横浜Fマリノス戦(J1 #1)から中4日。
ACLのため、本来は4月24日(土)/25日(日)に開催される第11節が前倒しされる。
ともにACLに出場するC大阪との対戦が、水曜日に組まれた。
マリノス戦に続いて、緊急事態宣言のため18時キックオフ。
観客数は5,000人に制限され、アウェイ席なしで開催される。
前半の飲水タイム。 |
G大阪戦(FXSC)と横浜Fマリノス戦(J1 #1)に続き、3戦連続で同じ先発。
ベンチには、G大阪戦で脳震盪により交代した塚川が入り、知念が外れる。
メンバー入りの18人は、G大阪戦と同じ18人に戻っている。
キックオフ前の円陣。 |
2020シーズン、セレッソ大阪はJ1リーグで4位だった。
ACLには第4代表としてプレーオフから出場する。
J1リーグ4位に導いたミゲル・アンヘル・ロティーナ監督は退任。
新たにレヴィー・クルピ監督が就任している。
開幕戦は土曜日開催だったため、川崎よりも短い中3日の日程。
かつて川崎に在籍した3選手がメンバー入り。
大久保嘉人(20, 2013-16, 18年所属)と原川力(4, 2016年所属)は先発出場。
GK松井謙弥(50, 2015年所属)はベンチ入りしている。
さらに、今シーズンから白沢敬典通訳(2019-20年所属)がセレッソに移籍している。
2020シーズンの対戦は、川崎の2勝だった。
200819川崎5-2C大阪(J1 #11)
201003C大阪1-3川崎(J1 #20)
■1st half
5分、右サイドから大久保がロングシュート。
美しい弧を描いたゴラッソが決まり、セレッソが先制する。
シミッチの寄せが遅れたとはいえ、素晴らしいゴールだった。
直後の7分。LSB旗手の攻め上がりから、脇坂が右サイドの山根へ展開する。
山根が高速右クロスを上げると、ダミアンがボレーで蹴り込んで同点とした。
川崎は速攻も織り交ぜつつ、分厚いパスワークで押し込む。
CB谷口とジェジエウがハーフウェイラインまで上がっていった。
22分、ゴール前からの高木俊幸(18)のFK。
壁に当たって跳ね返ったボールを、松田陸(2)が右クロスを入れる。
GKソンリョンを越えた落下点で大久保が蹴り込み、再びセレッソがリードする。
2度目のビハインドとなった川崎は、引き続き攻めていく。
38分、脇坂の左CKをジェジエウがヘッド。
44分、ダミアンのポストプレーから三笘がシュート。
PA内にも入り込み、セレッソを揺さぶったが、ゴールは決まらなかった。
■2nd half
後半開始直後の47分、同点ゴールが生まれる。
1点目と同じ山根の右クロスを、ダミアンが今度はヘッドで決めた。
セレッソのCB2人に挟まれつつ、高い打点でGKの足元を狙った。
川崎は逆転を目指してセレッソを押し込んでいく。
PA外側の密集エリアでも、ショートパスを繰り広げる。
サイドにDFを呼び寄せてPA内にスペースを作り、ゴールを狙った。
セレッソはがちっとPA内でブロックを組んで守る。
しかし、ボールを奪ってもすぐに川崎に奪回され、守勢が続いた。
62分、三笘がPA内でDFを背負ったダミアンにパスを預ける。
DFを追い越して三笘がリターンパスを受けると、GKキム・ジンヒョン(21)との1対1を制し、逆転する。
セレッソは71分、85分に大久保がシュートするが、追い付けなかった。
■summary
セレッソはアーリークロスを中心に早い攻撃を仕掛けてきた。
ここ数年、数字を残していなかった大久保嘉人が2ゴール。
大久保は71分にも決定的なシュートがあり、川崎の脅威となった。
清武弘嗣(10)は、複数の選手に囲まれても余裕を持って切り抜ける。
パスも正確で技術が高く、見るべき価値があった。
ロティーナ時代、セレッソは規律的な守備を武器にしていた。
J1リーグ4位と躍進したが、ダイナミックなプレーは少なかった。
クルピ新監督となって攻守に自由度が増えたことで、その意味では面白さを感じた。
反面、守備の約束事は整備されておらず、川崎の攻撃を止められなかった。
果たして今季のセレッソがどうなっていくのか、期待したい。
結果こそ1点差の勝利だったものの、優勢を維持していた。
前半、時間が進むにつれて試合を支配し、後半も敵陣深くでプレーを続けた。
セレッソの守備をじわじわと攻略することで、逆転勝利を収めた。
2失点はもちろん良くはない。
セレッソはサイドからクロスを上げてくるスタイル。
崩されていなくともゴール前での競り合いになれば、タイミングが悪ければ失点してしまう。
ただ、失点の可能性は大きくはなく、2失点に囚われなくてもよいかもしれない。
次は中2日でアウェイ仙台戦(J1 #2)。
連戦が続くので、しっかりとターンオーバーして、勝利したい。
■goal
7,47ダミアン(9) 62三笘薫(18)
5,22大久保嘉人(20)
■judge
ソンリョン(1) 6.0 2失点ともに頭上を越される。71分、大久保のシュートをセーブ。
山根視来(13) 7.0 2アシスト。ジェジエウのパスを呼び込む。90分、小林悠へラストパス。
ジェジエウ(4) 6.0 2分、38分にCKをヘッド。83分、ミスパスから決定機を与える。
谷口彰悟(5) 6.5 完璧なビルドアップ。さらに正確なロングボールを右サイドへ供給した。
旗手玲央(47) 6.5 LSBでフル出場。積極的にゴール前まで顔を出した。20分、シュート。
シミッチ(6) 5.5 16分に三笘、27分にダミアンへロングパス。もっとパスを受けたい。
田中碧(25) 6.5 素早く戻ってカウンターを防ぐ。よく走っているだけに、疲労が心配。
脇坂泰斗(8) 6.0 7分、山根へ縦にスルーパス。29分、ミドル。セットプレーを担当する。
家長昭博(41) 6.0 狭いエリアでも悠然とキープする。周囲を落ち着かせるパスを出した。
ダミアン(9) 8.0 2ゴール1アシストで勝利に導く。プレスやポストプレーも素晴らしかった。
三笘薫(18) 6.5 RSB松田陸を苦にせず、ドリブルで縦に仕掛ける。決勝ゴールを決める。
■sub
64(6)塚川孝輝(3) 6.0 アンカー。シンプルなパスで組み立てる。78分、シュート。
79(8)橘田健人(22) 5.5 インサイドハーフでスペースを埋める。89分、ボール奪取。
90(9)小林悠(11) 6.0 短時間の出場だったが、90分、90+5分と鋭いシュートを放つ。
90(41)遠野大弥(19) 5.5 90+4分、左からカットインして右足ロングシュート。
90(18)長谷川竜也(16) 5.5 90+2分、自陣まで戻り守備。90+3分、ドリブルでFKを獲得。
■bench
丹野研太(27) 車屋紳太郎(7)
■coach
鬼木達 6.0 2度リードされるが、逆転勝利に導いた。3トップの交代は90分と遅くなった。
■referee
佐藤隆治 5.5 結果に影響はなかったが、ファイルの判断が一貫していなかった。
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川崎は逆転を目指してセレッソを押し込んでいく。
PA外側の密集エリアでも、ショートパスを繰り広げる。
サイドにDFを呼び寄せてPA内にスペースを作り、ゴールを狙った。
セレッソはがちっとPA内でブロックを組んで守る。
しかし、ボールを奪ってもすぐに川崎に奪回され、守勢が続いた。
62分、三笘がPA内でDFを背負ったダミアンにパスを預ける。
DFを追い越して三笘がリターンパスを受けると、GKキム・ジンヒョン(21)との1対1を制し、逆転する。
セレッソは71分、85分に大久保がシュートするが、追い付けなかった。
■summary
セレッソはアーリークロスを中心に早い攻撃を仕掛けてきた。
ここ数年、数字を残していなかった大久保嘉人が2ゴール。
大久保は71分にも決定的なシュートがあり、川崎の脅威となった。
清武弘嗣(10)は、複数の選手に囲まれても余裕を持って切り抜ける。
パスも正確で技術が高く、見るべき価値があった。
ロティーナ時代、セレッソは規律的な守備を武器にしていた。
J1リーグ4位と躍進したが、ダイナミックなプレーは少なかった。
クルピ新監督となって攻守に自由度が増えたことで、その意味では面白さを感じた。
反面、守備の約束事は整備されておらず、川崎の攻撃を止められなかった。
果たして今季のセレッソがどうなっていくのか、期待したい。
90分、3人同時交代。 小林悠(11)。 長谷川竜也(16)。 遠野大弥(19)。 |
結果こそ1点差の勝利だったものの、優勢を維持していた。
前半、時間が進むにつれて試合を支配し、後半も敵陣深くでプレーを続けた。
セレッソの守備をじわじわと攻略することで、逆転勝利を収めた。
2失点はもちろん良くはない。
セレッソはサイドからクロスを上げてくるスタイル。
崩されていなくともゴール前での競り合いになれば、タイミングが悪ければ失点してしまう。
ただ、失点の可能性は大きくはなく、2失点に囚われなくてもよいかもしれない。
次は中2日でアウェイ仙台戦(J1 #2)。
連戦が続くので、しっかりとターンオーバーして、勝利したい。
■goal
7,47ダミアン(9) 62三笘薫(18)
5,22大久保嘉人(20)
■judge
ソンリョン(1) 6.0 2失点ともに頭上を越される。71分、大久保のシュートをセーブ。
山根視来(13) 7.0 2アシスト。ジェジエウのパスを呼び込む。90分、小林悠へラストパス。
ジェジエウ(4) 6.0 2分、38分にCKをヘッド。83分、ミスパスから決定機を与える。
谷口彰悟(5) 6.5 完璧なビルドアップ。さらに正確なロングボールを右サイドへ供給した。
旗手玲央(47) 6.5 LSBでフル出場。積極的にゴール前まで顔を出した。20分、シュート。
シミッチ(6) 5.5 16分に三笘、27分にダミアンへロングパス。もっとパスを受けたい。
田中碧(25) 6.5 素早く戻ってカウンターを防ぐ。よく走っているだけに、疲労が心配。
脇坂泰斗(8) 6.0 7分、山根へ縦にスルーパス。29分、ミドル。セットプレーを担当する。
家長昭博(41) 6.0 狭いエリアでも悠然とキープする。周囲を落ち着かせるパスを出した。
ダミアン(9) 8.0 2ゴール1アシストで勝利に導く。プレスやポストプレーも素晴らしかった。
三笘薫(18) 6.5 RSB松田陸を苦にせず、ドリブルで縦に仕掛ける。決勝ゴールを決める。
■sub
64(6)塚川孝輝(3) 6.0 アンカー。シンプルなパスで組み立てる。78分、シュート。
79(8)橘田健人(22) 5.5 インサイドハーフでスペースを埋める。89分、ボール奪取。
90(9)小林悠(11) 6.0 短時間の出場だったが、90分、90+5分と鋭いシュートを放つ。
90(41)遠野大弥(19) 5.5 90+4分、左からカットインして右足ロングシュート。
90(18)長谷川竜也(16) 5.5 90+2分、自陣まで戻り守備。90+3分、ドリブルでFKを獲得。
■bench
丹野研太(27) 車屋紳太郎(7)
■coach
鬼木達 6.0 2度リードされるが、逆転勝利に導いた。3トップの交代は90分と遅くなった。
■referee
佐藤隆治 5.5 結果に影響はなかったが、ファイルの判断が一貫していなかった。
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