2020/08/26

200826神戸2-2川崎(J1 #24)

神戸2-2川崎(ノエビアスタジアム神戸, 19:00KO, 3,453人/5,000人)

今シーズン初めての敗戦となった名古屋戦(J1 #12)から中2日。
ACL出場中の神戸の日程の影響で、10月予定の第24節が前倒しされた。
もともとの予定は名古屋戦から清水戦(J1 #13)まで中5日だったが、神戸戦が入って中2日が続くこととなった。

なお、次週と次々週の水曜日にも神戸戦が組まれ、3週連続で対戦する。


先発は、名古屋戦から5人を変更する。
 新たに登里、田中碧、大島、小林悠、旗手が先発する。
 1週間前のC大阪戦(J1 #11)と同じ11人に戻したことになる。
ベンチスタートとなるのは、車屋、守田、下田、ダミアン、三笘。
 三笘は名古屋戦で足首を捻り担架に乗って交代したが、ベンチに入った。



神戸は、J1リーグ4勝4分4敗の9位。
 ACLに出場していて、YLCは決勝トーナメントからの出場。
 そのため、8月第1週と第2週の水曜日に試合がなく、川崎より日程は空いている。
 もちろん、ACLが再開される10月の日程は、かなり厳しくなってくる。

昨シーズンの対戦は、神戸の2勝1敗だった。
 190428神戸1-2川崎(J1 #9)
 190918神戸3-2川崎(天皇杯 R16)
 190928川崎1-2神戸(J1 #27)

■1st half
神戸は前からプレスを仕掛け、川崎のCBのパスコースを消す。
川崎も同じようにプレスで対抗するが、神戸が優勢となった。
LSB酒井高徳(24)の位置取りが素晴らしく、川崎のプレスを無効化した。

神戸は無理なパスを入れず、きれいなトラップからパスを続ける。
FW古橋亨梧(11)が走り回って、川崎のCBを動かしていった。

それでも、川崎がゴラッソで先制する。
23分、崩し切る前に、大島がPA外からゴール左隅にゴール。
 山根とのワンツーで守備を剥がして、わずかに空いたコースを打ち抜いた。

しかし、先制しても神戸の時間帯が続く。
ハーフコートに押し込んで、ボールを動かしていく。
川崎の守備を動かして、フリーになった瞬間に前線にパスを入れる。
プレスバックも素早く、川崎からボールを回収した。

30分、MF山口蛍(5)が走り込むRSB西大伍(22)にラストパスを通して、まず同点。
そして42分、DFダンクレー(33)のクロスをFWドウグラス(49)がヘッドで決めて逆転した。

■2nd half
ハーフタイムで三笘を左WGに投入して、少しだけ川崎が盛り返す。
西が三笘のドリブルを警戒し、神戸の右サイドは引き気味となった。

神戸は50分、51分と立て続けにカウンターを狙う。
疲弊した川崎の最終ラインの背後を狙い、古橋とドウグラスを走らせた。

川崎は55分、ジェジエウと山根を下げて、車屋と守田を投入。
最終ラインが引き締まって、苦しんでいた神戸のプレスを抜け出していく。
中盤からビルドアップできるようになり、互角の展開に持ち込んだ。

75分、三笘の浮いたパスを、旗手が胸トラップして左足ボレーを決める。
旗手のJ1初ゴールで、同点に追いつくことができた。

一進一退の状況から、神戸が決定機を作っていく。
85分、山口蛍がハイボールを競り勝ち、ターンしてシュート。
86分には佐々木大樹(38)の左CKをダンクレーがポストに当てた。

ロスタイムには川崎が逆襲する。
90+2分、小林悠の右クロスを家長がフリーでヘッド。

■summary
神戸は大島のゴラッソで先制を許したが、前半は終始優勢だった。
特に失点後、ボールを川崎に渡すことなくゆったりと回し続けた。
川崎の守備の緩みを作り出して、最終ラインの背後へのパスで2点を奪って逆転した。

後半、川崎が盛り返してくると、カウンターを発動。
遅攻でも速攻でも、脅威ある攻撃ができていた。
勝利に値する内容だったが、川崎の素晴らしい2ゴールを浴び、ドローとなった。


川崎は、山根、ジェジエウ、谷口の疲労感が濃かった。
最終ラインは動きが鈍く、オフサイドを取れずに2失点を喫した。
特に右サイドは、山根が酒井高徳に引き出されて、ジェジエウが孤立。
家長と脇坂の加勢が遅れ、酒井を起点に中央や右サイドに展開された。

大島と旗手のゴールは、どちらも個の力で打ち破ったもの。
崩してのチャンスも作れていたが、決定機の数は神戸が上回っていた。
良い内容ではなかっただけに、ドローに持ち込んだのは良い結果といえる。

次も中2日でホーム清水戦(J1 #13)。
清水はミッドウィークが空いていて、中5日となっている。
今日の疲労感を考えても、ターンオーバーは欠かせない。
齋藤学、宮代、山村、ジオゴなどを先発で起用したい。

■goal
30西大伍(22) 42ドウグラス(49)
23大島僚太(10) 75旗手玲央(30) 

■judge
ソンリョン(1) 5.0 プレスを受けパスを繋げず。33分、ドウグラスのシュートを止める。
山根視来(13) 5.0 酒井高徳にボールを持たれ、押し込まれた。23分、大島にアシスト。
ジェジエウ(4) 4.5 疲労が濃く、スピードがなかった。パスやトラップも荒くなった。
谷口彰悟(5) 5.0 スルーパスに必死に喰らい付く。身体の重さは隠せないが、頑張った。
登里享平(2) 5.5 左サイドの攻撃の起点となった。小川慶治朗(13)に上手く対応した。
田中碧(25) 5.0 スペースなく、ビルドアップに苦労した。33分、自陣PA近くでロスト。
脇坂泰斗(8) 5.0 10分、右クロスでCK獲得。プレースキックでチャンスを作れなかった。
大島僚太(10) 5.5 劣勢の時間帯にゴール。素早く寄せられて有効なパスを出せなかった。
家長昭博(41) 5.5 中盤でキープして味方を落ち着かせる。54分、90+2分とシュート。
小林悠(11) 6.0 48分、決定機でDFとバーに当てる。右WGに回ると、クロスを連発。
旗手玲央(30) 6.0 ようやくのJ1リーグ初ゴールでチームを助けた。86分までプレー。

■sub
HT(8)三笘薫(18) 6.5 切れ味鋭く、名古屋戦の負傷交代を感じさせなかった。1アシスト。
55(4)車屋紳太郎(7) 6.5 左CB。88分、90+1分に早い動き出しからカウンターを止めた。
55(13)守田英正(6) 6.0 RSB。70分、右クロス。78分、プレスを剥がして小林悠につなぐ。
66(25)ダミアン(9) 6.0 何度もGKまで強くプレスを仕掛けた。90+3分、シュートできず。
86(30)下田北斗(22) 5.5 終了間際に投入される。動き続けて、中盤のスペースを埋めた。

■bench
丹野研太(27) 宮代大聖(20)  

■coach
鬼木達 5.0 フル稼働が続く最終ラインをそのまま起用し2失点。交代策で同点に持ち込む。

■referee
今村義朗 5.0 まずまずのジャッジ。ただ、神戸に3枚提示したイエローは出しすぎ。

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