2022/05/15

220514川崎2-0福岡(J1 #13)

川崎2-0福岡(等々力, 16:00KO, 16,704人/100%)

アウェイ清水戦(J1 #12)から中6日。
 ACL遠征を経て、等々力に戻るのは4月9日の柏戦(J1 #8)以来となる。
 この福岡戦を皮切りに、週2試合の6連戦が始まる。

キックオフは16時から。
 朝からの雨は上がり、湿度は高めだが、風が吹き抜ける気候。


コウテイの九条ジョー氏と下田真生氏。
けんけつちゃんを抱える脇坂泰斗(14)。

先発は、中6日ということで、清水戦と同じ。
 ベンチメンバーもまったく変わっていない。


福岡は、J1リーグで3勝6分3敗の11位。
 ここまで12試合で7失点と、堅い守りを見せている。
 2016-19年に川崎に所属した奈良竜樹(3)は、RCBで先発。

2021年の対戦は1勝1敗。
川崎のシーズン2敗のうち、1つを喫している。
 210414川崎3-1福岡(J1 #19)
 210825福岡1-0川崎(J1 #26)

■1st half
川崎はじっくり福岡をハーフコートに押し込んでいく。
 PA内で待つダミアンにもパスが届き、福岡のブロックに楔を入れる。
5分の遠野、16分と20分の脇坂の右クロス、34分の佐々木の左クロスでチャンスを作る。
 32分、脇坂のFKをフリーとなった谷口がヘッド。
 GK村上昌謙(31)の好セーブもあって、ゴールはなかった。

福岡は14分、GKソンリョンのミスパスをジョルディ・クルークス(14)が拾い、決定機となる。
 FWフアンマ・デルガド(9)にハイボールを入れ、カウンターを狙うが、川崎に対応された。
 FW山岸祐也(11)は43分、45分と谷口を追い詰めてミスを誘った。

■2nd half
福岡はハーフタイムでFWフアンマをFWルキアン(17)に交代する。
 しかし、フアンマがいなくなり、前線へのロングボールが収まらない。
 ボールを前に運ぶことができず、川崎に攻められ続ける。

52分、山根の右クロスをPA内でダミアンがトラップするが、クリアされる。
55分、右スローインから、ダミアンが中央に動いた山根に渡す。
 山根の縦のラストパスで遠野が抜け出し、GK村上との1対1から先制ゴールを決めた。
続いて59分、遠野のパスから家長がシュートして、CKを獲得する。
 脇坂の右CKを、ニアサイドでフリーになった車屋がヘッドで決めた。

福岡は67分、右CKから奈良がヘッドするが、GKソンリョンが弾く。
 選手を入れ替えても、川崎ゴールに近づけなかった。

■summary
福岡の有効な攻撃手段は、セットプレーとカウンターくらい。
 後半になるとカウンターも仕掛けられず、守勢が続いた。
 2失点してしまったことも、あれだけ攻められれば仕方ない。

去年の博多の森では、クルークスのゴラッソと無失点に抑えることで勝利した。
 今日はこれを再現できず、物足りない内容になってしまった。
 59分に2点差になってからも、30分ほど時間は残っていた。
 もっと攻撃的にプレーして、反撃する姿勢を見せてほしかった。


小林悠(11)と奈良竜樹(3)

川崎は清水戦に続き、2試合連続で2対0で勝利した。
 ACLを終えて日本に戻り、良いプレーを続けている。
 インサイドハーフの脇坂と遠野が上下左右に動きながら、守備を崩していく。
 GKソンリョン、谷口、車屋のビルドアップも冴えて、完勝することができた。

次は中3日でアウェイ神戸戦(J1 #11)。
 6連戦の2試合目となるので、少しずつでもターンオーバーしてほしい。
 前線の入れ替えに加え、山村やシミッチを起用し、レギュラー陣の負担を和らげたい。

■goal
55遠野大弥(19) 59車屋紳太郎(7) 

■judge
ソンリョン(1) 5.5 14分、ミスパスで決定機を与える。67分、CKからの奈良のヘッドを弾く。
山根視来(13) 6.5 前半、フアンマと競り合い負けなかった。55分、縦パスで遠野をアシスト。
谷口彰悟(5) 6.5 32分、決定的なヘッド。クロスボールを跳ね戻す。山岸のプレスに苦しむ。
車屋紳太郎(7) 7.0 持ち上がりは警戒されたため、上手く散らした。59分、CKから1ゴール。
佐々木旭(15) 6.5 40分、ダミアンの落としをシュート。強い体幹を活かし、しっかり守る。
橘田健人(8) 6.5 ボールを回収してサイドチェンジを狙う。36分、バイタルでシュートせず。
脇坂泰斗(14) 6.5 精度の高いプレースキックを蹴り、1アシスト。上下に動き、ボールに絡む。
遠野大弥(19) 7.0 下りて受けては前線に顔を出す。39分にシュート。55分、完璧な先制ゴール。
家長昭博(41) 6.5 59分、PA内で左に動きシュート。細かなパスワークで、右サイドを制圧した。
ダミアン(9) 6.0 PA内のポストプレーで味方につなぐ。52分、山根のクロスをシュートできず。
マルシーニョ(23) 6.0 16分、脇坂の右クロスをシュート。自陣からのクリアボールを回収する。

■sub
80(19)シミッチ(6) 6.0 ダイナミックに動き、ピッチで躍動する。83分、山根へロングボール。
80(23)宮城天(24) 5.5 85分、橘田からのミドルパスをトラップし、コースを狙ったシュート。
80(9)知念慶(20) 5.5 82分、シミッチのパスを受けてFKを獲得。ボールに多く触れなかった。
86(41)小林悠(11) 5.5 89分、右クロス。90+5分、シミッチのクロスを頭で合わせるシュート。
90+3(14)小塚和季(17) 5.5 プレーが途切れず、終了直前にピッチに入る。ボールに1度触った。

■bench
丹野研太(27) 山村和也(31) 

■coach
鬼木達 6.5 福岡を圧倒した。2点差となってからの選手交代は少し早めたかった。

■referee
福島孝一郎 6.5 冷静さを最後まで保っていて、安定したジャッジだった。

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