J1リーグ5連戦の4試合目となる第13節ホーム浦和戦。
もともと4月29日の開催予定だったが、ACLEのため延期された。
勝利したC大阪戦(J1 #17)からは、中2日の日程となる。
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先発は、C大阪戦から3人が変わる。
新たに橘田健人、伊藤達哉、エリソンが先発する。
先発を外れる山本、家長、山田新はベンチに回る。
ベンチを含む20人のメンバーには変更がない。
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浦和は、J1リーグ8勝5分4敗で暫定4位。
6月にFIFAクラブワールドカップ2025に出場するため、連戦を控えている。
中3日なので、川崎より1日空いているが、先発6人を入れ替える。
2024年の対戦は、川崎の1勝1分だった。
240503川崎3-1浦和(J1 #11)
240824/241122浦和1-1川崎(J1 #28)
アウェイでは、雷雨のため前半終了時点で中断され、3か月後に後半から再開された。
■1st half
川崎がビルドアップしながら押し込んでいく。
浦和は最終ラインを高く保ち、PA内には入り込めない。
20分、脇坂のバックパスが弱く、FW髙橋利樹(18)が拾う。
ハーフライン付近で抜かれた丸山が、髙橋を止めてイエローを受ける。
このプレーから、浦和の時間が5分ほど続いた。
25分、浦和のCKの守備で、エリソンがVW際と接触して右ひざを負傷。
いったんはピッチに戻ったが、すぐに倒れ込み、山田新に交代した。
川崎は35分、脇坂が山田新へラストパス。
37分、40分に河原創が強い縦パスを入れて、浦和を揺さ振っていく。
しかし、先制したのは浦和。
42分、中島翔哉(10)が右クロスを上げると、そのままゴールに決まった。
リードを許した川崎だったが、すぐ同点に追い付く。
45+2分、脇坂の右CKを山田新が競り、マルシーニョが押し込んだ。
■2nd half
浦和は前半よりもラインを下げて、ゴール前で待ち受ける。
瀬川がハーフスペースに立つことで、浦和の中盤を拡げていく。
53分に橘田、71分、78分に佐々木旭がバイタルからミドルを狙う。
浦和は56分、金子拓郎(77)の右クロスを関根貴大(14)がシュート。
VW際が触ってポストに当たり、跳ね返りをGK山口が抑えた。
72分には松尾佑介(24)がドリブルからシュート。
86分、あまりにも美しいゴールが生まれる。
大関が右サイドに展開して、VW際がダイレクトでクロスを入れる。
CB前のスペースで待っていた瀬川が、ボレーを決めた。
このまま逃げ切りたかったが、ロスタイム。
浦和がパワープレイを仕掛け、マテウス・サヴィオ(8)が右からクロス。
長倉幹樹(20)が落とし、大久保智明(21)が同点ゴールを決めた。
■summary
浦和は、2CBマリウス・ホイブラーテン(5)とダニーロ・ボザ(3)がしっかり守る。
ブロックを組み、川崎に動かされても修正してバランスを保った。
ボールを持たれながらも2失点に抑えて、勝ち点1の獲得につなげた。
攻撃は、前線の個の力を活用する形。
最も脅威となったのは、右ウィングの金子拓郎(77)。
RSB石原広教(4)と組んで、鋭く仕掛けていった。
66分に金子が交代するまで、LSB佐々木旭を守備に注力させた。
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川崎はラストプレーで追い付かれてドローに終わった。
喪失感が強い結果となったが、5連戦の4試合目、さらに中2日の日程。
それでも、主導権を握っていて、内容は悪くなかった。
エリソンの負傷交代のように懸念材料はあるが、良いプレーを続けたい。
瀬川祐輔は、C大阪戦でのアシストに続いて、ゴールを決めた。
昨年12月の負傷の影響もあり、出場機会が少ない中、結果を出した。
序列を上げ、プレー時間を増やしてほしい。
次は中3日でガンバ大阪戦(J1 #18)。
5連戦の最後となるので、勝利したい。
■goal
45+2マルシーニョ(23) 86瀬川祐輔(18)
42中島翔哉(10) 90+4大久保智明(21)
■judge
山口瑠伊(98) 5.5 1失点目は軌道を見極められず。90分、渡邊凌磨(13)のシュートをキャッチ。
VW際(31) 6.5 右クロスを入れ続け、1アシスト。67分、ドリブル突破をイエローで止められる。
高井幸大(2) 6.0 45+7分、中島のスルーパスをカバー。65分、右サイドで松尾に突破を許す。
丸山祐市(35) 6.0 19分、髙橋を倒してイエロー。浦和CBの背後に向けてロングパスを供給する。
佐々木旭(5) 6.0 金子拓郎に対応しながら、終盤は攻め上がる。45分、71分、78分にミドル。
河原創(19) 6.5 9分、エリソンへ縦にループパス。鋭く身体を寄せてポールカットを繰り返す。
橘田健人(8) 6.0 45+1分、53分にミドル。54分、中央をドリブルするが、パスを出さずロスト。
伊藤達哉(17) 5.5 6分、VW際へ縦パスを入れる。13分、カットインからエリソンへラストパス。
脇坂泰斗(14) 5.5 19分、バックパスをミス。35分、山田新へスルーパス。セットプレーを担当。
マルシーニョ(23) 6.0 1ゴール。石原とマッチアップ。48分、丸山のロングパスを競ってクロス。
エリソン(9) 5.5 9分、河原創のループをGK西川周作(1)と競る。25分、右ひざを負傷して交代。
■sub
32(9)山田新(20) 5.5 35分、脇坂のスルーパスからシュート。45+2分、CKを競って落とす。
HT(17)瀬川祐輔(18) 6.5 ダイレクトボレーで1ゴール。前線で繰り返し動きスペースを生んだ。
70(23)家長昭博(41) 5.5 ショートパスを何度もつなぐ。守備は緩め。78分、81分に右クロス。
70(19)山本悠樹(6) 6.0 受ける位置を調整しながらパスを繰り出す。81分、家長へロングパス。
85(8)大関友翔(16) 6.0 ボランチに入る。86分、ルーズを拾って右サイドのVW際に展開する。
■bench
ソンリョン(1) 田邉秀斗(15) アイダル(44) 神田奏真(38)
■coach
長谷部茂利 6.0 逃げ切れなかったが、後半から起用した瀬川がゴール。悪くない内容だった。
■referee
飯田淳平 6.0 安定したジャッジ。19分の丸山祐市へのイエローは妥当で、ゴールまで遠くDOGSOではなかったか。
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AT+10+4