2023/11/17

231112川崎3-3京都(J1 #32)

川崎3-3京都(等々力, 14:00KO, 19,084人)

BGパトゥム・ユナイテッド戦(ACL GL #4)に勝利して中4日。
 日曜日14時キックオフ、等々力での京都サンガFC戦。
 今年は11月初旬まで暑さが続いたが、一気に寒くなってきた。


先発は、パトゥム戦から6人が変わる。
 新たに高井、瀬川、シミッチ、小林悠、ゴミス、宮代が先発する。
 外れた山村、登里、瀬古樹、家長、マルシーニョはベンチスタート。
 ダミアンは、外国人枠5人の関係で、ベンチ外となった。

 なお、柏戦(J1 #31)で退場した遠野は出場停止。


京都は、J1リーグで10勝3分18敗で15位。
 残り2試合の18位横浜FCとは、勝ち点4差。
 川崎に勝てば、J1リーグ残留が決まる。

アウェイでは、川崎が勝った。
 230503京都0-1川崎(J1 #11)

■1st half
7分、京都の横パスが主審に当たり、コースが変わる。
 瀬川が逆を突かれたが、主審はプレーを止めなかった。
 縦に駆け出したRSB福田心之助(20)が先制ゴールを決めた。

川崎はビルドアップが上手くいかない。
 京都のプレスが鋭く、シミッチが動きまくってコースを作る。
 それでも高井とジェジエウには余裕がなく、打開できなかった。

同点ゴールは、そんな状況を逆手に取ったGKソンリョンのロングキックから。
 ゴミスが前にそらすと、CBアピアタウィア・久(5)がクリアに失敗。
 宮代が抜け出して、GK太田岳志(26)との1対1からゴールを決めた。

前半の終わり間際に、激しくスコアが動く。
 42分、原大智(24)が左でポイントを作り、ジェジエウを引き出してクロス。
 ジャンプした高井はボールに触れず、豊川雄太(23)がヘッドで決めた。

続いて45+1分。
 福田の右FKを原がヘッドで落として、再び豊川が決めた。

畳み掛けられた川崎は45+5分。
 左CKの流れから、宮代が右サイドで1人抜いてクロス。
 中央で待ち受けた小林悠が完璧なヘッドで叩き込んだ。

■2nd half
ハーフタイムで山村と瀬古樹を投入する。
 京都のプレスが落ちたことと、山村の駆け引きでビルドアップが改善した。

47分、脇坂のスルーパスで小林悠がGK1対1からシュート。
 小林悠は、54分にゴミスの落としから、60分には右から立て続けに2本シュート。
 京都の4バックの背後を狙う動きが効いていた。

63分、京都は井上黎生人(4)を入れて5バックに移行。
 川崎に攻略されていた4バックの背後のスペースを埋める。

川崎の攻勢は落ち着いたが、89分。
 瀬古樹のスルーパスでマルシーニョが鋭く抜け出していく。
 PA内で福田に倒されて、PKを獲得。
 脇坂が真ん中に決めて、同点に追い付いた。

■summary
京都は前半の3得点でリードした。
 強いプレスとシンプルな攻撃から、次々とゴールを決めた。

4バックでリードし、5バッグで逃げ切る理想的な展開となった。
 残念ながら、リードを守れず、最後に追い付かれてしまう。
 鋭いプレスも、終盤までは続けられなかった。
 とはいえ、決定機の数を考えれば、悪くないドローともいえる。


川崎はターンオーバーの結果、勝つことができなかった。
 山村と登里、家長の不在は、大きかったといえる。
 ただ、京都戦は必ずしも重要ではなく、ベテランを休ませた意義は大きい。
 もっといえば、GKソンリョンも休養させてほしかった。

次は代表ウィークを挟み、中11日でホーム鹿島戦(J1 #33)。
 J1リーグは終盤だが、その後に中3日でジョホール戦(ACL GL #5)が控える。
 ジョホール戦に向け、無理せずしっかり調整していきたい。

■goal
19宮代大聖(33) 45+5小林悠(11) 90+1PK脇坂泰斗(14) 
7福田心之助(20) 42,45+1豊川雄太(23)

■judge
ソンリョン(1)  6.0 19分、ゴールにつながるロングキック。適切なパンチやキャッチを続ける。
山根視来(13) 6.0 10分、インターセプトし、小林悠に当てて右クロス。53分、84分に右クロス。
ジェジエウ(4) 4.0 42分、サイドに出て対応したが原を止められず。45+1分、原に競り負けた。
高井幸大(29) 5.0 2失点目はヘッド空振り。ビルドアップは後半、山村のサポートで改善した。
瀬川祐輔(30) 5.5 LSB。攻撃に重心を置き、高めに位置した。ハイボールに競り負けなかった。
シミッチ(6) 5.0 厳しいプレスの中、精力的に顔を出しパスを受ける。32分、自陣PAでロスト。
脇坂泰斗(14) 6.5 1ゴール。36分、38分、47分に小林悠へスルーパス。最後はアンカーに入る。
橘田健人(8) 6.0 59分、インターセプト。79分からLSBへ。84分、山根の右クロスをシュート。
小林悠(11) 7.0 1ゴール。47分、54分、60分に2本、62分にシュート。もう1点決めたかった。
ゴミス(18) 6.5 1アシスト。10分、38分、51分にシュート。前からのプレスも仕掛けていった。
宮代大聖(33) 7.0 19分、豪快なゴール。1アシスト。61分から交代するまで1トップに入った。

■sub
HT(6)瀬古樹(16) 6.0 75分、ロングシュート。89分、1人抜いてマルシーニョへスルーパス。
HT(4)山村和也(31) 6.5 ビルドアップを劇的に改善させる。52分、54分に小林悠へロングパス。
61(18)マルシーニョ(23) 6.5 89分、PKを獲得。90+4分、左からカットインしてシュート。
71(33)山田新(20) 5.5 79分、右サイドで仕掛けるがラインを割った。90+2分、ボールカット。
79(30)家長昭博(41) 5.5 自由なポジショニングで攻撃を仕立てる。90+5分、右足ボレー。

■bench
上福元直人(99) 登里享平(2)

■coach
鬼木達 6.5 ターンオーバーしつつ、選手交代でギアを上げて勝ち点を得た。

■referee
高崎航地 3.0 圧倒的な技量不足。起用したこと自体がミスマッチで、可哀想だった。

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AT+5+7