2023/11/30

231128川崎5-0ジョホール(ACL GL #5)

川崎5-0ジョホール(等々力, 19:00KO, 9,274人)

快勝した鹿島戦(J1 #33)から中3日。
 火曜日の19時キックオフ、ACLのグループステージ第5戦。
 J1リーグでのホーム最終戦は鹿島戦だったが、今日が2023年最後の等々力開催となる。

ACLグループステージはここまで4連勝。
 勝ち点6の2位蔚山現代と3位ジョホールと、勝ち点6差。
 残り2試合で、勝ち点1を積み上げれば首位通過が決まる。


先発は、鹿島戦と同じ11人。
 ベンチ入りは、ACLのため12人となる。


ジョホール・ダルル・タクジムは、ACLで2勝2敗の3位。
 2位蔚山現代とはアウェイで負け、ホームで勝って1勝1敗。

川崎とのアウェイ戦は、川崎が勝った。
 230919ジョホール0-1川崎(ACL GL #1)

■1st half
ジョホールのプレスは控えめで、川崎を待ち受ける。
 川崎の両CBが、前線の動き出しを確認しながらパスを入れていく。

8分、いきなり先制する。
 RCB大南が、RSB山根に預けてからPA内まで駆け上がる。
 右ポケットからのクロスはゴール前を通過して、ファーの家長がゴールに流し込んだ。
 家長は、左サイドに出張中で、その空いた右のスペースを大南が使う。
 変幻自在のポジショニングで、川崎らしさが出た攻撃だった。

ジョホールの攻撃は単発で、チャンスも少なかった。
 13分、オスカル・アリバス(24)のボレーは、ソンリョンが片手で弾き出す。
 ベルグソン(9)が28分、39分とロングシュートを放つ。

川崎は23分、25分に瀬古樹がシュート。
 44分にマルシーニョとダミアン、45+2分に山根がシュート。
 ゴールマウスに多く迫ったが、前半は1点どまりだった。

■2nd half
後半、ジョホールの動きが落ちて、さらに川崎が優位に立つ。
 50分、家長の右クロスを、ダミアンがボレーで左ポストに当てながらゴール。

2点差となっても、攻撃が緩まない。
 60分、山根の右クロスをマルシーニョがダイビングヘッドで3点目。
 さらに小林悠、山根がゴールを重ねた。

■summary
ジョホールは、グループリーグ突破のために勝利が必要だった。
 しかし、ほとんどチャンスを作れなかった。
 右ウィングのアリフ・アイマン(42)も、登里に完全に封じられた。

ジョホール州と川崎では、気候がまったく異なる。
 暑さの中では体力をキープする戦い方が有効だが、寒冷地ではプレー強度を上げる必要がある。
 アウェイでは強みを出すことができず、勝負にならなかった。


川崎は、瀬古樹が大きな範囲を自在に動き回った。
 瀬古はマルシーニョを目掛けたスルーパスも出して、ジョホールを混乱させる。
 右サイドからの家長、山根のクロスで、簡単に決定機を作った。

前半は1点だけだったが、後半は4得点を量産。
 ジョホールを大きく突き放す圧勝となった。
 5連勝で、ACLのグループステージ首位突破を決めた。

次は中4日でアウェイ鳥栖戦(J1 #34)。
 J1リーグ最終戦だが、ターンオーバーして、主力の体調を整えたい。 

■goal
8家長昭博(41) 50ダミアン(9) 60マルシーニョ(23) 69小林悠(11) 88山根視来(13)

■judge
ソンリョン(1) 6.5 仕事は少なかった。13分、39分のセーブで失点を許さず、勝利に貢献した。
山根視来(13) 7.0 1アシスト1ゴール。45+2分、48分にもシュート。8分、大南にスルーパス。
大南拓磨(3) 7.0 スピードで守り切る。守備バランスを崩しつつも、攻め上がって先制アシスト。
山村和也(31) 6.5 余裕を持って組み立てる。12分、ベルグソンに背後を狙われたがクリアする。
登里享平(2) 6.0 10分のパスカットなどアリフ・アイマンを抑える。90分、ミスパスでロスト。
橘田健人(8) 6.5 左サイドをケアしながら中盤を制圧した。16分、53分にPA内まで入り込んだ。
脇坂泰斗(14) 6.0 19分、細かいパス交換からPA内中央を突き進む。2分、20分とボールロスト。
瀬古樹(16) 7.5 マルシーニョにパスを出す。23分、25分にシュート。48分、山根へラストパス。
家長昭博(41) 7.0 1ゴール。正確な右クロスを入れ続け、50分、ダミアンのゴールをアシスト。
ダミアン(9) 6.5 1ゴール。プレスもポストも精力的にこなした。44分のヘッドはバーに当たる。
マルシーニョ(23) 6.5 60分、山根の右クロスに飛び込んで1ゴール。18分、44分にもシュート。

■sub
67(9)小林悠(11) 6.5 67分、遠野の右クロスをヘッド。GKが弾くがジャンプボレーで1ゴール。
67(14)遠野大弥(17) 6.5 75分、88分、90分にボールカット。90+1分、山田新へスルーパス。
67(23)宮代大聖(33) 6.0 72分、左からのドリブルでゴールを目指す。89分、山根をアシスト。
73(41)山田新(20) 5.5 83分、右サイドからドリブル。86分、登里のクロスを受ける。
84(16)シミッチ(6) 6.0 89分、PA内の宮代へ鋭い縦パスを入れて、山根のゴールにつなげる。

■bench
上福元直人(99) 早坂勇希(22) 高井幸大(29) 田邉秀斗(15) ジェジエウ(4) 瀬川祐輔(30) ゴミス(18)

■coach
鬼木達 6.5 中3日ながらも完勝に導く。早めの選手交代も適切だった。

■referee
モハンメド・アブドゥラ・ハッサン 5.5 不安定さは垣間見えたが、まずまずだった。

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AT+2+4