アウェイ3連戦最後の名古屋戦(J1 #19)から中6日。
4週間ぶりに戻ってきた等々力で、横浜FCと対戦する。
7月6日、小塚和季が水原三星(KOR)に完全移籍することが発表された。
先発は、名古屋戦から3人が変わる。
新たにGKソンリョン、瀬古樹、山田新が先発する。
GK上福元、大島、遠野がベンチに回る。
ベンチには新たに山村が入り、佐々木旭が外れた。
横浜FCは、J1リーグ3勝5分11敗の16位。
2016-21年に川崎に在籍した長谷川竜也(16)は、ベンチ外。
三ツ沢での対戦は、横浜FCが勝っている。
230520横浜FC2-1川崎(J1 #14)
■1st half
キックオフから、横浜FCがプレスを掛けて攻め立てる。
2分、井上潮音(20)の左CKを、岩武克弥(22)がヘッド。
7分、小川慶治朗(50)が車屋を抜き去るが、ソンリョンが間合いを詰めて1対1を止めた。
8分にも井上の右CKを再び岩武がシュート。
13分、ようやく川崎がボールを運んで、左CKを獲得する。
ショートコーナーから細かくつなぎ、登里がクロス。
ゴール前に入り込んだ山田新が押し込んで、先制ゴールを決めた。
先制した後は、川崎がボールを握り、押し込んでいく。
横浜FCはロングボールでカウンターを狙うが、高井と車屋が対応する。
33分、脇坂が縦のスルーパスを宮代に入れる。
PA内で受けた宮代が突破すると、山根永遠(30)に倒されてPKを獲得する。
VARチェックはあったが、山根はボールをクリアしていたので、酷な判定だった。
36分、宮代が自らPKを決めて、2点差となった。
43分、登里のパスミスから山下諒也(7)が決定機を迎えたが、シュートは外れた。
■2nd half
後半も川崎がボールを握り、じっくりと攻め立てる。
48分に山田新、52分に脇坂、53分に瀬古と家長がシュートを打った。
横浜FCは62分、3人の選手交代で反撃を試みる。
サウロ・ミネイロ(13)はさすがの推進力で、車屋と高井を苦しめた。
川崎は立て続けにイエローをもらう。
54分に宮代、61分に脇坂、69分に車屋、71分に瀬川。
82分、大南を入れて3バックに移行すると、ようやく安定した。
3バックのうち1人がチャレンジする余裕ができ、守りやすくなる。
89分、橘田の縦パスを受けた瀬川が2人のDFと対峙する。
瀬川はフェイントで右に動いてから、ミドルを沈めて試合を決めた。
■summary
横浜FCは、山下諒也のスピードが脅威となった。
5バックで引いて守りながら、カウンターを狙っていく。
マルセロ・ヒアン(9)が先発したが、特徴を活かし切れなかった。
サウロ・ミネイロの方が、組み合わせは良いかもしれない。
遅攻になると、ボランチの井上潮音とユーリ・ララ(4)が組み立てる。
しかし、縦パスを中央に入れられず、サイドに回しても打開できなかった。
前半10分までの攻勢で先制できれば、勝ち点を獲得できたかもしれない。
残念ながらゴールは奪えず、三ツ沢での勝利を再現できなかった。
川崎は新たに先発した3選手がそれぞれ活躍した。
GKソンリョンは、さすがの安定感を発揮した。
7分の決定機阻止はもちろん、クロスボールもしっかりとキャッチ。
華麗ではなく地味なプレーだが、GKとして絶対に必要な技術といえる。
瀬古樹は、左のインサイドハーフでプレー。
停滞することなく、スピーディに前を目指していった。
山田新は、先制ゴールを決めた。
宮代大聖も1トップよりもウィングが合っていると思われる。
次は中3日、水戸ホーリーホック戦(天皇杯 R32)。
ミッドウィークの開催となるが、しっかり勝利したい。
■goal
13山田新(20) 36PK宮代大聖(33) 89瀬川祐輔(30)
■judge
ソンリョン(1) 7.0 7分、小川との1対1をセーブ。安定したキャッチとキックで勝利に導いた。
山根視来(13) 6.0 多くの右クロスを入れる。攻め上がっても、パスはあまり出てこなかった。
高井幸大(29) 6.0 ヒアン、次いでミネイロとマッチアップ。90+6分、ブロックで足を痛める。
車屋紳太郎(7) 6.0 7分、小川にスピードで抜かれる。78分、85分と高井のカバーに奔走する。
登里享平(2) 6.0 左クロスで1アシスト。21分、ボレー。43分、パスミス。67分、左クロス。
シミッチ(6) 6.5 アンカーでフル出場。献身的に動き回り、ロングパスを交えつつ組み立てる。
脇坂泰斗(14) 6.0 33分、宮代にラストパスを通す。52分、ボレー。61分、イエローをもらう。
瀬古樹(16) 6.0 良く動いてシミッチをサポート。42分、クリアボールを追う。53分にシュート。
家長昭博(41) 6.0 29分、53分にシュート。山田新を狙ってクロス。トラップも素晴らしかった。
山田新(20) 7.0 先制ゴール。30分、48分にもシュート。家長のクロスのターゲットとなった。
宮代大聖(33) 6.5 PKを奪取して自ら決める。54分にイエローをもらった後、感情的になり交代。
■sub
67(33)瀬川祐輔(30) 6.5 1ゴール。85分、CKを追わずにシュートを許した。75分、シュート。
82(14)大南拓磨(3) 6.0 3バックの右に入った。最終ラインを見違えるように安定させた。
87(20)橘田健人(8) 6.0 88分、思い切ってロングシュート。89分に瀬川のゴールをアシスト。
87(16)遠野大弥(17) 5.5 プレーにあまり関与しなかった。
■bench
上福元直人(99) 山村和也(31) 大島僚太(10)
■coach
鬼木達 6.0 先発3人を入れ替えて、勝利に導いた。交代は少し遅くなった。
■referee
松尾一 5.0 PK判定は微妙。イエローも抑制できず、5枚と出しすぎだった。
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AT+3+8