2戦連続ドローとなったホーム横浜FM戦(J1 #5)から中2日。
7連戦の5戦目は、アウェイ清水戦。
午前中から良く晴れていたが、キックオフ時点では雲がかかった。
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先発は、横浜FM戦から9人変更する。
続けて先発するのは高井、河原創、マルシーニョの3人。
横浜FM戦で休むことができた主力組が先発に戻ってきた。
ベンチには、横浜FM戦の先発組の多くが回る。
ただし、田邉はベンチ外となっている。
新たに車屋が入り、GK安藤、土屋、ヴェロン、山内、神田が外れた。
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清水は、2022シーズン以来となるJ1リーグ昇格。
ここまで3勝1分4敗で、暫定10位。
水曜日にYLC磐田戦があり、川崎と同じ中2日の日程。
1勝1敗だった2023年のYLC以来、2年ぶりの対戦となる。
230308清水3-2川崎(YLC GL #1)
230419川崎6-0清水(YLC GL #4)
■1st half
10分あたりから、川崎が前線からのプレスを始める。
清水は4バック2ボランチのオーソドックスなスタイル。
GK沖悠哉(1)から2CBにつないだ先のパスコースを探せず、ボールを失った。
川崎は、それほど急がず組み立てる。
2CBがボランチに渡し、そこから前線に向かうパスでスピードを上げる。
PA内まで入り込んで、決定機を作っていく。
18分、エリソンのラストパスを、フリーの脇坂がシュート。
26分、三浦の左FKを、丸山がヘッド。
28分、マルシーニョのパスを、エリソンがターンしてシュート。
34分、エリソンがドリブルで進撃してシュート。
GK沖が止めたが、再度エリソンがシュート。
清水は、効果的に前進することができないまま。
縦パスは川崎のCBに狙われ、サイドも人数をかけて守られて突破できない。
45+4分、右スローインから北川航也(23)がPA内で落とす。
乾貴士(33)がチップシュートするが、GK山口が止めた。
■2nd half
清水が乾のドリブルとパスで盛り返す。
川崎はミスが増え、スペースを埋められず主導権を握れない。
49分、乾の決定機は、佐々木旭がブロック。
56分、乾のスルーパスから、宇野禅斗(36)が高井を剥がしてシュート。
60分、乾のパスをPA左で北川が受けると、河原が遅れて足を出してPKを与える。
このPKを北川が決め、清水が先制した。
リードした清水は受けに回って、川崎が反撃に出る。
68分、山本が中央で受けて左に展開する。
左ポケットからの三浦のクロスを、山本がきれいに蹴り込んだ。
同点としてからも、川崎が攻めていく。
73分、三浦の強烈なミドルが左ポストを叩く。
83分、PA内で佐々木旭、脇坂が続けてシュート。
84分、山本のスルーパスでマルシーニョが抜け出すが、北爪健吾(5)が止めてレッドカード。
数的不利になった清水は、割り切って時間を使う。
逆に川崎はボールを持てなくなり、勝ち越せなかった。
■summary
清水はCBがプレスを受ける展開となった。
ロングボールを蹴るのは追い詰められてからで、狙いは定まらない。
川崎に低い位置で奪われて、前半、多くの決定機を作られた。
ボランチを経由して抜け出せば、乾を中心に仕掛けていく。
後半になると攻勢を仕掛け、55分にはカピシャーバ(7)を投入する。
左サイドからチャンスを作り、PKで先制することに成功した。
その後は耐える流れにとなり、数的不利にも陥るが、1失点で凌いで勝ち点を獲得した。
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川崎は、3戦連続で失点を喫してのドロー。
ビルドアップでは、河原創と山本が近い距離を保つ。
CBのパスコースを用意して、ときに脇坂が加わりながらスムーズに前進する。
河原創がPKを与えたプレーは、遅れて足を出したもの。
疲労の影響が大きいと思われるが、橘田と大島が離脱した台所事情は苦しい。
今後も連戦が続き、プレー時間を減らすのは難しいが、なるべくクオリティを保ってほしい。
失点後、64分に山田新を投入し、エリソンとの2トップに移行。
同点となった77分には、伊藤達哉を入れて1トップに戻す。
数的有利となった85分からは、再び2トップ。
清水も73分から3バックに移行し、お互いにシステムを次々と組み替えた。
次は中3日で、アウェイ神戸戦(J1 #12)。
7連戦の6戦目となるので、少しでもメンバーを入れ替えたい。
大関、山田新、瀬川、VW際などを先発起用したい。
■goal
62PK北川航也(23)
68山本悠樹(6)
■judge
山口瑠伊(98) 6.5 29分に乾のロングシュート、45+4分に乾の至近距離のシュートを止める。
佐々木旭(5) 6.0 乾の仕掛けに晒される。29分、ドリブルしてロスト。83分、PA内でシュート。
高井幸大(2) 6.0 PA内で防いで決定機を与えない。45分、イエロー。56分の宇野は止められず。
丸山祐市(35) 6.0 最終ラインのバランスを保つ。26分、三浦のFKをヘッド。90+7分、ミドル。
三浦颯太(13) 6.5 前半はトラップやパスミスが目立つ。1アシスト。73分のミドルは右ポスト。
河原創(19) 5.5 相手に厳しく寄せてボールを奪う。疲労を考えれば、PK付与は責められない。
山本悠樹(6) 7.0 1ゴール。前線からのプレスに加勢した。バイタルで受けてPA内へと刺し込む。
家長昭博(41) 5.5 右サイドでキープするも突破できず。しっかり戻って守備に穴を開けなかった。
脇坂泰斗(14) 6.5 プレスを牽引。18分の決定機は仕留めたかった。83分、90+8分にシュート。
マルシーニョ(23) 6.5 83分の突破はレッドで阻止される。圧倒的なスピードを守備でも活かす。
エリソン(9) 6.0 ロングボールを受け止めて、強引に突破を狙う。28分、34分(2本)にシュート。
■sub
64(41)山田新(20) 5.5 74分、三浦のクロスをヘッド。83分、ポスト。90+8分、イエロー。
77(9)伊藤達哉(17) 5.5 右ウィングに入る。細かいタッチでリズムを作る。86分、右クロス。
85(19)大関友翔(16) 5.0 89分、PA近くでFKを与える。90+1分にもファウル。時間を失った。
85(23)小林悠(11) 5.5 90+3分、山本のループパスに走り込む。90+4分、左クロスを入れる。
■bench
ソンリョン(1) VW際(31) 車屋紳太郎(7) アイダル(44) 瀬川祐輔(18)
■coach
長谷部茂利 6.0 連戦の疲労は否めないが、それでも優勢に進める。交代枠を1人残す。
■referee
上村篤史 5.5 75分、エリソンのレイトタックルを、蓮川壮大(4)のイエローと真逆の判定とするが、副審の意見で修正した。PKとレッドカードは妥当。
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AT+4+8