選手が揃わず、ドローで終わったアウェイ新潟戦(J1 #26)から中6日。
アウェイ連戦となる豊田スタジアムでの名古屋戦。
8月20日、名願斗哉(29)が、育成型期限付き移籍契約を解除して、仙台(J2)から復帰。
ウレモヴィッチ(2試合出場停止)、マルシーニョ(累積警告)が出場停止。
新潟戦は出場停止だったVW際は、戻ってくる。
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先発は、新潟戦から3人が変わる。
出場停止明けのVW際、河原創、大関が先発する。
佐々木旭がRSBからRCBに、橘田がボランチから右ウィングに回る。
マルシーニョは累積警告で出場停止、ジェジエウ、脇坂はベンチ外。
ベンチには、レンタルバックの名願斗哉と特別指定の持山匡佑が新たに入る。
持山は、7月18日に来季加入内定が発表され、初のメンバー入り。
新潟戦と同じくベンチにGK2人で、FPが足りない状況が続く。
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名古屋グランパスは、J1リーグ7勝7分12敗の16位。
川崎と同じ中6日の日程。
J1リーグ開幕節は、川崎が勝っている。
250215川崎4-0名古屋(J1 #1)
■1st half
立ち上がりから川崎が攻める。
大関がプレスを先導して、名古屋をロングキックに追い込んで回収する。
7分、大関がエリソンへ左から横パスを入れる。
エリソンがDFを引き付けて、伊藤達哉がファーに沈める先制ゴール。
18分には早くも追加点。
山本の華麗なスルーパスから、エリソンが右足でニアを抜いた。
名古屋は22分、ユンカーが神橋を抜いて決定機を迎えるが、GK山口がセーブ。
続けて木村勇大(22)がシュートするが、山本がゴールライン上でクリア。
飲水タイムを挟み、名古屋が反撃に出る。
中盤のルーズボールを拾いながら優勢となった。
32分、稲垣祥(15)が左からクロスを入れる。
ファーに飛び込んだ森壮一朗(44)がゴールに押し込んだ。
さらに45+3分、森島司(14)の左クロスを森が戻し、原輝綺(70)が同点ゴールを決めた。
■2nd half
51分、ロングボールを処理する神橋の頭に、ユンカーのスパイクが入る。
流血した神橋はしばらく起き上がれず、ユンカーにレッドカード。
数的優位となった川崎は、長くボールを保持する。
名古屋はラインを下げて耐えながら、カウンターを狙った。
79分、投入直後の永井謙佑(18)が縦ポンで抜け出す。
GK山口がシュートを弾き、徳元悠平(55)が押し込んだがオフサイド。
80分、川崎も神橋がロングボールを狙う。
徳元が上手く処理できず、エリソンが右からゴールを決めた。
再びリードしたが、すぐに名古屋が同点ゴール。
82分、GKピサノ・アレックス幸冬堀尾(35)のロングボールで永井が駆け抜ける。
最終ラインは置き去りにされ、ラストパスを和泉竜司(7)が押し込んだ。
川崎は勝ち越しを狙って攻勢に出る。
84分と90+4分にエリソン、90分に山本、90+2分に伊藤がシュート。
そして90+5分、右CKの流れから山本の右クロス。
伊藤達哉が左で受けて、森、椎橋慧也(8)、原の3人を次々と剥がして決勝ゴール。
■summary
名古屋は簡単に2失点しながら、巻き返して前半のうちに追い付いた。
後半に期待を持てる展開だったが、ユンカーの退場で防戦を強いられる。
数的不利でも、永井謙佑の走力は圧倒的だった。
77分にピッチに入ると、79分、82分にスプリントで決定機を作る。
もっと早いタイミングで投入しても良かったかもしれない。
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川崎は立ち上がりの攻勢から2点リードする。
しかし、丸山祐市の負傷交代もあって、前半のうちに2失点。
後半、数的優位になっても圧倒することはできなかった。
名古屋に反撃を許しながらも、ロスタイムに決勝ゴールを奪う。
神橋良汰は、緊急出場でプロデビューを果たした。
大卒新人ながらここまで出番がなく、4学年下の土屋と野田が先にデビューした。
重要な場面で起用されると、流血しながらも敢然とヘディングを繰り返し、最終ラインを支えた。
特別指定の持山匡佑は、FPが足りない状況でデビュー。
中央大学の協力が必要だが、しばらくチームに帯同してほしい。
交代出場は、神橋、神田、持山の3人だけ。
新潟戦に続いて起用されなかった家長は、コンディション不良と思われる。
次は中7日でホーム町田戦(J1 #28)。
ウレモヴィッチ、マルシーニョの出場停止が終わる。
離脱が相次ぐ状況だが、悪くない試合を見せてほしい。
■goal
32森壮一朗(44) 45+3原輝綺(70) 81和泉竜司(7)
7,90+5伊藤達哉(17) 18,80エリソン(9)
■judge
山口瑠伊(98) 7.0 22分にユンカー、79分永井の決定機を止める。1失点目はニアを抜かれる。
VW際(31) 6.0 31分、右ポケットへのパスで伊藤を走らせる。76分、77分に続けてミドル。
佐々木旭(5) 6.5 神橋良汰を支えながらRCBで奮闘。26分、58分にエリソンへロングパス。
丸山祐市(35) 5.5 9分、ユンカーのミドル対応で、右ひざ負傷。担架に乗ってピッチを後に。
三浦颯太(13) 5.5 1失点目は森に競り負け、2失点目もアシストを許す。クロスを多く入れる。
河原創(19) 6.0 30分、稲垣のミドルをブロック。89分、永井をタックルで止めてイエロー。
山本悠樹(6) 6.5 18分、CB間を割る華麗なスルーパスで1アシスト。64分、90分にシュート。
伊藤達哉(17) 7.5 2ゴール。ユニフォームを脱いでイエロー。21分、45+6分、73分にシュート。
大関友翔(16) 5.5 プレスを牽引する。47分、シュート。囲まれて狭い状況ではキープできず。
橘田健人(8) 6.5 慣れない左ウィング。DFを背負ってポストプレー。当然、守備は申し分ない。
エリソン(9) 7.5 2ゴール1アシスト。強く蹴るだけから成長する。45+4分、ダイブでイエロー。
■sub
12(35)神橋良汰(27) 6.0 デビュー戦。1アシスト。額から流血しながらも闘志溢れるプレー。
77(16)神田奏真(38) 5.5 85分、三浦の左クロスに飛び込む。90+4分、エリソンへ落とす。
90+3(8)持山匡佑(36) 5.5 特別指定でデビュー戦。左ウィング。90+4分、ドリブルで運ぶ。
■bench
ソンリョン(1) 安藤駿介(21) 野田裕人(30) 土屋櫂大(39) 名願斗哉(29) 家長昭博(41)
■coach
長谷部茂利 6.0 手元に残された選手が少ない中、上手く組み合わせた。
■referee
椎野大地 6.0 大きなミスなくジャッジを続ける。ユンカーのレッドは妥当。
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AT+7+10