2024/04/17

240413C大阪1-0川崎(J1 #8)

C大阪1-0川崎(ヨドコウ桜スタジアム, 15:00KO, 18,786人)

初対戦だった町田戦(J1 #7)に敗れて中5日。
 桜の季節のアウェイでのセレッソ大阪戦。

U-23アジアカップ参加のため、この試合から高井幸大が不在となる。


先発は、町田戦から4人が変わる。
 新たに大南、橘田、瀬古樹、マルシーニョが先発する。
 ゼ・ヒカルドはベンチに回り、山内、負傷のジェジエウ、U-23代表の高井はベンチ外。

ベンチには、新たにパトリッキ・ヴェロンが入る。
 ヴェロンは、FFSC神戸戦(FFSC)に先発したが、J1リーグで初メンバー入り。


C大阪は、J1リーグ4勝3分と無敗の3位と好調。
 今シーズン、川崎から移籍した登里享平(6)はRSBで先発する。

2023シーズンの対戦は、C大阪の1勝1分だった。
 230318川崎0-0C大阪(J1 #5)
 230902C大阪3-0川崎(J1 #26)

■1st half
セレッソはパス&ゴーで川崎の最終ラインを突破する。
 15分に毎熊晟矢(2)、17分に柴山昌也(48)、24分にレオ・セアラ(9)がシュート。
 いずれも決定的だったが、GKソンリョンが立ちはだかった。

川崎もしっかり組み立てる。
 瀬古樹が2CB間に落ちてボールを受け、攻撃をスタートする。
 中盤が作った時間を利用して、両SBが高い位置に出ていった。

5分、21分とエリソンがシュート。
27分にはチーム全体で押し上げて、大南がロングシュート。

25分あたりからは、川崎がペースを握った。
 決定機は作ることができなかったが、セレッソに対抗していく。

セレッソも少ない手数でシンプルに攻める。
 34分、ルーカス・フェルナンデス(77)の右クロスをレオ・セアラがヘッド。
 45+2分にはレオ・セアラがロングシュート。

■2nd half
後半スタートから、川崎がボールを持つ展開となる。
 大南と橘田を中心に堅く守り、セレッソのシュートは少なくなった。

しかし、季節外れの暑さの中、川崎の運動量が落ちていく。
 瀬古樹が下がることができなくなって、GKソンリョンのロングキックが増える。

押し込み始めたセレッソが、70分に先制する。
 中央に動いたルーカス・フェルナンデスが、縦にドリブル。
 RCB大南とRSB瀬川を引き寄せてから、左のカピシャーバ(27)に流す。
 カピシャーバの鋭いクロスを、レオ・セアラが頭でゴールに叩き込んだ。

失点してからの川崎は、早く攻めていく。
 ゼ・ヒカルドがゆったりした動きから、縦にパスを入れる。
 パトリッキ・ヴェロンも鋭くゴールを目指していった。

セレッソは、3バックとして守りに入る。
 川崎はミドルを狙っていくが、決まらなかった。

■summary
セレッソは、3人のブラジル人FWで攻めていく。
 決勝点もルーカス・フェルナンデス、カピシャーバ、レオ・セアラの3人で仕留めた。

プレスは強くはなく、川崎のパスを止めることはできなかった。
 ただ、最後はGKキム・ジンヒョン(21)がゴールを守った。

ノボリは、自在なポジションと周囲を動かす指示で貢献した。
 パスを出せば、スペースにしっかり走り込み、川崎の守備を崩した。
 守備では家長と対峙したが、きっちり封じ込んだ。


川崎は悪くない内容だったが、連敗となった。
 互角に戦うところまでは持ち込んだが、勝ち点には届かなかった。

最終ラインは負傷者を多く抱える中、奮闘した。
 2CB大南と佐々木旭は堅く、本職でない両SB瀬川と橘田も踏ん張った。

中盤に3人のパサーを揃えながら、パス交換で崩していけない。
 ビルドアップはできるようになったが、決定機を作れていない。
 どうやってゴールを決めていくか、その道筋は見えにくい。

ゼ・ヒカルドとパトリッキ・ヴェロンが入って、スピードが上がった。
 遠野もスペースでパスを引き出して、シンプルにさばいた。
 フリーランを増やして、早くゴールに迫って守備を崩したい。

次は中6日で東京ヴェルディ戦(J1 #9)。
 状態を少しずつ上向かせて、結果が出るのを待ちたい。
 
■goal
70レオ・セアラ(9)

■judge
ソンリョン(1) 7.0 15分毎熊、17分柴山、24分、45+1分、90分レオ・セアラと止め続ける。
瀬川祐輔(30) 6.0 44分、90+2分にシュート。カピシャーバを抑えるが、決勝クロスは許した。
大南拓磨(3) 6.5 縦のロングボールに競り勝った。27分、ミドル。62分、2回のインターセプト。
佐々木旭(5) 6.0 LCB。強く寄せつつ、ファウルなく守った。66分、右肩を痛めたがフル出場。
橘田健人(8) 6.5 LSBで守備を引き締める。44分、正面のFKは壁に当たる。90+1分、左クロス。
瀬古樹(16) 6.0 2CBの間に下がって受け、司令塔の役割を果たした。78分、FKを直接狙った。
山本悠樹(77) 5.0 31分、エリソンの落としをミドル。球際は弱めで、スピードも上がらない。
脇坂泰斗(14) 5.0 家長に預けがちで攻撃に絡めず。ゴールに直結するプレーを見せてほしい。
家長昭博(41) 5.5 左に出張することなく、右サイドで待ち受ける。39分、44分に右クロス。
エリソン(9) 5.5 5分、左からシュート。21分、ターンからシュート。パスをもっと届けたい。
マルシーニョ(23) 5.5 プレスが効果的。55分にイエローも早めの交代で3試合ぶりに退場せず。

■sub
58(23)遠野大弥(17) 6.0 スペースに顔を出しボールを受ける。90+4分、90+5分にシュート。
73(77)ヒカルド(6) 5.5 投入直後にミス連発。縦に優しいパスを入れ続ける。90+3分、ミドル。
73(9)山田新(20) 5.5 ポストで奮闘。74分、ロングボールに競り勝つが、先にGKがキャッチ。
73(41)小林悠(11) 5.0 右FWに入る。83分、ヴェロンに落とし、GKが弾いたところに詰めた。
79(14)ヴェロン(28) 6.0 83分、強烈なシュート。90+3分、遠野のパスをヒカルドに落とす。

■bench
上福元直人(99) 田邉秀斗(15)

■coach
鬼木達 5.5 ヒカルドとヴェロンの起用には柔軟さを感じた。引き続き多くの選手を使いたい。

■referee
御厨貴文 6.5 一貫したジャッジを続ける。ファウルの判断が偏らなかった。

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AT+3+7