2026/04/21

260418横浜FM1-2川崎(J1特 #11)

横浜FM1-2川崎(日産スタジアム, 13:00KO, 26,084人)

あっさりと敗戦した鹿島戦(J1特 #10)から中5日。
 日産スタジアムで、土曜日13時のキックオフ。
 4月らしい爽やかな気候に恵まれた。


鹿島戦からの先発変更は1人だけ。
 新たにロマニッチが先発し、エリソンがベンチに回る。

ベンチも、ロマニッチとエリソンが入れ替わっただけ。
 残りは鹿島戦と同じ8人となった。


横浜Fマリノスは、J1リーグ特別大会3勝7敗。
 いまだにPK戦はなく、すべて90分間で決着している。
 日程は中6日で、川崎よりも1日空いている。

川崎ホームの国立競技場では、マリノスが大勝。
 260322川崎0-5横浜FM(J1特 #8)

2020-24年に川崎に所属した遠野大弥(7)は、国立での川崎戦で負傷。
 昨年6月に断裂した右アキレス腱を、再び断裂した。

■1st half
序盤、マリノスが攻勢に出る。
 2分、ジョルディ・クルークス(11)が左FKを蹴る。
 3分、RSB井上太聖(13)とクルークスが続けて右クロス。
 11分にはクルークスの右FKを丸山が跳ね返し、渡辺皓太(6)がボレー。

押されていた川崎は13分、三浦の左クロスを伊藤達哉がボレー。
そして15分、伊藤達哉がマリノス最終ライン裏にふわっと右クロス。
 ロマニッチがきれいにトラップするが、CBジェイソン・キニョーネス(17)が手を掛ける。
 後ろに引き倒されたロマニッチだったが、冷静に起き上がり先制ゴールを決めた。

マリノスは、2CBがボールを持っても前進できない。
 ボランチ渡辺皓太がCB脇に落ちたりしても、パスコースはなかった。

45+3分、マリノスにオフサイドがあり、副審が旗を上げる。
 しかし、上村主審が流すと、山原、マルシーニョが相次ぎ自陣でミスパス。
 右に流れた渡辺皓太が折り返し、天野純(40)が中央で合わせて同点で折り返す。

■2nd half
後半もどちらのチームも動きは少なく、単純なミスが多かった。
 時間帯によって主導権が入れ替わりながら、チャンスを作り出す。

マリノスは50分、天野純の左クロスをクルークスがジャンプボレー。
 59分、クルークスの右クロスをFW谷村海那(9)が合わせる。
川崎は58分、宮城天が左からカットインしてシュート。
 79分、長璃喜がターンしてシュート。
 暑さの影響もあったのか、どちらの守備も緩く、退屈な時間が続いた。

90+8分、マリノスの右CKから川崎がカウンター。
 長璃喜がエリソンへのラストパスを出すが、喜田拓也(8)がブロック。
 しかし、すかさず駆け寄った橘田が、再度ラストパスを通す。
 エリソンがGK朴一圭(1)の左脇下を豪快に打ち抜き、決勝ゴールを決めた。

■summary
数年前、J1リーグの覇権を争った2チームだが、クオリティは高くなかった。
 プレッシャーのない場面でのミスや、ボールへの寄せの甘さは残念な限り。
 果敢にゴールを目指す姿勢も欠けていて、凡戦だったことは否めない。


マリノスはそれほど良くはなかった。
 ビルドアップを志向しながら、2CBがキープする時間が長くなる。
 2ボランチあるいはその前の選手は動き出さず、隠れたままだった。
 川崎も決して良くないが、勝ち点を拾えていないだけに、状況はより深刻といえる。

右からのクルークスの仕掛けは効いていたし、天野純も悪くなかった。
 もし先にゴールが入っていれば、国立競技場の大勝の再現もあったかもしれない。


川崎は2ゴールで勝利することができた。
 内容が改善しているかと問われれば、確かに良化している部分もある。
 ただ、この方向を突き詰めた先に、明るい未来が待っているかどうかは未知数といえる。

橘田健人は、中盤で獅子奮迅の働きを見せた。
 決勝アシストに象徴されるように、ゴールを目指すプレーが明らかに増えた。
 守備面でも数多くボールを奪取し、鋭い出足でルーズボールに競り勝った。

次は中6日でホーム千葉戦(J1特 #12)。
 悪い内容に戻らないように戦ってほしい。

■goal
45+3天野純(40) 
15ロマニッチ(91) 90+8エリソン(9) 

■card
17ジョルディ・クルークス(11) 
90+9エリソン(9) 

■judge
ブローダーセン(49) 5.5 マリノスにシュートを打たれても枠外が多く、活躍の場は少なかった。
山原怜音(29) 5.5 5分、伊藤のフリックからシュート。45+3分にパス、70分にスローイン失敗。
松長根悠仁(2) 5.5 59分、谷村に先に入られてシュートを許した。90+6分、右クロスをクリア。
丸山祐市(28) 6.0 56分、山根陸(28)のミドルをブロック。73分、縦パスを受けた谷村から奪取。
三浦颯太(13) 6.0 クルークスに対応。62分、左クロス。75分、長距離をドリブルして左クロス。
橘田健人(8) 7.0 51分、寄せられながらもドリブルで進む。ボール奪取を繰り返す。1アシスト。
山本悠樹(6) 5.5 29分、クルークスのスルーパスをカバー。55分、ボレー。パスは不安定だった。
伊藤達哉(17) 6.0 1アシスト。13分、三浦の左クロスをボレー。75分、右カットインシュート。
脇坂泰斗(14) 5.5 28分、ボランチ2人に挟まれてロスト。停滞した戦況の中、流動性は出せず。
マルシーニョ(23) 5.0 45+3分、クリアを拾うが軽率なミスパスで失点を招く。前半のみで交代。
ロマニッチ(91) 6.5 倒されても立ち上がって1ゴール。32分、諏訪間幸成(33)を抜いてシュート。

■sub
HT(23)宮城天(24) 6.0 左ウィング、トップ下に入る。58分、左からカットインしてシュート。
77(17)長璃喜(34) 5.5 左ウィング。79分、ターンからシュート。90+8分のラストパスは失敗。
77(91)エリソン(9) 6.5 83分、ボールカット。90+8分、GK朴一圭を抜く豪快な決勝ゴール。
86(6)河原創(19) 5.5 左ボランチ。90+6分、抜け出されそうだったマリノスのパスをクリア。
90+1(14)神田奏真(38) 5.5 2トップ。90+5分に2回、山原のスローインを受ける。

■bench
山口瑠伊(1) 林駿佑(32) 神橋良汰(27) 名願斗哉(15) 

■coach
長谷部茂利 6.0 ロマニッチの先発起用に成功。さらに交代策でも結果を出した。

■referee
上村篤史 4.5 正確に事象を見極められず、ミスジャッジを重ねる。

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AT+6+9

2026/04/16

260412川崎0-2鹿島(J1特 #10)

川崎0-2鹿島(U等々力, 16:00KO, 23,094人)

逆転勝利した浦和戦(J1特 #9)から中6日。
 第10節鹿島戦は、浦和戦と同じく、ホーム等々力で日曜日16時キックオフ。
 J1リーグ特別大会の半分となる9節が終わって、第10節から残りの半分に入る。

4月9日、浦和戦の試合前に負傷した小林悠の左ヒラメ筋肉離れがリリースされた。


先発は、浦和戦と同じ11人。

ベンチには、新たに長璃喜が入り、由井航太が外れる。
 今季昌平高校から加入した長璃喜は、初めてのメンバー入り。


鹿島アントラーズは、J1リーグ特別大会で7勝2PK敗の勝ち点25。
 9試合を終えて、勝ち点を4つ落としただけの東地区首位。
 2017-22年に川崎に所属した知念慶(13)は、ベンチスタート。

1か月前のアウェイでは、鹿島が勝った。
 260314鹿島1-0川崎(J1特 #6)

■1st half
川崎はミドルブロックを敷いて守る。
 鹿島は最終ラインから組み立てるが、ボランチには繋ぎにくかった。
 FWレオ・セアラ(9)が中盤まで落ちて、ポストで触って前進する。
 樋口雄太(14)のセットプレーでは、ゴール前で高さで勝負する。

鹿島のプレスは緩めながら、川崎のビルドアップには余裕が少ない。
 タイトなタイミングで縦パスを通しながら、主に右サイドから運んでいく。
 18分、エリソンがCB植田直通(55)から奪って運んでシュート。

22分、山本のラストパスでGKとの1対1を作り出す。
 しかし、マルシーニョのシュートは、GK早川友基(1)が止めた。
23分、脇坂がシュート。
34分、脇坂の右CKをエリソンがヘッド。
 良い攻撃を重ねたが、スコアレスで折り返す。

■2nd half
後半、風上に立った鹿島が反撃に出る。
 46分、松村優太(27)がシュート。
 47分、樋口の右CKを鈴木優磨(40)がヘッド。
 49分、松長根のミスパスから樋口がミドル。

そして、51分、川崎の右CKから逆襲する。
 田川亨介(11)がカウンターを仕掛けて、松村が右からシュート。
 GKブローダーセンが弾いたが、そのボールを橘田と伊藤達哉がお見合いしてしまう。
 先に入り込まれた三竿健斗(6)を伊藤達哉が倒し、このPKを鈴木が決める。

64分には鈴木が左クロス。
 丸山が目測を誤って触れず、ファーのレオ・セアラが押し込んだ。

■summary
鹿島は風下の前半、リスクを抑えながら我慢を続ける。
 後半スタートから仕掛けていくと、あっさりと2得点。
 プラン通りの展開で、危なげなく簡単に勝利した。

18分に植田、60分にキム・テヒョン(3)が低い位置でボールを奪われる。
 決定機を与える大きなミスもあったが、無失点で終えた。


川崎は3月のアウェイ戦ほど内容は酷くはなく、チャンスは作った。
 右サイドでは、脇坂、伊藤達哉、山原のトライアングルでポケットを取った。
 三浦の左クロスも含めて、ゴール前の動きを整理できれば、得点を増やせると思われる。

2失点は、どちらも判断ミスによるもの。
 全力で戦って及ばないなら理解できるが、油断や緩みからの失点は残念なところ。

長璃喜は、プロデビューを飾った。
 1点ビハインドのタイミングで準備し、2点差となって投入された。
 交代1番手での起用は驚きで、評価の高さを感じさせた。

次は中5日で横浜FM戦(J1特 #11)。
 国立競技場でのホームは0-5と大敗しているので、巻き返したい。

■goal
53PK鈴木優磨(40) 64レオ・セアラ(9)

■card
63Y三浦颯太(13) 
68Y松村優太(27) 90+5Y林晴己(24)

■judge
ブローダーセン(49) 6.5 51分、90+4分の決定機をセーブ。鈴木のPKは待ち切れず先に動いた。
山原怜音(29) 6.0 右クロスを多く入れる。59分、脇坂の縦パスで右ポケットに入ってシュート。
松長根悠仁(2) 5.0 49分、縦パスを相手に渡す。90+4分、風に流れるGKパントの処理を失敗。
丸山祐市(28) 4.5 ビルドアップは冴えた。64分、クロスを覇気なく空振りしてあっさりと失点。
三浦颯太(13) 6.0 縦に仕掛けて左クロスを入れる。63分、鹿島のカウンターを止めてイエロー。
橘田健人(8) 5.0 33分、脇坂へ縦パス。51分、田川に抜け出され、さらにお見合いで失点を招く。
山本悠樹(6) 6.0 7分、ミドル。11分、2本連続のシュート。22分、マルシーニョへラストパス。
伊藤達哉(17) 4.5 28分、29分、42分に右クロス。51分、躊躇してクリアできずにPKを与える。
脇坂泰斗(14) 6.0 23分、シュート。42分に伊藤、59分に山原へと右ポケットに縦パスを届ける。
マルシーニョ(23) 6.0 22分の決定機はGK早川がストップ。29分、伊藤の右クロスをトラップ。
エリソン(9) 6.0 18分、植田から奪って運びシュート。30分、33分、34分、60分にシュート。

■sub
65(17)宮城天(24) 6.0 71分、左からPAに入ってシュート。76分、山原の右クロスをシュート。
65(23)長璃喜(34) 5.5 デビュー戦。ドリブルを仕掛けた。72分、カットインからシュート。
72(9)ロマニッチ(91) 6.0 77分、90分に右サイドに流れてパスを受ける。90+3分、シュート。
82(6)河原創(19) 5.0 90分、パスミス。90分、ロマニッチのパスを中央で受けたがロスト。

■bench
山口瑠伊(1) 林駿佑(32) 神橋良汰(27) 名願斗哉(15) 神田奏真(38) 

■coach
長谷部茂利 5.0 継続する緩さから敗戦。後半、風上の鹿島の修正に対応できず。交代枠を残す。

■referee
須谷雄三 5.5 判断の一貫性に少し欠けていた。PK判定は妥当。

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AT+2+7

2026/04/08

260405川崎3-2浦和(J1特 #9)

川崎3-2浦和(U等々力, 16:00KO, 21,735人)

PK戦で敗れた町田戦(J1特 #5)から中6日。
 J1リーグ特別大会の折り返しとなる第9節。
 日曜日16時キックオフのホーム浦和戦。
 等々力に戻るのは久しぶりで、3月1日の水戸戦(J1特 #4)以来、5週ぶり。
 ただ、ホーム開催としては、国立競技場での横浜FM戦(J1特 #8)以来、2週ぶり。


先発は、町田戦から2人が変わる。
 新たに山本悠樹と脇坂泰斗が先発し、河原創と宮城天がベンチに回る。

ベンチには、新たにGK山口瑠偉が入り、GKイ・クンヒョンと野田裕人が外れる。
 キックオフ直前に、小林悠に代わって由井航太がベンチに入った。
 何らかのトラブルが小林悠にあったものと思われる。
 由井航太は、福島(J3)へのレンタルから今季復帰して初のメンバー入り。


浦和レッズは、J1リーグ特別大会3勝2PK敗3敗の勝ち点11。
 代表ウィークには試合がなく、日程は中13日。

当初先発が発表されたCB宮本優太(2)は、根本健太(5)に差し替えられた。
 もともと根本がベンチに入っていたので、ベンチは8人となり、1人足りない。

2025年の対戦は、川崎の1勝(延長)2分1敗だった。
 250521川崎2-2浦和(J1 #13)
 250903浦和1-1川崎(YLC QF #1)
 250907川崎3-2浦和(YLC QF #2)
 251206浦和4-0川崎(J1 #38)

■1st half
3分、マテウス・サヴィオ(8)の左FK。
 抜け出した根本健太がトラップして蹴り込むが、副審はオフサイドと判定した。
 5分間と長いVARの結果、オフサイドはなく、先制ゴールが認められた。

9分、深い位置から三浦が左クロスを入れる。
 ニアサイドのダニーロ・ボザ(3)が触って、オウンゴールとなった。
 ボザの背後のゴール前は安全だったが、クリアしようとしたボザの判断は仕方ない。

11分にもサヴィオが左からFKを蹴る。
 ダニーロ・ボザが足を伸ばして合わせたが、左内転筋を痛めてしまう。
 試合前の宮本優太に続きCB2人目のアクシデントで、ボランチ柴戸海(22)がCBに下がる。
 ボザと交代した植木颯(37)は、ボランチでプロデビュー戦となる。

目まぐるしく状況が動いた序盤が終わると、少し落ち着く。
 川崎はエリソンとマルシーニョが局面で優位に立ち、縦に仕掛けていく。
 32分と37分にマルシーニョ、38分と45+1分に山原がシュート。
 45+2分、脇坂の右CKから伊藤達哉、三浦が続けてシュートした。

■2nd half
後半に入ると、浦和のカウンターが機能する。
 47分、長沼洋一(88)の左クロスから混戦となって、金子拓郎(77)がゴール。
  ただ、混戦の中でオナイウ阿道(45)のオフサイドがあり、VAR判定で取り消された。
 56分、植木颯の左クロスをオナイウ阿道(45)が競り、金子拓郎がゴール。
  速攻から左サイドを経由し、川崎を崩し切ってリードを奪った。
 60分にも左から金子拓郎がシュート、72分に長沼洋一が左クロスを入れる。

浦和の運動量が落ち、寄せが甘くなって川崎に余裕が生まれる。
 焦りからのミスパスもあったが、サイドだけでなく中央でもパスをつなぐ。

78分、脇坂の右CKが跳ね返される。
 右ポケットに流れた橘田がパスを引き出すと、その内側に山本が入り込む。
 山本の正確な右クロスを、ロマニッチが力強いヘッドで同点ゴールを決めた。

90+4分、山原の斜めのグラウンドパスをロマニッチが背負いながらポスト。
 競り合って転がったボールを、河原創が左足ダイレクトでゴールに叩きこんだ。

■summary
劇的な展開となったが、両チームともにミスが多かった。
 仮にゴールが生まれなかったら、見応えが薄い凡戦になったと思われる。

何度もVARの介入があって、プレーが止まる時間が長くなった。
 32分のハンドPK判定のような「明白な間違い」であれば、VARが重要な役割を果たす。
 しかし、3分の根本健太のゴールでは、VARが5分間に渡ってオフサイドを検証した。
 短時間で判断できないのなら、ピッチ上の判定を尊重すべきと思われる。


浦和はアクシデントが続いて、2CBを2人とも入れ替えた。
 それでも柴戸海と根本健太の2CBは、攻め込まれても良く守れていた。

マチェイ・スコルジャ監督は、2-2の状況から攻撃的な選手を次々と投入する。
 体力的に厳しくなった中盤に手を入れたかったが、ベンチは手薄だった。
 最後は明らかに動けなくなり、決壊は止まらなかった。


川崎は相変わらずの守備の脆さを露呈した。
 47分、2失点目の56分、60分と左クロスを入れられてゴール前の混戦を作られる。
 同じパターンで何度も崩され続ければ、失点するのは必然だった。

攻撃では一定の改善が見られた。
 浦和の2CBにスクランブルがあり、エリソンとマルシーニョが仕掛けていく。
 終盤には空いたスペースでショートパスを続け、崩していくことができた。

次は中6日で鹿島戦(J1特 #10)。
 厳しい内容も予想されるが、大量失点は避けてほしい。

■goal
9OwnGoal 78ロマニッチ(91) 90+4河原創(19) 
3根本健太(5) 56金子拓郎(77) 

■card
43Y脇坂泰斗(14) 45+4Yエリソン(9) 
86Y柴戸海(22)

■judge
ブローダーセン(49) 6.0 1分、橘田への縦パス。60分、金子のシュート性の左クロスを弾いた。
山原怜音(29) 6.0 38分、45+1分にミドル。39分、右クロス。後半、何度もサイドを崩された。
松長根悠仁(2) 5.5 最終ラインに落ち着きをもたらす。戻りながらのクロス対応は難しかった。
丸山祐市(28) 6.0 16分、GK西川周作(1)のキックを見誤った。三浦とマルシーニョを走らせる。
三浦颯太(13) 6.5 攻撃力を発揮。9分、オウンゴールを呼ぶ左クロス。45+2分、左からボレー。
橘田健人(8) 6.0 56分、ロストからのカウンターで失点。79分、ミドル。80分、PA内左クロス。
山本悠樹(6) 6.0 1アシスト。浦和2CBの背後をループパスで狙った。32分、インターセプト。
伊藤達哉(17) 5.5 45+2分、55分にシュート。多彩なパターンで仕掛けたが、成功しなかった。
脇坂泰斗(14) 5.5 43分、囲まれてのロスト後、柴戸海へのタックルでイエロー。77分、ミドル。 
マルシーニョ(23) 6.0 32分、37分にシュート。スプリントの裏抜けもドリブルも威力があった。
エリソン(9) 6.0 45+4分、イエロー。45+10分、橘田の右クロスをヘッド。CBを背負いキープ。

■sub
69(23)宮城天(24) 5.5 左ウィング。72分、ポスト失敗。87分、三浦のFKの戻りを2度シュート。
69(9)ロマニッチ(91) 7.0 同点ゴールで加入後3点目。86分、抜け出しをイエローで止められる。
76(17)神田奏真(38) 5.5 ロマニッチとの2トップ。90+6分、山原のスローインを受けFK獲得。
89(6)河原創(19) 6.5 左足のダイレクトミドルで決勝ゴール。90+3分、三浦へのパスは合わず。

■bench
山口瑠伊(1) 林駿佑(32) 神橋良汰(27) 由井航太(26) 名願斗哉(15) 

■coach
長谷部茂利 6.0 途中出場のロマニッチ、河原創のゴールで勝利に導いた。失点癖は止まらない。

■referee
福島孝一郎 5.0 32分、ハンドPKと判定したが、VARで取り消す。接触プレーに厳しかった。

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AT+10+6

2026/03/31

260328町田1(3PK1)1川崎(J1特 #5)

町田1(3PK1)1川崎(町田GIONスタジアム, 14:00KO, 11,316人)

惨敗を喫した横浜FM戦(J1特 #8)から中5日。
 ACLEのため延期された第5節アウェイ町田戦が、代表ウィークに開催される。

代表ウィークだが、川崎からの選出はない。
 負傷がなければ、大関友翔がU-21代表に選出されていたものと思われる。

3月24日、東京V戦(J1特 #7)での谷口栄斗の左ハムストリング肉離れがリリースされた。


先発は、横浜FM戦から4人が変わる。
 新たに丸山祐市、河原創、伊藤達哉、宮城天が先発する。
 外れた林駿佑、山本悠樹はベンチへ、紺野和也と脇坂泰斗はベンチ外となる。

ベンチには、新たに神橋良汰、名願斗哉、神田奏真が入り、家長昭博が外れる。
 神橋と神田は、今シーズン初のメンバー入り。


町田ゼルビアは、特別大会で4勝1PK勝1PK敗1敗の暫定3位。
 川崎と同じ中5日だが、ACLEがあるため3月6試合目と詰まった日程。

2018-20年に川崎に所属した下田北斗(18)は、ベンチ外。

2025年の対戦は、川崎の1勝1分だった。
 250406町田2-2川崎(J1 #9)
 250831川崎5-3町田(J1 #28)

■1st half
川崎はミドルブロックで待ち受ける。
 GKや3CBまでプレスに出ていかず、ボールを持たせる。

町田は左から相馬勇紀(7)がドリブル、右から望月ヘンリー海輝(6)が高さを活かす。
 3分、中山雄太(19)がFKを直接狙う。
 7分、相馬の左クロスを前寛之(16)がシュート。
 11分、中山の左クロスを相馬が頭で合わせたが、オフサイドだった。

川崎はトップ下の宮城天が前後に動いて作っていく。
 マルシーニョとエリソンが縦に運ぶ速攻も悪くなかった。
 6分、宮城天の右クロスにマルシーニョが飛び込む。

徐々に町田の圧力が強まっていく。
 32分、GK谷晃生(1)のパントキックから、エリキ(27)がGK1対1となってループ。
 33分、望月の右クロスを林幸多郎(26)がシュート。
 38分、ネタ・ラヴィ(31)のミドル。
そして41分、先制ゴールが生まれる。
 相馬勇紀が縦に運んで左クロスを入れて、エリキがゴールを決めた。

■2nd half
後半、川崎はプレスラインを上げ、GKや3CBに詰めていく。
 蹴らせたロングボールを回収して、反撃に転じた。
 三浦がフリーとなって、46分、50分、54分に左クロス。
そして59分、三浦が縦に仕掛けて左クロス。
 GK谷が強いクロスを弾くが、足元に落ちたボールをエリソンが同点ゴール。

77分、丸山に戻そうとする山原のパスが弱くなる。
 遅れて競り合ったエリキが、丸山をスパイクで踏みつけた。
 VARでレッドカードが提示されて、退場となった。

数的有利となった川崎がゴールを目指す。
 三浦が多くの左クロスを入れるが、決定機は作れなかった。

PK戦で町田が勝利した。

■summary
町田は、相馬勇紀の左サイドからの仕掛けで優位に立った。
 エリキの先制ゴールを生んだクロスを始め、精度の高いプレーを続けていた。
 後半はペースを落としたが、試合が多く重なる日程を考えれば仕方ないところ。

PK戦は、GK谷晃生が4本中3本をストップ。
 じっくりキックを見極めて、蹴られた方向に正確に反応した。


川崎は、横浜FM戦の惨敗から少しだけ持ち直した。
 速攻主体の攻撃も、ゾーン・ディフェンスも悪くはなかった。
 とはいえ、前半に多くの決定機を与えていて、1失点で済んだのはラッキーともいえる。
 ドローで終えたのが精一杯で、78分に数的有利となっても崩せなかった。

長谷部監督は、今季8試合目にして初めて、60分付近での交代をしなかった。
 最初の交代は76分で、戦況を踏まえて継続を選んだものと思われる。

次は中7日でホーム浦和戦(J1 #9)。
 早くも特別大会の折り返し点となるが、惨敗は避けたい。

■goal
41エリキ(27)
59エリソン(9)

■penalty shootout
×ロマニッチ(91) 〇山本悠樹(6) ×小林悠(11) ×河原創(19)
〇相馬勇紀(7) ×中山雄太(16) 〇ナ・サンホ(10) 〇ドレシェヴィッチ(5)

■card
78Rエリキ(27) 90+6前寛之(16)

■judge
ブローダーセン(49) 6.0 3分、中山のFKを弾く。32分、GK谷のパントに出ず、エリキと1対1に。
山原怜音(29) 6.0 相馬とマッチアップ。49分、インターセプトし伊藤へ縦パス。87分、ミドル。
松長根悠仁(2) 6.0 FWテテ・イェンギ(99)を抑え込んだ。53分、左の宮城天へのロングボール。
丸山祐市(28) 6.5 最終ラインをがっちり統率。77分、エリキにスネを踏まれるが、プレー続行。
三浦颯太(13) 6.5 後半、マルシーニョが空けたスペースから左クロスを連発。同点ゴールを生む。
河原創(19) 6.0 バランスを重視して待ち受ける。23分、スローインの戻しをミス。PK戦失敗。
橘田健人(8) 5.5 強く球際に寄せ、五分五分に競り合った。41分、エリキのマークを外して失点。
伊藤達哉(17) 6.0 前半はプレーに絡めなかったが、後半に改善。49分、63分、64分にシュート。
宮城天(24) 6.0 トップ下。脇坂と異なる個性を発揮。ライン裏を狙い、落ちてパスを呼び込む。
マルシーニョ(23) 6.0 6分、宮城天の右クロスに飛び込む。エリソンとのパス交換で攻め込んだ。
エリソン(9) 6.0 1ゴール。33分、横パスをミス。43分、シュート。岡村大八(50)と競り続ける。

■sub
76(17)山本悠樹(6) 5.5 トップ下、次いでボランチで攻撃を主導。86分、90+5分にFKを蹴る。
86(8)小林悠(11) 5.5 88分、宮城へ右クロス。90+2分、山本の右クロスをボレー。PK戦失敗。
86(23)名願斗哉(15) 5.5 トップ下に入る。90+4分、山原のパスを受けて右サイドでFK獲得。
90+1(24)神田奏真(38) 6.0 90+1分に山原の右クロスを、90+5分に山本の右FKをヘッド。
90+1(9)ロマニッチ(91) 5.5 90+8分、左クロスをミス。PK戦は1番手でGK正面に蹴って失敗。

■bench
クンヒョン(33) 野田裕人(30) 林駿佑(32) 神橋良汰(27) 

■coach
長谷部茂利 5.5 一定の改善は見せたが勝利は遠い。珍しく交代を遅くまで待つ。名願、神田を起用。

■referee
上田益也 5.5 20分、町田のパスに当たる。VARでのエリキのレッドは妥当だが、当初はノーファウルだった。

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AT+3+9

2026/03/25

260322川崎0-5横浜FM(J1特 #8)

川崎0-5横浜FM(MUFG国立競技場, 15:00KO, 50,275人)

水曜日夜の東京V戦(J1特 #7)に勝利して中3日。
 3連休の日曜日、15時キックオフで、国立競技場でのホーム開催。
 今年からネーミングライツが導入されて、MUFGスタジアムと呼称される。

国立競技場でのプレーは、昨年5月12日の鹿島戦(2025 J1 #16)以来。
 川崎がホーム側となるのは、2023年12月9日の天皇杯柏戦(2023 天皇杯 Final)以来。

川崎主催となると、2013年3月の大分戦(2013 J1 #2)以来、13年ぶり。
 このときは、等々力のメインスタンドが改築中で、建て替え前の旧国立での代替開催。
 今後予定される等々力の球技専用化改修を見据えて、試行的に国立競技場を使用する。

3月19日、佐々木旭と大関友翔の負傷がリリースされた。
 全治見込の発表はないが、しばらくの欠場が見込まれる。


先発は、東京V戦から2人が変わる。
 新たにRCB林駿佑とLSB三浦颯太が先発する。
 松長根悠仁がLSBからLCBに回り、林駿佑と2CBを組む。
 U-18から昇格した林駿佑は、2回のベンチ入りを経て初出場。

ベンチには、新たに野田裕人と宮城天が入り、名願斗哉が外れた。


横浜Fマリノスは、J1リーグ特別大会で2勝5敗の8位。
 ここまでの7試合で1つもPK戦を経験していない。

2020-24年に川崎に所属した遠野大弥(7)は、トップ下で先発。

2025年の対戦は、川崎の1勝1分だった。
 250409川崎3-3横浜FM(J1 #5)
 250913横浜FM0-3川崎(J1 #29)

■1st half
2分、三浦が左サイドからFKを蹴る。
 壁から抜け出した脇坂がフリーでシュート。
 GK木村凌也(31)が弾いたボールを松長根が押し込むが、オフサイドだった。

2CB林駿佑と松長根のビルドアップはまずまず。
 パスコースが少なければ林は持ち上がり、松長根はロングボールで打開する。
 15分、松長根のロングボールをマルシーニョが受け、エリソンがシュート。
 30分、マルシーニョがカットインしてシュート。

マリノスはジョルディ・クルークス(11)のセットプレーで攻める。
 30分、木村卓斗(34)が縦パスを入れると、さらに遠野大弥がダイレクトパス。
 クルークスが一気に抜け出し、ラストパスを谷村海那(9)が先制ゴール。
 三浦がクルークスの裏抜けを許し、林駿佑はスプリントが遅れ、谷村に置き去りにされた。

45+4分、カウンターを仕掛ける遠野大弥が突然倒れ込む。
 右のアキレス腱を押さえながら担架で運ばれた。
(2025年3月26日(木) 公式発表 右アキレス腱断裂で手術 全治6月見込)

■2nd half
押し込む時間帯を作りながら、53分、あっさり追加点を許す。
 GK木村凌也のパントキックに向かって、林駿佑が前に出たものの触れない。
 GKブローダーセンと三浦のどちらもクルークスの左クロスに触れず、天野純(40)がゴール。

62分、途中出場の丸山が谷村に抜け出され、天野純がゴラッソを決める。
 ユーリ・アラウージョ(30)、ジェイソン・キニョーネス(17)も次々とゴール。
 5失点で90分間を終えた。

■summary
結果が出ていなかったマリノスが快勝。
 攻められてシュートを打たれる機会もあったが、守備陣の踏ん張りで無失点で終えた。
 とはいえ、川崎はあまりにも弱く、割り引いて考える必要もある。

45+4分、遠野大弥が負傷して、一時的に10人となる。
 しかし、大島秀夫監督は、天野純の投入をハーフタイムまで待った。
 残り2分ほど数的不利を放置する形となったが、問題は起きなかった。


川崎は覇気なく惨敗した。
 チームを上向かせる要素は、あまり残っていないと思われる。
 去年の浦和戦(2025 J1 #38)の惨劇から、多少揺り戻しはありつつも、今季もFC東京戦(J1特 #3)鹿島戦(J1特 #6)と力負けを繰り返している。
 2点差で敗色濃厚となっても、適切な処方箋は与えられなかった。
 ピッチは混乱したままで、さらに失点を重ねていく。

林駿佑は、厳しいデビュー戦となった。
 ビルドアップに非凡さは感じさせたが、J1リーグのFWに対峙する技術はまだ乏しい。
 CBの離脱が相次ぐ中、続いて実戦に挑む機会があれば、ベストを尽くしてほしい。

次は中5日で町田戦(J1特 #6)。
 粛々と日程を消化していきたい。

■goal
30谷村海那(9) 53,62天野純(40) 72ユーリ・アラウージョ(30) 78ジェイソン・キニョーネス(17)

■card
45+2Y遠野大弥(7)

■judge
ブローダーセン(49) 5.0 6分、53分のハイボールに触れず。77分、82分、90分と決定機セーブ。
山原怜音(29) 5.0 左の三浦より高い位置で組み立てる。38分に2本、57分に右クロスを入れる。
林駿佑(32) 4.5 デビュー戦。谷村海那を抑えられず。53分、前に出たが触れずに失点を招いた。
松長根悠仁(2) 4.5 ロングボールはまずまず。78分、CKでキニョーネスに完全に競り負け失点。
三浦颯太(13) 4.5 15分、林駿佑のミスをカバーする。30分、クルークスの裏抜けを許して失点。
橘田健人(8) 5.0 動きを止めずにCBからパスを引き出す。バックパスが多め。38分、右クロス。
山本悠樹(6) 5.0 ハイラインの裏へのループパスを入れる。44分、マルシーニョへスルーパス。
紺野和也(18) 5.0 20分、林の縦パスで抜けるもオフサイド。25分、カットインからシュート。
脇坂泰斗(14) 5.5 2分、三浦の左FKからシュート。38分、シュート。69分、滑ってCKをミス。
マルシーニョ(23) 5.0 30分、カットインからシュート。スプリントでハイラインの背後を狙う。
エリソン(9) 5.0 18分、75分にシュート。49分、脇坂へラストパス。オフサイドがかなり多い。

■sub
61(32)丸山祐市(28) 4.0 投入直後の62分、さらに72分と2失点に絡んだ。パス出しは良かった。
61(23)伊藤達哉(17) 5.0 低い位置で受けても、前に運べない。86分、ロマニッチへスルーパス。
61(18)家長昭博(41) 4.5 動き直し少なくピッチに佇む。69分、脇坂の右CKをオーバーヘッド。
76(9)ロマニッチ(91) 5.5 83分、山本のループパスを受ける。90+5分、CKの混戦でシュート。
76(8)小林悠(11) 5.5 ロマニッチとの2トップ。90+1分、山本の右クロスをフリーでヘッド。

■bench
クンヒョン(33) 野田裕人(30) 河原創(19) 宮城天(24) 

■coach
長谷部茂利 3.5 破綻を放置したまま5失点。敗色濃い中でも、予定通りの時間に交代させる。

■referee
池内明彦 5.5 妥当なジャッジを続ける。ただ、接触プレーに厳しく、笛が多かった。

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AT+8+6