2018/02/20

180220蔚山現代2-1川崎(ACL GL #2)

蔚山現代2-1川崎(蔚山文珠スタジアム, 19:00KO)

C大阪戦(FXSC)、上海上港戦(ACL GL #1)と2連敗。
中6日で迎えるACLグループリーグ第2節、アウェイの蔚山現代戦。

先発は上海上港戦から3人を変更。
新たに阿部、守田、そして出場停止明けの車屋が入った。
守田は2試合に途中出場しているが、右SBでプロ入り初先発。
登里がベンチへ、中村とエウシーニョは遠征に帯同しなかった。

ベンチには新たに武岡と赤﨑が入った。

蔚山は、アウェイのACL第1節をドローで終えている。
鳥栖から期限付き移籍中の豊田陽平(55)が1トップで先発する。
2014年のACLでも蔚山とは同じGLに入っている。
アウェイ(2014 ACL GL #2)では負け、ホーム(2014 ACL GL #6)で勝った。

■1st half
蔚山は左ウィングのミスラフ・オルシッチ(9)を走らせる。
1トップの豊田も含めて、ロングパスで攻撃を仕掛けてきた。

川崎はボランチを中心に、押し込んでいく。
両サイドに広いスペースがあり、車屋と守田が上がっていった。
29分には家長のミドルがポストに当たるなど、いい形を作っていた。

ただ、中央からはなかなか攻撃できない。
大久保やネットがチャレンジングなパスを入れ、低い位置でボールを失う。
すると蔚山のショートカウンターを浴び、攻め込まれた。

42分、守田が右サイド深くで追われると、クリアせずに中に逃げる。
PA内でボールを奪われ、チョン・ジェヨン(6)にミドルを決められた。

■2nd half
1点リードされ、後半は蔚山がペースを握る。
ボールを奪うと、川崎のプレスバックを余裕をもってかわしていく。
的確にパスをつなぎながら、前線にロングボールを出していった。

蔚山がケアしたため、川崎のボランチは窮屈となり、車屋のスペースも埋められる。
縦にパスを入れるとすぐに詰められて、ボールを簡単に失ってしまう。
右サイドの守田は比較的空いていたが、奈良との距離が遠く、ボールが入らない。
効果的な攻撃ができないまま、時間が過ぎていった。

66分、ファン・イルス(11)が谷口からボールを奪い、PA内でGKと1対1となる。
最初のシュートはソンリョンが防いだが、イ・ヨンジェ(32)にゴラッソを決められた。

川崎は登里、知念、森谷を次々と投入。
それぞれが持ち味を出すことで、少しずつ攻撃は機能し始める。
85分、大島から左サイドの登里にパスが出て、クロスを知念がヘッド。
1点は返したものの、同点は遠かった。

■summary
上海上港戦での内容の良さは、再び失われた。
トップ下に入った大久保は、周囲とパスの意図が合わずにボールを失った。
狭いスペースでも果敢に狙ったが、成功率はもちろん低かった。
ネットもリズムを変えるために縦パスを入れたが、ロストが多かった。

失う位置がゴールから遠く、タイミングも悪かった。
前掛かりになったチーム全体の戻りが遅く、蔚山のショートカウンターに対して、数的同数での守備が多くなってしまった。

蔚山はクリーンにプレーし、時間稼ぎもしなかった。
守りでは最後までスペースを埋め続け、攻撃ではボールを簡単に失わない。
素晴らしいミドルシュートを2本沈めて、勝ち点3を得た。

これでACLは2敗。グループリーグ突破の可能性は少なくなった。
今後は日程が厳しく、勝ち点3を狙うのは難しい状況となる。

公式戦3連敗となり、中4日で磐田戦(J1 #1)を迎える。
攻守ともに空回りが続くが、少しでも立て直したい。

■goal
42チョン・ジェヨン(6) 66イ・ヨンジェ(32)
85知念慶(20) 

■judge
ソンリョン(1) 6.0 66分、1対1をセーブ。2失点はどちらも難しかった。
守田英正(25) 4.5 42分、判断ミスで先制点を与えた。全体的には悪くなかった。
奈良竜樹(3) 4.5 ボールを持ってもパスを出せず。45分、ミスパスで決定機を許す。
谷口彰悟(5) 5.0 粘り強く守り、攻撃の起点に。しかし、66分、奪われて失点に関与。 
車屋紳太郎(7) 5.0 高い位置でボールを受けたが、縦への仕掛けが少なかった。
大島僚太(10) 5.5 前に向かうドリブルとパスで仕掛けた。運動量はまだまだ。
ネット(21) 5.0 ロングボールを供給する。ただ、縦パスの失敗は痛かった。
家長昭博(41) 5.5 29分、ポストに当てるシュート。後半、徐々に調子を上げた。
大久保嘉人(4) 4.5 トップ下。ボールをさばく役割を担うが、呼吸が合わなかった。
阿部浩之(8) 5.0 シンプルにボールを動かす。周囲とポジションが重なりがち。
小林悠(11) 5.0 15分、ターンしてシュート。1トップで孤立する時間が長かった。

■sub
65(8)登里享平(2) 6.0 斜めに動き出して流動性を生む。85分にアシスト。
81(4)知念慶(20) 6.0 高い技術でゴールを決める。ポストプレーも的確だった。
86(21)森谷賢太郎(19) 5.5 前を向いて仕掛ける。ロスタイムに2本のCKを担当。

■bench
新井章太(30) 武岡優斗(17) エドゥアルド(23) 赤﨑秀平(9)

■coach
鬼木達 5.0 後半、攻撃が機能していなかったが、交代を含め対策が遅かった。

■referee
ファハド・アルミルダシ 6.5 抑制されたジャッジ。荒いプレーも少なかった。

2018/02/13

180213川崎0-1上海上港(ACL GL #1)

180213川崎0-1上海上港(等々力, 19:00KO, 12,193人)

ACLのグループリーグ初戦は、上海上港とのホームゲーム。
3日前のFUJI XEROX SUPER CUP(FXSC)から、先発を4人変更。
右SBにエウシーニョ、左SBに登里が入り、ボランチに大島、前線に大久保が出場。

森谷、阿部がベンチスタート、田坂がベンチ外となった。
昨年のACL浦和戦(2017 ACL QF #2)で退場した車屋は出場停止。
ベンチには新たにエドゥアルドが入った。














上海上港はACLプレーオフを勝ち上がってきた。
昨年、川崎が浦和に勝てていれば、ACL準決勝で当たることができたチーム。
2005年と2008年に川崎に所属したフッキ(10)は、10年ぶりの等々力帰還。
オスカル(8)、エウケソン(9)、ウズベキスタン代表のオディル・アフメドフ(25)も出場する。














■1st half
川崎は立ち上がりから、XEROXセレッソ戦よりもいい動きを見せた。
ネットが低め、大島が高めの位置取りで、斜めの関係を作ってボールを保持。
ボランチの近くで前線の選手が絡み、組み立てていった。
左の登里、右のエウシーニョもワイドに開き、ポイントを作っていた。

上海上港の前線は、右にフッキ、1トップにエウケソン、左にウー・レイ(7)が並ぶ。
オスカルが最終ラインに降りてきて、正確なロングボールを供給する。
セレッソほど良い状態ではなかったが、川崎の縦パスをカットして、反撃を仕掛ける。

23分、簡単な攻撃であっさりやられてしまう。
ユー・ハイ(21)の左クロスを、谷口が空振りしてエウケソンのもとへ。
エウケソンのシュートは、ソンリョンが触ったが、ポストに当たりゴールに入った。

33分、エウシーニョの右クロスからの中村のヘッドは決定的だった。
しかし、GKイエン・ジュンリン(1)が好セーブを見せた。

■2nd half
上海上港が守備ラインを下げて、中盤を空けたため川崎のパスが通る。
縦パスが引っかかっることもあったが、徐々にゴールに近づいていく。

上海上港は少ない人数でカウンターを仕掛けてくる。
遅攻では、大胆に押し上げて、スペースを使ってパスをつなぐ。
足元の技術が高く、川崎のプレスにもあわてることがなかった。

川崎は同点ゴールを目指し、前を狙ったパスが増えていく。
中2日で足は止まりがち。
ただ、カウンターを浴びても必死に戻っていた。
71分に家長、89分に大島が決定機を迎えたが、シュートは大きく外れた。

■summary
ACLのグループリーグ6試合で、ホームは3試合のみ。
その大事なホームで、負けてしまったことは残念な結果となった。

ただ、XEROXセレッソ戦から中2日で、内容はかなり良くなった。
コンディションが良い大久保や登里を起用したことも奏功した。
もちろん、去年の最も良い内容から比べれば、大きな差がある。

上海上港のブラジル・トリオ。
エウケソン(9)、フッキ(10)、オスカル(8)















XEROXを欠場したエウシーニョを始め、大島やネット、中村も状態はこれから。
選手の調子を見極めながら、過密日程に向かってチームを向上させていきたい。

■goal
23エウケソン(9)

■judge
ソンリョン(1) 6.5 11分、32分、74分と素晴らしいセーブ。失点も触っていた。
エウシーニョ(18) 5.0 フル出場を果たす。周囲との呼吸はまだ合っていない。
奈良竜樹(3) 5.0 ラインを高く上げる。22分、エウケソンとの競り合いで決定機を与える。
谷口彰悟(5) 4.5 クロスの目測を誤って失点を招いた。56分、CKをヘッド。
登里享平(2) 5.5 対峙したフッキに負けなかった。前半、縦への突破を見せる。
大島僚太(10) 5.5 やや高めの位置取りでパス配給。77分、89分とシュートを放つ。
ネット(21) 5.5 粗雑なパスも見られたが、ロングボールで局面を打開した。
家長昭博(41) 5.5 力強くボールをキープする。47分、71分にフリーでシュート。
中村憲剛(14) 5.0 決定的なパスは狙ったが出せず。33分にヘディングシュート。
大久保嘉人(4) 5.5 短いパスを受けて効果的につなぐ。中盤でリズムを作り出した。
小林悠(11) 5.5 チャンスは少なかったが、シュートを積極的に放った。

■sub
71(14)阿部浩之(8) 5.5 89分、決定的な右クロスを大島に供給する。
81(41)長谷川竜也(16) 5.0 左サイドのスペースを縦に狙ったが、成功せず。 
86(21)守田英正(25) 6.0 ボランチに入り、積極的なパス&ゴーで攻撃を活性化。

■bench
新井章太(30) エドゥアルド(23) 森谷賢太郎(19) 知念慶(20) 

■coach
鬼木達 5.5 同点にはできなかったが、的確な采配だった。

■referee
アドハム・マハドメフ 6.5 ぶれなく納得性が高いジャッジ。やや川崎寄りだったか。

2018/02/10

180210川崎2-3C大阪(FXSC)

川崎2-3C大阪(埼玉スタジアム, 13:35KO, 41,803人)

J1を制し、2018シーズンはFUJI XEROX SUPER CUPで始まる。
天皇杯王者のセレッソ大阪との対戦。どちらも初出場となった。
昨年のYBCルヴァンカップ決勝(2017 YLC Final)と同じ相手、同じスタジアムとなった。

先発は昨年の主力が中心。
昨シーズン最終戦の大宮戦(2017 J1 #34)からは2人が変更。
ケガの影響で大島がベンチスタート、エウシーニョは欠場となった。
ボランチには森谷、右SBには田坂が入った。














ベンチにはFC東京から再加入の大久保、流通経済大学卒のルーキーの守田が入る。
なお、5人交代が可能で、交代回数は3回(ハーフタイム別)までの特別ルール。
ACL上海上港戦(ACL GL #1)を中2日で控えるだけに、効果的に交代したい。

セレッソは昨年、昇格シーズンでYLCと天皇杯の2冠を達成。
J1リーグも3位となって、ACL出場圏に入った。
ソウザ(11)が欠場したものの、こちらも昨年からの主力が揃った。

■1st half
前半はセレッソのプレスが効く。
ボールホルダーを追いながら、パスコースを絞っていく。
川崎はパススピードが遅く、なかなかボールが回らない。

セレッソは杉本健勇(9)にロングボールを入れる。
杉本の近くで、柿谷曜一朗(8)、清武弘嗣(10)、水沼宏太(7)が絡む。
三角形を作って、ダイレクトでつないで抜け出してゴールに迫る。

26分、右サイドを振り回され、PA内で杉本がポストプレー。
丁寧に落としたところを山口蛍(6)がダイレクトで蹴り込んだ。

失点してからは川崎も攻めていく。
決定機はなかったが、少しずつ押し込んでいった。


マスコット総選挙のトップ3がハーフタイムに登場。
ドロンパ(3位)、レノ丸(2位)、グランパスくん(優勝)















■2nd half
後半、中村と森谷を下げ、大久保と大島を投入する。
しかし、48分。
杉本がロングボールに競り勝ち、流したボールを清武が追いかける。
田坂をかわしてGKと1対1となり、冷静にゴールを決めた。

2点差となったが、直後の50分。
PA内で車屋が倒されてPKを獲得し、小林が中央に決めて1点差となる。

セレッソは守備を固め、カウンターを仕掛ける展開。
後半から入ったヤン・ドンヒョン(18)と杉本を目掛けてボールを入れていく。

川崎は大島を経由して、組み立てて同点を狙う。
なかなかセレッソを押し込めず、バイタルから先に進めない。
ボランチやサイドから中央に入れるところで、セレッソの網にかかってしまう。

攻めきれない中、78分。
ヤン・ドンヒョンのスルーパスに、高木俊幸(13)が抜けだして3点目。

再び2点差となったセレッソは攻撃を控え、川崎がボールを持つ。
90+2分、長谷川のクロスを大久保が決めたが、及ばなかった。

■summary
セレッソのコンディションが素晴らしく、川崎を圧倒した。
ボールへの寄せが早く、セカンドボールをしっかり拾う。
クオリティの高い選手が揃っていて、ショートパスをつないだ。
特に清武のプレーが図抜けていて、川崎の守備を切り裂いた。














川崎は動きが鈍く、中盤の守備が緩くなった。
パスの出し手を自由にしてしまったため、最終ラインの裏を何度も狙われる。
少ない人数の攻撃に対しても、フリーランに付ききれず、簡単にGKとの1対1を作られた。
セレッソが決定機を外さなければ、大差となっていたはず。

ルヴァンカップの決勝よりも、セレッソが内容で上回った。
1点差とはいえ、終始リードされ、勝つチャンスは少なかった。
シーズンの開幕戦に、負けてしまったのは残念。














次は中2日でACL上海上港戦。
修正するには厳しい日程だが、等々力での開催。
ACLグループリーグは6試合しかないだけに、勝ち点を確保したい。

■goal
51PK小林悠(11) 90+2大久保嘉人(4)
26山口蛍(6) 48清武弘嗣(10) 78高木俊幸(13)

■judge
ソンリョン(1) 5.5 可能性は少なかったが3失点。スーパーセーブはなかった。
田坂祐介(6) 4.5 数的不利での守備が多かった。48分、清武を防げずゴールを許す。
奈良竜樹(3) 5.0 中盤のフォローがない中、中途半端に高いラインの裏を狙われる。
谷口彰悟(5) 5.0 ハイボールを杉本、ヤン・ドンヒョンと競ったが、勝ち切れない。
車屋紳太郎(7) 5.5 PKを奪取。88分、福満隆貴(17)の決定機をスライディングで防ぐ。
森谷賢太郎(19) 4.5 セレッソの2トップに挟まれ窮屈にプレー。前に出せなかった。
ネット(21) 5.0 ボールをもらう動きは良かったが、守りで相手に寄せ切れず。
家長昭博(41) 5.0 一瞬のスピードがなく、マークを剥がせない。状態はこれからか。
中村憲剛(14) 4.5 立ち上がり、ミスパスが目立つ。ロングパスも出せず、前半で交代。
阿部浩之(8) 5.0 タッチ数が少なく、良さを出せなかった。33分のミドルはGK正面。
小林悠(11) 5.0 前線に残ったままで、ボールが入らなかった。PKを決める。

■sub
HT(19)大島僚太(10) 5.5 ボールを落ち着かせた。消えてしまう時間帯もあった。
HT(14)大久保嘉人(4) 6.0 最後に1ゴール。トップ下でさすがのキープ力を見せた。
52(6)守田英正(25) 6.0 右SBでのデビュー戦。良い動きでチャンスを作り出した。
71(8)長谷川竜也(16) 6.0 1アシスト。ドリブルで左サイドをかき回した。
79(41)知念慶(20) 5.0 最前線に入ったが、ボールにほとんど絡めなかった。

■bench
新井章太(30) 登里享平(2) 

■coach
鬼木達 5.5 劣勢を挽回できなかった。次の試合を考えた選手交代は的確。

■referee
福島孝一郎 6.5 落ち着いて試合を裁く。PKは少し厳しい判定だった。

2018/01/03

180103シーズン回顧(2) 2017ランキング

シーズン回顧(2) 2017ランキング

2017シーズンの川崎フロンターレを2回に分けて振り返る。
公式戦はJ1リーグ34試合、ACL10試合、YBCルヴァンカップ5試合、天皇杯4試合の53試合。
2回目は、この53試合を通じての各種ランキングを見る。

■high player (season) 
 1,000分以上出場した17選手で、シーズン平均採点が高かったのは次の選手。
 カッコ内は2016年、2015年の順位。在籍なしは(-)とした。
 2016年に1,000分以上出場したのも17選手だった。

1位(4位,-) ソンリョン(1) 46試合4311分出場 平均採点6.32 ベンチ1試合
2位(-,-) 阿部浩之(8) 40試合3185分出場 平均採点6.31 ベンチ2試合
3位(3位,1位) 大島僚太(10) 34試合2903分出場 平均採点6.25 ベンチ2試合
4位(1位,9位) 小林悠(11) 51試合4297分出場 平均採点6.16 ベンチ2試合
5位(6位,11位) 中村憲剛(14) 47試合3962分出場 平均採点6.07 ベンチ1試合

 守備の要であるソンリョンを最も高く評価した。
 仕事がなく及第点の5.5点となった試合もあったが、攻め込まれると活躍した。
 僅差の2位は阿部。攻撃だけではなく、バイタルまで戻る守備も効いた。

 2016年に上位だった小林は4位(1位)、ネットは12位(2位)、大島は3位(3位)。
 過去のMVPは、2016年小林、2015年大島、2014年中村。

■low player (season)
 逆に1,000分以上出場した17選手で、シーズン平均採点が低かったのは次の選手。

17位(2位,-) エドゥアルド(23) 20試合1674分出場 平均採点5.60 ベンチ6試合
16位(15位,2位) 田坂祐介(6) 33試合2000分出場 平均採点5.78 ベンチ15試合
15位(-,-) ハイネル(22) 26試合1490分出場 平均採点5.84 ベンチ6試合

 エドゥアルドはC大阪戦(YLC Final)の4.5点など、致命的なミスによる低採点があった。
 右SBが多かった田坂は、攻撃での貢献が少なく、高採点が少なかった。

■play time (season)
 53試合5,071分のうち、出場時間が長かったのは次の選手。
 カッコ内は2016年、2015年の順位。

1位(4位,7位) 車屋紳太郎(7) 50試合4478分出場 平均採点5.89 ベンチ0試合
2位(1位,1位) 谷口彰悟(5) 47試合4455分出場 平均採点6.03 ベンチ4試合
3位(6位,-) ソンリョン(1) 46試合4311分出場 平均採点6.32 ベンチ1試合
4位(8位,17位) 小林悠(11) 51試合4297分出場 平均採点6.16 ベンチ2試合
5位(7位,-) ネット(21) 48試合4085分出場 平均採点5.97 ベンチ1試合

 2年連続で出場時間1位だった谷口を抑えて、車屋がトップとなった。
 小林が51試合に出場し、出場試合数ではトップ。ベンチ入りも含めて全53試合に絡む。

■high game
 各試合ごとに出場選手の採点を、出場時間に応じて平均した。
 この平均採点が高かったのは、53試合のうち次の試合。

1位 171202川崎5-0大宮(J1 #34)★ 平均採点6.62
 優勝が決まったシーズン最終戦。1つの試合として見ても大宮を圧倒した。
2位 170701川崎5-0神戸(J1 #17) 平均採点6.60
 ケガ人を多く抱える神戸に圧勝。相手GKが活躍し、5得点に抑えられた。
3位 170909川崎3-0横浜FM(J1 #25) 平均採点6.59
 守備的な布陣を敷き、ショートカウンターで堅守のマリノスを仕留める。

 3位まですべてJ1リーグのホームゲーム。大量得点で無失点のゲームとなった。

■low game
 逆に平均採点が低かったのは53試合のうち次の試合。

53位 170729川崎2-5磐田(J1 #19) 平均採点4.84
 カウンター攻撃からの失点が続き、大敗を喫した。
52位 170430C大阪2-0川崎(J1 #9) 平均採点5.23
 ネットが出場停止、大島と中村をケガで欠き、力負けした。
51位 170604横浜FM2-0川崎(J1 #14) 平均採点5.25
 流動性と運動量が少なく、マリノスの守備ブロックを崩せなかった。
 
 最下位となった磐田戦の平均採点は他の試合を大きく下回った。
 50位のFC東京戦(J1 #4,平均採点5.32)まで、今季J1リーグでの4敗が揃った。

■high player (each game)
 各試合の採点で、最も高かったのは8.0点。7回あった。

8.0 ソンリョン(1) 170425水原三星0-1川崎(ACL GL #5)
 多くの決定機を止めまくった。ACL決勝トーナメントに導いた。
8.0 阿部浩之(8) 170701川崎5-0神戸(J1 #17)
 2ゴール2アシストで大勝に導き、無失点にも貢献した。
8.0 小林悠(11) 170823川崎3-1浦和(ACL QF #1)
 自陣に引き籠る浦和を、8本のシュートで2ゴールで攻略した。
8.0 阿部浩之(8) 170903FC東京1-5川崎(YLC QF #2)
 ハットトリック。チャンスを迎えると落ち着いてゴールを決めた。
8.0 大島僚太(10) 170909川崎3-0横浜FM(J1 #25)
 今シーズン唯一のゴールを決め、中盤でボール奪取を繰り返した。
8.0 森本貴幸(9) 170920川崎4-1清水(天皇杯 R16)
 中盤で組み立てにも参加しながら完璧な3ゴール。
8.0 小林悠(11) 171014川崎3-2仙台(J1 #29)
 家長の退場から2点ビハインドを負う。ボールを追い続け、逆転の2ゴール。

 3度あったハットトリックは、阿部と森本の2つが8.0点。
 大宮戦(J1 #34)の小林は、7.5点とした。

■low player  (each game)
 各試合の採点で、最も低かったのは3.5点。3回だった。

3.5 奈良竜樹(3) 170301イースタンSC1-1川崎(ACL GL #2)
 13分、PA内で競り合ってレッドカード。PKを与え、退場した。
3.5 車屋紳太郎(7) 170913浦和4-1川崎(ACL QF #2)
 38分、足裏を高く掲げてレッドカード。有利な状況からACL敗退に導く。
3.5 奈良竜樹(3) 171008川崎3-1仙台(YLC SF #2)
 14分、52分とイエローで退場。チームを窮地に追いやった。

 今シーズン、チームの退場は4回。いずれも採点は低くなった。
 そのうち、1発レッドが2回、イエロー2枚が2回だった。
 仙台戦(J1 #29)で退場した家長は、4.0点とした。

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2018/01/01

180101シーズン回顧(1) 2017選手別平均採点

シーズン回顧(1) 2017選手別平均採点

2017シーズンの川崎フロンターレを2回に分けて振り返る。
1回目は選手別平均採点。

公式戦はJ1リーグ34試合、ACL10試合、YBCルヴァンカップ5試合、天皇杯4試合の53試合。
ACLに出場したこともあり、2016年の47試合から6試合増えた。

■J1リーグ 優勝★
 勝ち点72 34試合21勝9分4敗 得失点差+39
 2016年と同じ勝ち点72。同勝ち点の2位鹿島を得失点差で上回る。
 クラブ史上初めてJ1タイトルを獲得した。
■アジアチャンピオンズリーグ(ACL) ベスト8
 グループステージGグループ 1位 勝ち点10 6試合2勝4分 得失点差+5
 ノックアウトステージ 4試合3勝1敗 得失点差+4
 準々決勝(ACL QF #1, #2)で浦和に敗れた。
■YBCルヴァンカップ(YLC) 準優勝
 ノックアウトステージ 5試合3勝2敗 得失点差+5
 決勝(YLC F)でC大阪に敗れ、準優勝。
■天皇杯 ベスト8
 4試合3勝1敗 得失点差+8
 準々決勝(天皇杯 QF)で柏に敗れた。

合計では、53試合32勝13分8敗だった。

53試合のプレー時間の合計は、5,071分。
この時間には、前後半のロスタイムを含んでいる。
ロスタイムの時間は、www.football-lab.jp やフロンターレ公式サイトを参考として独自に算出。

53試合ごとの各選手の採点から、出場時間に照らしてシーズンの平均採点を計算した。
チーム全体の平均採点は、6.036点(2016年6.028点、2015年6.014点、2014年5.870点)だった。

GK、DF、MF、FWのポジション別に、出場時間順に並べた。
ポジションはチームの登録のものではなく、実態に合わせた。
今シーズンは4バックが多かったため、サイドバックはDFに含めた。

■goal keeper
チョン・ソンリョン(1) 46試合4311分出場 平均採点6.32 ベンチ1試合
 2シーズン目も卓越したセービングを披露しつづけた。平均採点1位。
 ソンリョンのおかげで得た勝ち点も多く、J1リーグ優勝の立役者となった。
新井章太(30) 9試合760分出場 平均採点5.96 ベンチ44試合
 第2GKとして控え、ソンリョンのケガやターンオーバーで出番を得る。
 良いパフォーマンス。天皇杯は4試合ともに出場した。
安藤駿介(24) 0試合0分出場 平均採点0.00 ベンチ6試合
 出場はなかったが、第3GKとして控える。
ポープ・ウィリアム(31) 0試合0分出場 平均採点0.00 ベンチ0試合
 東京ヴェルディ(J2)から期限付き移籍。
 出場、ベンチ入りともになかった。
 (2018 東京V(J2)から完全移籍)

■defender
車屋紳太郎(7) 50試合4478分出場 平均採点5.89 ベンチ0試合
 ベストイレブン(初)。左SBとして欠かせない存在に。序盤はCBにも入った。
 日本代表に初選出され、YLC仙台戦2試合を欠場するが、チーム最多の出場時間。
 ACL浦和戦(ACL QF #2)の退場でチームを敗退させた。
谷口彰悟(5) 47試合4455分出場 平均採点6.03 ベンチ4試合
 J1リーグ34試合にフル出場し、7得点。ネットが欠場するとボランチでも活躍。
 背後を狙うロングボールに戸惑うことが減り、穴が少なくなって安定した。
奈良竜樹(3) 44試合3573分出場 平均採点6.07 ベンチ6試合
 2016シーズンの2度の骨折から復帰。パスワークの向上も見せた。
 エドゥアルド復帰後は一時レギュラーを譲るが、夏以降に奪い返す。
 ACLイースタン戦(ACL GL #2)とYLC仙台戦(YLC SF #2)で2度の退場。
エウシーニョ(18) 28試合2541分出場 平均採点6.04 ベンチ1試合
 ベストイレブン(初)。シーズン直前の練習試合で右脛骨を骨折して、長期離脱。
 6月17日の広島戦(J1 #15)で復帰し、右SBで攻撃力を発揮した。
田坂祐介(6) 33試合2000分出場 平均採点5.78 ベンチ15試合
 シーズン前半、エウシーニョと武岡が不在となった右SBを支える。
 後半はベンチが多く、複数のポジションで役割を果たす。
エドゥアルド(23) 20試合1674分出場 平均採点5.60 ベンチ6試合
 オフシーズンに右肩脱臼を手術し、5月5日の新潟戦(J1 #10)で復帰。
 C大阪戦(YLC F)など失点につながるミスもあって、安定感に欠けた。
板倉滉(28) 15試合723分出場 平均採点5.90 ベンチ15試合
 YLCではU23枠で出場するなど、2016年(7試合474分)から出場時間を伸ばす。
 イースタンSC戦(ACL GL #2)ではプロ初ゴールを決める。
 (2018 仙台(J1)へ期限付き移籍)
武岡優斗(17) 4試合211分出場 平均採点5.95 ベンチ3試合
 左膝の故障で長期離脱を続けた。2016年11月の手術で全治4ヶ月。
 5月に復帰するが、6月に再度の手術で全治6ヶ月。シーズンを終えた。
舞行龍ジェームズ(29) 2試合189分出場 平均採点5.50 ベンチ0試合
 新潟(J1)から完全移籍。開幕からACL2試合に出場した。
 しかし、3月に右膝半月板を手術し、全治5ヶ月。復帰できなかった。
井川祐輔(4) 2試合156分出場 平均採点5.30 ベンチ0試合
 広州恒大戦(ACL GL #3)で右膝副靭帯を負傷し、全治4ヶ月。
 川崎での12シーズン目は、ACL2試合の出場に留まった。
 (2018 イースタンSC(HKG)へ移籍)
タビナス・ジェファーソン(26) 0試合0分出場 平均採点0.00 ベンチ1試合
 桐光学園高校から新規加入。
 栃木U戦(天皇杯 R64)で唯一のベンチ入り。

■midfielder
エドゥアルド・ネット(21) 48試合4085分出場 平均採点5.97 ベンチ1試合
 周囲のサポートを受けて、落ち着いて余裕を持てば、申し分なかった。
 反面、J1リーグでイエロー9枚を集めるなど、荒々しさもあった。
中村憲剛(14) 47試合3962分出場 平均採点6.07 ベンチ1試合
 ベストイレブン(2年連続7回目)。
 5月に腰痛で2試合欠場しただけで、フルシーズン稼働を続ける。
 夏季には出場時間を限定し、シーズン終盤まで好調を維持した。
阿部浩之(8) 40試合3185分出場 平均採点6.31 ベンチ2試合
 G大阪(J1)から完全移籍で加入。川崎のサッカーにすぐに溶け込んだ。
 J1リーグ10得点、ACL1得点、YLCはFC東京戦(YLC QF #2)でハットトリック。
 3月と9月に膝のケガで離脱。12月には日本代表に初選出される。
大島僚太(10) 34試合2903分出場 平均採点6.25 ベンチ2試合
 凄みを増したパスはもちろん、守備でもボール奪取を増やした。
 4月、9月に筋肉系のケガで離脱すると、チームに大きな影響を与えた。
 シーズン終了後、代表戦でも負傷してしまった。
家長昭博(41) 35試合2592分出場 平均採点6.04 ベンチ3試合
 大宮(J1)から完全移籍で加入。3月に右足を骨挫傷して離脱する。
 復帰後もフィットするまで長くかかったが、終盤はチームを牽引した。
登里享平(2) 31試合2060分出場 平均採点5.97 ベンチ6試合
 開幕から左の攻撃的MFとして出場を続け、ゴールは少なくとも活躍。
 9月、腹直筋肉離れでの1ヶ月離脱した。
森谷賢太郎(19) 29試合1654分出場 平均採点6.04 ベンチ20試合
 大島とネットのサブとして、2人と遜色のないプレーを見せた。
 C大阪戦(J1 #28)のドライブミドルは美しかった。
三好康児(13) 20試合874分出場 平均採点5.72 ベンチ11試合
 ユースからの昇格3年目。背番号を26から13に変更。
 7月から9月までベンチ外が続き、2016年(27試合1421分出場)よりも出場時間を減らす。
 (2018 札幌(J1)へ期限付き移籍)
狩野健太(25) 8試合260分出場 平均採点5.69 ベンチ11試合
 出場時間が限られた。清水戦(天皇杯 R16)が唯一のフル出場。
 11月に右足骨棘を手術し、全治8週間。
 (2018 徳島(J2)へ移籍)
田中碧(32) 0試合0分出場 平均採点0.00 ベンチ0試合
 ユースからトップ昇格。
 3月に左膝副靭帯を手術して、全治4ヶ月。

■forward
小林悠(11) 51試合4297分出場 平均採点6.16 ベンチ2試合
 J1リーグ23得点。ACL6得点。J1優勝に導く。
 ベストイレブン(2年連続2回目)、最優秀選手(MVP)、得点王を獲得。
 大久保嘉人が去ったチームでエースとして十分に活躍した。
長谷川竜也(16) 35試合1779分出場 平均採点5.89 ベンチ13試合
 J1リーグ5得点、ACL2得点、YLC1得点、天皇杯1得点。
 スプリントと正確なシュートで、得点を重ねていった。
ハイネル(22) 26試合1490分出場 平均採点5.84 ベンチ6試合
 4人目のブラジル人としてAAポンチ・プレッタ(BRA)から期限付き移籍で加入。
 縦にドリブルで仕掛け、パス偏重のチームのリズムを変えた。
 (2018 ECヴィトーリア(BRA)へ移籍←トンベンセFC(BRA)からの期限付き移籍)
森本貴幸(9) 22試合763分出場 平均採点6.10 ベンチ23試合
 J1リーグ3得点、天皇杯4得点。清水戦(天皇杯 R16)ではハットトリック。
 スーパーサブでの起用が多く、積極果敢にシュートを放った。
 (2018 福岡(J2)へ移籍)
大塚翔平(27) 5試合331分出場 平均採点6.12 ベンチ7試合
 ケガ人が多かった4月に出場のチャンスを得る。
 良い出来だったが、その後は出場機会がほとんどなかった。
 (2018 相模原(J3)へ移籍)
知念慶(20) 9試合234分出場 平均採点5.89 ベンチ4試合
 愛知学院大学から新規加入。YLC仙台戦(YLC SF #1)で初ゴール。
 柏戦(J1 #31)でのゴールも勝利に結びつかなかったが、貴重だった。

(特別指定) ※出場なし
脇坂泰斗(33) 0試合0分出場 平均採点0.00 ベンチ0試合
 ユース出身。阪南大学4年生。
 (2018 新規加入)
守田英正(34) 0試合0分出場 平均採点0.00 ベンチ0試合
 流通経済大学4年生。
 (2018 新規加入)
三笘薫(35) 0試合0分出場 平均採点0.00 ベンチ0試合
 ユース出身。筑波大学2年生。

■coach
鬼木達 平均採点6.12
 風間前監督よりも柔軟な起用が見られた。
 3人の交代枠もほとんど欠かさず使った。

■referee
平均採点5.72
(2016年5.69、2015年5.61)