BGパトゥム・ユナイテッド戦(ACL GL #3)から帰国して中4日。
J1リーグは残り4試合となり、アウェイでの柏レイソル戦。
先発は、パトゥム戦から2人が変わる。
新たにジェジエウとゴミスが先発する。
大南は累積警告で出場停止(パトゥム戦で左足首負傷)。
外国人枠が5人のため、ダミアンはベンチ外となった。
ベンチには、シミッチが戻っている。
柏レイソルは、J1リーグで6勝11分13敗で16位。
降格圏18位の横浜FCまで勝ち点3差となっている。
天皇杯で決勝進出し、12月9日に新国立競技場で川崎と対戦する。
等々力では川崎が勝っている。
230528川崎2-0柏(J1 #15)
■1st half
柏は細谷真大(19)を狙ってロングボールを入れる。
体力差を活かしながら、マテウス・サヴィオ(10)が組み立てる。
30分、PA内での山田康太(11)のパスから、細谷がシュート。
川崎はゴミスのポストを軸として、前進していく。
33分、マルシーニョが巻くようなミドルを狙った。
川崎が少しずつ巻き返す中、40分。
瀬古樹がゴミスを狙って縦パスを入れるが、椎橋慧也(6)がカットする。
サヴィオが左から川崎のDFラインの裏にスルーパスを入れる。
山田雄士(36)が完全に抜け出して、先制ゴールを決めた。
■2nd half
ハーフタイムから遠野を投入したが、52分。
遠野が自らのロストを挽回すべく、細谷に無謀なタックルを見舞う。
主審は最初ノーファウルとしたが、VARによって退場となった。
(231106追記 ファウルと判定し、アドヴァンテージを取って流していました)
1人少なくなった川崎は、まずは橘田と脇坂の2ボランチとする。
59分、シミッチをアンカーに入れて、ゴミスと家長の2トップとした。
数的不利の中、柏の猛攻を受ける。
ビルドアップもできなくなるが、70分、脇坂のパスで山根が右サイドを駆け上がる。
ゴミスがニアにDFを引き付けて、ファーの橘田がクロスに合わせて同点とした。
追い付かれた柏は、決定的なチャンスを量産する。
73分、高嶺朋樹(5)がミドル。
76分、85分に細谷がシュート。
しかし、ゴールは決まらなかった。
■summary
柏は序盤、動きの鈍い川崎との体力差を活かした。
サヴィオの芸術的なスルーパスで、先制することに成功する。
後半、数的有利となってからは、数多くのチャンスを作った。
犬飼智也(13)がラインを統率して、多くのオフサイドを取った。
守備機会は少なかったが、同点ゴールを許してしまう。
勝っておくべきであり、もったいないドローとなった。
川崎はフレッシュな選手が少なく、柏を崩せなかった。
GKソンリョン、山村、登里、家長あたりは休ませて良かったと思われる。
遠野の退場で劣勢となる中、ドローに持ち込んだ。
柏に許した決定機の数を考えれば、十分な結果といえる。
ただ、献身的に走った脇坂と橘田のコンディションは懸念される。
次は中8日で、BGパトゥム・ユナイテッド戦(ACL GL #4)。
チャナティップが等々力に戻ってくる。
勝利して、ACLグループステージ突破を確実にしたい。
■goal
40山田雄士(36)
70橘田健人(8)
■judge
ソンリョン(1) 6.5 失点は止めてほしかったが、仕方ない。58分、高嶺のミドルをパンチング。
山根視来(13) 6.5 ダイレクトの右クロスで1アシスト。サヴィオの仕掛けにしっかり対応した。
ジェジエウ(4) 5.5 先発復帰。ダイナミックさは変わらない。ビルドアップの感覚はまだまだ。
山村和也(31) 5.5 背後を狙われた。18分、FKをヘッド。無理に味方に繋がず、クリアを優先。
登里享平(2) 5.0 ロングボールを入れられる。パスはカットされがち。62分、横パスをロスト。
橘田健人(8) 6.5 1ゴール。45分、ミドル。ものすごい運動量で10人となったチームを支えた。
脇坂泰斗(14) 6.5 プレースキックからチャンスを作る。90+4分、GKに向かって猛然とプレス。
瀬古樹(16) 5.5 8分、マルシーニョへスルーパス。40分、縦パスをミスして失点につながった。
家長昭博(41) 5.5 左サイドに出張して組み立てに参加。16分、左クロス。体力的に厳しかった。
ゴミス(18) 6.0 11分、左CKをヘッド。50分にシュート。80分のシュートは右ポストを叩いた。
マルシーニョ(23) 5.5 33分、カットインからミドル。8分、48分に左サイドを抜け出していく。
■sub
HT(16)遠野大弥(17) 3.0 48分、マルシーニョへ縦パス。52分、無謀なタックルで一発退場。
59(23)シミッチ(6) 5.5 プレーの判断が遅く、バックパスが目立つ。90+6分、右CKをヘッド。
68(41)宮代大聖(33) 6.0 鋭くボールを追った。84分、小林悠のパスからのシュートは空振り。
68(2)瀬川祐輔(30) 5.5 LSBで上下動を繰り返した。90+6分、左ポケットに走る橘田に渡す。
82(18)小林悠(11) 5.5 84分、カウンターから宮代へラストパス。90+3分、シュートブロック。
■bench
上福元直人(99) 高井幸大(29)
■coach
鬼木達 6.0 ターンオーバーせず序盤は劣勢となる。遠野の退場に的確に対応した。
■referee
福島孝一郎 6.0 笛を吹くタイミングが遅れがち。遠野の退場は、最初はノーファウルと判定。
(231106追記 ファウルと判定し、アドヴァンテージを取って流していました)
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AT+2+7