2連敗を喫したアウェイC大阪戦(J1 #8)から中6日。
ホーム等々力に戻っての東京ヴェルディ戦。
先発は、C大阪戦から3人が変わる。
新たに先発するのはゼ・ヒカルド、山田新、J1リーグ初出場のファン・ウェルメスケルケン・際。
外れた家長と瀬古樹はベンチへ、山本はベンチ外となった。
ベンチには、左ハムストリング肉離れで離脱していたゴミスが入る。
代わりにパトリッキ・ヴェロンが外れている。
東京ヴェルディは、2023年のJ2リーグ3位。
昇格プレーオフを勝ち抜き、2008シーズン以来、16年ぶりにJ1リーグ昇格。
ここまでのJ1リーグは、1勝5分2敗の15位で、ドローが多い。
水曜日に、ルヴァンカップ鹿児島戦に勝利して中2日。
ACL出場に伴い決勝トーナメントから登場する川崎より、日程は厳しい。
ただ、ターンオーバーしていたので、続けて先発するのはCB千田海人(15)のみ。
川崎との対戦は、2022年の天皇杯以来。
220622川崎0-1東京V(天皇杯 R32)
J1リーグでの対戦に限れば、2008年以来となる。
■1st half
ヴェルディは、ショートパスを正確につなぐ。
6分、7分とFW木村勇大(20)が縦抜けからシュート。
13分、LSB深澤大輝(2)の左クロスからFW染野唯月(9)が決定的なシュート。
14分には木村、17分には染野がシュートした。
少しずつ川崎のプレスが効いてくる。
ロングボールを蹴らせて回収して、ゆったりボールを運ぶ。
橘田がターンから前進し、脇坂がミドルパスを入れる。
ゼ・ヒカルドは緩やかなパスを味方に届けた。
20分、脇坂の左からのシュートがポストに当たる。
44分と45+1分には、エリソンがドリブルからシュート。
ヴェルディは、GKソンリョンへのプレスを2回成功させる。
34分、染野がプレスで引っ掛けたボールを拾ってシュート。
38分、森田晃樹(7)がパスをブロックした。
■2nd half
47分、瀬川のクリアボールにマルシーニョが抜け出す。
圧倒的なスピードでGKマテウス(1)と1対1となるが、シュートは外した。
川崎は引き続き、前線からプレスを続けていく。
ヴェルディからボールを高い位置で奪って、すぐ攻撃に移る。
53分、エリソンのラストパスをマルシーニョがシュート。
58分、CKが戻ったところを瀬川がミドル。
良い流れだったが、64分の選手交代で勢いを失う。
ヴェルディは、川崎のプレスを抜け出してチャンスを作った。
66分に齋藤功佑(8)、67分に見木友哉(10)がミドル。
74分には森田の左クロスを染野がシュート。
終盤、再び川崎が押し込むが、スコアレスで終わった。
■summary
ヴェルディは、CB千田海人(15)が奮闘した。
山田新と身体をぶつけ合って、引くことがなかった。
エリソンを防いだCB林尚輝(4)とともに、完封に貢献した。
染野唯月(9)は、エースらしい働きを見せた。
鹿島からのレンタルで、2023年にヴェルディをJ1昇格に導いた。
今シーズンも引き続きプレーし、ここまで3ゴールを決めている。
家長がベンチスタートとなって、山田新が先発した。
エリソンと2トップを組んだり、3トップになれば右サイドに張った。
プレスは効いたが、シュートはできず、攻撃面の貢献は少なかった。
ファン・ウェルメスケルケン・際が、J1リーグ・デビュー。
2月20日の山東泰山戦(ACL R16 #2)を最後に、ベンチ外が続いていた。
最終ラインに負傷者が相次ぐ中、プレー時間を伸ばしてほしい。
次は中7日で、アウェイ広島戦(J1 #10)。
4試合連続ノーゴールで、守備も安定しているとまではいいがたい。
新スタジアムは楽しみだが、厳しい状況が続くと思われる。
■goal
■judge
ソンリョン(1) 6.5 13分の染野、90+2分の千田の決定機を防ぐ。34分、38分と危険なロスト。
瀬川祐輔(30) 5.5 守備は粗めだが、42分に見木のシュートをブロック。52分、58分にシュート。
大南拓磨(3) 6.5 動き出しが遅れつつもカバーした。13分、ヘッドを空振りして決定機を許す。
佐々木旭(5) 6.5 意欲的に持ち上がる。45+5分、左クロス。82分、接触して再び右肩を痛めた。
VW際(31) 6.0 対人に強く、マルシーニョへ縦パスを狙う。20分、50分にプレスをかいくぐる。
ヒカルド(6) 6.0 周囲に馴染んできた。緩やかにスルーパスを狙う。35分、63分にロングパス。
橘田健人(8) 6.5 フェイントを入れてからのドリブルで前に運ぶ。90+1分、クロスをクリア。
脇坂泰斗(14) 6.0 20分、右ポストに当てるシュート。23分、マルシーニョへロングパスを通す。
山田新(20) 5.5 32分、ボールを蹴り飛ばしイエロー。57分、プレスでCK獲得。シュートなし。
エリソン(9) 6.0 44分、45+1分にバイタルで動かしてシュート。プレスもまずまず効いていた。
マルシーニョ(23) 6.0 47分、53分に決定的なシュート。ロングボールの受け皿として機能する。
■sub
64(9)小林悠(11) 5.5 69分、ポストから切り返すもロスト。79分、鋭い反応で右からシュート。
64(23)遠野大弥(17) 5.5 71分、PA内まで長距離ドリブル。88分、ドリブルでチャンスを作る。
72(20)家長昭博(41) 5.5 トップ下でプレー。81分、左クロス。88分、カウンターからミドル。
72(31)瀬古樹(16) 5.5 前線まで顔を出してプレー。77分、82分に左クロス。86分にシュート。
84(14)ゴミス(18) 5.5 87分、バイタルで中継して右サイドに展開する。90分、PA内でポスト。
■bench
上福元直人(99) 田邉秀斗(15)
■coach
鬼木達 5.5 新たな選手の組合せで少しずつ改善させている。選手交代でペースを失う。
■referee
笠原寛貴 6.0 全体としてまずまずのジャッジ。やや不明確な判断もあった。
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AT+5+3