2014/04/07

140406徳島0-4川崎(J1 #6)

徳島0-4川崎(鳴門大塚, 13:00KO, 8,467人)

徳島はコイントスに勝ち、風下を選んだ。
前半は川崎の攻撃を耐えて、後半に勝負しようとしたと思われる。
しかし、この選択は悪い結果となってしまった。

■1st half
風下の徳島は、3バックで川崎を抑え込もうとする。

しかし、8分、レナトが左サイドを完全に崩してからシュート。
GK松井謙弥(1)が弾いたが、DF福元洋平(2)に当たりゴール。
オウンゴールとなったが、福元のミスではなかった。
続いて11分。
大久保の素晴らしいミドルシュートが入って、試合は決まった。

その後も、徳島は最終ラインでブロックを形成する。
GK松井の素晴らしいセーブもあって追加点は与えない。

攻撃は形を作れず。ハーフラインを越えることも少なかった。
ロングボールを出しても単発で、川崎にボールを奪われた。

■2nd half
徳島は風上となって、戦況は若干改善する。
しかし60分。谷口の素晴らしいクロスを、森島がボレーで移籍後初ゴール。

4点目はジェシのヘッドから、稲本がゴール。
0-4となって、川崎はペースを緩めていく。
ロスタイムには徳島の初シュートをFWドウグラス(9)が放つ。
ただ、ゴールの可能性は低かった。

■summary
今日のゲームは完全に川崎のものだった。
徳島はシュートどころか、その1本前のラストパスすら出せなかった。
J2プレーオフで勝ち上がってきたが、開幕6連敗となった。
残念ながら、J1では通用していない状況。

2013年の大分や湘南のように、J1に残留できなくとも内容を伴えば希望を持てる。
難しいタスクだが、小林監督がどのように立て直すか。

川崎はケガ人が増えてきたが、サブの選手が仕事をしている。
特に谷口は緊急避難的に左サイドバックに起用された。
登里よりも高いパフォーマンスを見せている。

森島もまずまずの出来だった。
ただ、森島交代後、森谷が2トップに入ると攻撃に絡んだので、ポジション争いは楽ではない。

これからも連戦が続くので、選手のローテーションが大事。
J1リーグも4位にまで順位を上げ、ACLも悪くない位置に付けている。
このままの調子を維持していきたい。

■goal
8OwnGoal 11大久保嘉人(13) 60森島康仁(9) 77稲本潤一(20)

■judge
西部洋平(21) 6.0 出番はわずかだった。
田中裕介(3) 6.0 森谷が中に入って作ったスペースを効果的に使った。
ジェシ(5) 6.5 徳島攻撃陣を完全に封じる。4点目をアシスト。
井川祐輔(4) 5.5 足元が不安定でパスがずれた。致命的ではないが、ファウルを多く与えた。
谷口彰悟(15) 6.5 FC東京戦(J1 #4)と同じような、完璧なクロスで3点目をアシスト。
中村憲剛(14) 7.0 大島にボールを預けながら、中距離のパスで局面を打開した。
大島僚太(16) 6.5 ピッチを広く使ってゲームを支配。攻撃的なパスが増えた。
森谷賢太郎(19) 6.5 中央に入ってボールを受ける。森島交代後、2トップに入るとDFラインの裏を突いた。シュートをもっと打ってほしい。
レナト(10) 6.5 ドリブルで徳島DFを切り裂いた。1点目はレナトのシュート。ケガは心配。
大久保嘉人(13) 6.5 ミドルシュートで試合を決める。中盤に下りてくるタイミング、ボールキープも絶妙。
森島康仁(9) 6.0 左足を痛めながらも移籍後初ゴール。ポストプレーで頑張った。

■sub
59(10)山本真希(6) 6.0 左サイドで走って動いてギャップを生む。レナトとはタイプは違うが、良かった。
61(9)稲本潤一(20) 6.0 反撃を受けないようにバランスをとった。きれいなゴールも決めた。
89(5)パウリーニョ(34) 5.5 ゲームを終わらせた。ボール奪取が絶妙。

■bench
杉山力裕(1) 中澤聡太(7) 武岡優斗(17) 安柄俊(27) 

■coach
風間八宏 6.5 ケガで交代を強いられたが、3枚のボランチをうまく投入した。

■referee
吉田寿光 6.5 良いジャッジ。難しい判定は少なかった。