狙う。
25分、仲川のスルーパスがディエゴに通ったが、高井がカットした。
■2nd half
FC東京は荒木遼太郎(71)を投入して、巻き返しを図る。
ただ、全体的にボールを受ける動きが少なくなり、パスコースを探せない。
ビルドアップで詰まってしまい、GK野澤大志ブランドン(41)にバックパスする場面が増えた。
川崎はセットプレーでチャンスを作る。
64分、脇坂の左CKを遠野がヘッドすると、ゴールバーに当たった。
72分、三浦の左FKに抜け出した高井がきれいなヘッドでゴール。
3点リードを許したFC東京が仕掛けるが、ゴールできなかった。
■summary
FC東京はクイックな攻撃を仕掛けた。
人数を掛けた右サイドを突破して、ファーの遠藤を狙う。
ただ、中央でボールを待つ人数は少なく、ゴールを割ることはできなかった。
プレースピードが速すぎて、ピンポイントで合わせることは難しかった。
2CBは、19歳の土肥幹太(32)と22歳の岡哲平(30)のU-18出身の2人が組んだ。
1トップの山田新に2ゴールを許して、ビルドアップも苦しんだ。
厳しい結果となってしまったが、今後の成長を期待したい。
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川崎は、今日も大島僚太の存在感が大きく、3ゴールで勝利した。
神戸戦とは異なって、家長が下がってビルドアップに参加した。
橘田と脇坂とパス交換しながら、余裕を持って中盤でフリーの選手を作り出す。
20分で2点リードしたこともあって、FC東京の選手を走らせながら時間を使った。
12分と25分のディエゴ、84分の遠藤など、いくつかの決定機は作られた。
しかし、GKソンリョンの好セーブなどもあり、無失点で終えることができた。
73分に大島とVW際が交代してからは、ビルドアップが停滞した。
瀬古樹がCB脇まで下がったことで、前線と離れてしまった。
カウンターは狙いやすくはなったが、この時間帯のプレーは課題といえる。
次は中5日で横浜FM戦(J1 #27)。
強さを引き続き発揮して、勝利したい。
■goal
15,20山田新(20) 72高井幸大(2)
■judge
ソンリョン(1) 7.5 12分のディエゴ、84分の遠藤、88分の白井の決定機をセーブ。鉄壁だった。
VW際(31) 6.5 回り込むドリブルでプレスを抜け出す。1アシスト。家長とのコンビも良かった。
高井幸大(2) 6.5 1ゴール。25分、ディエゴの決定機をカット。ドリブルでの持ち出しも効果的。
佐々木旭(5) 6.5 自信を持って守り切る。9分、25分にロスト。77分、CKから1人抜いてクロス。
三浦颯太(13) 6.5 自ら獲得したFKを蹴って1アシスト。縦に突破を仕掛ける。25分、ロスト。
橘田健人(8) 6.0 フェイントを交えてボールを回す。14分、高のパスカット。72分からRSBへ。
大島僚太(10) 7.0 立ち位置で守備を惑わす。39分、クロスをクリア。45+4分、ターンで抜く。
脇坂泰斗(14) 6.0 8分、ターンで抜け出して山田新へスルーパス。20分、山田新を走らせるパス。
家長昭博(41) 5.5 6分と7分に徳元悠平(43)に抜かれる。67分、ショートCKを相手に渡すミス。
山田新(20) 7.0 体幹の強さを遺憾なく発揮し、圧巻の3戦連続2ゴール。ポストプレーも収めた。
マルシーニョ(23) 6.0 1アシスト。カウンターも冴える。55分、三浦のパスをシュートも空振り。
■sub
57(23)遠野大弥(17) 6.0 61分、左で仕掛けてCK獲得。64分、脇坂のCKを合わせバーに当てる。
73(31)瀬川祐輔(30) 5.5 勢いあるプレスで奪取するが、ロストも散見。90+4分にシュート。
73(10)瀬古樹(16) 5.5 CB脇の低めの位置で組み立てる。76分、カウンターからシュート。
84(41)小林悠(11) 5.5 90+1分、瀬古樹のスルーパスを受けられず。90+4分、瀬川へ右クロス。
84(20)山内日向汰(26) 5.5 左サイドで縦にドリブルを仕掛けた。90+5分、シュート。
■bench
早坂勇希(22) 車屋紳太郎(7)
■coach
鬼木達 6.0 山田新の2ゴールで勝利に導いた。交代策も完璧だった。
■referee
西村雄一 6.5 バランスの良いジャッジを続ける。安定していた。
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AT+4+5