2017/10/29

171029柏2-2川崎(J1 #31)

柏2-2川崎(日立台, 16:00→16:30KO, 9,512人)

水曜日(天皇杯 QF)に続いて、中3日で柏と再戦する。
 等々力での天皇杯準々決勝は、ターンオーバーを行った。
 連続して先発するのは新井、エドゥアルド、奈良、車屋、森谷、家長の6人。


1週前の広島戦(J1 #30)と比較すると、先発は1人変更。
 家長は広島戦は出場停止で先発復帰し、長谷川がベンチに回る。
 ネットは、広島戦に続いてこの試合まで出場停止。


柏は天皇杯でターンオーバーしておらず、先発変更は2人のみ。

台風第22号の影響で、大雨でピッチは水浸し。
 試合開始を30分遅らせ、必死にスタッフが排水していた。
 しかし、水はけが悪い日立台では、焼け石に水。
 水溜りでボールが止まる最悪のピッチ状態。

■1st half
通常ならラインを割るような強いボールも途中で止まる。
 ドリブルしてもボールが残ってしまって相手に奪われる。
 縦にルーズボールを蹴り込んで、競り合うしかない状況だった。

スローインもできるだけ前へと投げていく。
 自ゴールからボールをなるべく離すことが重要だった。

■2nd half
48分、奈良が水たまりに浮いたボールのクリアを失敗。
 クリスティアーノ(9)に拾われて、ハモン・ロペス(20)がゴール。
 柏がピッチ状態を活かして先制点を奪った。

続いて52分。
 スローインを受けてハモン・ロペスがゴールライン近くでキープ。
 そのまま中央へクロスを入れると、エドゥアルドが触れずに空振りしてしまう。
 ディエゴ・オリヴェイラ(11)がトラップして難なく2点目を決めた。

2失点後は、川崎が決定機を量産する。
後半開始から森本、53分に知念を投入する。
 この2人がロングボールを拾ってポイントを作る。
 柏の最終ラインを押し下げつつ、ゴールに迫った。
 60分の森本、62分の家長のヘッドはどちらも決定的だった。

70分、家長が戻したボールを車屋が縦方向へクロス。
 知念が抜け出してヘッドを決めて、1点差となる。
90分、再び車屋がふわりとしたクロスを上げると、小林がヘッドで同点とした。

■summary
日立台は屋根が少なく、観客が濡れることはやむを得ない。
 しかし、ピッチの水はけに難があり、開催すべきでなかった。
 延期して、少しでもマシなピッチで試合すべきだったと考える。

水に浮いて止まるボールはコントロールもままならない。
 両チームともパスサッカーを志向するが、まともにプレーできなかった。
 サッカーという競技に値しなかったのは、とても残念。

次は中5日でルヴァンカップ決勝のC大阪戦(YLC Final)。
 ネットは出場できるが、仙台戦(YLC SF #2)で退場した奈良は出場停止。
 いつもと同じようにパスをつなぎ、いい結果を出したい。

■goal
48ハモン・ロペス(20) 52ディエゴ・オリヴェイラ(11)
70知念慶(20) 90小林悠(11)

■judge
新井章太(30) 5.5 濡れたボールの処理は適切。気迫はあったが、キックは微妙。 
エウシーニョ(18) 5.5 良さは出せず。52分、ハモン・ロペスにクロスを許した。
奈良竜樹(3) 5.0 48分、ボールを奪われ失点。クリアできる状況だったが、判断ミス。
エドゥアルド(23) 4.5 52分、ヘッドを空振りして失点。ボールを前につなげなかった。
車屋紳太郎(7) 7.0 ハモン・ロペスに苦しんだが、後半2アシストで同点に導いた。
森谷賢太郎(19) 5.0 頭上を飛び交うボールに触れなかった。前半のみで交代。
谷口彰悟(5) 6.5 ボールを競り合いで跳ね返し、丁寧にパスをつないだ。
三好康児(13) 5.0 ドリブルは困難な状況。活躍できるピッチではなかった。
中村憲剛(14) 6.0 後半はボランチに入り、ロングボールを左右に供給した。
家長昭博(41) 5.5 高い技術力でボールを運んだ。62分のヘッドは決めたかった。
小林悠(11) 6.0 56分、65分とチャンスを逸したが、90分、同点ゴールを決めた。

■sub
HT(19)森本貴幸(9) 6.5 無類の強さでボールを受けた。決定機は外した。
53(13)知念慶(20) 6.5 車屋の縦クロスに飛び込み、J1リーグ初ゴールを決める。
88(41)板倉滉(28) 5.5 ロスタイムに迎えた決定機は外した。

■bench
安藤駿介(24) 登里享平(2) 長谷川竜也(16) ハイネル(22)  

■coach
鬼木達 6.0 森本と知念の投入で同点に追い付く。先発の選択は失敗。

■referee
飯田淳平 6.5 雨の中、適切なジャッジ。安定してゲームを進めた。