逆転負けを喫したG大阪戦(J1 #24)から中19日。
2週間のサマーブレークを終えて、ホーム等々力での福岡戦。
7月22日、山内日向汰が、仙台(J2)へ期限付き移籍。
30日、GK中川真が、期限付き移籍を解除して、福島(J3)へ復帰した。
高井、アイダル、山田新に加えて、夏の移籍期間に5人がチームを去ったこととなる。
(6月の特別移籍期間にもヴェロンと瀬川が移籍している。)
8月2日、フィリップ・ウレモヴィッチ(22)とラザル・ロマニッチ(91)の加入が発表された。
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先発は、G大阪戦から3人が変わる。
新たに新加入のウレモヴィッチ、橘田、エリソンが先発する。
佐々木旭がCBからLSBに回って、三浦はベンチ外。
河原と小林悠はベンチに入った。
ベンチには、新たに田邉とロマニッチが入る。
土屋、神橋、宮城天が外れた。
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アビスパ福岡は、J1リーグ8勝8分8敗の11位。
6日(水)、天皇杯鹿島戦(天皇杯 R16)で延長120分プレーして、敗退。
鹿島、川崎と遠征が続く中2日の日程。
2016-19年に川崎に所属した奈良竜樹(3)は、昨年6月の左膝靭帯手術から復帰。
3バックの中央で先発し、キャプテンマークを巻く。
2月のアウェイは、川崎が勝った。
250226福岡1-2川崎(J1 #3)
■1st half
1分、2分にエリソンがシュートすると、4分に先制点。
マルシーニョが左で溜めて戻し、橘田がバイタルからミドルを決めた。
幸先良く川崎がリードしたが、11分に暗転。
ウレモヴィッチが、1トップ碓井聖生(27)のポストプレーに付いていく。
逆を突かれて碓井に抜け出されると、レイトタックルを足首へ見舞う。
清水主審は最初にイエローを提示したが、VARでレッドカードと訂正された。
数的有利となって、福岡が反撃に出る。
19分、名古新太郎(14)のミドルをGK山口が弾くと、CKが3本続く。
23分、藤本一輝(22)に抜け出されたVW際が、背後から倒してFKを与える。
名古新太郎が直接FKでニアを狙い、エリソンがクリアできず同点ゴール。
飲水タイムを経て、29分。
ショートカウンターから山本がエリソンの前にループパスを落とす。
上島拓巳(5)が滑り込んでシュートを防ぐが、エリソンが先に起きてゴール。
GK小畑裕馬(24)も至近距離まで寄せてきたが、ニアを抜かれた。
福岡は再びセットプレーで同点ゴール。
35分、名古新太郎の左CKを上島が合わせ、またエリソンに当たって2度目の同点ゴール。
45+7分、川崎の右CKを福岡がクリアする。
紺野和也(8)が速攻を仕掛けると、VW際が背後から手で止める。
23分に続いて2枚目のイエローが提示され、2人目の退場となった。
■2nd half
2人少ない状況となって、川崎はなすすべなく耐えるだけ。
50分の重見柾斗(6)、56分の碓井、59分の松岡大起(88)とミドルを狙われる。
まともに守ることはできず、時間を空費することが最優先となった。
67分、藤本の縦への突破を橘田が身体を当てて止める。
清水主審はノーファウルと判定したが、VARで再び訂正されてPKとなった。
このPKでリードを許すと、これ以上粘れず、立て続けに失点を重ねた。
■summary
福岡は日程的な不利もあって、序盤は押し込まれた。
15分に1人多くなってからも、川崎にカウンターを浴びる。
それでも、2人多くなれば当然だが圧倒して、勝利した。
藤本一輝の左からの仕掛けは、素晴らしかった。
23分、VW際に1枚目のイエローを与えて、このFKで同点ゴールが生まれる。
67分には橘田からPKを奪取して、逆転ゴールをもたらした。
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川崎は複数回の自滅を繰り返して大敗した。
ウレモヴィッチのレッドは、必要のない局面でのレイトタックル。
獲得したばかりのCBだが、不安を感じさせるデビューとなった。
VW際は、藤本一輝の仕掛けに翻弄される。
45+7分には紺野和也を背後から手で倒し、2人目の退場となった。
2024年の名古屋戦(2024 J1 #31)でもイエロー2枚を短時間で受けた。
今日も冷静さを欠いてしまい、敗戦に導いた。
次は中6日でアウェイ新潟戦(J1 #26)。
勝てなくとも、退場者を出さないでほしい。
■goal
4橘田健人(8) 29エリソン(9)
24,73PK名古新太郎(14) 36上島拓巳(5) 85碓井聖生(27) 88紺野和也(8)
■judge
山口瑠伊(98) 6.0 5点目はニアを抜かれる。19分に名古、83分に橋本悠(47)のミドルを弾く。
VW際(31) 3.0 23分、45+7分と2枚のイエローで退場。藤本一輝に喰い付きすぎて抜かれた。
ウレモヴィッチ(22) 3.0 11分、碓井聖生へ足裏でレイトタックル。早くもピッチから去った。
丸山祐市(35) 6.0 数的不利でも凌ぎ続ける。終盤、リードを許すとさすがに崩れてしまった。
佐々木旭(5) 6.0 37分、左クロス。エリソンへミドルパスを届ける。破綻なく紺野を抑える。
橘田健人(8) 6.5 1ゴール。45+5分、ミドル。68分、藤本を倒してPKを与え、異議でイエロー。
山本悠樹(6) 6.5 2分、脇坂へスルーパス。1アシスト。63分、笛の後にシュートしてイエロー。
伊藤達哉(17) 5.5 4分、VW際の縦パスを落とす。7分、名古へファウル。17分、戦術的な交代。
脇坂泰斗(14) 5.5 2分、エリソンへラストパス。9人の後半はボランチ。74分のFKは直接GKへ。
マルシーニョ(23) 6.0 1アシスト。59分、松岡のミドルをブロック。良く走って守りでも貢献。
エリソン(9) 6.0 1分、2分、6分にシュート。1ゴール。24分、36分にはクリアし切れずに失点。
■sub
17(17)ジェジエウ(4) 6.0 緊急出場。20分、CKをクリア。守備のほころびを最小限にとどめる。
72(9)ロマニッチ(91) 5.5 GKからのパントを競り合う。81分、佐々木旭の縦パスを受け止める。
72(6)河原創(19) 5.5 広大なバイタルを1人で埋めるべく奮闘するが、あまりにも過重だった。
78(14)大関友翔(16) 5.5 80分、佐々木旭へのパスを奪われる。81分、2人に囲まれてロスト。
78(41)家長昭博(41) 5.5 投入直後は比較的走っていた。90+4分、松岡を倒してイエロー。
■bench
安藤駿介(21) 田邉秀斗(15) 小林悠(11) 神田奏真(38)
■coach
長谷部茂利 5.5 采配にミスはなく、ベストを尽くした。ウレモヴィッチの先発起用は当たらず。
■referee
清水勇人 5.5 VW際の2枚のイエローは妥当。15分のレッドと67分のPKは、VARに助けられる。
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