■241122浦和0-1川崎(J1 #28 #2)(埼玉スタジアム, 19:00KO, 20,214人)
2024年8月24日(土)の浦和戦は、前半終了時点で雷雨のため中断された。
11月22日(金)にあらためてハーフタイムから再開されて、後半が行われた。
この記事は、前段が8月24日(前半)の観戦記、後段が11月22日(後半)の観戦記となっています。
採点については、前後半を総合したものとしています。
■240824浦和1-0川崎(J1 #28 #1)(埼玉スタジアム, 19:00KO, 35,188人)
久しぶりの敗戦となった横浜FM戦(J1 #27)から中6日、アウェイ浦和戦。
8月20日、大南琢磨がOHルーヴェン(BEL)へ期限付き移籍することが発表された。
同日、鳥栖(J1)から完全移籍で河原創(19)を獲得した。
高井幸大は、累積警告4枚により出場停止。
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先発は、横浜FM戦から2人変更する。
新たにGKソンリョンと車屋が先発する。
GK早坂と出場停止の高井はベンチ外となった。
ベンチには、新たに田邉、アイダル、河原の3人が入る。
アイダルと河原は、加入後初めてのベンチ入りとなった。
山本と瀬川の2人が外れている。
浦和は、J1リーグ9勝8分9敗で暫定10位。
直近5試合では3分2敗と調子は上がっていない。
2日前の8月22日、予定されたトレーニングがオフとなった。
ペア・マティアス・ヘグモ監督は、酷暑によるものと説明したが、異例な状況といえる。
等々力では、川崎が勝った。
240503川崎3-1浦和(J1 #11)
■1st half
浦和が次々と縦や斜めのパスを入れて、川崎のゴールに迫った。
2分、関根貴大(14)がミドルシュート。
4分、大久保智明(21)がカウンターからシュート。
13分、石原広教(4)がPA内からラストパス。
23分、右クロスをブライアン・リンセン(9)がヘッドで動かす。
大畑歩夢(66)の折り返しを渡邊凌磨(13)が合わせて先制ゴール。
川崎は失点後、チャンスを作れるようになる。
33分、VW際の右クロスを家長が触り、山田新のループは左ポストに当たる。
開始直後から降り続いた雨は、どんどん強くなる。
ピッチに水溜まりができ、ボールは動かなくなった。
■summary(1st half)
浦和は川崎の守備が整う前に、早く攻めてきた。
いくつか決定機を作り、23分、完全に崩して先制ゴールを決める。
渡邊凌磨(13)は、トップ下で出場して先制ゴール。
浦和加入後、LSBで起用されていたが、アタッカーが適正と思われる。
川崎は中盤で攻撃を止めることができず、ゴールに迫られた。
右佐々木旭、左車屋で組んだ2CBは、高さも強度も不足していた。
ビルドアップは悪くなく、失点後は押し戻すことができた。
大雨で35分あたりからはボールが止まり、サッカーにならなかった。
■ハーフタイム240824-241122
後半が始まることはなく、雷雨のため試合は中止された。
この試合やチケットの取り扱いは、後日アナウンスされることとなった。
2024年9月5日、前半だけで終わっ た8月24日のチケットの全額払戻しが発表された。
翌6日には、後半は11月22日(金)19時キックオフとなることが決まった。
天皇杯決勝の週だが、浦和は不祥事で天皇杯不参加、川崎は3回戦敗退で日程は空いている。
■241122浦和0-1川崎(J1 #28 #2)(埼玉スタジアム, 19:00KO, 20,214人)
8月24日、豪雨で前半を終えたところで中止された浦和戦が再開される。
前半は、渡邊凌磨のゴールで浦和が1-0でリードしている。
原則として、前半戦のメンバーをそのまま引き継ぐ。
出場していた選手が負傷などの場合、ベンチから補充して変更できる。
さらに、空いたベンチに新たな選手を追加することができる。
交代枠及び回数も前半から引き継がれる。
両チームとも前半での交代はなく、5人の交代枠と3回の交代回数が残る。
なお、中断期間の負傷などによる選手変更は、交代枠及び回数に含まれない。
出場停止の高井幸大は、後半も出場できない。
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先発は、負傷のため前半から1人を変更する。
脇坂が外れて、ベンチから小林悠が繰り上がった。
前半は3トップ1インサイドハーフだったが、後半は2トップ2ウィングとなる。
中断期間中、大島(右ハムストリング肉離れ)や車屋(発表なし)が離脱したが、復帰済。
小林悠が繰り上がって空いたベンチには、ジェジエウが入った。
ジェジエウは、8月は右ハムストリング肉離れで離脱していた。
浦和は、J1リーグ12勝10分13敗で暫定12位。
前半のみで中断した川崎戦の2日後、ペア・マティアス・ヘグモ監督が解任された。
2023年に監督だったマチェイ・スコルジャが復帰して、指揮を執る。
負傷のため、先発していた大久保智明(21)が外れる。
代わりに松尾佑介(24)が出場し、チアゴ・サンタナ(12)がベンチに入る。
■2nd half
1点を追う川崎がアグレッシブに攻めていく。
浦和の前線が深い位置までプレスに来たが、苦にせず前進する。
50分、小林悠のループパスを山田新がシュート。
54分、三浦の左FKを、PA内右で佐々木旭が受ける。
戻したところを家長がシュートしたが、ブロックされる。
橘田を経由して再び三浦にボールが渡って、左からクロス。
小林悠がマリウス・ホイブラーテン(5)を背負いながらループヘッドを決めた。
浦和の反撃は単発だったが、2つ決定機を作る。
65分、渡邊凌磨のシュートはGKソンリョンが弾く。
79分、サミュエル・グスタフソン(11)の素晴らしい縦パスから、渡邊凌磨が右サイドを突破。
ラストパスを松尾がシュートするが、左ポストに当たった。
川崎がじっくり浦和を押し込んでいく。
64分、河原の左クロスを小林悠がヘッド。
75分、小林悠の落としを山田新がシュート。
ロスタイムまで攻め続けるが、ゴールは奪えなかった。
■summary(2nd half)
浦和は前半と逆に、川崎の攻勢を受け止める形となった。
56分に同点に追い付かれてからも、攻めることができない。
自陣に押し込まれる時間が長く、反撃の機会は限られた。
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川崎はゴールを奪いにいく気迫を見せた。
小林悠のゴラッソで追い付いたが、もう1点は奪えなかった。
それでも、中盤でのミスは少なく、浦和を追い詰めた。
次は中3日で、アウェイのブリーラム・ユナイテッド戦(ACLE GL #5)。
グループリーグ突破のために勝ち点3を持ち帰りたい。
■goal
23渡邊凌磨(13)
55小林悠(11)
■judge
ソンリョン(1) 6.5 2分、関根のミドルをキャッチ。65分、渡邊凌磨のシュートを片手で弾く。
VW際(31) 5.5 前半、右サイドを上がってクロスを入れた。56分、松尾のシュートをブロック。
佐々木旭(5) 6.0 23分、渡邊に前に入られて失点。81分からRSBに回り、クロスを4本入れる。
車屋紳太郎(7) 5.5 プレスを近くまで引き付けながら組み立てる。60分、サンタナからカット。
三浦颯太(13) 6.5 1アシスト。前後半とも積極的に駆け上がり、クロスやドリブルで仕掛ける。
橘田健人(8) 6.5 バックパスは少なく、前を見据えてプレー。57分、縦にドリブルで持ち運ぶ。
大島僚太(10) 5.5 2分、パスミスから関根にシュートを許す。8分、中央突破。後半早くに交代。
脇坂泰斗(14) 5.5 5分、PA内で大島と縦にパス交換。37分、ドリブルでFKを得る。特例で交代。
家長昭博(41) 5.5 前半、脇坂とVW際で組み立てる。守りの動きは控え目。77分、ボール奪取。
山田新(20) 6.0 33分のループシュートは左ポストに当たる。43分、50分、75分にシュート。
マルシーニョ(23) 6.0 19分、左からPA内に運んでシュート。68分、左ポケットからクロス。
■sub
HT*(14)小林悠(11) 7.0 同点ゴール。64分に決定機。ポストや山田新へのラストパスも冴えた。
(*:中断期間中の負傷による選手変更。通常の交代には含まない。)
56(10)河原創(19) 6.0 ゴール前にFK、CK、クロスを数多く入れる。鋭く動いて中盤を締めた。
73(23)遠野大弥(17) 5.5 左ウィング。三浦のスペースを作る。90+3分、左クロスでCK獲得。
81(20)エリソン(9) 6.0 83分、家長のパスから強烈なミドル。キープしてポイントを作った。
81(31)ジェジエウ(4)* 6.0 広い範囲をカバーしながら、強く大きくクリアした。
(*:中断期間中の負傷により追加された選手。)
■bench
山口瑠偉(98) 田邉秀斗(15) アイダル(44)
■coach
鬼木達 6.0 雨中の前半、リードを許すが、中断後に小林悠を投入して同点に追い付いた。
■referee
上田益也 6.0 前後半ともに落ち着いて、一貫したジャッジを続けた。
*副審1は、前半は三原純だったが、後半は聳城巧に変更。
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AT+2+3