2025/05/28

250525川崎2-2G大阪(J1 #18)

川崎2-2G大阪(U等々力, 16:00KO, 21,440人)

ロスタイムに失点してドローとなった浦和戦(J1 #13)から中3日。
 J1リーグ5連戦、等々力4連戦の最後となるガンバ大阪戦。
 等々力は曇り空で、暑すぎることもなく、過ごしやすい気候。


先発は、浦和戦から3人が変わる。
 新たに山本、家長、小林悠が先発する。
  小林悠は、4月16日の神戸戦(J1 #12)以来の出場となる。
 橘田、伊藤達哉はベンチに回り、負傷したエリソンはベンチ外。


ガンバ大阪は、J1リーグで7勝2分8敗の9位。
 2024年はJ1リーグ4位でACL2出場権を獲得し、天皇杯は準優勝。
 ダニエル・ポヤトス監督が3シーズン目の指揮を執る。
 川崎と同じ中3日だが、水曜日のルヴァンカップ磐田戦は、延長となり120分間プレー。

2024年の対戦は、ガンバの1勝1分だった。
 240519G大阪3-1川崎(J1 #15)
 241018川崎1-1G大阪(J1 #34)

■1st half
川崎がスムーズに組み立てて押し込んでいく。
 ガンバは川崎の中盤には寄せてきたが、最終ラインはフリー。
 マルシーニョに向けて、丸山がロングボールを、山本がスルーパスを出していく。

ガンバはGK一森純(23)と2CBが並んでビルドアップを図る。
 ただ、ボランチやサイドにつなげず、ロングボールを蹴らされて回収された。
 20分あたりでビルドアップを中断して、GK一森が大きくパントを蹴った。

32分、山本の右CKで先制する。
 佐々木旭がニアで触って流し、ファーのマルシーニョが蹴り込んだ。
その後も川崎が畳み掛ける。
 34分、山本のスルーパスからマルシーニョがシュート。
 40分、VW際の右クロスを河原がヘッド。

ようやく終盤となって、ガンバが反撃する。
 42分、VW際のロストから、ファン・アラーノ(47)がシュート。
 44分、黒川圭介(4)の左クロスから、満田誠(51)が左ポストに当てる。

■2nd half
後半に入っても、ガンバが引き続き攻め込む。
 プレスの位置を高めて、川崎の2CBを追い込んで回収する。

53分、黒川のパスを受け、宇佐美貴史(7)がPA内で立ち止まる。
 少しだけ動かしてからコースを打ち抜き、同点ゴールを決めた。
さらには60分には逆転に成功する。
 宇佐美が右クロスを入れ、斜めに走り込んだ山下諒也(17)が軽く触ってゴール。

75分、満田のクロスを宇佐美がボレーするが、足を攣ってしまう。
 ネタ・ラヴィ(6)とともに宇佐美が交代すると、圧倒的な攻撃のターンは終わった。

79分、大関がクロスを上げると見せかけて、縦パスを入れる。
 PA内で受けた伊藤達哉が、同点ゴールを決めた。

その後はオープンな展開となり、伊藤達哉が速攻を仕掛ける。
 川崎の時間が続いたが、ドローに終わった。

■summary
ガンバは、40分あたりで突然覚醒し、攻撃を仕掛ける。
 自由にボールを持たせていた川崎の2CBに対して、プレスを開始する。
 素早く囲んで高い位置でボールを奪取して、ゴールを目指した。
 78分に宇佐美とネタ・ラヴィ(6)が交代するまで、決定機を量産して2ゴールを奪った。

良い時間が終わってからは、反対に難しい時間帯となった。
 とはいえ、体力的な厳しさがある中、勝負するタイミングを的中させた。


川崎はガンバの攻勢を凌ぎ切れず、2失点を喫した。
 大量失点もありえただけに、ドローで終えることができたともいえる。
 ただ、良い攻撃もできていたので、内容的には妥当な結果となった。

GK山口瑠偉は、2失点目で謎の動きを見せた。
 宇佐美の右クロスに対し、山下が走り込んでいるにも関わらず、ゴールから離れていく。
 鹿島戦(J1 #16)に続いて、個人の判断ミスで失点を喫した。

2勝2分1敗で5連戦が終わった。
次は中5日でアウェイ広島戦(J1 #19)。
 少し休んで、攻守ともにクオリティを回復してほしい。

■goal
32マルシーニョ(23) 79伊藤達哉(17) 
53宇佐美貴史(7) 60山下諒也(17)

■judge
山口瑠伊(98) 4.0 2失点目は謎の飛び出しでゴールをガラ空きにする。64分、左CKをキャッチ。
VW際(31) 5.5 42分、45+1分とビルドアップで続けてロスト。70分、右からロングシュート。
高井幸大(2) 5.5 30分、宇佐美のシュートをブロック。後手後手の対応が目立ち、疲労を感じた。
丸山祐市(35) 5.5 10分、25分のパスでマルシーニョを走らせる。フリーランで抜け出しを許す。
佐々木旭(5) 6.0 32分、アシスト。49分、長距離を運んで小林悠へラストパス。最後はRSBへ。
河原創(19) 5.5 40分、VW際の右クロスをヘッド。53分、対峙していた宇佐美にゴールを許す。
山本悠樹(6) 6.5 34分、37分にマルシーニョへスルーパス。53分、65分に低い位置でロスト。
家長昭博(41) 5.0 13分、小林悠へ右クロス。18分、チャンスを迎えても仕掛けず、結局ロスト。
脇坂泰斗(14) 5.0 60分、ヒールパス失敗。23分、73分に囲まれてロスト。71分からボランチ。
マルシーニョ(23) 6.0 1ゴール。34分、山本のスルーパスで抜け出してクロス、続いてシュート。
小林悠(11) 6.0 13分、ボレー。49分、佐々木旭のラストパスをシュート。ポストも踏ん張った。

■sub
57(11)山田新(20) 5.0 ファウルをアピールする前に、最後まで走りたい。90+8分、イエロー。
57(23)瀬川祐輔(18) 5.5 90+4分、山田新の落としをボレー。プレーにあまり絡めなかった。
57(41)伊藤達哉(17) 7.0 1ゴール。スペースを探してドリブルが冴え渡る。83分、シュート。
71(19)大関友翔(16) 6.0 1アシスト。90+1分、右クロス。90+5分、山田新へラストパス。
90(6)橘田健人(8) 5.5 右ボランチ。プレー機会は少なかった。90+7分、倉田秋(10)をカバー。

■bench
山口瑠伊(98) 田邉秀斗(15) アイダル(44) 神田奏真(38) 

■coach
長谷部茂利 6.0 ドローは悪くない結果。57分、3人を交代したが、ガンバの攻勢は止められず。

■referee
先立圭吾 4.5 生じている事象を的確に観察できず。両副審のオフサイド判定も微妙。

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AT+2+10

2025/05/23

250521川崎2-2浦和(J1 #13)

川崎2-2浦和(U等々力, 19:00KO, 20,302人)

J1リーグ5連戦の4試合目となる第13節ホーム浦和戦。
 もともと4月29日の開催予定だったが、ACLEのため延期された。
 勝利したC大阪戦(J1 #17)からは、中2日の日程となる。


先発は、C大阪戦から3人が変わる。
 新たに橘田健人、伊藤達哉、エリソンが先発する。
 先発を外れる山本、家長、山田新はベンチに回る。

ベンチを含む20人のメンバーには変更がない。


浦和は、J1リーグ8勝5分4敗で暫定4位。
 6月にFIFAクラブワールドカップ2025に出場するため、連戦を控えている。
 中3日なので、川崎より1日空いているが、先発6人を入れ替える。

2024年の対戦は、川崎の1勝1分だった。
 240503川崎3-1浦和(J1 #11)
 240824/241122浦和1-1川崎(J1 #28)
  アウェイでは、雷雨のため前半終了時点で中断され、3か月後に後半から再開された。

■1st half
川崎がビルドアップしながら押し込んでいく。
 浦和は最終ラインを高く保ち、PA内には入り込めない。

20分、脇坂のバックパスが弱く、FW髙橋利樹(18)が拾う。
 ハーフライン付近で抜かれた丸山が、髙橋を止めてイエローを受ける。
 このプレーから、浦和の時間が5分ほど続いた。

25分、浦和のCKの守備で、エリソンがVW際と接触して右ひざを負傷。
 いったんはピッチに戻ったが、すぐに倒れ込み、山田新に交代した。

川崎は35分、脇坂が山田新へラストパス。
 37分、40分に河原創が強い縦パスを入れて、浦和を揺さ振っていく。

しかし、先制したのは浦和。
 42分、中島翔哉(10)が右クロスを上げると、そのままゴールに決まった。

リードを許した川崎だったが、すぐ同点に追い付く。
 45+2分、脇坂の右CKを山田新が競り、マルシーニョが押し込んだ。

■2nd half
浦和は前半よりもラインを下げて、ゴール前で待ち受ける。
 瀬川がハーフスペースに立つことで、浦和の中盤を拡げていく。
 53分に橘田、71分、78分に佐々木旭がバイタルからミドルを狙う。

浦和は56分、金子拓郎(77)の右クロスを関根貴大(14)がシュート。
 VW際が触ってポストに当たり、跳ね返りをGK山口が抑えた。
 72分には松尾佑介(24)がドリブルからシュート。

86分、あまりにも美しいゴールが生まれる。
 大関が右サイドに展開して、VW際がダイレクトでクロスを入れる。
 CB前のスペースで待っていた瀬川が、ボレーを決めた。

このまま逃げ切りたかったが、ロスタイム。
 浦和がパワープレイを仕掛け、マテウス・サヴィオ(8)が右からクロス。
 長倉幹樹(20)が落とし、大久保智明(21)が同点ゴールを決めた。

■summary
浦和は、2CBマリウス・ホイブラーテン(5)とダニーロ・ボザ(3)がしっかり守る。
 ブロックを組み、川崎に動かされても修正してバランスを保った。
 ボールを持たれながらも2失点に抑えて、勝ち点1の獲得につなげた。

攻撃は、前線の個の力を活用する形。
 最も脅威となったのは、右ウィングの金子拓郎(77)。
 RSB石原広教(4)と組んで、鋭く仕掛けていった。
 66分に金子が交代するまで、LSB佐々木旭を守備に注力させた。


川崎はラストプレーで追い付かれてドローに終わった。
 喪失感が強い結果となったが、5連戦の4試合目、さらに中2日の日程。
 それでも、主導権を握っていて、内容は悪くなかった。
 エリソンの負傷交代のように懸念材料はあるが、良いプレーを続けたい。

瀬川祐輔は、C大阪戦でのアシストに続いて、ゴールを決めた。
 昨年12月の負傷の影響もあり、出場機会が少ない中、結果を出した。
 序列を上げ、プレー時間を増やしてほしい。

次は中3日でガンバ大阪戦(J1 #18)。
 5連戦の最後となるので、勝利したい。

■goal
45+2マルシーニョ(23) 86瀬川祐輔(18) 
42中島翔哉(10) 90+4大久保智明(21)

■judge
山口瑠伊(98) 5.5 1失点目は軌道を見極められず。90分、渡邊凌磨(13)のシュートをキャッチ。
VW際(31) 6.5 右クロスを入れ続け、1アシスト。67分、ドリブル突破をイエローで止められる。
高井幸大(2) 6.0 45+7分、中島のスルーパスをカバー。65分、右サイドで松尾に突破を許す。
丸山祐市(35) 6.0 19分、髙橋を倒してイエロー。浦和CBの背後に向けてロングパスを供給する。
佐々木旭(5) 6.0 金子拓郎に対応しながら、終盤は攻め上がる。45分、71分、78分にミドル。
河原創(19) 6.5 9分、エリソンへ縦にループパス。鋭く身体を寄せてポールカットを繰り返す。
橘田健人(8) 6.0 45+1分、53分にミドル。54分、中央をドリブルするが、パスを出さずロスト。
伊藤達哉(17) 5.5 6分、VW際へ縦パスを入れる。13分、カットインからエリソンへラストパス。
脇坂泰斗(14) 5.5 19分、バックパスをミス。35分、山田新へスルーパス。セットプレーを担当。
マルシーニョ(23) 6.0 1ゴール。石原とマッチアップ。48分、丸山のロングパスを競ってクロス。
エリソン(9) 5.5 9分、河原創のループをGK西川周作(1)と競る。25分、右ひざを負傷して交代。

■sub
32(9)山田新(20) 5.5 35分、脇坂のスルーパスからシュート。45+2分、CKを競って落とす。
HT(17)瀬川祐輔(18) 6.5 ダイレクトボレーで1ゴール。前線で繰り返し動きスペースを生んだ。
70(23)家長昭博(41) 5.5 ショートパスを何度もつなぐ。守備は緩め。78分、81分に右クロス。
70(19)山本悠樹(6) 6.0 受ける位置を調整しながらパスを繰り出す。81分、家長へロングパス。 
85(8)大関友翔(16) 6.0 ボランチに入る。86分、ルーズを拾って右サイドのVW際に展開する。

■bench
ソンリョン(1) 田邉秀斗(15) アイダル(44) 神田奏真(38) 

■coach
長谷部茂利 6.0 逃げ切れなかったが、後半から起用した瀬川がゴール。悪くない内容だった。

■referee
飯田淳平 6.0 安定したジャッジ。19分の丸山祐市へのイエローは妥当で、ゴールまで遠くDOGSOではなかったか。

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2025/05/20

250518川崎2-0C大阪(J1 #17)

川崎2-0C大阪(U等々力, 15:00KO, 22,070人)

幸運にも恵まれて勝利した横浜FC戦(J1 #14)から中3日。
 J1リーグ5連戦の3戦目、等々力4連戦の2戦目となるC大阪戦。
 日曜日の等々力は曇り空。直射日光はないが、蒸し暑くなった。


先発は、横浜FC戦から3人が変わる。
 新たに丸山、河原創、マルシーニョが先発する。
 アイダル、橘田、伊藤達哉はベンチに回った。

先発/ベンチの入れ替えはあっても、20人のメンバーは変わらない。


セレッソ大阪は、J1リーグ6勝4分6敗で暫定7位(第17節開始前)。
 2021年8月から指揮を執った小菊昭雄監督が2024年限りで退任した。
 2025シーズンから、新監督にアーサー・パパスを迎えている。
 ミッドウィークに試合がなく、中6日の日程。
 2009-23年に川崎に所属した登里享平(6)は、ベンチスタート。

2024年の対戦は、セレッソの1勝1分だった。
 240413C大阪1-0川崎(J1 #8)
 240714川崎1-1C大阪(J1 #23)

■1st half
スタートは川崎が押し込んでボールを握った。
 ただ、疲労もあって動き出しは少なく、セレッソのブロックを崩せない。

セレッソは、10分を過ぎると左サイドから攻めてくる。
 高橋仁胡(22)が10分、12分、17分に左クロスを入れる。
 ルーカス・フェルナンデス(77)と高橋の2人の仕掛けに、VW際は対応に苦しむ。

25分にルーカス・フェルナンデス、30分にラファエル・ハットン(9)がシュート。
 どちらのシュートも丸山にブロックされたが、ゴールに迫った。

川崎は前半の終わり間際にスピードを上げ、チャンスを作る。
 39分、プレスバックのこぼれ球を拾って山田新が反転シュート。
 43分、山本の右CKを、山田新がヘッド。

■2nd half
川崎は山本を中心に、河原創や脇坂が絡んで組み立てる。
 セレッソは寄せるポイントを絞り切れず、前進を許した。
52分、佐々木旭の左クロスを脇坂がヘッド。
 至近距離のシュートだったが、GK福井光輝(1)が片手で弾いた。
54分、山本のスルーパスから山田新がシュートするが、これもGK福井が止める。

57分、セレッソは北野颯太(38)と中島元彦(13)を投入して巻き返しを図る。
 59分、その中島の縦パスを、北野が胸トラップしてボレー。
 60分には高橋仁胡がシュート。

川崎も選手交代しながらプレスを強めていく。
そして85分、橘田健人がボールカット。
 VW際、大関と縦に渡し、瀬川がスルーパス。
 抜け出したエリソンがGK福井の股を抜いて先制ゴールを決めた。

88分、佐々木旭のスローインを丸山が大きくパントキック。
 エリソンがCB畠中槙之輔(44)の前に出て、GK福井の頭上をヘッドで抜いた。 

■summary
セレッソは、日程に余裕があったが、あまり活かせなかった。
 5バックで守って走らされる時間が長く、体力的に厳しくなる。
 香川真司(8)がボールを持てば前線が走り出したが、パスは届かなかった。

GK福井光輝は、43分と54分の山田新、52分の脇坂の決定的なシュートを止める。
 結果的に2失点したが、最後の砦として君臨した。

3バックから4バックに変更した直後の88分、2失点目を喫する。
 1点を追うための采配で仕方ないが、守備の混乱を川崎に突かれた。


川崎はエリソンが2ゴール、瀬川祐輔が1アシストと活躍。
 伊藤達哉、大関を含めて途中出場組がプレスに走り回り、終盤に攻勢に出る。
 特に橘田健人は短いプレー時間の中で、何度もボール奪取を繰り返した。
 守備の時間を削って、攻撃の回数を増やし、勝利に導いた。

山本悠樹は、3戦連続でのフル出場。
 低めで受ければボールを散らし、高めで受ければラストパスを狙う。
 セレッソのハイラインの背後へのロングボールも効果的だった。
 河原と橘田の2人が揃っていても、簡単に外せない選手となっている。

次は、中2日でホーム浦和戦(J1 #13)。
 5連戦の4戦目となる厳しい日程なので、多くの選手を入れ替えたい。

■goal
85,88エリソン(9) 

■judge
山口瑠伊(98) 6.0 48分、ハットンのシュートをキャッチ。60分、高井と重なってパンチミス。
VW際(31) 6.0 ルーカス・フェルナンデスと高橋仁胡の2人に対応。34分、83分に右クロス。
高井幸大(2) 6.5 36分、右CKをヘッド。右サイドのVW際をカバー。52分、縦パスをカット。
丸山祐市(35) 7.0 1アシスト。14分、カウンターをカット。クロスやシュートを身体で止める。
佐々木旭(5) 6.0 52分、脇坂への完璧すぎる左クロス。53分、上門知樹(7)を止めてイエロー。
河原創(19) 6.0 10分、GK山口が弾いたボールをPA内クリア。47分、高橋仁胡のパスをカット。
山本悠樹(6) 7.0 54分、山田新へスルーパス。62分、ミドル。長短のパスを効果的に繰り出す。
家長昭博(41) 5.5 4分、ミドル。出張すると右のバランスが崩れがち。体力的にも難しかった。
脇坂泰斗(14) 6.0 42分、左クロスでCK獲得。52分、決定的ヘッド。61分から右ウィングへ。
マルシーニョ(23) 6.0 4分、ボレー。51分、バイタルに戻ってパスカット。54分、シュート。
山田新(20) 6.0 39分、58分にシュート。43分、右CKをヘッド。54分、スルーパスから決定機。

■sub
61(23)大関友翔(16) 6.0 68分、ルーズボールを拾ってシュート。85分、瀬川の足元へ縦パス。
61(41)伊藤達哉(17) 6.0 左ウィングに入る。90+6分、パスミスを奪い、ドリブルしてFK獲得。
67(20)エリソン(9) 7.0 2ゴール。90+6分、強引なシュートは瀬川に当てる。プレスも効いた。
80(19)橘田健人(8) 7.0 ボール奪取を重ね、先制ゴールの起点に。84分、右クロスをクリア。
80(14)瀬川祐輔(18) 6.5 優しいスルーパスで1アシスト。80分、VW際の縦パスから右クロス。

■bench
ソンリョン(1) 田邉秀斗(15) アイダル(44) 神田奏真(38) 

■coach
長谷部茂利 6.5 先発させた選手には身体の重さを感じたが、交代選手の活躍で勝利を得た。

■referee
大橋侑祐 6.5 軽い接触ではファウルを取らず、それでも荒れることなく進行した。

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2025/05/16

250514川崎2-1横浜FC(J1 #14)

川崎2-1横浜FC(U等々力, 19:00KO, 20,175人)

鹿島戦(J1 #16)の敗戦から中2日。
 J1リーグ5連戦の2試合目は、第14節横浜FC戦。
 もともと5月3日の開催日程だったが、ACLEのため延期されたたもの。
 ここから4試合、ホーム等々力での開催が続く。


先発は、鹿島戦から5人が変わる。
 新たにアイダル、橘田健人、家長昭博、脇坂泰斗、山田新が先発する。
 丸山、河原創、大関友翔、マルシーニョ、エリソンがベンチに回る。

ベンチからは、山内が外れた。


横浜FCは、2024年のJ2リーグ2位でJ1リーグに昇格。
 2年ぶりのJ1リーグは、ここまで4勝3分8敗で暫定18位。
 前節福岡戦(J1 #16)から中3日で、先発は同じ11人となった。

川崎に2011-16年在籍の福森晃斗(5)と、2015-17年在籍の中野嘉大(14)は、どちらもベンチスタート。

2024年は対戦がなく、2023年は1勝1敗だった。
 230520横浜FC2-1川崎(J1 #14)
 230708川崎3-0横浜FC(J1 #20)

■1st half
4分、横浜FCがいきなり先制する。
 新保海鈴(48)の左CKを、ニアに走り込んだユーリ・ララ(4)がゴール。
 マーカーの橘田は振り切られて、フリーとなっていた。

先制されたあとは、川崎が押し込んでいく。
 クロスは少なく、ショートパスでPAに入り込む。
 横浜FCは5バックで固めるが、攻撃を受け続けてラインを上げられない。
 19分、山本の縦パスを受けた伊藤達哉のミドルはバーに当たる。
 24分、佐々木旭の落としを橘田健人がミドル。

33分、VW際のカットインで獲得したPA右角からのFK。
 山本悠樹はクロスを上げると思わせて、直接ニアサイドに決めた。

横浜FCは回数は少ないが、カウンターを狙う。
 44分、村田透馬(20)の右クロスを櫻川ソロモン(9)がヘッド。

■2nd half
横浜FCがプレスを強め、体力的に厳しい川崎は勢いが落ちる。
 51分、ユーリ・ララの右クロスを櫻川がヘッド。
 60分、山田康太(76)の左クロスからの櫻川のヘッドは、GK山口が両手で弾く。
 櫻川は、52分、55分、57分とアイダルに競り勝ち、良いプレーが続いた。

川崎が63分に3人交代すると、横浜FCも64分、同じく3人を入れ替える。
 1対1の同点の状況で、どちらもフレッシュな選手でゴールを狙った。
 80分、河原のヒールからエリソンのシュートはバー。

83分、山本がループパスでエリソンを走らせる。
 飛び出したGK市川暉記(21)のクリアは大きくなく、家長がダイレクトでロングループを放つ。
 ワンバウンドでバーに当たり、跳ね返りをンドカ・ボニフェイス(2)がオウンゴール。

横浜FCは86分、福森晃斗を入れてパワープレイを仕掛ける。
 88分、福森のロングボールをユーリ・ララがヘッドで狙うが、GK山口が弾き出した。

■summary
横浜FCは、櫻川ソロモンにロングボールを入れ、室井彗佑(33)が衛星的に動く。
 63分にルキアン(91)と鈴木武蔵(7)が投入されると、ロングボール戦術は加速した。
 ただ、効いていた櫻川ソロモンを下げたこともあって、川崎の盛り返しを許した。

4分、新保海鈴の右CKで先制ゴールを生む。
 しかし、その後の右CKは、山田康太が担当した。
 14分の櫻川のヘッドなどもあったが、新保が蹴る機会があっても良かった。

決勝ゴールは、ンドカ・ボニフェイスのオウンゴールによる失点。
 GK市川が飛び出したあとの家長のロングループで、ゴール前までスプリント。
 バーの跳ね返りをクリアし切れなかったもので、責められない。


川崎は中2日の日程もあって、鹿島戦ほど良くなかった。
 それでも横浜FCを上手く攻めて、偶発的なオウンゴールで勝利した。

アイダルは、左CBでフル出場。
 横浜FM戦(J1 #5)では足を攣って88分に交代したが、今日は最後までプレー。
 横浜FCにロングボールで狙われて、かなり疲弊していたがなんとか守り切った。
 連戦の中、今後も丸山と出場時間をシェアしてほしいところ。

次は中3日でセレッソ大阪戦(J1 #17)。
 引き続き選手を入れ替えながら、良い内容を継続してほしい。

■goal
33山本悠樹(6) 84OwnGoal
4ユーリ・ララ(4)

■judge
山口瑠伊(98) 7.0 13分の室井、60分の櫻川、88分のユーリ・ララとシュートを弾き出した。
VW際(31) 6.0 32分、カットインからFK獲得。7分に右クロス。82分、エリソンへラストパス。
高井幸大(2) 6.0 ビルドアップの中心となる。23分、1対1で櫻川を防ぐ。53分、右CKをクリア。
アイダル(44) 5.5 櫻川やルキアンへのロングボールを競り続ける。後半はクリアが難しくなった。
佐々木旭(5) 6.0 41分、横浜FCのショートカウンターに長距離ダッシュで戻る。72分、ミドル。
橘田健人(8) 6.5 休むことなく動き直し、ボール奪取を繰り返す。24分、68分、73分にミドル。
山本悠樹(6) 7.0 直接FKで1ゴール。19分、伊藤へラストパス。52分のカバーなど守備でも貢献。
家長昭博(41) 6.0 12分、86分にシュート。83分、右足ダイレクトのロングループでOGを呼ぶ。
脇坂泰斗(14) 5.5 9分、15分にPA内でプレー。38分、ミドル。47分、ルーズを拾って左クロス。
伊藤達哉(17) 6.5 19分、ボレーで弧を描いたがバー。21分、ミドル。鋭いドリブルで撹乱する。
山田新(20) 5.5 12分、ユーリ・ララを背負ってキープ。31分、GK市川へプレス。復調の途上。

■sub
63(14)大関友翔(16) 6.0 緩急を付けたプレス。72分、エリソンへラストパス。73分、ミドル。
63(20)エリソン(9) 6.0 80分にミドル、87分にシュート。90分、スローインを競ってCK獲得。
63(17)マルシーニョ(23) 6.0 74分、左カットインからシュート。86分、家長へラストパス。
79(8)河原創(19) 6.0 80分にヒールで、87分に縦にエリソンへラストパス。90+3分、クリア。
90(41)瀬川祐輔(18) 5.5 右ウィング。90+5分、福森への強いプレスでロングキックを許さず。

■bench
ソンリョン(1) 丸山祐市(35) 田邉秀斗(15) 神田奏真(38) 

■coach
長谷部茂利 6.5 ほどよく選手を入れ替えながら、勝利に導いた。アイダルの起用に成功した。

■referee
荒木友輔 6.5 軽い接触でファウルを取らず、スムーズに進行した。

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AT+3+5

2025/05/13

250511鹿島2-1川崎(J1 #16)

鹿島2-1川崎(国立競技場, 13:05KO, 59,574人)

ACLEが終わって、J1リーグ5連戦が始まる第16節鹿島戦。
 アルアハリ・サウジ戦(ACLE Final)から、日本への帰国を挟んで中7日。

アウェイだが、カシマスタジアムではなく、国立競技場での開催。
 国立競技場は、2024年6月16日のアウェイ神戸戦(2024 J1 #18)以来となる。
 地理的にはアクセスしやすいが、地元開催でないのは微妙な感じ。


先発は、アルアハリ・サウジ戦から3人変わる。
 新たにVW際、伊藤達哉、大関友翔が先発する。
 家長昭博はベンチへ、脇坂泰斗と負傷交代した三浦颯太はベンチ外となった。


鹿島は、J1リーグ10勝1分4敗で首位。
 直近5連勝と好調で、前節福岡戦(J1 #15)から中4日。

今季就任した鬼木達監督(前川崎監督)にとって、川崎との初対戦。
 2017-22年に川崎に所属していた知念慶(13)は、ベンチスタート。

2024年の対戦は、鹿島の2勝だった。
 240317鹿島2-1川崎(J1 #4)
 241101川崎1-3鹿島(J1 #35)

■1st half
川崎は7分、山本の右CKを佐々木旭がヘッドで先制ゴール。
 この試合は11本のCKを獲得することとなるが、その2本目だった。

先制後も素早く中央から攻めていく。
 伊藤達哉がカウンターを仕掛け、マルシーニョのスピードを活かす。
 エリソンがキム・テヒョン(3)を背負いながらのポストプレーで、周りを前進させる。
 10分、伊藤のラストパスからマルシーニョがシュート。
 16分、大関がマルシーニョと2人で奪い、そのままシュートに持ち込む。
 38分、伊藤のパスからエリソンがミドル。

鹿島はプレスを自陣深くに引き寄せて、空いたスペースを狙う。
 27分、レオ・セアラ(9)が左からシュート。
 29分、鈴木優磨(40)がループパスを出すと、GK山口は飛び出したが届かない。
  レオ・セアラが無人のゴールにシュートするが、外してしまった。
 45+1分、再びGK山口に大きなミスが出てしまう。
  安西幸輝(2)の左クロスに出たが触れず、舩橋佑(20)に同点ゴールを決められた。

■2nd half
後半も川崎が押し込んでいく。
 51分、カットインからの佐々木旭のミドルは、ゴールマウスに当たる。
 58分、佐々木旭のループパスを、PA内でマルシーニョがシュート。

鹿島は56分にレオ・セアラ、60分に安西がシュート。
 徐々に川崎を押し込むようになって65分。
 鈴木のスルーパスで抜け出した田川亨介(11)が逆転ゴール。
 丸山の背後を突かれ、GK山口はゴール前に張り付いて出れなかった。

リードした鹿島は、時間を使っていく。
川崎は終盤、ボールを持って攻勢に出る。
 79分に山内、87分に家長、90+1分に山田新がシュートするが、決まらなかった。

■summary
鹿島は先制を許したものの、2点を奪って逆転勝利。
 劣勢だった前半、守備陣が1失点だけで凌ぐと、ロスタイムに同点ゴール。
 後半に勝ち越してからは、川崎の反撃を耐えて逃げ切った。

GK早川友基(1)は10分のマルシーニョ、79分の山内のシュートをセーブ。
 2CB植田直通(55)とキム・テヒョン(3)も含め、素晴らしい守備で勝利を導いた。


川崎は悪くない内容だったが、結果は出なかった。
 鹿島が強くプレスに来なかったので、ビルドアップに余裕があった。
 伊藤達哉、マルシーニョとスピードある両翼がチャンスを作った。

GK山口瑠伊には、大きなミスが相次いだ。
 29分、45+1分の判断ミスで、決定機を与えて1失点。
 65分には逆に慎重になりすぎて飛び出せず、決勝ゴールを許した。
 鹿島GK早川友基が良かったので、勝敗を左右することとなった。

次は中2日でホーム横浜FC戦(J1 #14)。
 厳しい日程が続くので、ターンオーバーしたい。

■goal
45+1舩橋佑(20) 65田川亨介(11)
7佐々木旭(5)

■judge
山口瑠伊(98) 3.0 前半の2度のミスで積極性を失う。逆に決勝ゴールは出るタイミングを逸した。
VW際(31) 6.0 内側に持ち出しながらビルドアップ。6分、17分にCKを獲得。42分、右クロス。
高井幸大(2) 6.5 意欲的に持ち上がる。63分、86分に決定機を止める。終了後、家長と言い争う。
丸山祐市(35) 5.5 休むことなくフル出場。2失点目は田川のスプリントで背後を取られてしまう。
佐々木旭(5) 6.5 ヘッドで1ゴール。40分、左クロスは中の味方に合わず。51分、強烈なミドル。
河原創(19) 6.0 セカンドボールを拾う。11分、72分にロングシュート。40分、佐々木へ縦パス。
山本悠樹(6) 6.5 11本のCKを蹴って1アシスト。24分、ロングシュート。79分、神田へ縦パス。
伊藤達哉(17) 6.5 速攻から10分にマルシーニョ、38分にエリソンへラストパス。26分、ボレー。
大関友翔(16) 6.0 16分、マルシーニョとのボール奪取から決定的シュート。41分にもシュート。
マルシーニョ(23) 6.5 10分、伊藤のラストパスからシュート。20分、PA内で決定機をカット。
エリソン(9) 6.0 38分、中央からミドル。42分、シュート。厳しいポストプレーにも競り勝つ。

■sub
58(16)山内日向汰(26) 5.5 75分、PKをアピールしてボールを追わず。79分、正面からボレー。
76(9)山田新(20) 6.0 90+1分のシュートはバーを直撃。90+3分、山内の左クロスをヘッド。
76(23)神田奏真(38) 5.5 79分、ポストから山内にラストパス。90+5分、GKパントを収める。
76(17)家長昭博(41) 4.5 87分、PA内に入り込んでシュート。急がずにゆったりと時間を使う。
87(31)橘田健人(8) 5.5 RSBに入ったが、良さは出せなかった。ボランチで起用したかった。

■bench
ソンリョン(1) 田邉秀斗(15) アイダル(44) 瀬川祐輔(18) 

■coach
長谷部茂利 6.0 良い内容だったが、残念な結果となった。遅攻を止めるよう家長に指示してほしい。

■referee
中村太 5.0 前半は良かったが、後半は運動量が落ち、ボール近くまで寄れなかった。

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AT+4+11

2025/05/09

250503アルアハリ2-0川崎(ACLE Final)

アルアハリ2-0川崎(キング・アブドゥラー・スポーツシティ・スタジアム, 19:30KO(01:30+1JST), 58,281人)

AFCチャンピオンズ・リーグ・エリート(ACLE)2024-25は、いよいよアルアハリ・サウジとの決勝戦。
 サウジアラビアのジェッダ集中開催となった準々決勝から続く3連戦の最終戦。
 アルサッド戦(ACEL QF)アルナスル戦(ACLE SF)から中2日が続く。


先発は、アルナスル戦から5人変わる。
 佐々木旭、河原創、家長昭博、脇坂泰斗、エリソンが先発する。
 この5人は、アルナスル戦でいずれも途中出場している。
 外れたVW際、橘田、伊藤達哉、大関、神田の5人は、ベンチに回る。

ベンチには山内が入って、ヴェロンが外れた。
 山内は、ジェッダ3連戦で初のベンチ入り。


アルアハリ・サウジFC(KSA)は、ACLEのGL西地区を2位で突破。
 アルラーヤン(QAT)、ブリーラム(THA)、アルヒラル(KSA)を破って決勝進出。

ブラジル代表ロベルト・フィルミーノ(10)、アルジェリア代表リヤド・マフレズ(7)が先発する。

ホーム・ジェッダでの日程は、中2日→中3日で、川崎より日程に1日余裕がある。
 川崎とは初対戦となる。

■1st half
アルアハリは、個の力を融合させつつ主導権を握った。
 無理なパスは少なく、動き出しに合わせて縦パスを入れる。
 5分、FWイヴァン・トニー(99)がシュート。
 6分、マフレズの右CKから、ジヤド・アルジョハニ(30)がシュート。

川崎はプレスを受けながら、CBから組み立てる。
 ブロックを組まれる前にスピードを上げれば、チャンスはあった。
 11分、マルシーニョが左から仕掛け、続けて2本のシュート。

アルアハリが優勢となるが、大きなチャンスは多くない。
 17分、ガレーノ(13)が縦にドリブルして、トニーがシュート。
 18分、CBロジェール・イバニェス(3)がミドル。

上手く守っていた川崎だったが、35分、先制を許す。
 佐々木旭がビルドアップで奪われて、ガレーノがゴール右上にゴラッソを決めた。
 フィルミーノが山本を引き出して、バイタルでガレーノのスペースを生み出した。

39分、三浦が右ひざを負傷してピッチ外に出る。
 数的不利のまま42分、フィルミーノの右クロスをフランク・ケシエ(79)がゴール前で押し込んだ。
 三浦がいない右SBには脇坂が入っていたが、そのエリアを崩された。

■2nd half
リードしたアルアハリは強固にブロックを組む。
 攻撃でも前に人数を掛けることなく、後方のバランスを保った。

川崎はボールを持てるようになるが、ブロックを崩すまでは至らない。
 いつもは預けどころとなる家長も、53分、54分に続けてロストするなど、キープが難しかった。

76分、78分には伊藤達哉が鋭い動きからシュートを狙う。
 終盤はさらに押し込んだが、決定機は作れない。
 アルアハリはしっかり時間を使い、逃げ切った。

■summary
アルアハリは、ガレーノのゴラッソで先制に成功。
 2点リードしてからは、川崎にボールを持たせつつ守り切った。

守備は、アルサッドやアルナスルほどの緩みはなかった。
 前線のプレスは強力で、最終ラインと2ボランチの陣形を最後まで保った。
 終盤になるとさすがに空いてきたが、リードを活かして慌てることはなかった。

ACLEは外国人枠が撤廃され、際限なくチーム全体の強化が可能となった。
 アルアハリは、川崎戦でのサウジアラビア人の起用は先発2人と途中出場2人だけ。
 フィルミーノやマフレズといったビッグネームに限らず、多くの外国籍選手を活用した。
 外国籍選手は2人だけの出場だった川崎とは対照的で、総合力は高かった。


川崎が勝つ可能性は、あまり大きくはなかった。
 ゴールがどこかで1つ決まっていれば、チャンスはあったかもしれない。
 とはいえ、決定機もほとんど作れず、2-0のスコアは妥当だった。

日程や開催地の不利もある中で、準優勝は素晴らしい結果となった。
 中2日の3連戦で、準決勝アルナスル戦でのターンオーバーは見事だった。
 今後のJ1リーグも過密日程が続くが、このような采配を長谷部監督に期待したい。

次は日本に戻って、中7日で鹿島戦(J1 #16)。
 ここから5連戦が始まるので、フレッシュな選手を起用してほしい。

■goal
35ガレーノ(13) 42フランク・ケシエ(79)

■judge
山口瑠伊(98) 6.5 5分のトニー、6分のアルジョハニのシュートをセーブ。2失点はチャンスなし。
佐々木旭(5) 6.0 35分のロストから失点。スタートのRSBでも43分からのLSBでも攻守に奮闘。
高井幸大(2) 6.5 65分、PA内でトニーへタックル。広い範囲をカバー。最後は前線に上がった。
丸山祐市(35) 6.5 疲労もあるはずだが、いつもどおり淡々と守り続けた。18分、PA内でカット。
三浦颯太(13) 6.0 10分、32分に左FKを蹴る。39分、ボールを蹴り合って右ひざを負傷し交代。
河原創(19) 6.0 中盤を埋める。57分、佐々木旭へ縦パス。60分、山本の縦パスを受け切れず。
山本悠樹(77) 6.5 11分、18分にマルシーニョを走らせる。50分、58分、60分に縦パスを狙う。
家長昭博(41) 5.5 53分に右サイドで、54分に下がって受けたがロスト。キープは難しかった。
脇坂泰斗(14) 5.5 45+1分、正面からのFKを直接狙う。57分、左クロス。83分、スルーパス。
マルシーニョ(23) 6.0 11分、2本連続シュート。44分の抜け出しは手で止められる。フル出場。
エリソン(9) 5.5 26分、GK山口のパスを受けて縦にドリブル。45+1分、脇坂のFKでフェイク。

■sub
43(13)VW際(31) 6.0 RSBで緊急出場。57分、脇坂のクロスをヘッド。89分、ロングシュート。
HT(9)山田新(20) 5.0 1トップ。52分、63分にスローインを受ける。シュートにまでは至らず。
65(77)大関友翔(16) 6.0 77分にマルシーニョへ、89分に山内へ縦パス。84分からボランチへ。
65(41)伊藤達哉(37) 6.5 76分にミドル、78分にCKからシュート。素早いドリブルが効いた。
84(19)山内日向汰(26) 5.5 トップ下。89分、山田新へ縦パス。90+3分、左サイドでFK獲得。

■bench
ソンリョン(1) 安藤駿介(21) 田邉秀斗(15) アイダル(44) 橘田健人(8) 瀬川祐輔(30) 神田奏真(32) 

■coach
長谷部茂利 6.0 先発にベストメンバーを並べ、最後は脇坂と大関の2ボランチなど攻撃的な布陣を敷く。結果は出なかったが、ベストは尽くした。

■referee
アブドゥルラフマン・アルジャシム(QAT) 6.0 後半、やや川崎寄りとはなったが、バランスを保った。

242,100views
AT+5+6