2026/03/17

260314鹿島1-0川崎(J1特 #6)

鹿島1-0川崎(メルカリスタジアム, 15:00KO, 24,916人)

2点差を追い付きPK戦に持ち込んだ水戸戦(J1特 #4)から中12日。
 第5節町田戦がACLEのために延期され、日程が空いた。

アウェイ鹿島戦は、2025年は国立競技場で開催された。
 2024年以来となるカシマスタジアムには、ネーミングライツが導入された。
 新たに愛称が付けられ、メルカリスタジアムとなっている。

3月中旬だが暖かく、快晴に恵まれた。


先発は、水戸戦から5人と大きく変わる。
 新たに先発するのは丸山祐市、橘田健人、大島僚太、家長昭博、伊藤達哉。
 丸山と大島は、それぞれ昨年8月23日と10月8日の負傷からの復帰となる。

 大関友翔、山本悠樹、紺野和也、マルシーニョの4人はベンチスタート。
 佐々木旭はベンチ外となった。

ベンチには、新たにGK早坂勇希が入り、GK山口瑠伊と宮城天が外れた。


鹿島アントラーズは、2025年のJ1リーグ優勝。
 J1リーグ特別大会では、4勝1PK敗の勝ち点13で首位に立っている。
 2017-22年に川崎に所属した知念慶(13)は、ベンチスタート。

2025年の対戦は、1勝1敗だった。
 250511鹿島2-1川崎(J1 #16)
 250705川崎2-1鹿島(J1 #23)

■1st half
2分に大島、続けて伊藤達哉がシュートする。
序盤は川崎が攻めたが、その後、鹿島ペースとなっていく。
 8分、鈴木優磨(40)の左クロスをレオ・セアラ(9)がシュート。
 25分、FKから三竿健斗(6)が決定機を迎えるが、GKブローダーセンがセーブ。
 33分、左サイドを突破した濃野公人(22)のシュートも、ブローダーセンが止める。

川崎は終了間際になって、ようやく押し込んだ。
 42分、伊藤達哉がシュート。
 さらに45+1分にも伊藤達哉にチャンスが訪れる。
 橘田から折り返しを受け取ったが、シュート前に主審にぶつかった。

■2nd half
後半の立ち上がりは、川崎が攻めていく。
 49分、山原の右クロスをファーの脇坂がボレー。
 56分には脇坂、家長が連続シュート。

鹿島は徐々に圧力を強めながら、お互いに攻め合う。
 70分、三浦を追い込んで奪い、溝口修平(16)がミドル。
 72分、溝口の左クロスを濃野がヘッド。
 川崎も73分に橘田、77分と78分に伊藤達哉がシュート。

そして79分、柴崎岳(10)のクロスを鈴木がヘッドで左から折り返す。
 身体を回転させながらレオ・セアラが先制ゴールを決めた。
 川崎の4バックは、柴崎のクロスの段階でスライドさせられていた。
 鈴木とレオ・セアラのマークを修正できないまま、失点した。

■summary
鹿島はGK早川友基(1)から丁寧にビルドアップする。
 バイタルまで運ぶことができれば、前線が縦に動き出してコースを作り出す。
 レオ・セアラへのロングボールも、鈴木のポストプレーも勝率が高く、簡単に前進できた。
 セットプレーでも高さを活かし、跳ね返されることなくゴール前で混戦を作った。
 決定機を多く作りながらも、GKブローダーセンに阻まれていたが、最後に仕留めた。

2CB植田直通(55)とキム・テヒョン(3)を中心とした守備も、最後まで機能した。
 川崎の1対1の仕掛けを止めて、ミドルを打たれても至近でブロックする。
 GK早川が脅かされる場面はほとんどなかった。


川崎は少しずつ改善しているように感じられる。
 とはいえ、FC東京戦(J1特 #3)のような惨敗を避けただけ。
 長く劣勢が続いた内容を考えれば、妥当な敗戦だった。

丸山祐市と大島僚太2人の復帰は朗報といえる。
 持ち味を2人とも発揮して、チームに貢献していた。
2人の復帰で、今節欠場した佐々木旭を除き、戦力のほとんどが揃った。
 そのフルメンバーでも、優位を築けないのが現在の実力といえる。

降格のない特別大会なので、淡々と試合は消化されていく。
 モチベーションの維持は簡単ではないが、昨年終盤のような破綻は避けてほしい。

次は中3日でアウェイ東京V戦(J1特 #7)。
 特別大会で、唯一のミッドウィーク開催となる。
 せめて、懸命にボールを追う姿を見せてほしい。

■goal
79レオ・セアラ(9) 

■card
90+1Y田川亨介(11)

■judge
ブローダーセン(49) 6.5 25分、33分の決定機をセーブ。味方に渡らないパントキックを続ける。
山原怜音(29) 5.5 21分、チャヴリッチ(77)に抜け出される。家長と良い関係性を形作っている。
谷口栄斗(3) 6.0 後半、縦パスを鋭くインターセプト。51分、バックパスをミスしてCKを与える。
丸山祐市(28) 5.5 復帰戦。劣勢にあっても周囲を鼓舞し続ける。8分、レオ・セアラに抜かれる。
三浦颯太(13) 5.5 左クロスは成功せず。70分、パスミスで決定機を招く。74分、左CKをヘッド。
橘田健人(8) 6.0 73分、ミドル。ボールカットを繰り返す。強くチャージされてもキープした。
大島僚太(10) 5.5 復帰戦。2分にミドル。6分、トラップで2人抜き。プレー時間を増やしたい。
家長昭博(41) 5.5 56分、シュート。21分、35分に自陣に戻ってファウルとなるが厳しく守る。
脇坂泰斗(14) 6.0 落ちて組み立てに参加。49分、山原の右クロスをボレー。56分、シュート。
伊藤達哉(17) 6.0 2分、42分、77分、78分にシュート。三浦とパスのタイミングが一致せず。
ロマニッチ(91) 5.5 20分、橘田のロングボールからシュート。68分のドリブルは強引だった。

■sub
60(41)マルシーニョ(23) 5.5 61分、山原の縦パスをヒール。73分、左ポケットに走りCK獲得。
66(10)山本悠樹(6) 5.5 69分、ルーズボールに競り負ける。90+5分、中央からFKを直接狙う。
83(17)紺野和也(18) 5.5 右サイドで囲まれても果敢に仕掛ける。90+5分、ターンして突破。
83(91)エリソン(9) 5.0 86分、ドリブルはキム・テヒョンにカットされる。見せ場はなかった。
83(8)大関友翔(16) 5.5 90+1分に田川に左スネを削られる。痛みを抱えつつプレーを続けた。

■bench
早坂勇希(21) 松長根悠仁(2) ウレモヴィッチ(22) 河原創(19) 

■coach
長谷部茂利 5.5 丸山と大島の復帰でクオリティは上がった。采配は後手後手で勝てなかった。

■referee
上村篤史 5.0 選手が痛がる姿を見て、巻き戻すジャッジを繰り返す。イエローは抑制的。

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AT+3+6