2人の退場者を出して大敗した福岡戦(J1 #25)から中6日。
お盆の真っ只中の土曜日、アウェイ新潟戦。
福岡戦でレッドカードを受けたウレモヴィッチは、2試合の出場停止。
イエロー2枚で退場したVW際とともに、この新潟戦に出場できない。
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先発は、福岡戦から2人が変わる。
新たにジェジエウと三浦が先発し、佐々木旭がLSBからRSBに動く。
出場停止のウレモヴィッチとVW際が外れた。
ベンチには、新たにGKソンリョン、野田、土屋、神橋が入る。
野田は、J1リーグ初のベンチ入りとなった。
田邉、ロマニッチ、小林悠の3人がベンチから外れる。
安藤、ソンリョンとGK2人がベンチに入る。
ベンチ入り11人で通常GK2人のACLE(ACL)を除けば、異例の措置。
GK複数ベンチ入りは、2022年の浦和戦(2022 J1 #23)でのGK3人ベンチ入り以来。
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アルビレックス新潟は、J1リーグ4勝7分14敗で20位。
前週の3連休、月曜日にC大阪戦(J1 #25)が組まれ、日程は中4日。
6月23日に就任した入江徹監督は、J1リーグ5敗、天皇杯1敗の成績。
勝ち点は1つもなく、就任時の暫定18位から最下位20位となった。
チームとしては、樹森大介前監督の最後の試合から、公式戦7連敗中。
入江徹監督の初戦だった2か月前の等々力では、川崎が勝った。
250625川崎3-1新潟(J1 #15)
■1st half
新潟は立ち上がり、FWブーダ(65)にボールを当てて攻める。
7分、佐々木旭との競り合いを制した小原基樹(14)が、左サイドから中へ展開。
ジェジエウが右に引き出され、フリーの白井永地(8)がミドルを決めた。
先制後も11分、12分、19分にブーダがシュート。
GK山口を中心に凌いだが、決定的な場面を簡単に作られる。
川崎はビルドアップを少しずつ改善して盛り返す。
橘田が2CBからボールを引き出すことで、前進していく。
17分、三浦の左クロスをGK田代琉我(21)がキャッチミス。
詰めたマルシーニョがゴールに流し込もうとするが、外した。
40分、山本の右CKから、エリソンがバーに当てる。
45+1分、山本の左CKを伊藤達哉がファーで受ける。
少し動かして藤原奏哉(25)の足を拡げ、同点ゴールを決めた。
■2nd half
後半、新潟はプレスを受けてロングボールを蹴らされる。
川崎は高い位置を保ちながら回収して、仕掛けていった。
50分、マルシーニョとのワンツーから伊藤達哉がシュート。
続いて脇坂のラストパスをエリソンがシュート。
62分、橘田の縦パスをPA内で脇坂が落として、エリソンがシュート。
新潟は散発ながらもカウンターで反撃を試みる。
68分、脇坂から奪ってブーダがシュート。
90+3分には島村拓弥(28)がシュート。
川崎が押し込む展開が続くが、ゴールはなかった。
■summary
新潟は序盤、川崎をしっかり崩して、決定機を量産した。
FWブーダが再三訪れたチャンスを決めていれば、勝利できたと思われる。
前半の中盤あたりから勢いは落ち、後半、川崎に押し込まれる。
それでもブロックを敷いて耐え切り、勝ち点1を獲得した。
J1リーグ残留に向けて厳しい状況が続くが、今後も新潟遠征を続けさせてほしい。
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川崎は立ち上がりの劣勢が、最後まで響いた。
滑るピッチの影響も大きかったが、1対1の仕掛けで崩された。
GK山口のビッグセーブがなければ、大敗していたと思われる。
出場停止が2人いたこともあるが、選手が揃わない状況だった。
稼働できるフィールドプレイヤーだけでベンチは埋まらず、GKが2人入る。
ベンチ入りした家長昭博も、ハーフタイムの練習を回避していた。
体調不良者が何人かいるとのことだが、選手交代の選択肢は限られた。
次は中6日でアウェイ名古屋戦(J1 #27)。
マルシーニョが累積警告4枚で出場停止となる。
引き続き選手が足りないかもしれないが、その中でベストを尽くしたい。
■goal
7白井永地(8)
45+1伊藤達哉(17)
■judge
山口瑠伊(98) 7.0 12分、68分のブーダの決定機を間一髪で弾き出す。69分、右クロスをパンチ。
佐々木旭(5) 5.0 7分、小原基樹の突破を許して失点を招く。16分にも橋本健人に抜け出される。
ジェジエウ(4) 5.5 12分、18分、68分にブーダに抜かれる。10分、90+3分にシュートを防ぐ。
丸山祐市(35) 6.0 失点シーンはマークに迷っていた。80分、ボールカットから前線に飛び込む。
三浦颯太(13) 6.0 17分、左クロスをGK前に落とす。41分、数的不利のカウンターを上手く守る。
橘田健人(8) 6.5 2CBのパスを引き出し、前を向いてビルドアップ。14分、62分に脇坂へ縦パス。
山本悠樹(6) 6.5 21分、2人に挟まれながらターンで前進。85分、イエロー。90+7分、ミドル。
伊藤達哉(17) 6.5 1ゴール。50分、78分にシュート。49分、80分に右クロス。プレスも効く。
脇坂泰斗(14) 5.5 45+2分、エリソンの落としをミドル。68分、パスを受けるも囲まれロスト。
マルシーニョ(23) 6.0 17分、GK田代のキャッチミスに詰めてシュート。45+4分、イエロー。
エリソン(9) 6.5 40分のヘッドはバー。50分、62分のシュートは舩木翔(77)にブロックされる。
■sub
63(23)大関友翔(16) 5.5 トップ下。プレスを仕掛けていく。76分、スローインを受けFK獲得。
77(8)河原創(19) 6.0 78分、クリアボールを拾ってエリソンへスルーパス。90+5分、ボレー。
87(9)神田奏真(38) 5.5 87分、ポストプレー。90+4分、ロングボールの競り合いでFKを獲得。
87(17)野田裕人(30) 5.5 右ウィング。90分、山本のロングパスをPA内で受けるがカットされる。
■bench
ソンリョン(1) 安藤駿介(21) 神橋良汰(27) 土屋櫂大(39) 家長昭博(41)
■coach
長谷部茂利 6.0 稼働できる選手で合理的に采配する。未来を見据えて神田と野田を起用。
■referee
上村篤史 5.5 試合への影響は少なかったが、時間帯によって基準が大きく変化した。
(熊谷幸剛第1副審のオフサイド判定はかなり厳しかった。(上村主審の採点の対象外))
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AT+5+7