2022/05/29

220529京都1-0川崎(J1 #16)

京都1-0川崎(サンガスタジアム by KYOCERA, 14:00KO, 17,417人)

0-4で大敗した湘南戦(J1 #15)から中3日。
アウェイの京都戦は、サンガスタジアム by KYOCERAで開催される。
 サンガスタジアムは、2020年に竣工した球技専用スタジアム。
 京都駅からJR嵯峨野線で30分ほどの亀岡駅前にあって、アクセスは良好。


先発は、湘南戦から3人を変えてきた。
 新たに谷口、小林悠、宮城天が先発する。
  谷口は、湘南戦の出場停止からの復帰。
 山村、家長、マルシーニョがベンチに回る。
ベンチからは高井が外れている。


京都は2021年のJ2リーグで2位となり、12年ぶりにJ1昇格。
 ここまでのJ1リーグは、4勝5分6敗の成績。
 FWピーター・ウタカ(9)が好調で、8ゴールを決めている。

川崎と対戦するのは、2015年の天皇杯3回戦以来、7年ぶり。
 151014川崎3-0京都(天皇杯 R32)

■1st half
川崎は、京都のプレスを上手くかいくぐる。
 CBからSBに渡して、中で橘田が受けて縦に進む。
 小林悠が右ワイドで待って、対面するLSB荻原拓也(17)を引き寄せる。
 ダミアンがゴール前に陣取り、バイタルに余裕を作った。

15分、RSB白井康介(14)のパスミスから、ゴール前のダミアンに渡る。
 GK1対1からのダミアンのシュートは、GK上福元直人(21)が止めた。
30分、橘田の縦パスを小林悠がターンしてシュート。
36分、山根が中央からドリブルして、PA内のダミアン、遠野と出し入れする。
 遠野の落としがクリアされて、山根はシュートできなかった。
38分、ダミアンの落としからの小林悠のシュートは右ポストに当たる。
 ただ、ダミアンが受けたところがオフサイドと判定された。

サンガは最後にセットプレーを多く獲得する。
 40分に松田天馬(18)、45+2分にウタカがFKを蹴った。

■2nd half
後半、宮城天に代えてマルシーニョを入れる。
 50分、脇坂の右クロスから、マルシーニョがフリーでシュート。
 55分、遠野の左クロスがゴール前のダミアンに届いたが、外してしまった。

60分、京都は左サイドを崩して、荻原が小林悠を抜き去って強いクロスボール。
 宮吉拓実(13)に合わなかったが、佐々木のクリアがオウンゴールとなった。
63分にもウタカが抜け出し、谷口が背後から必死にチャージする。
 ウタカのシュートは、GKソンリョンを越えたが、ライン上で佐々木がクリアした。

川崎は同点を目指して攻めていく。
 77分、山根の右クロスをマルシーニョがヘッド。
 最後は山村もFWに上げて、仕掛けていった。
90+4分、瀬古樹の縦パスを小林悠が受ける。
 知念とのワンツーで左に流れてシュートするが、わずかに外れた。

■summary
京都は崩されることも多かったが、無失点で終えた。
 酷暑の中、プレスは抑え目にして、慌てずに守った。
 チャンスは少なかったが、60分、荻原の突破から先制する。
 オウンゴールはラッキーだったが、63分にもウタカの決定機を作っている。
 その後は時間を上手く使いながら、逃げ切った。


川崎は湘南戦に続いて、2連敗を喫した。
 湘南戦のような完敗ではなかったが、ゴールが生まれなかった。
 佐々木のオウンゴールも、荻原の突破が素晴らしく、仕方がないところ。
 ダミアン、小林悠、マルシーニョと、すべての決定機を外したことが敗因となった。

鳥栖戦(J1 #14)から3試合連続の無得点。
 相手を捻じ伏せる強さはなくなったが、シーズンは終らない。
 これからも現在のベストを尽くして、戦っていきたい。

J1リーグは代表ウィークで2週間、中断する。
 次は中2日、天皇杯札幌大学戦(天皇杯 R64)。
 若手を使いながら、勝ち上がりたい。

■goal
60OwnGoal

■judge
ソンリョン(1) 6.0 京都のクロスを安定してキャッチ。パスも良かった。失点はチャンスなし。
山根視来(13) 6.5 クロスでチャンスを多く作る。19分、パスカット。36分、中央にドリブル。
谷口彰悟(5) 6.0 落ち着いて守り続けた。ロングボールを狙う。63分、ウタカに強くチャージ。
車屋紳太郎(7) 5.5 背後へのボールをカバー。積極的にビルドアップ。52分、79分にミスパス。
佐々木旭(15) 5.0 13分、ロングシュート。オウンゴール。63分、ゴールライン上でクリア。
橘田健人(8) 6.0 CBやSBからパスを受ける。34分、フリーのクロス。80分、ターンで抜け出す。
脇坂泰斗(14) 5.5 50分、右クロスをマルシーニョに届ける。セットプレーはCK1本だけだった。
遠野大弥(19) 5.5 上下動を繰り返した。45分、イエローカード。55分、左クロスをダミアンへ。
小林悠(11) 5.5 38分、90+5分の決定機を外した。60分、自陣での守備で、荻原に突破を許す。
ダミアン(9) 5.5 15分のシュートはGKに止められる。55分、遠野のクロスは枠を外してしまう。
宮城天(24) 5.0 16分、28分、42分とドリブルで仕掛ける。意欲的だったが、抜けなかった。

■sub
HT(24)マルシーニョ(23) 6.0 50分、77分と山根のクロスからシュート。右サイドでもプレー。
61(9)家長昭博(41) 5.5 ポールキープから押し込む。87分、右クロス。90分、PA左でFKを獲得。
61(19)瀬古樹(16) 6.0 シンプルに素早くさばいた。68分、小林悠へ縦パス。90分、FKを蹴る。
70(14)知念慶(20) 5.5 84分、中央でドリブル。90+5分、オーバーヘッドでイエローをもらう。
88(15)山村和也(31) 5.5 RCBに入る。90分、家長へロングボール。最後はFWに上がった。

■bench
丹野研太(27) シミッチ(6) 

■coach
鬼木達 5.5 決定機は作ったが、ゴールが入らなかった。悪くはない内容だった。

■referee
谷本涼 5.0 判断が安定しなかった。後半、イエローカード4枚を乱発する。

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