2015/05/31

150530清水5-2川崎(J1 #14)

清水5-2川崎(IAIスタジアム日本平, 19:00KO, 13,055人)

ナビスコカップ横浜Fマリノス戦(YNC GL #6)から中2日。
 川崎の先発は、マリノス戦から三好、小宮山が外れ、レナト、車屋が入った。

清水は最下位新潟と同じ勝ち点の17位。
 水曜日にはナビスコカップ予選B組2位の神戸に勝ってくれた。
 ただ、すでに予選敗退が決まっていたため、清水はメンバーを大きく落としていた。

試合前にはマインツ(GER)の岡崎慎司が花束贈呈で登場した。

岡崎は清水からシュツットガルト(GER)への移籍の際に、二重契約で揉めた。
 しかし、移籍から4年以上経過し、清水にとってわだかまりはないようだ。

19時キックオフ。
 山の上のスタジアムは暑くはなかった。

■1st half
川崎は鳥栖戦(J1 #13)で奏功した早い攻撃を狙う。
 杉本をターゲットにした縦ポンを多く入れた。
 ただ、パスの精度が低く、杉本にうまく収まらない。
 中盤で清水のチェックが早く、追い込まれて蹴らされた。

清水の攻撃も縦ポン。
 FWピーター・ウタカ(18)が3バックの武岡とボールを競っていく。
 また、左WGミッチェル・デューク(19)がエウシーニョの裏を狙う。
 こちらもパスの精度は低いが、ウタカの力強さでチャンスを作った。

7分、右サイドからダイレクトパスをつながれて崩される。
 センタリングをフリーのウタカが芸術的なヒールで先制ゴール。

続けて25分。右からのMF石毛秀樹(8)のFK。
 ニアサイドに走り込んだDF枝村匠馬(22)がフリーだった。
 低いボールを頭で合わせて、追加点を決めた。
 中村が枝村の動きを見ていなかった。

30分、森谷が左サイドにボールを出し、車屋が追い付いてセンタリング。
 レナトが合わせて1点を返した。
 ここはGK櫛引政敏(1)のポジションが中途半端だった。
 ただ、森谷は追い込まれて苦し紛れにパスを出しただけ。
 たまたま車屋に通ったパスで、チャンスを作れたように見えた。

川崎は動きが少なく、パスコースを作れない。
 仕方がなく前線にパスを出しては、簡単に奪われる。
 奪った清水はカウンターからチャンスを多く作った。

■2nd half
53分、船山に代えて井川を投入。
 谷口をボランチに上げて、中村も1列前に上げる。

ただ、武岡が引き続き狙われて、清水に決定機を作られる。
 64分には石毛秀樹(8)にミドルシュートを決められる。

67分には武岡に代えて三好を投入。
 再び谷口を最終ラインに下げ、中村をボランチに戻す。

73分、右サイドからのスローインを角田が最前線で受けてクロス。
 相手DFのクリアミスを杉本が決めて2点目。
 1点差に追いついたが、上がった角田のカバーはなかった。
 守りを薄くして、勝負に出たプレーだった。

同点に追い付ければ良かったが、ギャンブルは失敗に終わる。
 80分に石毛、83分にウタカにそれぞれ今日の2ゴール目を決められる。
 5失点と目を覆うような大敗となった。

■summary
水曜日から中2日だった影響が大きく出た。
 清水のプレスは強く、長く続けることは難しかった。
 しかし、走力が落ちる前にリードを許し、清水に余裕を持たせた。

中村と森谷が動けず、ボールを回すことができなかった。
 武岡がウタカに狙われて、最終ラインがカバーできなかった。

システム変更を繰り返したが、奏功しなかった。
 1点を追う状況で、最初に投入されたのがDF井川だった。
 前線の駒が足りないのに、船山を下げてしまった。
 動けない選手たちのポジションをいじっても、変化は生まれない。

三好を67分に投入したことは良かった。
 残念ながら良いプレーはなかったが、将来につながる。

そして、もう1枚の交代枠を残したのは残念。
 次のナビスコカップ仙台戦は予選リーグの突破がかかる。
 中村や森谷を少しでも休ませたかった。
 山本も橋本もベンチにいるので、起用するべきだった。

昨シーズンも終盤(2014 J1 #31)、降格を争っている清水に敗れた。
 今年も苦しんでいる清水に負けてしまった。

■goal
7,83ピーター・ウタカ(18) 25枝村匠馬(22) 64,80石毛秀樹(8)
30レナト(10) 73杉本健勇(9)

■judge
新井章太(30) 4.0 ビッグセーブもあったが、5失点。69分、異議でのイエローは残念。
武岡優斗(17) 4.0 サイズが足りず、ウタカへのハイボールで自由にプレーさせた。
角田誠(3) 4.5 2失点目につながるファウル。守備では貢献できず。2点目をアシスト。
谷口彰悟(5) 4.5 カウンターを許し、失点を防げなかった。ボランチでもパスに迷い。
中村憲剛(14) 4.5 ロングボールが前線に合わなかった。中盤で安易なロストも多かった。
森谷賢太郎(19) 4.5 連戦で動きが少なく、ボールをもらうために顔を出せなかった。
エウシーニョ(18) 4.0 右サイドの高い位置に残り気味で、武岡をサポートできなかった。
車屋紳太郎(20) 5.5 前半、PA内にドリブルで入り込んだ。後半は上がりっぱなしとなる。
船山貴之(15) 5.0 動いても、オフサイドが多かった。負けている状況で井川と交代。
杉本健勇(9) 5.5 素晴らしい反応でゴール。精度の低いボールでもまずまずのポストプレー。
レナト(10) 5.5 ドリブルするスペースは少なかったが、それでもチャンスは作れていた。 

■sub
53(15)井川祐輔(4) 5.0 3バックの左に入った。追いかける展開で攻撃的な役割をこなす。
67(17)三好康児(26) 5.0 72分のシュートは吹かす。ボールを呼び込む動きを増やしたい。

■bench
安藤駿介(24) 小宮山尊信(8) 山本真希(6) 橋本晃司(7) 中野嘉大(22)

■coach
風間八宏 3.5 動けない選手たちと狙われた武岡を放置。負けているのにFWを下げてDFを投入。連戦が続く状況の負け試合で交代枠を残す。

■referee
上田益也 5.0 笛を簡単に吹いてゲームを止める。疑問が残る判定が多かった。