2019/10/27

191026札幌3(4PK5)3川崎(YLC Final)★

札幌3(4PK5)3川崎(埼玉スタジアム, 13:05KO, 48,119人)

アウェイのG大阪戦(J1 #29)から中6日。
YBCルヴァンカップの決勝は、コンサドーレ札幌との対戦。
前日は大雨だったが、きれいに晴れた。

2000、2007、2009、2017年に続く5度目のYLC決勝。
過去の4回は、いずれも敗退している。


先発は、G大阪戦から3人を変更する。
新たに阿部、脇坂と田中碧(U21枠)が入った。
先発から外れた中村、長谷川はベンチ、守田はベンチ外となった。

ベンチには奈良、マギーニョが入り、齋藤学、知念が外れる。
奈良は4月26日、左膝靭帯及び半月板損傷を手術して以来の復帰となる。


札幌は、YLCで初めての決勝進出。
YLCのU21枠として、MF菅大輝(4)が先発する。

J1リーグでは、11勝7分11敗の8位。
等々力での対戦(J1 #15)は、1-1のドローだった。

■1st half
10分、白井康介(19)が車屋を抜き去って右クロス。
菅大輝がクリアボールをシュートすると、バーとGK新井に当たってゴール。

札幌は先制したあとも、カウンターで攻めていく。
FWジェイ(48)、FW鈴木武蔵(9)が競って、チャナティップ(18)が絡んだ。
15分にチャナティップ、18分に鈴木武蔵とチャンスを作った。

川崎はスペースを埋められながら、ミドルとショートパスを駆使していく。
20分のダミアン、24分の大島、39分のダミアンと多くのシュートを放つ。
44分には続けて3度の決定機を作った。
脇坂のヘッドが右ポストを叩き、ダミアンはブロックされ、最後は阿部のミドル。

45+3分、田中碧のミドルで獲得した脇坂の左CK。
中央でダミアンが触ったボールを阿部が決め、同点となった。

■2nd half
札幌のプレスが緩み、川崎がボールをつないで押し込んでいく。
特に右サイドの家長が素晴らしく、何度も札幌の守備を蹂躙していった。
48分にはダミアンがヘッド、58分には脇坂が決定的なシュートを放つ。

札幌はカウンターが防がれてしまい、厳しい展開となった。
それでも時間が進むと、チャンスを作り出していく。
67分、鈴木武蔵からのパスを受けたアンデルソン・ロペス(11)がシュート。
87分、スルーパスで鈴木武蔵がGK1対1となるが、トラップが流れてしまった。

川崎はやや押されていた88分、大島のループパスから小林がゴール。
小林の動き出しに合わせたパスが絶品だった。

ロスタイム4分を経過し、タイトルが目の前に迫る。
しかし、福森晃斗(5)の右CKを深井一希(8)がヘッド。
ラストプレーで追い付かれて、延長に入る。

■extra time
盛り上がる札幌に対して、逃げ切れなかった川崎。
川崎がゆっくりと押し込んでいくが、94分、札幌のカウンター。
チャナティップがドリブルで抜けたところを、谷口が身体を入れて止める。
最初はイエローが提示されたが、VARの結果、レッドカードとなった。

このFKを福森が沈めて、谷口が退場して10人の状況で1点リードを許す。
絶体絶命の状況となったが、パスをつなぎ攻めることができた。

札幌はボールを保持せず、簡単にロングボールを蹴ってしまう。
ついに109分。中村の左CKを山村が戻して、小林が同点ゴールを決めた。

最後は札幌が数的優位を活かして攻めた。
クロスを中央に入れてチャンスを作ったが、川崎が守り切った。

■penalty shootout
川崎は4人目の車屋がバーに当ててしまう。
札幌は、5人目の石川が決めれば優勝だったが、GK新井がビッグセーブ。
さらに6人目の進藤のコースが甘く、新井がキャッチ。

川崎 ○小林悠(11) ○山村和也(34) ○中村憲剛(14) ×車屋紳太郎(7)
   ○家長昭博(41) ○長谷川竜也(16)
札幌 ○ロペス(11) ○鈴木武蔵(9)  ○深井一希(8)  ○フェルナンデス(7)
   ×石川直樹(2) ×進藤亮佑(3)

■summary
あと1歩で勝利できるチャンスがお互いに何度もあった。
いずれも逃げ切ることができず、PKで決着。
壮絶なシーソーゲーム。
多くのドラマが生まれ、見応えがあった。

札幌はチャナティップのキープ力を活かしつつ、ジェイと鈴木武蔵を使う。
カウンターが機能する時間帯はあったものの、守備の時間が長くなった。
じわじわと体力を失い、延長で逃げ切ることができなかった。

札幌にとって、初めてのYLC決勝。
勇敢に戦い、タイトルを掴みかけたが、あと少しで届かなかった。
今日の結果を胸に刻み、誇りを持って次の目標を目指してほしい。


■cup winner★★★
5度目の挑戦で、YBCルヴァンカップ初優勝を飾った。
90+5分のラストプレーで追い付かれ、延長では谷口が退場した上にリードを許す。
PK戦でも王手を掛けられて、崖っぷちから巻き返した。

1999、2004年のJ2リーグ、2017、18年のJ1リーグに続く5つ目のタイトル。
カップ戦では初めての優勝で、シルバーコレクターを卒業した。

札幌の5バックを攻略しながら、PA内に入り込んだ。
ただ、カウンターで札幌に陣地を回復され、圧倒することはできなかった。
劣勢となることもあったが、ルヴァンカップ初優勝という結果を得た。


次は中6日で広島戦(J1 #30)。
家長、車屋が出場停止で、谷口も今日の退場によって出場停止の可能性がある。
J1リーグは残り5試合で、首位と勝ち点8差の状況。
良い結果を出して、1つでも多く勝ち点を積み重ねたい。

■goal
10菅大輝(4) 90+5深井一希(8) 99福森晃斗(5)
45+3阿部浩之(8) 88,109小林悠(11) 

■judge
新井章太(21) 8.0 クロスをしっかりキャッチ。2本のPKを止めてタイトル獲得に貢献した。
登里享平(2) 6.5 右SBでゆっくりと仕掛ける。数的不利の中、左SBに回って守り切った。
山村和也(34) 6.5 視野の広いパスで起点となった。ハイボール処理は苦しむ。1アシスト。
谷口彰悟(5) 5.0 96分、決定機を止めて退場。仕方ないが、チームを窮地に追い込んだ。
車屋紳太郎(7) 6.0 10分、白井に抜き去られる。25分には左クロス。107分にはヘッド。
田中碧(25) 6.0 中央で堂々とプレー。18分、鈴木の独走を止める。45+2分にミドル。
大島僚太(10) 6.5 多様なパスを繰り出すが、スプリントはまだ慎重。芸術的な1アシスト。
家長昭博(41) 7.5 右サイドで輝く。最後まで走り続けた。115分、タックルでイエロー。
脇坂泰斗(28) 6.5 ショートパスで崩す。44分の決定的なヘッドはポスト、58分にミドル。
阿部浩之(8) 7.0 9分、44分と決定機。45+3分、同点ゴールを決める。中央寄りでプレー。
ダミアン(9) 6.5 複数DFを背負ったポストプレーで脅威となる。20分、39分とシュート。

■sub
64(28)中村憲剛(14) 6.0 中盤で潤滑油となった。109分、左CKからゴールを生んだ。
73(9)小林悠(11) 8.0 積極的にシュートを打った。決定機を確実に仕留めて2ゴール。
FTex(8)長谷川竜也(16) 5.5 左サイドから仕掛ける。最後は2トップでPA内で待ち受けた。
100(10)マギーニョ(26) 5.5 右SBに入る。守備のバランスを考えながら攻め上がった。

 ※FTex:後半が終わり、延長戦に入る前に、阿部から長谷川に交代している。

■bench
ソンリョン(1) 奈良竜樹(3) 下田北斗(22) 

■coach
鬼木達 6.0 4つの交代枠を的確に使った。現状のベストを尽くして、良い結果を出した。

■referee
荒木友輔 5.0 接触プレーを流しすぎた。川崎有利だったが、徐々に札幌有利に判定した。

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2019/10/20

191019G大阪2-2川崎(J1 #29)

G大阪2-2川崎(パナソニックスタジアム吹田, 14:00KO, 25,748人)

鹿島とのYLC準決勝の第2戦(YLC SF #2)を終えて中5日。
再開するJ1リーグは、ガンバ大阪とのアウェイゲーム。
曇り空で始まったが、途中、雨も降っていた。


先発は、YLC準決勝第2戦から3人を変更する。
YLC2試合の途中出場を経た大島、それから長谷川、ダミアンが先発。

ベンチには、齋藤学がケガから、田中碧がU22代表招集から復帰した。
なお、阿部とマギーニョがベンチ外となっている。


G大阪はJ1リーグ12位。
J2との入替戦に回る16位と勝ち点3差。
等々力では、G大阪がロスタイムの三浦弦太(5)のゴールで勝利している。
 190317川崎0-1G大阪(J1 #4)

■1st half
ガンバは矢島慎也(21)の1ボランチで、ピッチの横幅を広く使う。
川崎のプレスを呼び寄せて、中盤を広げてからロングボールを入れる。
渡邉千真(39)と小野瀬康介(8)が競り勝って、押し上げてきた。

5分、小野瀬のロングシュートがバーに当たる。
戻ってきたボールを渡邉千真が押し込んで早い時間に先制。

18分、カウンターから小野瀬のクロスを渡邉千真がシュート。
26分、藤春廣輝(4)のクロスから、倉田秋(10)がオーバーヘッド。
ガンバが速攻からチャンスを作り続けた。

ガンバの精力的なプレスで、川崎に余裕がなくミスが目立った。
特に左サイドの長谷川と車屋に対しては、井手口陽介(15)が強くボールに寄せる。

川崎もプレスに苦しみながらも、チャンスを作る。
19分、ダミアンから山村へのスルーパスを拾った登里がフリーでシュート。
24分、ダミアンの落としを家長がシュート、25分、家長のクロスをダミアンがヘッド。

■2nd half
後半になると、ガンバのプレスが緩んでくる。
井手口も間合いを詰め切れず、長谷川が何度も左サイドで仕掛けていく。

51分、車屋の左クロスをダミアンが落とし、大島が蹴り込んで同点。
63分、登里の緩いパスを受けたダミアンが、DFを背負いつつもゴール。

あっという間に逆転したが、直後にガンバが押し返す。
65分、小野瀬の右クロスを倉田がヘッドで決めて同点となった。

同点ゴールの倉田に突っ込んだ登里が、頭を打って交代。
脇坂をボランチに下げて、田中碧が右SBに回った。

お互いに中盤がスカスカになって、ゴール前での攻防が続く。
74分、82分と家長がGKと1対1となったが、いずれも外した。
目まぐるしく攻守が入れ替わる大味なゲームとなった。

■summary
ガンバは5バックでロングボールを入れる戦法を採った。
先制ゴールまでは良かったが、守りを固めきれなかった。
頑張ってプレスしていたものの、後半まで続けることはできなかった。

逆転を許したあと、直後に押し戻してのドロー。
内容を考えれば、上々の結果といえる。


みんなが戻り始めても、頭を上げない田中碧。

川崎は前半、プレスを剥がす動きが少なかった。
登里と中村にミスが多く、崩せなかった。

さらにHTで守田がコンディション不良で交代し、登里も負傷交代。
(10月29日、守田は左ヒラメ筋の肉離れ、全治3~5週間程度と発表された。)
それでもガンバの運動量が落ちるのを待って、後半、決定機を量産。
ドローはもったいない結果だが、内容は悪くなかった。

J1リーグは残り5試合。
首位とは勝ち点8差のまま。
厳しい状況だが、勝ち点3を積み上げていきたい。

次は中6日で迎えるYLC決勝の札幌戦(YLC F)。
YLCでは5度目の決勝となる。
内容ではなく、結果を求めたい。

■goal
5渡邉千真(39) 65倉田秋(10)
51大島僚太(10) 63ダミアン(9) 

■judge
新井章太(21) 6.0 2失点とも難しい。90+7分、パトリック(18)と接触しつつセーブした。
登里享平(2) 5.0 失点に絡み、パスミスが目立った。19分にPA内での決定機。1アシスト。
山村和也(34) 5.5 パスコースがないと、自ら持ち上がった。89分、ピッチに座り込む。
谷口彰悟(5) 5.5 ハイボールを回収できず。55分、ハードタックルで渡邉からボール奪取。
車屋紳太郎(7) 5.5 ピッチ内側でパスを受ける。51分、左サイドを突破して1点目の起点に。
守田英正(6) 5.5 プレスに臆さずドリブルで進む。コンディション不良により前半で交代。
大島僚太(10) 6.0 先発ではまだまだ強みを出し切れない。プレスを無効化できなかった。
家長昭博(41) 5.5 不可解な判定に冷静さを失う。74分、82分の決定機は右足で外した。
中村憲剛(14) 5.0 位置取りを工夫して打開を図る。パスが不正確で、攻撃を停滞させた。
長谷川竜也(16) 5.5 前半はスペースなく封じられた。後半になってようやく攻め込んだ。
ダミアン(9) 6.5 周囲との呼吸が合わない中、個人の力で1ゴール1アシスト。強烈だった。

■sub
HT(6)田中碧(25) 6.0 ボランチで盛んに動くことで逆転に導く。不慣れな右SBに回る。
69(2)脇坂泰斗(28) 6.0 縦に早い展開となって、家長に2本のラストパスを供給する。
78(14)下田北斗(22) 5.5 中盤のスペースを引き締めた。攻撃では違いを出せなかった。

■bench
ソンリョン(1) 齋藤学(19) 知念慶(20) 小林悠(11) 

■coach
鬼木達 5.0 ベンチにDFが不在で、登里の負傷交代に対処できなかった。

■referee
池内明彦 4.5 いつもと同じように技量不足。不可解なジャッジを続ける。

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2019/10/14

191013鹿島0-0川崎(YLC SF #2)

鹿島0-0川崎(カシマサッカースタジアム, 19:00KO, 19,127人)

YBCルヴァンカップ準決勝は、等々力での第1戦(YLC SF #1)を3-1で勝利。
中3日で迎える第2戦は、カシマでのアウェイゲーム。

前日、台風19号が関東を直撃した。
そのため、15時から19時にキックオフ時間が変更された。
4時間の遅れは観客に大きな影響を与えるが、チケットの払戻しはなし。
VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)も中止され、追加副審をゴール横に配することとなった。


先発は、第1戦から4人を変更する。
山村、中村、阿部、小林を先発させる。
第1戦で負傷交代の馬渡和彰はベンチ外で、新たにマギーニョがベンチに入る。

YLCのU21枠は、田中碧がU22日本代表に招集されたために免除される。


鹿島は第1戦から先発6人を変更した。
U21枠では、FW上田綺世(36)が連続して先発する。

鹿島が決勝進出するためには、2点差の勝利が最低条件。
さらに、アウェイゴール(1点)で川崎を上回ることも必要となる。
1点差の勝利では、川崎が勝ち抜ける。

■1st half
両チームともに静かな立ち上がりとなった。
鹿島は、第1戦のように最初からのスパートは見せなかった。
プレスも控え目にとどめ、失点のリスクを抑えてきた。

川崎はゆっくりと焦らずボールを回していく。
右サイドで登里と家長、左サイドで車屋と阿部が組み立てる。
13分と25分に下田、22分に中村、27分に家長がミドルシュート。
37分には阿部が抜け出して、GKクォン・スンテ(1)と1対1となった。

鹿島はパスコースを封じられ、ビルドアップが遅くなる。
土居聖真(8)や白崎凌兵(41)が下がって組み立てても、打開できない。
21分と38分に左SB小池裕太(26)がクロスを入れるが、チャンスは少なかった。

■2nd half
鹿島はHTに投入したFW伊藤翔(15)が上下左右に動き、揺さぶっていく。
川崎の運動量が落ちはじめたこともあって、PA近くでのプレーが増える。

川崎は52分に長谷川、57分に大島を投入する。
長谷川が左サイドでキープし、大島はパスで鹿島のプレスを破った。
この2人のおかげもあって、膠着状態に戻すことができた。

鹿島は64分、単独で攻めることができるFWレアンドロ(11)を投入。
守備をある程度割り切って、人数をかけて攻めてきた。
81分にはレアンドロがニアを狙うが、GK新井にキャッチされる。
チャンスを多く作ることができず、ゴールを奪えなかった。

■summary
鹿島は2点が必要だったが、攻める手立てを探せなかった。
ボランチの永木亮太(6)と名古新太郎(30)がボールを受けられない。
動き直しが少なく、小林悠と中村憲剛のチェックに封じられた。

前線の上田綺世は、山村と谷口に挟まれる時間が長かった。
背後を狙ったり、ポジションを工夫して動くことで、もっと貢献したかった。

守備では川崎のボールホルダーに強く寄せないため、ボールを奪えない。
川崎のアウェイゴールを避けたかったのは、理解できなくもない。
ただ、第1戦を終え、2点のビハインドの状況だった。
リスクを負ってでも、早い時間からゴールを求めたかった。


川崎は多くのチャンスを作りながら、ゴールを決められず。
37分の阿部、48分の小林、54分の守田、68分の大島のシュートをGKクォン・スンテが防ぐ。
クォン・スンテが素晴らしかったとはいえ、スコアレスは物足りない。

ただ、第1戦のリードを考えれば、ベストな内容で十分な結果。
鹿島に勢いを与えないまま、90分を費やして試合を終えた。

決勝はコンサドーレ札幌と、2週間後の10月26日に対戦する。
YLC(YNC)では、これまで4度決勝に挑んだ。
直近の2年前も含めて、4度すべてが準優勝だった。
気負うことなく、いつものプレーを見せてほしい。

その前には中5日でガンバ大阪戦(J1 #29)がある。
上向いてきた内容を保ちながら、良い結果を出したい。

■goal


■judge
新井章太(21) 6.0 81分、レアンドロのシュートを防ぐ。キャッチもキックも安定していた。
登里享平(2) 6.5 流れを制御しながら右サイドを守る。フリーで待ちパスコースを作った。
山村和也(34) 6.5 上田に仕事をさせず、ハイボールを競り続ける。11分、危険な横パス。
谷口彰悟(5) 7.0 カウンターやロングボールを華麗に防いだ。34分、58分にCKをヘッド。
車屋紳太郎(7) 6.5 ライン沿いでプレー。53分、名古に突破される。64分、鋭いクロス。
下田北斗(22) 6.5 13分、25分とミドルシュート。周囲を上手くサポートして動かした。
守田英正(6) 7.0 トラップで相手を剥がす。54分、ミドル。67分、カウンターを防いだ。
家長昭博(41) 6.5 鋭いドリブルと仁王立ちキープで自由にプレー。89分、緩めのシュート。
中村憲剛(14) 6.0 最後までプレスを頑張った。88分、決定機を外す。パス精度は低め。
阿部浩之(8) 6.0 37分の決定機はGK正面。スペースを埋めるために走る。早めの交代。
小林悠(11) 6.5 48分、フリーでシュート。自陣まで欠かさず戻って、守備に参加した。

■sub
52(8)長谷川竜也(16) 6.5 62分、PA内でシュート。左サイドでキープして時間を使った。
57(22)大島僚太(10) 6.5 復帰2試合目。縦パスを入れていく。68分、ミドルシュート。
90+1(11)ダミアン(9) 5.5 1トップに入る。時間が短く、プレー機会は少なかった。

■bench
ソンリョン(1) マギーニョ(26) 脇坂泰斗(28) 知念慶(20) 

■coach
鬼木達 6.5 早めの選手交代で、鹿島に傾いた戦況を改善。完璧な内容で決勝に進んだ。

■referee
東城譲 5.0 ファウルの基準が一律でなかった。もっとスムーズに裁いてほしい。

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■おまけ

インタビューを受けて、遅れてアウェイゴール裏にやってきた中村憲剛(14)。サポーターにずっと手を振りながら帰っていきました。

大岩剛監督にあいさつに出向く山村和也(34)。
ホームゴール裏からはブーイング。握手が終わると素早くアウェイ側へ戻りました。

2019/10/10

191009川崎3-1鹿島(YLC SF #1)

川崎3-1鹿島(等々力, 19:00KO, 18,412人)

湘南戦(J1 #28)の勝利から中2日。
10月の代表ウィークに入り、鹿島とのYBCルヴァンカップ(YLC)の準決勝を迎える。


先発は、中2日ということもあって、湘南戦から4人を変更。
右SBに馬渡、前線に脇坂、長谷川、ダミアンが新たに入った。
守田は右SBからボランチに回ることとなった。

ベンチには、7月7日の鳥栖戦(J1 #18)で負傷していた大島が復帰した。

田中碧はU22日本代表に招集されていて不在。
そのため、YLCの21歳以下の選手を1名以上先発させるルールは免除される。


鹿島はJ1リーグ首位で、川崎と同じ中2日の日程。
ACLは準々決勝で敗退したが、天皇杯を含めて国内3冠の可能性を残している。
21歳のFW上田綺世(36)が先発する。
なお、U22日本代表にDF町田浩樹(28)が招集されている。

今季は等々力で対戦があり、ドローだった。
 190301川崎1-1鹿島(J1 #2)

■1st half
10分、鹿島がカウンターから先制点を奪う。
駆け上がったレアンドロ(11)の右クロスを白崎凌兵(41)が決める。
川崎は人数が足りず、中央で谷口が1対2の状況を作られた。

1点は失ったものの、川崎はじっくりとプレー。
両サイドでは、SBとSHにボランチが加勢して3人で崩す。
中央でも脇坂がボールをもらうとドリブルで前に進んだ。

鹿島のプレスは緩めで、PAの3辺からゴールを目指した。
22分、脇坂の右クロスにダミアンがヘッド。
26分、車屋の左クロスを胸トラップしたダミアンがバイシクル。
そして、27分。守田が待望のプロ初ゴールを決めて同点とした。

37分、馬渡和彰が左足を痛めて、山村と負傷交代。
登里を左SBから右SBに回すなど配置を組み替えたが、混乱はなかった。
42分、ダミアンが決定的なヘッドを放つが、GK曽ヶ端準(21)がキャッチした。

■2nd half
後半も鹿島はカウンターを狙っていった。
55分にはレアンドロの突破から、上田がフリーでシュート。
ただ、可能性の低いプレーが多く、チャンスを作れなかった。

川崎はボールをつなぎながら、徐々に広がっていくスペースを使う。
52分のダミアン、54分の家長、72分の脇坂のシュートでゴールに近づく。

そして、76分に阿部、79分に大島を投入して勝負に出る。
82分、大島の縦パスを受けた阿部が、ダイレクトで脇坂にラストパス。
脇坂のシュートはDFに当たってゴールが決まった。

85分にも脇坂の右CKを山村がシュート。
GK曽ヶ端が弾いたボールを、阿部が豪快に蹴り込んだ。

■summary
鹿島は守りを主体としながら、川崎の縦パスを狙った。
ボールを奪えば、川崎の守備が整う前にカウンターを仕掛けた。

技術が高い選手が揃っていて、コントロールミスは少なかった。
しかし、川崎の守備を動かすパスが少なく、チャンスを作れない。
出しどころに困ってボールを戻しては、川崎の押し上げを許した。

守りは川崎のパスを封じることができず、耐える時間が長くなった。
中盤を締めることができなくなって、終盤、大島と阿部に蹂躙された。

アウェイゴールは決めたが、あと少しだけ我慢したかった。
第2戦は少なくとも2点が必要となったが、不可能な状況ではない。


川崎はフリーの選手に緩めのパスをつないだ。
ミスせずボールを運んでいって、ゴール前でスピードをあげる。
楽しい攻撃を仕掛ける面白い内容で、3ゴールで快勝した。

家長が圧倒的なキープ力を見せて、中盤を統率した。
しかし、大島が登場すると、その家長すらも脇役となった。
1ゴール1アシストの阿部も、大島の素晴らしさには叶わない。
そのくらいまばゆい輝きを放ち、試合を決めた。

次は中3日、アウェイで鹿島との第2戦(YLC SF #2)。
台風19号が接近しているため、予定通りの開催が危ぶまれる。
第1戦では中村、小林を休養させ、2点差を付けている。
さらにアウェイゴールを決め、余裕のある展開で決勝に進みたい。

■goal
27守田英正(6) 82脇坂泰斗(28) 85阿部浩之(8) 
10白崎凌兵(41)

■judge
新井章太(21) 6.0 プレー機会は少なかったが、ハイボールの処理やキックが安定していた。
馬渡和彰(17) 6.0 サイドライン沿いに高い位置でボールを受けた。左足を痛めて途中交代。
谷口彰悟(5) 6.5 パスも守備も良かった。ただ、19分、パスを奪われてカウンターを許す。
車屋紳太郎(7) 6.5 CBから左SBに移動。サイドを駆け上がり、ダミアンにクロスを入れる。
登里享平(2) 6.0 落ち着いたプレー。後半、攻め急ぐチームを家長とともに安定させた。
下田北斗(22) 6.5 中2日でも豊富な運動量。65分にミドルシュート。セットプレーも担当。
守田英正(6) 6.5 細かいドリブルでプレスをかいくぐった。27分、待望のプロ初ゴール。
家長昭博(41) 7.5 圧巻のキープ力とドリブルを披露。54分、鋭く切り返してシュート。
脇坂泰斗(28) 7.0 トップ下でプレー。72分、カウンターからシュート。82分に決勝点。
長谷川竜也(16) 6.0 左サイドから何度も仕掛け続けた。30分、ダミアンにクロス。
ダミアン(9) 6.5 連動してプレスを掛ける。美しいトラップから多くのシュートを打った。

■sub
37(17)山村和也(34) 6.0 突然の出場でも安定していた。55分、カウンターで競り負ける。
76(16)阿部浩之(8) 7.5 1ゴール1アシスト。ダイレクトプレーで素晴らしい結果を出した。
79(22)大島僚太(10) 8.0 復帰戦だったが、ゲームチェンジャーとなる。異次元のプレー。

■bench
ソンリョン(1) 中村憲剛(14) 知念慶(20) 小林悠(11) 

■coach
鬼木達 7.5 馬渡のアクシデントに的確に対応。ラスト15分の仕掛けで勝利を呼んだ。

■referee
西村雄一 5.5 ファウルの判断が一貫しない。どちらかのチームに偏ることはなかった。

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■おまけ

 大島僚太(10)。
 3か月ぶりの復帰戦。

2019/10/07

191006湘南0-5川崎(J1 #28)

湘南0-5川崎(Shonan BMWスタジアム平塚, 19:00KO, 13,084人)

神戸戦(J1 #27)に敗れてから中7日。
アウェイで湘南ベルマーレと対戦する。
10月に入って涼しくなったが、19時のキックオフ。


先発は、神戸戦と変わらない11人。
ベンチも同じ7人となった。


湘南はJ1リーグで15位。
10月4日、曺貴裁監督の選手及びスタッフへのパワーハラスメントがJリーグに認定された。
8月から曺貴裁は指揮を外れ、高橋健二コーチが采配する。

等々力での対戦は、川崎が勝っている。
 190419川崎2-0湘南(J1 #8)

■1st half
序盤から湘南は鋭いプレスを仕掛けてくる。
川崎に余裕を与えないことで、互角に戦うことができた。
しかし、プレスが少しでも緩めば、川崎が前進していく。

15分、下田の左CKの流れから、逆の右サイドの家長がクロス。
谷口が軽く合わせると、DF岡本拓也(6)に当たりオウンゴールとなった。

先制に成功すると、川崎が一方的に攻め立てる。
湘南のプレスを十分に引き付けて、プレスの逆を突いてパスを入れる。
スルーパスを交えながら、修正が遅い湘南の5バックを崩していく。
21分、26分、35分とゴールを積み重ねた。

■2nd half
後半になると、川崎はペースを緩めていく。
湘南のプレスを正面から受けてしまい、ボールを長く保てない。

湘南はロングボールを入れて、セカンドボールを拾う。
55分に投入されたFWクリスラン(20)の高さを活かしてきた。
57分、鈴木冬一(28)の左クロスをクリスランがヘッド。
数は少なかったが、ゴールに近づくことができた。

川崎はリードを踏まえて、時間を進めていく。
プレスに苦しみつつも、途中出場の長谷川や脇坂が仕掛けた。
73分の脇坂、89分の阿部のミドルは、GK秋元陽太(1)がファインセーブ。
81分の脇坂のミドルは、ぎりぎりで防ぐものの、跳ね返りを長谷川に押し込まれた。

■summary
湘南はピッチ上で何をすべきか判断できず、失点を重ねた。
5バックの受け渡しがあいまいで、きちっと締めることができない。
背後に走り込まれて、スルーパスを通された。

1点目を失ってから前半終了までは、可哀想なくらい混乱していた。
GK秋元陽太は、前半、何度も作られた決定機を防げなかった。
後半は良いシュートストップを見せたが、すでに点差が大きくなっていた。

J1リーグ残り6試合で、J1J2入れ替え戦対象の16位鳥栖と同じ勝ち点の15位。
厳しい状況だが、パワハラが認定された曺貴裁を監督に戻すのは非現実的。
高橋健二コーチが結果を出せないなら、J1残留に向けて新たな動きが必要と思われる。


川崎は混乱する湘南に勝利することができた。
縦にパスをどんどん入れて、攻撃を続けていった。
良い内容で結果も出したが、相手の状況に大きく助けられたともいえる。

次は中2日、ルヴァンカップ鹿島戦(YCL SF #1)。
ホームの利を活かし、良い結果でアウェイの第2戦に向かいたい。

■goal
15OwnGoal 21中村憲剛(14) 26阿部浩之(8) 35小林悠(11) 81長谷川竜也(16) 

■judge
新井章太(21) 6.0 57分、クリスランのヘッドをギリギリで防ぐ。プレー機会は少なかった。
守田英正(6) 6.0 33分、PA内に進出してシュート。52分、ダブルタッチで2人を抜き去る。
谷口彰悟(5) 6.5 15分、ヘッドでOGを誘う。クリスランの高さに手こずるが、完封する。
車屋紳太郎(7) 6.0 守備の判断もパスも良かった。プレスを受けたら右足も使いたい。
登里享平(2) 6.5 序盤、ファウルをもらい時間を作る。21分、マイナスクロスでアシスト。
下田北斗(22) 6.0 運動量で支える。プレスに苦しんでロストが多かった。20分、ミドル。
田中碧(25) 6.5 中盤でしつこく相手に食い付いた。77分、ループ。90+1分、右クロス。
家長昭博(41) 7.0 鋭いドリブルで仕掛けた。35分、アシスト。45+1分、ボレーシュート。
中村憲剛(14) 6.5 21分のゴールを皮切りに、26分、33分とスルーパスを通していった。
阿部浩之(8) 7.0 26分、GK秋元のニア上を抜いてゴール。正確なトラップで時間を作る。
小林悠(11) 6.5 反転するポストプレーで前を向く。52分の決定機はDFに当てる。1ゴール。

■sub
64(41)脇坂泰斗(28) 6.5 73分にフリーでミドル。81分のミドルから5点目を産んだ。
70(14)長谷川竜也(16) 6.0 79分、89分、90+2分と左からクロスを入れる。1ゴール。
81(2)馬渡和彰(17) 5.5 左SBに入る。時間が短く、目立ったプレーはなかった。

■bench
ソンリョン(1) 山村和也(34) 知念慶(20) ダミアン(9) 

■coach
鬼木達 6.5 神戸戦で負けた選手たちを再び起用し、完勝に導いた。交代も適切。

■referee
高山啓義 6.0 流しすぎず、きっちり笛を吹いた。ブレが少なかった。

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