天皇杯相模原戦(天皇杯 R32)にPK戦で敗れてから中3日。
J1リーグ第24節、アウェイG大阪戦は3連休の中日に開催される。
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先発は、天皇杯相模原戦から3人変わる。
新たに佐々木旭、河原創、伊藤達哉が先発する。
橘田と家長はベンチに回り、ジェジエウはベンチ外。
ベンチには、新たに神橋、宮城天、エリソンが入る。
エリソンは、5月21日の浦和戦(J1 #13)で負った右膝内側側副靱帯損傷から復帰。
神橋は、加入後初のメンバー入りを果たした。
車屋、山内がベンチ外となった。
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ガンバ大阪は、J1リーグ9勝4分10敗の暫定10位。
天皇杯3回戦は山形(J2)と対戦して、延長PK戦で敗退。
120分間プレーしてから中3日は、川崎と同じ日程。
安部柊斗(13)は、天皇杯山形戦で退場したため出場停止。
等々力では、ドローだった。
250525川崎2-2G大阪(J1 #18)
■1st half
ガンバがスタートから攻勢に出る。
川崎のプレスの逆を突いて、ネタ・ラヴィ(6)や宇佐美貴史(7)につなぐ。
左サイドの黒川圭介(4)と倉田秋(10)が、マークを剥がしながら前進する。
ただ、先制したのは川崎だった。
9分、山本がボール奪取して小林悠に渡す。
小林悠は伊藤達哉に預けて走り込むと、完璧なトラップからGK1対1を制した。
川崎は引き続きカウンターを狙う。
29分、伊藤達哉のラストパスを小林悠がシュート。
三浦弦太(5)が触って勢いを削ぎ、GK一森純(22)がキャッチした。
ガンバは長く保持しながらも、崩せない状況が続く。
しかし45+3分、シンプルに攻略する。
宇佐美が入れた右クロスを、ウェルトン(97)が触って軌道を変える。
佐々木旭がクリアし切れず、足元に転がって倉田秋が同点ゴール。
■2nd half
後半もガンバがボールを持つ展開となる。
57分、鈴木徳真(16)がウェルトンに縦パスを入れる。
縦パスを追って宇佐美がダッシュするが、河原創の動き出しが遅れてしまう。
ウェルトンのラストパスを宇佐美がスルーして、デニス・ヒュメット(23)がボレーを決める。
佐々木旭が宇佐美へ、VW際がヒュメットへスライドするが、間に合わなかった。
1点を追って川崎も攻めていく。
80分、大関のパスからエリソンがシュート。
81分、山本の左CKを家長がヘッドするが、右ポストに当たる。
87分、宮城天が左から巻くようにミドルを狙うが、GK一森が弾き出した。
■summary
ガンバは序盤、ゴールに迫るが、9分の失点後はブロック内側に入れなくなる。
ボランチのネタ・ラヴィや鈴木徳真が2CB間に落ちても、パスコースを探せない。
攻めあぐねる中、前半のうちに同点ゴールが生まれたことが勝因となった。
57分に逆転してからは、バランスを保ちながら川崎を迎え撃つ。
縦に早く仕掛け、64分と67分に宇佐美、67分に山下諒也(17)が決定機を迎える。
GK一森純、2CB三浦弦太と中谷進之介(20)がゴール前を固めて、逃げ切った。
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川崎はボールを持たれつつ、ブロックを組んで守った。
9分、カウンターから先制ゴールを決めて、ガンバの反撃を抑え込む。
上手くコントロールできていただけに、前半ロスタイムの失点が厳しかった。
57分の決勝ゴールも速攻に対応しきれず、ゴール前で数的不利に陥った。
高井幸大、山田新と現役日本代表2人がチームを離れた。
この日はRCBに佐々木旭が入り、エリソンも負傷から復帰して45分間プレー。
2人とも悪くなかったが、当たり前だがチーム力を維持するのは難しい。
2021年の夏も、田中碧と三笘薫が移籍した後、苦しみながらJ1リーグを制覇した。
4年前とは選手層は大きく異なるが、その時点のベストを粘り強く尽くすしかない。
サマーブレークを挟み、次は中19日で福岡戦(J1 #25)。
時間はあるので、攻守両面で少しでも改善してほしい。
■goal
45+3倉田秋(10) 57デニス・ヒュメット(23)
9小林悠(11)
■judge
山口瑠伊(98) 6.0 43分、ヒュメットのシュートをキャッチ。67分、山下諒也との1対1をセーブ。
VW際(31) 6.0 中へのドリブルでプレスを剥がす。2失点はカバーが間に合わず。62分、ボレー。
佐々木旭(5) 5.0 39分、バックパスをミスしてCKを与える。45+3分、強くはクリアできず失点。
丸山祐市(35) 5.0 64分、宇佐美のシュートをブロック。67分、無理な縦パスから決定機を招く。
三浦颯太(13) 5.5 前半、ウェルトンの仕掛けに対応する。後半、高い位置からクロスを入れた。
河原創(19) 5.0 ボールを追い続ける。57分、戻りが遅く、宇佐美に置き去りにされ失点に関与。
山本悠樹(6) 6.0 中盤で奪取してロングパスで速攻を狙う。53分、59分にエリソンへラストパス。
伊藤達哉(17) 6.5 1アシスト。29分、小林悠へ決定的なラストパス。LSB黒川圭介の突破を許す。
脇坂泰斗(14) 5.5 速攻でパスの中継点となる。47分、山本のループをシュートするが当たらず。
マルシーニョ(23) 5.5 押し込まれる展開で、走力を活かせず。49分、エリソンへラストパス。
小林悠(11) 6.5 完璧なトラップから1ゴール。29分の決定機も決めたかった。前半のみで交代。
■sub
HT(11)エリソン(9) 6.0 シンプルな動きから、49分、53分、59分、80分、88分にシュート。
71(23)宮城天(24) 5.5 71分の仕掛けはゴールラインを割る。87分、左から巻くようなミドル。
71(17)家長昭博(41) 5.5 81分、山本の左CKを頭で合わせたが右ポスト。90+4分、右クロス。
78(19)橘田健人(8) 5.5 84分、家長のロストを即時奪回。87分、パスコースを探せずにロスト。
78(14)大関友翔(16) 5.5 80分、エリソンへ縦パス。79分、83分に果敢に仕掛けたがロスト。
■bench
安藤駿介(21) 神橋良汰(27) 土屋櫂大(39) 神田奏真(38)
■coach
長谷部茂利 5.0 攻勢に耐え切れずに2失点して逆転負け。反撃も機能しなかった。
■referee
中村太 6.5 観客にも分かりやすく、均衡のとれたジャッジを続ける。
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AT+4+6