2024/05/29

240525川崎1-1柏(J1 #16)

川崎1-1柏(U等々力, 16:00KO, 21,598人)

アウェイ2連敗となったG大阪戦(J1 #15)から中5日。
 2週間ぶりに等々力に戻ってきての柏レイソル戦。


先発は、G大阪戦から1人だけ変わる。
 新たにGKソンリョンが先発し、上福元がベンチに回る。

ベンチには山内が入り、GK早坂とヒカルドが外れた。


柏レイソルは、J1リーグ5勝6分3敗の10位。
 水曜日にYBCルヴァンカップ福岡戦があり、中2日。
 福岡戦から連続で先発するのは、LSB三丸拡(2)とFW木下康介(15)の2人。

 LSBジエゴ(5)は、累積警告で出場停止となっている。

2023年の対戦は、川崎の1勝2分(うちPK1勝)だった。
 230528川崎2-0柏(J1 #15)
 231029柏1-1川崎(J1 #31)
 231209川崎0(8PK7)0柏(天皇杯 Final)★

■1st half
柏はそれほどプレスに出てこない。
 川崎の2CBには余裕があり、橘田に渡して進んでいった。

柏はポール奪取からカウンターを仕掛ける。
 ボランチ戸嶋祥郎(28)が動かしながら、マテウス・サヴィオ(10)がラストパスを狙う。
 2FW細谷真大(19)と木下康介(15)に向かって、中央から縦パスを入れた。
 ただ、川崎も大南を中心として、2FWに自由を与えない。

17分、脇坂が三丸と古賀太陽(4)の間をすり抜ける。
 GK1対1となったが、飛び出したGK松本健太(46)がセーブした。

30分、家長がCBを背負ったゴミスに当てる。
 落としを受けた脇坂がPAに入り込み、さらに遠野に当てて先制ゴール。
 ショートパスを正確につないだ美しい流れからのゴールだった。

36分、ジェジエウのクリアボールにマルシーニョが走り込む。
 CB犬飼智也(13)を滑らせてからのシュートは外してしまった。

■2nd half
後半になると、プレスに出ても奪えなくなった。
 柏が長くボールを持って、さらにセカンドボールを回収する。
 川崎の動きが落ち、チャージが遅くなってファウルが増えた。

51分、サヴィオのミドルを木下が触ってコースを変える。
 逆に動いていたGKソンリョンが、残った足を伸ばしてクリアする。
53分、スルーパスを受けた木下のシュートを、ソンリョンがブロック。

ソンリョンの活躍で凌いでいたが、59分。
 サヴィオの右FKを、木下がPA内で折り返す。
 ソンリョンが弾いたボールを戸嶋がミドル。
 脇坂がゴール前でブロックしたが、木下に同点ゴールを蹴り込まれた。

同点となってからも、柏の時間が続く。
 62分、細谷のシュートは、ソンリョンがセーブ。
 66分、PA内の木下へのロブボールを、ソンリョンがパンチング。

柏の攻勢が長く続いたが、選手交代で川崎が少し盛り返す。
 中盤を省略する展開となって、山田新や山内がドリブルする。
 90+1分、瀬古樹のFKをジェジエウが頭で叩き込むが、VAR判定でオフサイドとなった。

■summary
柏は4人の最終ラインをきれいに揃えた。
 プレスに出ていったん崩れても、列に戻る動きが徹底されていた。
 2ボランチも2FWも縦の距離感を保っていて、美しい守備陣形だった。

マテウス・サヴィオは、独創的なプレーを見せた。
 特に29分、ダイレクトで戸嶋に渡したパスは素晴らしかった。
 サイドに頼りすぎることなく、堂々と中央から崩した。


川崎は、なんとか連敗は止めた。
 前半はガンバ戦と同じように良かったが、後半になると柏に圧倒された。
 多くの決定機を作られたが、GKソンリョンの活躍もあってドローで終えた。

バフェティエンビ・ゴミスは、いつものように良いプレーを見せた。
 CBを背負ってのポストプレーにミスは少なく、脇坂のゴールを生んだ。
 おおむね60分程度で交代しているが、不在になると攻撃パターンは少なくなる。
 ゴミスがいる間に、リードを奪って逃げ切りたいところ。

次は中7日で名古屋戦(J1 #17)。
 良い時間帯を長くして、勝ち点を積み重ねたい。
 なお、佐々木旭は累積警告のため出場停止となる。

■goal
30脇坂泰斗(14) 
59木下康介(15)

■judge
ソンリョン(1) 7.5 51分、53分、62分、64分と決定機を連続阻止。失点はパンチが弱くなった。
瀬川祐輔(30) 5.5 16分、17分に家長にパスを通す。プレーの選択が悪く、囲まれてロストする。
ジェジエウ(4) 6.0 シュートやクロスをがっちりブロック。21分、右サイドで木下に突破される。
大南拓磨(3) 6.0 スピードを活かしつつ固める。57分、イエロー。62分、細谷にカットされる。
佐々木旭(5) 5.5 内外どちらも使って攻め上がる。14分、シュート。88分、累積4枚目の警告。
橘田健人(8) 6.5 隠されることなく2CBのパスを受ける。対人守備で強さを発揮。85分、ロスト。
脇坂泰斗(14) 6.0 1ゴール。17分にも決定機。後半、簡単なミスが続きリズムを作れなかった。
遠野大弥(17) 6.0 上下動を続ける。1アシスト。56分、シュート。58分、FKを与えるイエロー。
家長昭博(41) 5.5 ボールを引き取って強力にキープする。その反面、守備の淡白さが際立った。
ゴミス(18) 6.0 17分、PA内シュート。40分、ミドル。味方を活かすポストで柏の守備を崩した。
マルシーニョ(23) 6.0 縦のロングボールの受け皿となった。36分、決定機もシュートを外した。

■sub
62(18)山田新(20) 5.5 74分、自陣からドリブル突破を図る。82分、PA右側から抜けてクロス。
62(17)瀬古樹(16) 5.5 90+1分、FKをジェジエウに合わせたがオフサイド。縦パスは成功せず。
70(23)山内日向汰(26) 5.5 72分、左からドリブル。90分、カウンターを仕掛けて、FKを獲得。
70(30)VW際(31) 5.5 ドリブルで76分に前進するが、83分にロスト。77分、山田新へ縦パス。
78(14)エリソン(9) 5.0 85分、左サイドからドリブル突破を狙うが、CB犬飼に止められる。

■bench
上福元直人(99) 高井幸大(2) 

■coach
鬼木達 5.5 GKソンリョンの起用に成功する。後半の劣勢を巻き返せず、ドローに終わる。

■referee
木村博之 6.0 的確なジャッジを続ける。VAR判定もスムースだった。

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AT+1+8