ドローとなった浦和戦(J1 #18)から中6日。
アウェイ3連戦の最後となる名古屋戦は、雨となった。
先発は、浦和戦から1人だけ変わる。
LCBで高井が先発し、大南がベンチスタートとなる。
ベンチには、佐々木旭が入った。
山村と、出場停止の小塚の2人が外れている。
名古屋は、J1リーグ10勝5分3敗の3位。
YBCルヴァンカップも、1位でグループリーグを突破した。
等々力での対戦は、名古屋が勝っている。
230415川崎1-2名古屋(J1 #8)
■1st half
川崎がボールを握ってペースを掴む。
名古屋のプレスは緩めで、簡単に前に運んでいく。
10分、宮代大聖がカットインからシュート。
24分、左から中にコースを探して、脇坂がシュート。
名古屋の3バックが固めるPAに迫っていった。
名古屋はダイレクトパスを交えた速攻を狙う。
7分、高井のクリアミスでキャスパー・ユンカー(77)が右から抜け出す。
1対1でのシュートは、GK上福元が止めた。
30分あたりから、名古屋がボールホルダーに寄せ始める。
川崎は前進できず、セカンドボールも拾えなくなった。
35分、マテウス・カステロ(10)の左クロスをユンカーがシュート。
そして41分、マテウスの左クロスをGK上福元がキャッチミス。
落としたボールをユンカーが蹴り込んで名古屋が先制した。
■2nd half
リードされた川崎が巻き返していく。
シミッチ、大島、脇坂がきれいなショートパスをつなぐ。
48分、宮代の落としから遠野がシュート。
53分、大島の左クロスを、高井が戻して車屋がヘッド。
ただ、追加点は名古屋が奪った。
セットプレーの流れから、左サイドで和泉竜司(7)がボールを受ける。
宮代を華麗に抜き去ると、永井謙佑(18)とのワンツーからゴールを決めた。
川崎は選手交代で巻き返しを図る。
山田新がPA内でポストプレーを力強く成功させる。
しかし、ゴールは奪えなかった。
■summary
名古屋は、長谷川健太監督らしい速攻を繰り返した。
特にユンカーが、7分、27分、35分と決定機を迎えた。
先制ゴールはGK上福元のミスによるものだが、妥当な勝利といえる。
守備は3バックで引いて守り、プレスは仕掛けなかった。
バイタルまで自由にプレーさせたが、GKランゲラック(1)がセーブを繰り返す。
カウンターのための余力を残しながら、無失点に抑えた。
川崎はゴールを決めることができなかった。
ほとんど速攻は狙わず、名古屋がブロックを組んでから攻めた。
41分、GK上福元がクロスボールをファンブルして失点。
上福元は、33分にもユンカーのクロスをこぼした。
GKとしての基礎的なプレーのミスは、考えられないもの。
浦和戦でもクリアミスから失点していて、2試合連続の失点となった。
小塚の出場停止により、ベンチに攻撃的な選手が足りなかった。
2点ビハインドの70分には、両SBを交代することとなった。
将来性も踏まえて、名願や大関を入れておくべきと思われる。
次は中6日でホーム横浜FC戦(J1 #20)。
勝利できなくとも、ゴールは奪ってほしい。
■goal
41キャスパー・ユンカー(77) 64和泉竜司(7)
■judge
上福元直人(99) 3.0 41分にミスで失点。33分にもキャッチミス。ビルドアップも良くなかった。
山根視来(13) 5.0 33分、35分とプレスに出すぎて背後を使われた。16分、53分には右クロス。
高井幸大(29) 5.5 31分、73分にユンカーを止める。7分、クリアミス。15分、持ち運びロスト。
車屋紳太郎(7) 6.0 細かな気配りでカウンターを防いだ。53分、高井の戻しをフリーでヘッド。
登里享平(2) 5.5 やや内側に立ちつつ、ビルドアップに参加する。遠野とは距離が離れていた。
シミッチ(6) 6.5 縦横無尽に動き回った。PA内に向かって縦パスを狙っていく。21分、ミドル。
大島僚太(10) 5.5 少しパスミスがあった。28分、ボレー。33分、上福元のファンブルをクリア。
脇坂泰斗(14) 6.0 トップ下として攻撃に絡んだ。24分、74分にゴール前で決定的なシュート。
家長昭博(41) 5.5 4分、45+1分、51分にシュート。ゆっくりしたパス交換で攻撃を組み立てる。
宮代大聖(33) 5.0 64分、和泉にあっさりと抜き去られて失点を許した。10分、44分にシュート。
遠野大弥(17) 5.5 トラップが大きくなりがちだった。7分、48分、50分、61分と多くシュート。
■sub
61(17)山田新(20) 6.0 DFを背負ったポストプレーでシュートを狙う。82分、ループシュート。
70(33)瀬川祐輔(30) 6.0 74分、右ポケットからクロス。83分、88分と大南のパスをシュート。
70(13)佐々木旭(5) 5.5 RSBとLSBでプレー。どちらのサイドでも積極的に上がって仕掛けた。
70(2)大南拓磨(3) 6.0 80分、ロングシュート。83分、右サイドで1人を抜いてクロスを入れる。
77(10)瀬古樹(16) 5.5 78分、山田新へラストパス。86分、石田凌太郎(46)の独走を遅らせた。
■bench
ソンリョン(1) 橘田健人(8)
■coach
鬼木達 5.0 現状のベストメンバーとはいえ、ベンチに守備的な選手を揃えすぎた。
■referee
木村博之 6.5 感情的になることなく、落ち着いたジャッジ。素晴らしかった。
201,600views
AT+2+6