雨中のアウェイ横浜FC戦(J1 #20)から中6日。
ホーム等々力に戻ってきて、神戸戦。
この神戸戦から中3日の3連戦が始まるが、2月から続く過密日程ほどの厳しさは感じない。
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先発は、横浜FC戦から3人が変わる。
新たに橘田、河原、家長が先発して、佐々木旭がLSBに回る。
大島と伊藤はベンチに回り、三浦はベンチ外となった。
ベンチには、ジェジエウとアイダルが入り、車屋が外れる。
ジェジエウは、4月6日の町田戦(J1 #9)での左ハムストリング肉離れから復帰する。
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ヴィッセル神戸は、J1リーグ10勝3分6敗で暫定6位。
川崎に2019-24年に所属した宮代大聖(9)が先発する。
2013-19年に所属したGK新井章太(21)はベンチスタート。
アウェイでは、神戸が完勝した。
250416神戸2-1川崎(J1 #12)
■1st half
川崎はプレスの逃げ道を探して前進する。
6分、山本のパスをバイタルで受けたマルシーニョがラストパス。
走り込む脇坂が右足でトラップし、アウトサイドで蹴り込んで先制する。
神戸は10分にあっさり同点ゴール。
LSB永戸勝也(41)のロングスローから、宮代が反転ボレーを決めた。
川崎はその後も縦に攻めていく。
16分、佐々木旭の縦パスを山田新が落とし、脇坂がミドル。
17分、山本の左クロスを、マルシーニョがヘッド。
30分を過ぎると、神戸のプレスが効き始める。
2CBにしっかり詰め、ボランチも消し、GKへのバックパスを促す。
GK山口がロングボールを蹴っては、セカンドボールを拾われた。
37分、立ち止まる山本がエリキ(27)に奪われるなど、神戸の時間が続いた。
■2nd half
後半に入っても、神戸がプレスで優勢を保った。
52分、佐々木大樹(13)がミドルを狙うと、丸山がブロックする。
陣形を立て直す前に、エリキがスルーパスを宮代に出す。
宮代はターンしながら高井を振り切って、逆転ゴールを沈めた。
リードを許した川崎は、ようやくビルドアップに手を入れる。
山本が2CBの左脇に落ちて、プレスの逃げ道を作り出す。
GK山口にも余裕が生まれ、61分に山田新、64分にマルシーニョへロングパスを通す。
67分に大島が投入されると、想定しにくい動きやパスで前進した。
神戸も防戦一方とはならず、攻め込んで追加点を狙う。
69分、宮代がPAで受けて、エリキがシュート。
72分には佐々木大樹がミドル。
81分に山田新、84分に宮城天へと大島がロングボールを届ける。
88分には河原のパスを宮城天が折り返して、小林悠がボレー。
リズム良く攻撃を続けたが、同点ゴールは生まれなかった。
■summary
神戸はプレスを緩めず最後まで続けて、川崎を封じた。
攻撃のメインは、佐々木大樹(13)への精度の高いロングボール。
佐々木大樹は、佐々木旭や丸山祐市と対峙しながらボールを収めた。
宮代大聖の2ゴールは、いずれも高い技術を活かしたもの。
川崎U-10時代から将来を嘱望されていて、25歳になった。
J1リーグ2連覇中の神戸で主力となっているが、世界でプレーする姿も見せてほしい。
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アウェイと同じスコアでの敗戦だが、ある程度は立て直した。
プレスの餌食となる時間帯もありつつ、前進できる機会は作った。
中6日で、体力的に後手を踏まなかったことも改善の要因となった。
拮抗する状況には持ち込めたが、残念ながら勝利する力はなかった。
次は中3日で新潟戦(J1 #15)。
良い内容を続けて、勝利したい。
■goal
6脇坂泰斗(14)
10,52宮代大聖(9)
■judge
山口瑠伊(98) 6.0 61分、63分にロングパスを前線に通す。72分、佐々木大樹のミドルをセーブ。
橘田健人(8) 5.5 RSB。10分、宮代のゴールを許す。62分、右クロス。スローインはつなげず。
高井幸大(2) 5.5 18分、自陣のFKをミス。52分、宮代に背後に抜け出される。75分、イエロー。
丸山祐市(35) 5.5 37分、52分にシュートブロック。56分、エリキの突破をPA内でカバーする。
佐々木旭(5) 5.5 82分、カットインからミドル。4分、90分に右クロス。攻め上がりは少なめ。
河原創(19) 5.5 3分、インターセプトから山田新へラストパス。2CBからのパスを引き出せず。
山本悠樹(6) 5.5 17分、マルシーニョへ左クロス。判断が遅く37分、56分に寄せられてロスト。
家長昭博(41) 5.5 囲まれた橘田の救出に出向く。パスの預け先となるが、キープは難しかった。
脇坂泰斗(14) 6.0 1ゴール。16分、山田新の落としをミドル。59分、下がって受けるがロスト。
マルシーニョ(23) 6.0 1アシスト。17分、ヘッド。49分、57分に仕掛けたが複数で囲まれる。
山田新(20) 5.5 ロングキックをマテウス・トゥーレル(3)と単独で競り合う。81分、シュート。
■sub
66(6)大島僚太(10) 6.5 81分に山田新、84分に宮城天へロングパスを入れる。82分、ボレー。
66(41)伊藤達哉(17) 6.0 右ウィング。69分、85分に縦に突破して右クロス。スピードを活かす。
80(14)大関友翔(16) 5.5 82分、ターンから中央を運んでいく。84分、丸山の縦パスを受ける。
80(23)宮城天(24) 6.0 84分、大島のロングパスで抜け出したが、トラップが少し長くなった。
86(20)小林悠(11) 6.0 88分、宮城天の折り返しをボレー。ロングボールに競り勝つのは厳しい。
■bench
ソンリョン(1) 田邉秀斗(15) ジェジエウ(4) アイダル(44)
■coach
長谷部茂利 5.5 2失点目を喫するまで劣勢を挽回できなかった。終盤、選手交代で巻き返した。
■referee
ウーカシュ・クジュマ(POL) 6.0 不安定な判断もいくつかあったものの、全体としてはまずまず。
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AT+2+5