快勝した鹿島戦(J1 #33)から中3日。
火曜日の19時キックオフ、ACLのグループステージ第5戦。
J1リーグでのホーム最終戦は鹿島戦だったが、今日が2023年最後の等々力開催となる。
ACLグループステージはここまで4連勝。
勝ち点6の2位蔚山現代と3位ジョホールと、勝ち点6差。
残り2試合で、勝ち点1を積み上げれば首位通過が決まる。
先発は、鹿島戦と同じ11人。
ベンチ入りは、ACLのため12人となる。
ジョホール・ダルル・タクジムは、ACLで2勝2敗の3位。
2位蔚山現代とはアウェイで負け、ホームで勝って1勝1敗。
川崎とのアウェイ戦は、川崎が勝った。
230919ジョホール0-1川崎(ACL GL #1)
■1st half
ジョホールのプレスは控えめで、川崎を待ち受ける。
川崎の両CBが、前線の動き出しを確認しながらパスを入れていく。
8分、いきなり先制する。
RCB大南が、RSB山根に預けてからPA内まで駆け上がる。
右ポケットからのクロスはゴール前を通過して、ファーの家長がゴールに流し込んだ。
家長は、左サイドに出張中で、その空いた右のスペースを大南が使う。
変幻自在のポジショニングで、川崎らしさが出た攻撃だった。
ジョホールの攻撃は単発で、チャンスも少なかった。
13分、オスカル・アリバス(24)のボレーは、ソンリョンが片手で弾き出す。
ベルグソン(9)が28分、39分とロングシュートを放つ。
川崎は23分、25分に瀬古樹がシュート。
44分にマルシーニョとダミアン、45+2分に山根がシュート。
ゴールマウスに多く迫ったが、前半は1点どまりだった。
■2nd half
後半、ジョホールの動きが落ちて、さらに川崎が優位に立つ。
50分、家長の右クロスを、ダミアンがボレーで左ポストに当てながらゴール。
2点差となっても、攻撃が緩まない。
60分、山根の右クロスをマルシーニョがダイビングヘッドで3点目。
さらに小林悠、山根がゴールを重ねた。
■summary
ジョホールは、グループリーグ突破のために勝利が必要だった。
しかし、ほとんどチャンスを作れなかった。
右ウィングのアリフ・アイマン(42)も、登里に完全に封じられた。
ジョホール州と川崎では、気候がまったく異なる。
暑さの中では体力をキープする戦い方が有効だが、寒冷地ではプレー強度を上げる必要がある。
アウェイでは強みを出すことができず、勝負にならなかった。
川崎は、瀬古樹が大きな範囲を自在に動き回った。
瀬古はマルシーニョを目掛けたスルーパスも出して、ジョホールを混乱させる。
右サイドからの家長、山根のクロスで、簡単に決定機を作った。
前半は1点だけだったが、後半は4得点を量産。
ジョホールを大きく突き放す圧勝となった。
5連勝で、ACLのグループステージ首位突破を決めた。
次は中4日でアウェイ鳥栖戦(J1 #34)。
J1リーグ最終戦だが、ターンオーバーして、主力の体調を整えたい。
■goal
8家長昭博(41) 50ダミアン(9) 60マルシーニョ(23) 69小林悠(11) 88山根視来(13)
■judge
ソンリョン(1) 6.5 仕事は少なかった。13分、39分のセーブで失点を許さず、勝利に貢献した。
山根視来(13) 7.0 1アシスト1ゴール。45+2分、48分にもシュート。8分、大南にスルーパス。
大南拓磨(3) 7.0 スピードで守り切る。守備バランスを崩しつつも、攻め上がって先制アシスト。
山村和也(31) 6.5 余裕を持って組み立てる。12分、ベルグソンに背後を狙われたがクリアする。
登里享平(2) 6.0 10分のパスカットなどアリフ・アイマンを抑える。90分、ミスパスでロスト。
橘田健人(8) 6.5 左サイドをケアしながら中盤を制圧した。16分、53分にPA内まで入り込んだ。
脇坂泰斗(14) 6.0 19分、細かいパス交換からPA内中央を突き進む。2分、20分とボールロスト。
瀬古樹(16) 7.5 マルシーニョにパスを出す。23分、25分にシュート。48分、山根へラストパス。
家長昭博(41) 7.0 1ゴール。正確な右クロスを入れ続け、50分、ダミアンのゴールをアシスト。
ダミアン(9) 6.5 1ゴール。プレスもポストも精力的にこなした。44分のヘッドはバーに当たる。
マルシーニョ(23) 6.5 60分、山根の右クロスに飛び込んで1ゴール。18分、44分にもシュート。
■sub
67(9)小林悠(11) 6.5 67分、遠野の右クロスをヘッド。GKが弾くがジャンプボレーで1ゴール。
67(14)遠野大弥(17) 6.5 75分、88分、90分にボールカット。90+1分、山田新へスルーパス。
67(23)宮代大聖(33) 6.0 72分、左からのドリブルでゴールを目指す。89分、山根をアシスト。
73(41)山田新(20) 5.5 83分、右サイドからドリブル。86分、登里のクロスを受ける。
84(16)シミッチ(6) 6.0 89分、PA内の宮代へ鋭い縦パスを入れて、山根のゴールにつなげる。
■bench
上福元直人(99) 早坂勇希(22) 高井幸大(29) 田邉秀斗(15) ジェジエウ(4) 瀬川祐輔(30) ゴミス(18)
■coach
鬼木達 6.5 中3日ながらも完勝に導く。早めの選手交代も適切だった。
■referee
モハンメド・アブドゥラ・ハッサン 5.5 不安定さは垣間見えたが、まずまずだった。
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AT+2+4