徳島戦(J1 #29)から中3日、ミッドウィークのアウェイ鹿島戦。
10月16日or17日の予定だったJ1リーグ第32節が、ACLのため前倒しされた。
しかし、川崎は蔚山現代戦(ACL R16)に敗れ、空けた日程のACLの試合はなくなっている。
先発は、徳島戦から4人を変える。
新たに谷口彰悟、シミッチ、家長、ダミアンが先発する。
谷口は、8月18日の清水戦(天皇杯 R16)で負傷して以来の復帰。
山村、脇坂、知念がベンチに回り、遠野はベンチ外となる。
ベンチからは、小塚が外れている。
鹿島は、J1リーグで15勝5分9敗の7位。
等々力での対戦は、川崎が小林悠のゴールで勝利した。
210530川崎2-1鹿島(J1 #17)
■1st half
鹿島はスタートから10分ほど、プレスで主導権を握る。
その後は川崎のプレスバックが効きはじめ、ペースを取り戻した。
川崎はシミッチと橘田の2ボランチとして、旗手がトップ下に入る。
ゴール前までボールは運ぶことはできたが、シュートは少なかった。
マルシーニョがPA内にドリブルを仕掛けても、最後は引っ掛かった。
鹿島はLSB安西幸輝(2)を中心に、川崎ゴールを狙った。
40分にファン・アラーノ(7)、42分に安西と荒木遼太郎(13)が続けてシュート。
緊迫した展開となった前半は、スコアレスで終えた。
■2nd half
川崎はボールを持てず、プレスを受けて蹴らされる。
鹿島が簡単に回収し、川崎の守備ブロックの外側でパスを繰り広げた。
61分、LSB安西が縦に仕掛けてクロスを入れて、ファン・アラーノがヘッド。
足元に叩きつけたボールが、高く跳ねてゴールに入った。
リードした鹿島が、引き続き川崎を攻め立てる。
川崎のCBやボランチまで精力的にプレスを続けていく。
74分にディエゴ・ピトゥカ(21)、75分と79分に上田綺世(18)、78分に荒木がシュート。
83分、川崎は劣勢の中、セットプレーから同点とする。
脇坂の右FKを、投入直後の山村がヘッドでゴールを決めた。
その後はうってかわって川崎の時間が続く。
鹿島の運動量が落ち、空いたスペースを脇坂がドリブルで運んでいく。
88分、小林悠がミドルを放ち、GK沖悠哉(31)が弾いたところに知念が詰める。
90+1分、脇坂がFKを直接狙い、90+2分、山村がボレーシュート。
そして90+4分。
宮城天が大きなモーションで無回転ミドルを放ち、逆転ゴールが決まった。
■summary
鹿島はほとんどの時間帯で優位に立った。
鋭いプレスで川崎に余裕を与えず、前進を許さない。
セカンドボールに対する出足も早く、ボールを長く持つことができた。
攻撃ではボランチのディエゴ・ピトゥカが正確に組み立てる。
縦パスの狙いを見せながら、川崎の守備を崩していった。
左サイドから安西が仕掛け、先制点を生んだ。
左サイドから安西が仕掛け、先制点を生んだ。
惜しかったのは、2点目が決まらなかったこと。
75分と79分の決定機で、上田綺世が枠を外した。
終盤、運動量が落ちて川崎の逆転を許したが、良い内容だった。
川崎は鹿島を攻略することができず、チャンスも少なかった。
それでも我慢して失点を1つにとどめ、交代選手の力で逆転した。
83分のセットプレーで急遽山村を投入し、その山村が同点ゴールを決める。
知念、小林悠、宮城天の3トップも効いていて、鬼木監督の交代策で結果を引き出した。
谷口彰悟が8月18日の清水戦(天皇杯 R16)以来の復帰を果たした。
パスミスも散見されたが、アイディアあるビルドアップは有効だった。
山村をベンチに置くことができ、采配の幅が広がった。
次は中3日で湘南戦(J1 #30)。
劇的な勝利の後も、着実に勝ち点を積み上げたい。
■goal
61ファン・アラーノ(7)
83山村和也(28) 90+4宮城天(24)
■judge
ソンリョン(1) 6.0 42分、安西の意表を突くシュートをパンチ。シュートは枠外が多かった。
山根視来(13) 5.5 16分、右クロス。安西に攻め込まれ、劣勢を強いられる。決勝アシスト。
ジェジエウ(4) 6.0 プレスも苦にせず持ち運ぶ。高さとスピードで、最後まで集中して守る。
谷口彰悟(5) 6.0 負傷からの復帰戦。若干のパスの乱れもあったが、ビルドアップが効いた。
登里享平(2) 5.5 マルシーニョを縦パスで走らせる。47分、左クロス。51分、パスカット。
シミッチ(6) 5.5 守備で奮闘するが、ファウルも目立った。後半、素早く寄せられて苦しむ。
橘田健人(22) 6.0 両サイドに大きくロングボールで展開する。57分、PA内で荒木を止める。
旗手玲央(47) 6.0 ロストもあったが、意欲的なパスを狙った。67分からはLSBに回った。
家長昭博(41) 6.0 いつものようにはボールキープできなかった。63分、90+2分にクロス。
ダミアン(9) 5.5 ロングボールを競る。54分、スルーパス。あまりボールが届かなかった。
マルシーニョ(23) 5.5 ドリブルで何度も仕掛ける。16分、ボレー。63分、クロスをヘッド。
■sub
67(2)小林悠(11) 6.0 74分、右クロス。88分、ステップでコースを作って、左足シュート。
67(23)宮城天(24) 7.0 81分、ドリブルでFKを獲得。90+4分、無回転ミドルで決勝ゴール。
67(6)脇坂泰斗(8) 7.0 1アシスト。ドリブルで中盤を切り裂く。90+1分、FKを直接狙う。
78(9)知念慶(20) 6.5 87分と88分に右クロス。88分、小林悠のシュートの戻りに詰めた。
82(22)山村和也(28) 7.5 投入直後の83分、FKをヘッドで同点ゴール。90+2分、ボレー。
家長昭博(41) 6.0 いつものようにはボールキープできなかった。63分、90+2分にクロス。
ダミアン(9) 5.5 ロングボールを競る。54分、スルーパス。あまりボールが届かなかった。
マルシーニョ(23) 5.5 ドリブルで何度も仕掛ける。16分、ボレー。63分、クロスをヘッド。
■sub
67(2)小林悠(11) 6.0 74分、右クロス。88分、ステップでコースを作って、左足シュート。
67(23)宮城天(24) 7.0 81分、ドリブルでFKを獲得。90+4分、無回転ミドルで決勝ゴール。
67(6)脇坂泰斗(8) 7.0 1アシスト。ドリブルで中盤を切り裂く。90+1分、FKを直接狙う。
78(9)知念慶(20) 6.5 87分と88分に右クロス。88分、小林悠のシュートの戻りに詰めた。
82(22)山村和也(28) 7.5 投入直後の83分、FKをヘッドで同点ゴール。90+2分、ボレー。
■bench
丹野研太(27) 塚川孝輝(3)
■coach
鬼木達 8.0 FKのチャンスに山村の投入を即断し、同点ゴール。交代策でチームを勝たせた。
■referee
木村博之 6.5 序盤、熱くなったシミッチとピトゥカを落ち着かせる。スムーズに裁いた。
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