2020/09/14

200913川崎5-1広島(J1 #16)

川崎5-1広島(等々力, 18:30KO, 4,770人/5,000人)

苦戦しながら勝利した神戸戦(J1 #15)から中3日。
等々力で2戦連続の18時30分キックオフ。
いよいよ8月1日のG大阪戦(J1 #8)から続く13連戦の最後となる。


先発は、4日前の神戸戦(J1 #15)から5人を変更。
 新たに山村、車屋、田中碧、脇坂、ダミアンが先発する。
 登里、家長、大島、小林悠がベンチスタート、谷口はベンチ外となった。


広島は、J1リーグで6勝3分5敗の暫定9位。
 対戦チームの新型コロナウイルス感染で、2試合に影響があった。
  7月26日(日)の名古屋戦(J1 #7)は、11月11日(水)に延期。
  8月12日(水)の鳥栖戦(YLC GL #3)は、代替開催はなく、そのまま中止となった。

昨シーズンの対戦は、1勝1敗だった。
 190731広島3-2川崎(J1 #16)
 191102川崎2-1広島(J1 #30)

2017シーズンに川崎に在籍したハイネル(44)は、右ウィングで先発。
2011-12シーズンに在籍した柴﨑晃誠(30)は、ベンチスタート。

■1st half
広島は3バックを高い位置に上げて、コンパクトな陣形とする。
 プレスはあまり仕掛けず、川崎のボール保持を許し、待ち構えた。

14分、右サイドで山根とのワンツーから田中碧がゴール。
 角度はなかったが、ポストに当てつつGK大迫敬介(38)の二アを抜いた。

広島はミスが少なく、サイドを使いながら揺さぶっていく。
 16分、31分にはPA内でボールを動かしてチャンスを作った。

35分を過ぎると、川崎のプレスが緩んで、広島が優勢に。
 フリーでボールを持って、ジェジエウと山村の背後のスペースを狙う。
 レアンドロ・ペレイラ(39)やドウグラス・ヴィエイラ(9)にロングボールを入れた。

■2nd half
ハーフタイムから、三笘と大島を入れてギアを上げる。
47分、三笘が左サイドからドリブルで切れ込んで、ダミアンがゴール。
50分、CKのこぼれ球を山村が豪快なミドルを決める。
51分、齋藤学の右クロスを美しくトラップした田中碧がゴール。
あっという間の3ゴールで4点差となり、試合は決まった。

それでも広島は諦めず、パスを回して押し込んでいく。
なかなかゴールは奪えなかったが、技術の高さを見せてくれた。

88分に小林悠がPKを決めると、90分、浅野雄也(29)が一矢を報いた。

■summary
広島は良いサッカーを見せてくれた。
最終ラインの裏をロングボールで狙いつつ、遅攻になるとほどよい距離感でボールを動かした。
前半、先に動きを落とした川崎を押し込んでいった。

ただ、相次いで失点してしまい、大敗となった。
川崎の攻撃に蹂躙され、特に後半は多くの決定機を作られた。
ビハインドの状況でゴールを狙うため、どうしても前掛かりとなる。
51分、川崎の速攻が始まると、戻り切れずにゴールを決められた。


 難局物語2020。
 南極観測隊ふろん太。

 あんたが大賞は田中碧(25)。

川崎は良い内容で結果を出した。
ただ、前半35分あたりからは広島に主導権を握られる。
それでも1点リードして折り返すと、後半開始早々の3ゴールで突き放した。

最後に失点したものの、悲観すべきことではない。
ターンオーバーのおかげで運動量も多く、快勝を収めた。


次は6週続いたミッドウィークがなく、13連戦が終わった。
この間、10勝2分1敗と素晴らしい戦績を残した。

前倒し開催されたアウェイ神戸戦(J1 #24)を含めて、J1リーグ17試合目。
ここまで14勝2分1敗で勝ち点44。
首位で折り返すこととなった。

中6日でアウェイ浦和戦(J1 #17)を迎える。
1週間、しっかり休養して、勝ち点を重ねていきたい。

■goal
14,51田中碧(25) 47ダミアン(9) 50山村和也(34) 88PK小林悠(11) 
90浅野雄也(29)

■judge
ソンリョン(1) 5.5 70分、キャッチミスしたが、直後のエゼキエウ(14)のシュートを止める。
山根視来(13) 6.5 14分、アシスト。機を見て的確に上がる。87分、右クロスでPKを獲得。
ジェジエウ(4) 6.0 ロングボールを繰り返し入れられる。少しバタつくが、良く守った。
山村和也(34) 7.0 左CBで久しぶりの出場。深い読みを見せた。50分、ミドルを決める。
車屋紳太郎(7) 6.5 守備に注力しつつ、バランス良くポジショニング。左クロスを入れる。
守田英正(6) 7.0 細かいドリブルやターンでリズムを産んだ。泥臭くボールに寄せ続けた。
田中碧(25) 7.5 14分にゴラッソ。51分に美しいトラップでゴール。守備では守田に加勢。
脇坂泰斗(8) 6.0 8分、27分にシュート。トップ下で動き、前半だけの出場で6.6kmを走る。
旗手玲央(30) 5.5 1分にシュート。32分、齋藤学へ右クロス。若干低めの位置取りだった。
ダミアン(9) 6.5 ポストプレーで味方につなぎ、前からプレスを仕掛けた。47分にゴール。
齋藤学(19) 6.5 5分、20分、32分とシュート。51分、素晴らしいラストパスでアシスト。

■sub
HT(30)三笘薫(18) 7.0 47分、ゴール前までドリブルしてアシスト。何度も仕掛けていった。
HT(8)大島僚太(10) 5.5 投入後すぐに大きな点差となる。ボールに触る機会は少なかった。
71(9)小林悠(11) 6.0 あまりキープできなかった。88分、落ち着いてPKを決めて1ゴール。
71(19)宮代大聖(20) 6.0 80分、90+1分と決定機を迎えるが、どちらも決められなかった。
89(25)家長昭博(41) 5.5 インサイドハーフで出場。時間が短く、プレー機会は少なかった。

■bench
丹野研太(27) 登里享平(2)

■coach
鬼木達 6.5 後半スタートに三笘と大島を入れて、直後の3ゴールで圧勝に導いた。

■referee
東城穣 4.5 判断が一貫しなかった。87分、佐々木翔(19)のハンドでPKを与えたのは誤りか。

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