久しぶりに勝利した札幌戦(J1 #6)から中3日。
ホーム等々力でのYBCルヴァンカップ浦和戦。
YBCルヴァンカップは、2試合を終えて1分1敗。
グループリーグ4位と最下位となっている。
先発は、札幌戦から10人が変わる。
続けて先発するのは、山根だけとなった。
U21枠では、高井幸大と永長鷹虎が先発する。
GKソンリョン、田邉、瀬古樹、家長、山田新はベンチに回る。
タイ代表帰りのチャナが、ベンチに入る。
浦和は、J1リーグで4勝2敗の3位と好調。
ルヴァンカップは、2戦2分で2位となっている。
2022年の川崎との対戦は、浦和の2勝1敗。
220212川崎0-2浦和(FFSC)
220302川崎2-1浦和(J1 #10)
220730浦和3-1川崎(J1 #23)
■1st half
川崎はスムーズにビルドアップして、浦和を押し込んでいく。
シミッチと小塚が近い距離を保ちながら、中盤でボールをさばいた。
反対に浦和はビルドアップに苦しんだ。
2CBの間に平野佑一(40)が下がっても、GK鈴木彩艶(12)が次のパスに詰まることが多かった。
ロングボールを蹴らされては、簡単に川崎に回収された。
左サイドから、永長が仕掛ける。
狭いスペースから俊敏性で相手を抜きにかかる。
他の選手にない特別な動きで、見とれてしまった。
34分、脇坂が華麗なドリブルでPA内に入り、シュート。
36分、浦和が右サイドから崩し、アレックス・シャルク(17)が決定的なシュート。
■2nd half
後半も川崎がペースを握った。
ただ、プレス強度が落ちると、浦和のカウンターを止めきれず、脅威にさらされた。
54分、65分にブライアン・リンセン(9)がシュート。
同じく浦和も疲れてきて、お互いにゴールに近づく機会が増えた。
川崎は深くえぐってからクロスを入れていく。
68分、瀬川の左クロスを脇坂がシュート。
バイタルとポケットまでは崩せたが、決定機は作れなかった。
■summary
浦和はボールを持たせながら、カウンターを狙う。
高い位置でボールを奪回できず、押し込まれる。
ただ、ゴール前をしっかり固め、シュートチャンスを与えなかった。
ビルドアップは、川崎のプレスに絡み取られる。
サイドをライン際まで使って、中央にスペースを作るが、そこにパスが入らない。
川崎の守備を背走させる速攻は、可能性があった。
特に後半は、少ない手数でゴールに迫っていた。
川崎はゴールはなかったが、総じて良い内容だった。
ただ、今季3度目のスコアレスドローとなった。
ゴールがなかったのは残念だが、閉塞感は大きくは感じない。
GK上福元と車屋紳太郎のおかげで、ビルドアップに問題はなかった。
2CBに対し、小塚とシミッチが顔を見せていて、パスが滞ることがなかった。
高井幸大も含めて、ポールを追わせない組み立てができた。
そのシミッチと小塚が、近い距離でパス交換する。
浦和の守備を動かしながら、前進した。
永長鷹虎が右サイドから仕掛け、左サイドは瀬川がやや内に入り、佐々木旭が上がっていく。
ダミアンは復帰2戦目。
札幌戦と同じく身体の重さは感じたが、プレスを先導した。
少しずつコンディションが上がるのを期待したい。
次は中3日、アウェイG大阪戦(J1 #7)。
浦和戦でターンオーバーしたことを活かし、勝ちたいところ。
■goal
■judge
上福元直人(99) 6.0 ビルドアップに工夫を重ねる。果敢に飛び出していく判断も的確だった。
山根視来(13) 6.5 高稼働が続く中、55分、58分とピンチを防ぐ。永長を上手くサポートした。
高井幸大(29) 6.0 スピードを活かしてカウンターを封じる。54分、飛び込んで決定機を許す。
車屋紳太郎(7) 7.0 完璧な内容。佐々木と高井をカバーし、鋭いパスで攻撃をスタートさせた。
佐々木旭(5) 6.5 左サイドを何度も駆け上がって、多様なクロスを入れた。61分、シュート。
シミッチ(6) 6.5 小塚のサポートがあって孤立せず、ロングパスを届けた。90+2分、ミドル。
小塚和季(49) 6.5 素晴らしかった。4分、12分、56分にシュート。インターセプトも多かった。
脇坂泰斗(14) 5.5 34分、ドリブルでPA内に斬り込んでシュート。セットプレーは味方に合わず。
永長鷹虎(26) 6.5 右サイドからの独創的な仕掛けで観客を魅了する。後半は動きが落ちた。
ダミアン(9) 5.5 味方と連動して浦和の前進を封じる。45+1分、ボールを浮かせてシュート。
瀬川祐輔(30) 6.0 豊富な運動量でプレスに貢献。タイミング良く佐々木の上がりを促した。
■sub
64(9)山田新(20) 5.5 勢いよくポールを追い回した。90+2分、ポストプレーでFKを獲得。
73(49)瀬古樹(16) 6.0 ボランチでチームを鼓舞する。90+4分、フェイントからシュート。
73(26)遠野大弥(17) 5.5 最初は左に入り、80分から右に動く。88分、車屋の縦パスを受ける。
80(14)チャナ(18) 5.5 細かなステップで囲まれてもすり抜けた。83分、ターンからパス。
80(30)家長昭博(41) 5.5 84分のキープなど、右サイドで拠点となった。
■bench
ソンリョン(1) 田邉秀斗(15)
■coach
鬼木達 6.0 交代策は万全だったが、結果は出なかった。
■referee
川俣秀 6.0 ストレスを感じさせないジャッジ。リスタートの位置に神経質だった。
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AT+1+4