3戦連続のドローとなったアウェイ清水戦(J1 #10)から中2日。
ようやく終わりが近づいた7連戦の6試合目は、アウェイ神戸戦。
4月25日/26日に組まれるJ1リーグ第12節だが、川崎のACLE参加のため前倒しされる。
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先発は清水戦から1人だけ変更。
新たに伊藤達哉が入り、家長昭博がベンチに回った。
残りの10人は引き続き先発する。
ベンチには山内が入って、車屋が外れる。
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ヴィッセル神戸は、J1リーグ3勝3分3敗で暫定14位。
ACLEは、ラウンド16で光州FC(KOR)に敗退した。
日程は中3日だが、ACLEのためスキップされた第5節は、7月の開催。
同じACLE組の川崎と横浜FMとは異なり、7連戦ではない。
また、サウジアラビア遠征がなくなったので、5月の日程も緩和される。
川崎に2019-24年に所属した宮代大聖(9)は先発する。
2013-19年に所属したGK新井章太(21)はベンチスタート。
2024年の対戦は、川崎の2勝1敗だった。
240217神戸0-1川崎(FFSC)★
240616神戸1-0川崎(J1 #18)
240807川崎3-0神戸(J1 #25)
■1st half
キックオフから川崎は足が止まっていた。
神戸のロングボールを跳ね返しても、セカンドを競りにいけない。
傍観している間に神戸に攻め込まれて、2CBが直接さらされる。
ビルドアップでは動き出しが少なく、神戸のプレスが上回る。
パスコースを作れず、無理に蹴っては回収されてカウンターを浴びた。
30分、バックパスを受けたGK山口がエリキ(27)に詰められる。
山口のクリアは直接、佐々木大樹(13)に渡ったが、シュートは外れた。
続いて31分、狙い続けた右サイドから神戸が先制点を奪う。
右PA角からの佐々木大樹のシュートは、丸山に当たってゴールに入った。
45分には汰木康也(14)の右CKから追加点。
マテウス・トゥーレル(3)が、ヘッドで放物線を描いて、GK山口の頭上に決めた。
川崎は攻撃が機能しなかった。
エリソンかマルシーニョが単体で攻撃するだけで、ゴールの可能性は低かった。
しかし、45+3分、河原創がマルシーニョに向けてスルーパス。
ギリギリでCB山川哲史(4)は触れず、抜け出したマルシーニョが1点を返した。
■2nd half
後半も川崎のパスやトラップのミスが相次ぐ。
少しプレスで追い掛けたが、寄せは厳しくなく神戸に突破される。
ハーフタイムで神戸は扇原貴宏(6)を入れ、さらに体力的に優位となる。
49分、右サイドから崩して、PA内でエリキがボールを動かす。
66分、PA内で宮代が受け、井手口陽介(7)がシュート。
神戸は追加点を奪えなかったが、川崎にチャンスを作らせない。
1点差のまま、危な気なく後半を終えた。
■summary
神戸は、同じACLE組だが、4月の試合数は川崎よりも少ない。
ターンオーバーしなかった川崎に対して、明らかに体力的に優位だった。
前線に4人を並べて、川崎の4バックと噛み合わせるプレスも効果的。
セカンドボールを簡単に回収して、そのまま攻撃に移行する。
ほとんどの時間で川崎を押し込んで、PA内でボールを動かした。
攻め続けた割に、2ゴールは少なかったが、しっかり勝利した。
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川崎は采配ミスで惨敗を喫した。
走れなかった清水戦から中3日で、先発10人をそのまま起用。
選手は明らかに疲弊していて、コンディションを見誤った。
途中交代も早くなく、反撃することもなく、あっさり負けた。
ACLEを控える7連戦の6戦目で、主力を起用しての敗戦。
さらに疲労を溜める結果ともなり、ACLEへの影響も懸念される。
次は中3日で、東京V戦(J1 #11)。
残念なプレーは避けてほしい。
■goal
31佐々木大樹(13) 45マテウス・トゥーレル(3)
45+3マルシーニョ(23)
■judge
山口瑠伊(98) 4.5 2失点とも触れないコースに飛んできた。30分、クリアミスで決定機を与える。
佐々木旭(5) 5.0 深い位置まで押し下げられて、攻める機会は少な目。28分、エリキからカット。
高井幸大(2) 6.0 ゴール前の対応を次々と迫られるが、集中力を保った。69分、大迫からカット。
丸山祐市(35) 5.5 45分、トゥーレルにゴールを許す。66分の決定機など鋭くブロックを続ける。
三浦颯太(13) 5.0 51分、フェイントから右足ミドル。55分、65分にミスパス。上下動は少な目。
河原創(19) 5.0 45+3分、スルーパスでアシスト。75分、ミドル。セカンドボールを回収できず。
山本悠樹(6) 4.5 27分、美しいトラップからシュート。61分、丸山からのパスに気付かずロスト。
伊藤達哉(17) 5.0 4分、ドリブルで前へ。33分、スルーパス。比較的、動けていたが、途中交代。
脇坂泰斗(14) 5.0 21分にエリソン、70分に山田新へスルーパス。疲労しつつ技術の高さで戦う。
マルシーニョ(23) 5.5 5分、山本のクロスをヘッド。12分、イエロー。河原創のパスで1ゴール。
エリソン(9) 5.0 ロングボールの受け皿となる。21分、PA左からシュート。45+2分、イエロー。
■sub
61(17)家長昭博(41) 5.0 70分、左ポケットからクロス。84分、右サイドの保持で時間を作る。
61(9)山田新(20) 5.0 70分、脇坂のスルーパスを受けるがカットされる。戦術的に前に残った。
78(5)VW際(31) 5.5 84分、家長をパスで走らせて、戻しを右クロス。90+2分、右クロス。
78(19)大関友翔(16) 4.5 82分、自PAからターンで抜け出したがロスト。90+1分、ロスト。
78(23)小林悠(11) 5.0 2トップ。84分、VW際の右クロスに走り込むが、CBが先に触った。
■bench
ソンリョン(1) アイダル(44) 山内日向汰(26) 瀬川祐輔(18)
■coach
長谷部茂利 3.0 体力面を重視せず、疲弊した選手を起用して惨敗。途中交代も意図不明。
■referee
上田益也 5.5 判断のスピードは遅め。エリソンがレイトタックルを繰り返すが、イエローは45+2分と遅くなった。
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AT+6+5