第3節(ACL GL #3)に続き、ジョホール・ダルル・タクジムと中2日で再戦する。
ACLグループリーグは、3試合を終えて1勝2分の2位。
2位では敗退の可能性があり、首位で勝ち点7のジョホールに勝つ必要がある。
先発は、ジョホールとの初戦から6人を変える。
新たに車屋、脇坂、チャナティップ、家長、小林悠、宮城天が先発する。
続けて先発するのは、最終ラインの山根、谷口、佐々木と、GKソンリョン、橘田の5人。
ベンチには、山村、遠野、知念、ダミアン、マルシーニョの5人が回る。
ベンチ外となったシミッチは、外国人枠のためチャナと入れ替わる。
ジョホールは、3日前の先発から5人を変更。
FWベルグソン(9)、MFレアンドロ・ベラスケス(10)がベンチ外となった。
第3節での対戦は、スコアレスドローだった。
220421川崎0-0ジョホール(ACL GL #3)
■1st half
ジョホールは3日前と同じく正確なパスで前進する。
川崎のプレスを受けても苦にせず、ミスがなかった。
12分、小林悠が中央で抜け出すと、倒されてFKを獲得する。
このFKを、脇坂がゴール左隅に鋭く決めて先制した。
GKファリザル・マルリアス(1)は触ったが、弾き出せなかった。
先制されると、ジョホールはゴールを目指すこととなる。
難しいプレーを選択することが増え、ミスが出始める。
川崎はジョホールのハイラインを攻略する。
31分、脇坂の縦パスで抜け出した山根が右クロス。
中央で待ち受ける小林悠が、足を伸ばして押し込んでゴール。
43分、今度は家長のパスから山根が抜け出していく。
再び小林悠が、難しいボレーで合わせて2ゴール目を決める。
■2nd half
川崎は2CBと橘田でゆっくりボールを保持する。
ジョホールのプレスは緩く、スプリントがない状況が続く。
本来、ジョホールは同点を目指すべきだったが、難しかった。
川崎もリスクを侵さず、まったりと時間が進んでいく。
81分にマルシーニョ、88分にチャナがゴールし、大勝を飾った。
■summary
ジョホールは、14分と失点が早かったことが誤算となった。
ゴールを目指して無理なプレーを選び、川崎にボールを渡してしまう。
ハイラインの裏側をスルーパスで攻略され、失点を重ねた。
体力的にも厳しく、シュートも少なく、反撃できなかった。
川崎は、小林悠がエースとして活躍した。
脇坂のFKも素晴らしく、チームを助けた。
3日前は、シミッチや最終ラインからのロングボールが主体だった。
今日は中盤からのスルーパスで、ジョホールを崩した。
いろいろなパターンでゴールを重ねて、圧勝した。
次は中2日で蔚山現代戦(ACL GL #5)。
第1節での対戦(ACL GL #1)は、ロスタイムに車屋のゴールで追いついた。
ジョホールとの2連戦を経て、コンディションは懸念される。
簡単な相手ではないが、勝利を収め、グループリーグ突破を決めたい。
■goal
14脇坂泰斗(14) 31,43小林悠(11) 81マルシーニョ(23) 88チャナティップ(18)
■judge
ソンリョン(1) 6.0 38分、52分に右クロスをパンチ。87分、マラニョン(27)のシュートを防ぐ。
山根視来(13) 7.5 右サイドを駆け上がり完璧な2アシスト。65分、マルシーニョへロングパス。
谷口彰悟(5) 6.5 多くのクロスをヘッドで弾き、ラインを押し上げる。71分、シュートブロック。
車屋紳太郎(7) 6.5 鋭い縦パスを中盤に素早く入れる。25分、69分にロングボールを入れる。
佐々木旭(15) 6.0 17分、ドリブルで1人抜いて脇坂につなぐ。自信を持ってプレーできている。
橘田健人(8) 6.0 アンカーでの出場。広大なスペースを埋め続ける。セカンドボールを回収した。
脇坂泰斗(14) 6.5 14分、先制FKを決める。前を向いてスルーパスを狙う。65分にミドル。
チャナ(18) 6.0 1ゴール1アシスト。36分、自陣PAでミスパス。ドリブルで前進していった。
家長昭博(41) 6.5 右サイドで落ち着きをもたらす。逆サイドにも動いて組み立てに参加した。
小林悠(11) 7.0 苦しい状況のチームを、自らの2ゴールで救った。多くのチャンスに絡んだ。
宮城天(24) 6.0 10分、24分に左サイドでドリブルを仕掛ける。57分、脇坂へスルーパス。
■sub
59(41)知念慶(20) 5.5 右FWで出場。69分、88分に右クロス。86分、ファウルでFKを与える。
59(24)マルシーニョ(23) 6.0 左FW。81分に1ゴール。85分、88分のシュートはDFに防がれる。
77(14)小塚和季(17) 5.5 右IH。88分、PA内の小林悠へ完璧なパスを通す。守備に奮闘する。
77(8)塚川孝輝(3) 6.0 アンカーに入る。CBから受けて前を向く。78分、84分にボールを回収。
87(7)山村和也(31) 5.5 右CBで出場。ゆっくりと急がず、ボールを動かしながら試合を終えた。
■bench
丹野研太(27) 松井蓮之(25) 瀬古樹(16) 遠野大弥(19) ダミアン(9)
■coach
鬼木達 6.5 ターンオーバーしながら、ジョホールを圧倒。橘田はもっと早く交代させたかった。
■referee
ナワフ・アブドゥラ・シュクララ(BAH) 6.5 ファウルの判断が素晴らしく、試合を通じて一貫していた。
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