ロスタイムに失点してドローとなった浦和戦(J1 #13)から中3日。
J1リーグ5連戦、等々力4連戦の最後となるガンバ大阪戦。
等々力は曇り空で、暑すぎることもなく、過ごしやすい気候。
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先発は、浦和戦から3人が変わる。
新たに山本、家長、小林悠が先発する。
小林悠は、4月16日の神戸戦(J1 #12)以来の出場となる。
橘田、伊藤達哉はベンチに回り、負傷したエリソンはベンチ外。
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ガンバ大阪は、J1リーグで7勝2分8敗の9位。
2024年はJ1リーグ4位でACL2出場権を獲得し、天皇杯は準優勝。
ダニエル・ポヤトス監督が3シーズン目の指揮を執る。
川崎と同じ中3日だが、水曜日のルヴァンカップ磐田戦は、延長となり120分間プレー。
2024年の対戦は、ガンバの1勝1分だった。
240519G大阪3-1川崎(J1 #15)
241018川崎1-1G大阪(J1 #34)
■1st half
川崎がスムーズに組み立てて押し込んでいく。
ガンバは川崎の中盤には寄せてきたが、最終ラインはフリー。
マルシーニョに向けて、丸山がロングボールを、山本がスルーパスを出していく。
ガンバはGK一森純(23)と2CBが並んでビルドアップを図る。
ただ、ボランチやサイドにつなげず、ロングボールを蹴らされて回収された。
20分あたりでビルドアップを中断して、GK一森が大きくパントを蹴った。
32分、山本の右CKで先制する。
佐々木旭がニアで触って流し、ファーのマルシーニョが蹴り込んだ。
その後も川崎が畳み掛ける。
34分、山本のスルーパスからマルシーニョがシュート。
40分、VW際の右クロスを河原がヘッド。
ようやく終盤となって、ガンバが反撃する。
42分、VW際のロストから、ファン・アラーノ(47)がシュート。
44分、黒川圭介(4)の左クロスから、満田誠(51)が左ポストに当てる。
■2nd half
後半に入っても、ガンバが引き続き攻め込む。
プレスの位置を高めて、川崎の2CBを追い込んで回収する。
53分、黒川のパスを受け、宇佐美貴史(7)がPA内で立ち止まる。
少しだけ動かしてからコースを打ち抜き、同点ゴールを決めた。
さらには60分には逆転に成功する。
宇佐美が右クロスを入れ、斜めに走り込んだ山下諒也(17)が軽く触ってゴール。
75分、満田のクロスを宇佐美がボレーするが、足を攣ってしまう。
ネタ・ラヴィ(6)とともに宇佐美が交代すると、圧倒的な攻撃のターンは終わった。
79分、大関がクロスを上げると見せかけて、縦パスを入れる。
PA内で受けた伊藤達哉が、同点ゴールを決めた。
その後はオープンな展開となり、伊藤達哉が速攻を仕掛ける。
川崎の時間が続いたが、ドローに終わった。
■summary
ガンバは、40分あたりで突然覚醒し、攻撃を仕掛ける。
自由にボールを持たせていた川崎の2CBに対して、プレスを開始する。
素早く囲んで高い位置でボールを奪取して、ゴールを目指した。
78分に宇佐美とネタ・ラヴィ(6)が交代するまで、決定機を量産して2ゴールを奪った。
良い時間が終わってからは、反対に難しい時間帯となった。
とはいえ、体力的な厳しさがある中、勝負するタイミングを的中させた。
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川崎はガンバの攻勢を凌ぎ切れず、2失点を喫した。
大量失点もありえただけに、ドローで終えることができたともいえる。
ただ、良い攻撃もできていたので、内容的には妥当な結果となった。
GK山口瑠偉は、2失点目で謎の動きを見せた。
宇佐美の右クロスに対し、山下が走り込んでいるにも関わらず、ゴールから離れていく。
鹿島戦(J1 #16)に続いて、個人の判断ミスで失点を喫した。
2勝2分1敗で5連戦が終わった。
次は中5日でアウェイ広島戦(J1 #19)。
少し休んで、攻守ともにクオリティを回復してほしい。
■goal
32マルシーニョ(23) 79伊藤達哉(17)
53宇佐美貴史(7) 60山下諒也(17)
■judge
山口瑠伊(98) 4.0 2失点目は謎の飛び出しでゴールをガラ空きにする。64分、左CKをキャッチ。
VW際(31) 5.5 42分、45+1分とビルドアップで続けてロスト。70分、右からロングシュート。
高井幸大(2) 5.5 30分、宇佐美のシュートをブロック。後手後手の対応が目立ち、疲労を感じた。
丸山祐市(35) 5.5 10分、25分のパスでマルシーニョを走らせる。フリーランで抜け出しを許す。
佐々木旭(5) 6.0 32分、アシスト。49分、長距離を運んで小林悠へラストパス。最後はRSBへ。
河原創(19) 5.5 40分、VW際の右クロスをヘッド。53分、対峙していた宇佐美にゴールを許す。
山本悠樹(6) 6.5 34分、37分にマルシーニョへスルーパス。53分、65分に低い位置でロスト。
家長昭博(41) 5.0 13分、小林悠へ右クロス。18分、チャンスを迎えても仕掛けず、結局ロスト。
脇坂泰斗(14) 5.0 60分、ヒールパス失敗。23分、73分に囲まれてロスト。71分からボランチ。
マルシーニョ(23) 6.0 1ゴール。34分、山本のスルーパスで抜け出してクロス、続いてシュート。
小林悠(11) 6.0 13分、ボレー。49分、佐々木旭のラストパスをシュート。ポストも踏ん張った。
■sub
57(11)山田新(20) 5.0 ファウルをアピールする前に、最後まで走りたい。90+8分、イエロー。
57(23)瀬川祐輔(18) 5.5 90+4分、山田新の落としをボレー。プレーにあまり絡めなかった。
57(41)伊藤達哉(17) 7.0 1ゴール。スペースを探してドリブルが冴え渡る。83分、シュート。
71(19)大関友翔(16) 6.0 1アシスト。90+1分、右クロス。90+5分、山田新へラストパス。
90(6)橘田健人(8) 5.5 右ボランチ。プレー機会は少なかった。90+7分、倉田秋(10)をカバー。
■bench
山口瑠伊(98) 田邉秀斗(15) アイダル(44) 神田奏真(38)
■coach
長谷部茂利 6.0 ドローは悪くない結果。57分、3人を交代したが、ガンバの攻勢は止められず。
■referee
先立圭吾 4.5 生じている事象を的確に観察できず。両副審のオフサイド判定も微妙。
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AT+2+10