2020/09/27

200927湘南0-1川崎(J1 #19)

湘南0-1川崎(Shonan BMWスタジアム平塚, 19:00KO, 4,189人/5,000人)

J1リーグ6連勝となった横浜FC戦(J1 #18)から中3日。
アウェイの湘南戦は、日曜日の19時キックオフ。


先発は、横浜FC戦から5人を変更する。
 谷口、車屋、脇坂、家長、小林悠が新たに先発する。
 登里、齋藤学、ダミアンがベンチへ、山村、中村憲剛はベンチ外となった。

このところ、5人のローテーションが定番となっている。
 広島戦(J1 #16)から4試合連続で、5人先発を変えている。


湘南は、J1リーグで2勝3分12敗の暫定18位。
 ルヴァンカップはグループリーグ3位で敗退している。

川崎からレンタル中のDF馬渡和彰(3)は、契約上出場できない。

等々力での対戦は、湘南が先制したが、川崎が逆転した。
 200726川崎3-1湘南(J1 #7)

■1st half
湘南は前からプレスを仕掛けてくる。
 川崎のパスコースを切り、自由を与えなかった。
 4分には谷口のパスミスをFW石原直樹(13)が拾うが、トラップが流れてしまう。

川崎は最初はボールを持てなかったが、徐々に押し込んでいく。
 18分、家長のダイレクトの右クロスを小林悠がヘッドでゴール。

早い時間帯に先制されたが、湘南はスタイルを変えない。
ただ、強いプレスは難しくなって、川崎がボールを持つ時間が増える。
 30分、旗手がロングシュート、35分、家長がバックステップのボレー。
 37分、脇坂がFKを直接狙い、43分にも脇坂がシュートする。

湘南は5バックで自陣を固めつつ、ロングカウンターを狙った。
 40分、41分と川崎の最終ラインの背後を狙ってボールを入れる。
 44分、FW松田天馬(18)の右クロスにMF齊藤未月(18)が飛び込むが、枠の外に外れた。

■2nd half
後半も湘南は守備ブロックを敷いて、PA内を固める。
 中盤でもプレスを怠らず、川崎に攻められつつも決定機を与えない。
ボールを回収するとロングカウンターを仕掛けていく。
 53分、右クロスから松田がフリーでシュート。
 56分、MF岡本拓也(6)の右クロスにMF茨田陽生(23)が合わせるが、GKソンリョンがセーブ。

62分に三笘が入ると、川崎は左サイドから攻めていく。
 登里のパスを受けて、するするとドリブルで縦に突破していった。

川崎はチャンスを作るものの、追加点を奪えない。
そして湘南は最後まで諦めることなく攻め続けた。
 78分、GK谷晃生(25)のロングボールをFWタリク(11)が受け、岡本が右クロス。
 90+1分には、松田が右CKを2本続けた。

■summary
湘南はPA内を固めることで、川崎に決定機を許さなかった。
 ミドルレンジからのシュートに粘り強く寄せて、身体に当てた。
 もちろんブロックの外側でも、ボールホルダーに自由を与えない。
 体力的に厳しいタスクだったが、最後まで緩むことがなかった。

そして1失点だけで耐えながら、反撃のチャンスを狙う。
 ロングボールで速攻を仕掛けて、川崎の最終ラインを背走させる。
 途中でボールを失うことも多かったが、幾度かはゴールに迫った。
 残念ながらゴールは生まれなかったが、同点の可能性はゼロではなかった。


川崎は2試合続けての大雨の中、ぎりぎりの展開で逃げ切った。
 小林悠の先制ゴールは素晴らしかったが、追加点が奪えない。
 82分からは4人のFWを並べたため、中盤が空いてしまった。
 特に宮代はプレスに参加せず、立ち位置も中途半端だった。
 守田と田中碧の2人だけでは湘南のビルドアップを止められず、劣勢が続いた。
 逃げ切りを図るタイミングでは、下田を投入しておくべきだった。

7試合が組まれた9月が終わった。
 圧勝もあり、接戦もあったが、7戦全勝は最高の結果。
 10月に組まれているのは5試合なので、やや日程は空いてくる。

次は中5日、アウェイのセレッソ大阪戦(J1 #20)。
 勝ち点11差の1位2位対戦で、J1優勝の行方を大きく左右する。
 しっかり休養して、ベストメンバーで勝ち点を奪いたい。

■goal
18小林悠(11) 

■judge
ソンリョン(1) 6.5 56分、茨田の至近距離のシュートをセーブ。57分、クロスをキャッチ。
山根視来(13) 6.0 家長と組んで前に進出。72分、シュート。後半は守備メインになった。
ジェジエウ(4) 6.5 スプリントで広い範囲をカバー。73分、パスミスしたが自分でカバー。
谷口彰悟(5) 6.0 4分、石原直樹にプレゼントパス。厳しい時間帯も最後まで守り切った。
車屋紳太郎(7) 5.0 16分、ロスト後に倒してイエロー。35分、左クロス。前半のみで交代。
守田英正(6) 6.0 中盤に君臨。65分、2度のシュート。終盤はスペースを埋め切れなかった。
脇坂泰斗(8) 6.0 5分、43分とシュート。37分にFKをゴールを狙う。良く走り回っていた。
田中碧(25) 6.0 守田をサポートしながら、攻め込んだ。59分、65分、73分とシュート。
家長昭博(41) 6.0 18分、右クロスで1アシスト。35分にボレー、52分にヘッドでシュート。
小林悠(11) 6.5 完璧なヘッドで決勝ゴール。DFに囲まれ、ボールに触る機会は少なかった。
旗手玲央(30) 5.5 左FWではプレーエリアを制限されて苦しんだ。30分、70分にシュート。

■sub
HT(7)登里享平(2) 6.0 三笘に縦パスを入れていく。ボールに寄せ続けて守備で奮闘した。
62(8)三笘薫(18) 6.5 膠着した状況を縦へのドリブルで切り裂き、守備陣に時間を与える。
75(11)宮代大聖(20) 5.0 79分、三笘のパスからシュート。守備位置があいまいだった。
82(30)齋藤学(19) 5.5 84分、85分と右クロスを入れる。前からのプレスを先導した。
82(41)ダミアン(9) 6.0 85分、ヘッド。90+2分、ドリブルからのシュートでCKを獲得。

■bench
丹野研太(27) 下田北斗(22) 

■coach
鬼木達 5.5 ベンチにFW4人を入れ、全員出場させる。ピッチ上のバランスを崩した。

■referee
家本政明 5.5 接触プレーを流しすぎていた。もう少しファウルをとるべき。

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