2014/04/24

140422川崎3-1蔚山現代(ACL GL #6)

川崎3-1蔚山現代(等々力, 19:00KO, 9,338人)

2位で迎えるACLグループリーグ最終戦。
 3位の蔚山現代と直接対決のホームゲーム。
 引分け以上で、決勝トーナメント進出が決まる。

先発は出場停止の井川を除き、土曜日の浦和戦(J #8)と同じ。
 疲れが見えた浦和戦から中2日で、疲労の影響が心配される。
 大久保は体調不良で前日練習を休んだが、先発することとなった。

■1st half
ボランチの中村、大島が高い位置で前を向いてボールを持つ。
 パスを回してコースを探しながら攻撃を繰り返した。
 いくつもの決定機を作り、32分に小林が先制ゴール。
 中村の強いラストパスをきれいにトラップする。
 GKキム・スンギュ(18)との1対1をフェイントを入れて美しく決めた。

さらに34分に大久保が連続ゴール。こちらは森谷から。
 どちらも最終ラインで駆け引きするFWにボールを入れたもの。

蔚山の攻撃はクロスが中心。
 細かいパスをつないでくることもあって、機能していた。

2ゴールを挙げたあとの36分。
 右サイドのDFイ・ヨン(2)のクロスから、FWラフィーニャ(10)がゴール。
 崩されることは少ないが、あっさり失点してしまう。
 今シーズンによく見られるパターン。

■2nd half
川崎の中盤が動けなくなってくる。
 蔚山に押し込まれ、右サイドからたくさんのクロスを入れられる。
 ボールを奪っても、プレッシングされてパスを繋げず蹴らされる。
 セカンドボールを拾われ、蔚山の攻撃が続いた。
 しかし、中澤、ジェシが根気良くクロスを跳ね返し、切り抜けることができた。

77分、中村のCKをジェシがヘディングで決めて、3-1で完勝。
 グループリーグは2位のまま、ラウンド16進出を決めた。

■summary
次戦以降も内容の伴ったゲームを見たい。
 26日G大阪戦(中3日)、29日仙台戦(中2日)、5月3日甲府戦(中3日)と連戦が続く。
 金久保、中澤、山本を先発で使って、大久保、ジェシ、中村を休ませてほしい。

蔚山は手荒なプレーもあったが、パスをつないでくる良いチームだった。
 早目にクロスを上げてくれて助かっていた。

■goal
32小林悠(11) 34大久保嘉人(13) 77ジェシ(5)
36ラフィーニャ(10)

■judge
西部洋平(21) 6.0 落ち着いて守った。リスタートでは慌てることもあった。
田中裕介(3) 6.0 53分のクリアでチームを救った。85分のイエローは不要。
ジェシ(5) 6.5 25分のクリア、77分のヘディングで誕生日ゴールと印象に残るプレー。
中澤聡太(7) 7.0 クロスを跳ね返し続けた。ベンチではもったいない圧巻の出来。
谷口彰悟(15) 5.5 レナトが下がってくるまでサイド攻撃で狙われた。
中村憲剛(14) 6.5 足元への強いパスでリズムを作る。2アシスト。
大島僚太(16) 6.0 視野広くスルーパスを狙った。後半はペースが落ちた。
森谷賢太郎(19) 6.5 右サイドで田中、大島と三角形を組んで攻略した。1アシスト。
レナト(10) 6.5 惜しいシュートを多く放つが、浦和戦に続いて入らず。
大久保嘉人(13) 6.0 運動量は少なかったが、パスやゴールで貢献した。
小林悠(11) 6.5 よい動き出しでパスを引き出す。GKと駆け引きして32分にゴール。

■sub
76(19)山本真希(6) 5.5 右サイドに入って動き回った。
83(13)パウリーニョ(34) 5.5 ボールを奪うまでは良いが、次のパスでミスが目立った。
90+1(14)武岡優斗(17) 5.5 右サイドでCKを奪うなど、時間を稼いだ。

■bench
杉山力裕(1) 實藤友紀(2) 登里享平(23) 金久保順(18) 

■coach
風間八宏 5.5 主力を休ませるために理想的な展開となったが、それでも交代が遅い。特に体調不良の大久保を長く引っ張ったのは疑問。

■referee
ムハンマド・ジャハリ 6.0 両チームに公平に吹いていた。DFイ・ヨンが小林の顔を蹴ったのはレッドでも良かった。