アウェイ新潟戦(J1 #4)に完敗して中6日。
1勝1分2敗と黒星が先行して、ホーム等々力にセレッソ大阪を迎える。
天候は雨の16時キックオフ。寒く、観戦に厳しい気候となった。
3月13日(月)、田邉秀斗の復帰が発表された。
昨年7月19日から、千葉(J2)への育成型期限付き移籍。
この間、J2リーグ17試合に出場し、経験を積んだ。
背番号は15で、負傷離脱が多いDF陣を助ける役割が期待される。
先発は、新潟戦から5人が変わる。
新たに田邉、登里、シミッチ、チャナ、山田新が先発する。
田邉はJ1リーグ初出場、山田新はJ1リーグ初先発となる。
宮代がベンチに回り、山村、大島、佐々木旭、脇坂はベンチ外となった。
ベンチには、新たに小塚と小林悠が入り、瀬古樹が外れた。
登里と小林悠は、シーズン前の負傷から復帰する。
セレッソ大阪は、J1リーグ1勝1分2敗の13位。
2022年は、J1リーグで5位、YBCルヴァンカップで2年連続の準優勝。
小菊昭雄監督が、3シーズン目の指揮を執る。
12シーズンぶりにセレッソに復帰した香川真司(8)が先発する。
2022年の対戦は、セレッソの2勝2分。
J1リーグはセレッソのダブル。
YBCルヴァンカップは2分だが、アウェイゴール差でセレッソが勝ち上がった。
220402川崎1-4C大阪(J1 #6)
220702C大阪2-1川崎(J1 #19)
220803C大阪1-1川崎(YLC QF #1)
220810川崎2-2C大阪(YLC QF #2)
■1st half
セレッソは、ビルドアップに苦しんでいた。
GKキム・ジンヒョン(21)やCBマテイ・ヨニッチ(22)や鳥海晃司(24)が前に出せない。
香川真司が下りて触ったが、アクセントにならなかった。
ただ、CBヨニッチやGKジンヒョンからのロングボールが届けば、チャンスになった。
LSB山中亮輔(6)の極上の左クロスから、18分、38分に決定機を作る。
川崎はセレッソを押し込むことに成功する。
登里がハーフスペースに立ち、田邉がフェイントを交えてパスをつなぐ。
2ボランチのシミッチが顔を出して、ビルドアップをサポートする。
左サイドのマルシーニョを使いながら、チャナと家長がショートパスを交換する。
2分、35分にチャナがシュートする。
■2nd half
さらに川崎がペースを握っていく。
48分、69分に山田新がシュート。
山田新は、60分にも大南のスルーパスに走り込んだ。
家長と山根が、多くの右クロスを供給した。
セレッソは自陣深くまで押し込まれてしまう。
ラインを上げられず、ロングボールを蹴っていく。
59分と73分の2回、毎熊晟矢(16)がGK1対1となるが、いずれもGKソンリョンが止めた。
毎熊は、52分、54分にもシュートしていて、脅威となった。
76分、川崎は小林悠と宮代を入れて、2トップとする。
小林悠はさすがの動き出しで、86分、決定的なヘッドを放つ。
終盤、微妙なジャッジが続いた。
80分、大南がPA内でハンドするが、PK判定はされず。
90+1分、登里のパスを小林悠が受けてシュートしたが、オフサイド判定。
■summary
最後までオープンな展開とならなかった。
両チームが拮抗したまま、スコアレスドローとなった。
セレッソは、コンパクトな陣形を保った。
川崎にボールを動かされても、間延びしなかった。
ビルドアップはほとんどできなかった。
川崎のプレスを受けて、ロングボールを蹴らされる。
ボランチの鈴木徳真(17)がフリーでも、GKやCBはパスを出さなかった。
川崎は、2試合連続のスコアレスとなった。
ただ、新潟戦よりも攻撃は機能していた。
田邉、登里、シミッチ、チャナの起用が奏功した。
ゴールはなかったが、山田新は良いシュートを放った。
登里、小林悠が戦列に復帰。
ベテランらしく、チームに足りないものを補ってくれた。
今季公式戦6試合目で初の無失点。
2CB田邉と大南が安定して守り、2ボランチも効いていた。
脇坂、佐々木旭がベンチ外となった。
競争の結果であれば良いが、そうでなければ状況は厳しい。
代表ウィークに入り、次は中7日でホーム湘南戦(YLC GL #2)。
YLC第1節は清水に負けただけに、勝利したい。
■goal
■judge
ソンリョン(1) 7.0 59分と73分の毎熊の決定機を完璧に止める。23分、バックパスを処理ミス。
山根視来(13) 6.0 6分、38分、さらに後半立て続けの右クロス。29分前後でボランチに入る。
大南拓磨(3) 5.5 後半、ロングパスを狙っていった。80分、PA内で手で触るが、PK判定はなし。
田邉秀斗(15) 6.0 怖気づくことなく積極的にビルドアップ。73分、目測を誤り決定機を許す。
登里享平(2) 6.5 立ち位置良く味方をフォロー。54分、シュートブロック。復帰戦でフル出場。
シミッチ(6) 6.5 2ボランチで精力的に動き、ミドルパスを供給する。ハイボールに競り勝った。
橘田健人(8) 6.0 守りで広い範囲をカバー。21分、シュートブロック。崩すパスを選択したい。
チャナ(18) 6.0 2分、35分、64分にシュート。58分に超絶トラップ。21分、26分にロスト。
家長昭博(41) 6.0 多くのクロスを入れる。チャナとのパス交換を繰り返した。45分、ミドル。
山田新(20) 6.0 48分、69分にシュート。60分、大南のスルーパスで抜け出すがトラップできず。
マルシーニョ(23) 6.0 警戒されながらも、左サイドからスピードで仕掛ける。51分、ヘッド。
■sub
76(18)小林悠(11) 6.0 復帰戦。鋭い動き出しで勝負した。86分、右クロスを頭で合わせる。
76(20)宮代大聖(33) 5.5 85分、続けて2本の右クロスを入れる。90分、山根のFKをヘッド。
86(23)瀬川祐輔(30) 5.5 左ウィングに入る。89分、クリアボールを拾い、左サイドをドリブル。
■bench
上福元直人(99) 松長根悠仁(27) 小塚和季(49) 遠野大弥(17)
■coach
鬼木達 6.0 思い切った選手起用で良い流れが続いた。選手交代は珍しく少なかった。
■referee
岡部拓人 5.5 妥当なジャッジを続けた。80分、大南のハンドをPK判定せず。
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AT+1+5