鹿島戦(J1 #16)の敗戦から中2日。
J1リーグ5連戦の2試合目は、第14節横浜FC戦。
もともと5月3日の開催日程だったが、ACLEのため延期されたたもの。
ここから4試合、ホーム等々力での開催が続く。
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先発は、鹿島戦から5人が変わる。
新たにアイダル、橘田健人、家長昭博、脇坂泰斗、山田新が先発する。
丸山、河原創、大関友翔、マルシーニョ、エリソンがベンチに回る。
ベンチからは、山内が外れた。
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横浜FCは、2024年のJ2リーグ2位でJ1リーグに昇格。
2年ぶりのJ1リーグは、ここまで4勝3分8敗で暫定18位。
前節福岡戦(J1 #16)から中3日で、先発は同じ11人となった。
川崎に2011-16年在籍の福森晃斗(5)と、2015-17年在籍の中野嘉大(14)は、どちらもベンチスタート。
2024年は対戦がなく、2023年は1勝1敗だった。
230520横浜FC2-1川崎(J1 #14)
230708川崎3-0横浜FC(J1 #20)
■1st half
4分、横浜FCがいきなり先制する。
新保海鈴(48)の左CKを、ニアに走り込んだユーリ・ララ(4)がゴール。
マーカーの橘田は振り切られて、フリーとなっていた。
先制されたあとは、川崎が押し込んでいく。
クロスは少なく、ショートパスでPAに入り込む。
横浜FCは5バックで固めるが、攻撃を受け続けてラインを上げられない。
19分、山本の縦パスを受けた伊藤達哉のミドルはバーに当たる。
24分、佐々木旭の落としを橘田健人がミドル。
33分、VW際のカットインで獲得したPA右角からのFK。
山本悠樹はクロスを上げると思わせて、直接ニアサイドに決めた。
横浜FCは回数は少ないが、カウンターを狙う。
44分、村田透馬(20)の右クロスを櫻川ソロモン(9)がヘッド。
■2nd half
横浜FCがプレスを強め、体力的に厳しい川崎は勢いが落ちる。
51分、ユーリ・ララの右クロスを櫻川がヘッド。
60分、山田康太(76)の左クロスからの櫻川のヘッドは、GK山口が両手で弾く。
櫻川は、52分、55分、57分とアイダルにハイボールを競り勝ち、良いプレーが続いた。
川崎が63分に3人交代すると、横浜FCも64分、同じく3人を入れ替える。
1対1の同点の状況で、どちらもフレッシュな選手でゴールを狙った。
80分、河原のヒールからエリソンのシュートはバー。
83分、山本がループパスでエリソンを走らせる。
飛び出したGK市川暉記(21)のクリアは大きくなく、家長がダイレクトでロングループを放つ。
ワンバウンドでバーに当たり、跳ね返りをンドカ・ボニフェイス(2)がオウンゴール。
横浜FCは86分、福森晃斗を入れてパワープレイを仕掛ける。
88分、福森のロングボールをユーリ・ララがヘッドで狙うが、GK山口が弾き出した。
■summary
横浜FCは、櫻川ソロモンにロングボールを入れ、室井彗佑(33)が衛星的に動く。
63分にルキアン(91)と鈴木武蔵(7)が投入されると、ロングボール戦術は加速した。
ただ、効いていた櫻川ソロモンを下げたこともあって、川崎の盛り返しを許した。
4分、新保海鈴の右CKで先制ゴールを生む。
しかし、その後の右CKは、山田康太が担当した。
14分の櫻川のヘッドなどもあったが、新保が蹴る機会があっても良かった。
決勝ゴールは、ンドカ・ボニフェイスのオウンゴールによる失点。
GK市川が飛び出したあとの家長のロングループで、ゴール前までスプリント。
バーの跳ね返りをクリアし切れなかったもので、責められない。
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川崎は中2日の日程もあって、鹿島戦ほど良くなかった。
それでも横浜FCを上手く攻めて、偶発的なオウンゴールで勝利した。
アイダルは、左CBでフル出場。
横浜FM戦(J1 #5)では足を攣って88分に交代したが、今日は最後までプレー。
横浜FCにロングボールで狙われて、かなり疲弊していたがなんとか守り切った。
連戦の中、今後も丸山と出場時間をシェアしてほしいところ。
次は中3日でセレッソ大阪戦(J1 #17)。
引き続き選手を入れ替えながら、良い内容を継続してほしい。
■goal
33山本悠樹(6) 84OwnGoal
4ユーリ・ララ(4)
■judge
山口瑠伊(98) 7.0 13分の室井、60分の櫻川、88分のユーリ・ララとシュートを弾き出した。
VW際(31) 6.0 32分、カットインからFK獲得。7分に右クロス。82分、エリソンへラストパス。
高井幸大(2) 6.0 ビルドアップの中心となる。23分、1対1で櫻川を防ぐ。53分、右CKをクリア。
アイダル(44) 5.5 櫻川やルキアンへのロングボールを競り続ける。後半はクリアが難しくなった。
佐々木旭(5) 6.0 41分、横浜FCのショートカウンターに長距離ダッシュで戻る。72分、ミドル。
橘田健人(8) 6.5 休むことなく動き直し、ボール奪取を繰り返す。24分、68分、73分にミドル。
山本悠樹(6) 7.0 直接FKで1ゴール。19分、伊藤へラストパス。52分のカバーなど守備でも貢献。
家長昭博(41) 6.0 12分、86分にシュート。83分、右足ダイレクトのロングループでOGを呼ぶ。
脇坂泰斗(14) 5.5 9分、15分にPA内でプレー。38分、ミドル。47分、ルーズを拾って左クロス。
伊藤達哉(17) 6.5 19分、ボレーで弧を描いたがバー。21分、ミドル。鋭いドリブルで撹乱する。
山田新(20) 5.5 12分、ユーリ・ララを背負ってキープ。31分、GK市川へプレス。復調の途上。
■sub
63(14)大関友翔(16) 6.0 緩急を付けたプレス。72分、エリソンへラストパス。73分、ミドル。
63(20)エリソン(9) 6.0 80分にミドル、87分にシュート。90分、スローインを競ってCK獲得。
63(17)マルシーニョ(23) 6.0 74分、左カットインからシュート。86分、家長へラストパス。
79(8)河原創(19) 6.0 80分にヒールで、87分に縦にエリソンへラストパス。90+3分、クリア。
90(41)瀬川祐輔(18) 5.5 右ウィング。90+5分、福森への強いプレスでロングキックを許さず。
■bench
ソンリョン(1) 丸山祐市(35) 田邉秀斗(15) 神田奏真(38)
■coach
長谷部茂利 6.5 ほどよく選手を入れ替えながら、勝利に導いた。アイダルの起用に成功した。
■referee
荒木友輔 6.5 軽い接触でファウルを取らず、スムーズに進行した。
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AT+3+5